十種ヶ峰スキー場
山口県山口市阿東嘉年下1501-13 TEL083-958-05473 公式サイト
基本データ
 規模 : 小規模 (不明ha)
 コース数/リフト数 : コース5/1 
 Top−Baes (標高差) : 不明m-不明m(150m体感)
 最大滑走距離/最大斜度 : 1000m/25度 (数値は体感)
 主体コース : 中斜面
 お勧めの対象 : 中上級スキーヤー・ボーダー
 土日の営業時間 : 8:30〜17:000 
当日データ 2024/1/27(土)
 天候 : 晴れ
 積雪量 : 50cm(体感)
 雪質 : 重たい湿り雪
 混雑/リフト待ち : 混雑なし/リフト待ちなし
 アクセス道路状況 : 高速インターから7割凍結
 リフト料金(土日祝1日券) : 大人4100円 シニア4100円 子供3050円
 駐車場料金(駐車台数) : 全日500円 (不明台)
スキー場ミシュラン (評価は全面滑走可能の通常営業時が基本)
(1〜40★・41〜50★★・51〜70★★★・71〜80★★★★・81〜100★★★★★)  
規模 コース 自然 リフト 施設 アクセス 駐車場 接客 加減算 合計
面積
(8)
急斜面
(10)
中斜面
(10)
緩斜面
(10)
コース幅
(4)
連続
滑走
(5)
雪質
(5)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(5)
配置

(5)
待ち
時間
(5)
リフト
料金
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
ICの距離
道路
(3)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
特別 100
2 2 2 3 2 2 1 1 3 2 3 4 2 2 2 2 1 1 2 0 39

どんなスキー場?
 本州最西端のスキー場の十種ヶ峰はなんといってもその営業日数の短さで筆者は10年以上来場のタイミングが合わず毎年計画はするものの頓挫しておりましたしかしながら今季は降雪と休みのタイミングが重なり滑りに行く機会となりました。
 何せ平均的にも10日前後の営業期間でしかなく更に雪が極端に少ないエリア。降った雪も直ぐに溶けてしまうという環境です。
また東京からは1000kmも離れているので本当に攻略が難しかったです。
さてゲレンデは中急斜面の上級者コース。それをを大きく迂回する初級者林間コースの2つががリフトに乗り滑走できる。
滑走距離はごく短いものですが、上級者コースは意外に斜度もあり、初級者の滑走は厳しいと言わざる得ない。
ゲレンデは1mも雪が積もるわけではないので石や草が露出している部分もありゲレンデコンディションはお世辞にもいいとは言えない。
 圧雪車はあるものの当然踏める雪があるわけでもなくボコボコした硬いコースとなっています。
 また下記で詳しく紹介するが登坂が必要な上部「ラピュタゲレンデ」の存在も忘れてはならないだろう。
小一時間かかり上がったゲレンデ山頂からは日本海も見渡せる眺望を誇っている。
他県からわざわざ来場するスキー場ではないが、ロコスキー場を好んで滑る方は今から計画を立ててみてはいかがだろうか??

スキー場全体


東京からはるばるやってきた十種ヶ峰スキー場!
やっとこの本州最西端のスキー場に到着したのは感無量ですね〜

さてさて今日は他には行かないので(周りにスキー場無いんで) じっくり十種ヶ峰を堪能しましょう!

 到着して先ずスキー場を見回すと結構来場者が多いんですよね〜
まぁ〜 リフトを利用しないでそり遊びをしている人が大半なんですけど。
またもっと緩い斜面をイメージしていたスキー場ですがそこそこ斜度もあるんですね〜

結構ワクワクしてきたんで早速リフト券を購入して滑ることにしましょう!

●上級者コース
滑走距離300m 最大斜度25度 平均斜度15度(数値は体感)


メインゲレンデに架かるペアリフトを降車しリフト沿いを滑る上級者コースは完全未圧雪のテクニカルコースとなっています。

部分的に草が露出しており、重たい雪と相まってなかなかの難易度となっています。
(見た目雪質良さそうじゃない?と思われるかもしれませんが騙されては行けません(笑))
中間にはコースを横切る初級者向けの道も通っているので注意が必要です。
滑っているといきなり草が出てきて 「おっと!」 ということがあり下から見て滑走ラインを見極める必要があるコースです。
もう少し雪が多ければ結構上級者でも楽しめるコースだと思います。

●初級者林間コース
滑走距離400m 最大斜度13度 平均斜度10度(数値は体感)


大半の滑走者はこのコースを滑ることになります。
コースは上級者コースを大きく回り込むようにつけられていてコース幅のややタイトな林間となっている。

大きく右にカーブする部分が初級者には一番辛いところか?
それ以外は緩斜面が続くコースとなっており難易度は低い。

コース後半メインゲレンデに戻りワイドな斜面を下りるか、ソリコースを滑るかの二手に分かれるが滑走者は小さな子供がいるソリコースを避けて中央部を滑ろう!
また雪質は硬いので転倒すると結構なダメージ食らうかもしれません。

※ 動画は画像をクリック

●ベースゲレンデ
滑走距離400m 最大斜度13度 平均斜度10度(数値は体感)


こちらは初級者林間コースと上級者コースが交わる部分です。
一気にコース幅が広がりまた斜度も緩むため解放感が生まれる場所でもあります。
できればこの部分のみにベルコンなんか設置してくれたらリフトよりも利用者多くなるんじゃないかな?

雪は相変わらず硬いけどここなら初級者でも滑れそうです。

ラピュタ入り口


何本か上級者コースを滑った後いよいよ本番のラピュタゲレンデに向かうこととします。
このゲレンデにはリフトがありませんので完全ハイクアップとなります。
ペアリフト降車後、その上にある林道を歩き途中から左画像のような斜面を登ることとなります。

初めはさほど潜ることも無く快適に歩けたんですが直ぐに雪が深くなり一歩一歩が非常に苦労する事になりました。
スノーシューやワカンがあればありがたいと感じた次第ですね〜


スキー場のセンターハウスとなります。
なかなかいい感じの昭和レトロな施設ですね。
結構この感じ好きです!
ここで必要なものは全て揃いますからね!
こちらはセンターハウスの食堂です。
なんか会議するようなテーブル配置ですね〜(笑)
コロナ関連の対策でしょうか結構席の感覚が広いです。
食堂のメニューはこんな感じ。カレーとうどんのみの提供のようです。
お値段はリーズナブル!
こちらがリフト券の価格となります。
ゲレンデ規模からするとちょっと高めかな?ただ冒頭にも書きましたがシーズン中の営業期間を考えれば当然の価格かな?
圧雪車はこちらと、小さなものがもう一台ありました。
シーズン中に動くのであろうか??
今回食堂で頂いたのはカレーライスです。家庭で作られるようなカレーで美味しかったです。
なんかほっこりするお味でした。

ラピュタゲレンデ登り


あの曲がり角まで登って景色が変わらなければう降りちゃおう!
それを何度も繰り返しながらようやく遠くにゲレンデ頂上らしき鉄塔が見えてきた時は本当に嬉しかった!

もう汗だくでゼイゼイ行ってます。そして肩に担いだスキーが痛い!

先行者はスノーボーダー2名と登山者の女性が1名のみ。

私にはBCスキーは向かないな〜 (;^_^A

●ラピュタコース
滑走距離900m 最大斜度20度 平均斜度13度(数値は体感)

鉄塔も大分近くになりました。
ここがラピュタゲレンデのメイン部分となります。
昔あったロープトウの名残がまだありますね〜

この部分だけ見れば素直な緩斜面で初級者にはピッタリなコースです。

でもこの斜面にはロープトウがあったにせよ、下部のリフトとこのゲレンデを繋ぐ搬器がもう一本必要だけど昔はあったのだろうか??

●眺望


山頂到着!達成感は山登程度にありましたね〜 途中で降りちゃったら十種ヶ峰完全制覇できなかったから嬉しい!

 センターハウスでラピュタコースに行くことを告げたとき、日本海も見えますよ!との言葉を頂いたが残念ながら上った山頂からは霞が出ており日本海は見えなかった。
天気は良かったので日本海の眺望期待していたが残念!

ススキの穂がピュンピュン出ているけどオフピステの斜面は滑走意欲湧きますね〜


●ラピュタコース
滑走距離900m 最大斜度20度 平均斜度13度(数値は体感)


さて苦労して登ってきたゲレンデ、そうそう簡単には降りられないぞ〜
ということで十分に景色を堪能して滑りだすことにします。

雪が薄そうなところを避けて一瞬の喜びを感じる瞬間ですね。
小回りで滑ったら直ぐにゲレンデ下に着いちゃいましたが(;^_^A

登りは1時間、滑るのは7〜8分といったところかな???

でもね、雪が重くても凄く充実した一本が滑れたと思います。

積雪量

さてメインのゲレンデに戻ってきたんでコンディションのレポートです。

こちらはスキー場メインの上級者コースです。
ご覧のように雪はこんな厚みしかありません。 当然圧雪作業はできないので降ったまんまとなっています。

それでも雪が軽ければ良いんですがこれが地域の特性で激重!
そして笹の切り株があちこちから露出しているためなかなかテクニカルなコンディションとなっています。
滑れるだけありがたいんですけどね。

上記で紹介したラピュタゲレンデにはこのように但し書きがありますので行かれる際には声を架けましょうね。
スキー場に唯一架かるリフトです。 そり遊びの方が大半なのでリフトを使い人はかなり少なめでした。
いっそ入場制にした方がスキー場としては収益上がるんじゃないかな??
当然、リフト待ちは皆無といったところです。
アクセスは中国道鹿野ICから北上し40分程度でスキー場に到着する。
1本道であり迷うことはないが降雪後に訪れることになるスキー場の為道路は結構険しい部分あり。道幅も狭く朝方は凍結している個所もあるため運転には注意したい。

駐車場・その他
駐車場はアクセス林道に沿って段々畑のようになっています。
筆者は一番上の駐車スペースに入れることができたが遅い時間に到着すると下部駐車場から歩きを強要されるので早めの到着を心がけよう。また、駐車場からゲレンデまでの坂道は凍結しておりスキーブーツで歩くとかなり滑りやすいので十分注意したい。