横手山・渋峠スキー場
長野県下高井郡山ノ内町志賀高原横手TEL0269-34-2600 公式サイト
基本データ
 規模 中規模 (32ha)
 コース数/リフト数 コース10/1 4 2
 Top−Baes (標高差) 2305m-1750m(555m)
 最大滑走距離/最大斜度 4000m/28度
 主体コース 中緩斜面
 お勧め対象 中級スキーヤー スノーボーダー
当日データ 2021/2/28(日)
 天候 快晴
 積雪量 170cm
 雪質 パウダー
 混雑/リフト待ち 混雑なし/リフト待ちなし
 アクセス道路状況 ほぼ全行程圧雪
 リフト料金(エリア券) 大人4700円 シニア4100円 子供2000円
スキー場ミシュラン (1〜40★・41〜50★★・51〜60★★★・61〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 リフト代 アクセス 駐車場 キャスト 合計
面積
(8)
急斜面
(8)
中斜面
(8)
緩斜面
(8)
コース幅
(7)
連続
滑走
(7)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(7)
配置

(3)
待ち
時間
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
1日券
(3)
ICの距離
除雪状況
(5)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
100
4 3 6 6 4 5 7 4 4 7 3 5 1 3 1 1 1 2 3 70
どんなスキー場?

長野県と群馬県の県境に位置する横手山に開かれたスキー場です。
このスキー場の特記する内容はその標高の高さ。横手山山頂の標高は2307mとなっており常設のリフトが架かるスキー場としては日本一とっています。
その標高の高さから雪質は非常に良く北海道のニセコエリアと比べても遜色ない内容。雪質を条件にスキー場を選択する場合は筆頭となることをお伝えしたい。
また、スキー場からの眺望も最高!北は北アルプス南側は浅間山が見渡せます。天気のいい日には山頂展望台に多くの人たちが集まってきます。
ゲレンデは横手山側がキング〜第二〜第一のメインコースを中心に枝分かれした各コースはどんなレベルの滑走者も楽しめる内容。
また渋峠側は中斜面が中心。滑走距離は1000m前後と適度な距離もありカービングが楽しめます。
標高が高いということで営業は11月〜5月後半までと非常に長く春スキーのメッカにもなっている。
どんな滑走者にもお勧めできるスキー場であり、当方も一押ししたい!

 横手山山頂からの眺望
横手山・渋峠スキー場行く場合、晴れたら真っ先に山頂を目指してください。
第3ペアリフト降車し駅舎の上に上がると御覧のような景色が広がっているはずです。

運が良ければ雲海も見えるかもしれません。
長野方面、の奥には北アルプスや妙高方面の大パノラマが待っていますよ〜
また妙高の右側には日本海も見ることができます。
このような広がりのある山岳パノラマはここ横手山が一番かもしれません。

しばし滑ることを忘れて景色に堪能しちゃってくださいね!

※ 動画は画像をクリック

 第1ゲレンデ
 最大斜度7度 平均斜度5度 距離1250m
さて、それでは横手山・渋峠スキー場を紹介して行きましょう!

先ずはベースとなるゲレンデ「第1ゲレンデ」です。
上記のゲレンデスペックでも分かるように最大斜度は何といっても7度しかありません。
滑走していても止まることはありませんが本当にゆっくりと板が進むのでスキー・スノーボードデビューした方々にはぴったりのゲレンデだと思います。
またコース幅も比較的ワイド、中上級者は日中余り見かけませんので転んじゃっても大丈夫!

横手山は中上級者だけにお勧めするスキー場ではないんですね〜

 海和ゲレンデ
 最大斜度24度 平均斜度16度 距離420m
 
第1ゲレンデの上部、左側に枝分かれしているのがこの海和ゲレンデになります。
このゲレンデのコースは2本。リフト沿いを滑る急斜面と、リフトから大きく離れるように付けられた中斜面。Dの文字をさかさまにしたようなゲレンデですね「」こんな感じ!
 左画像はその中斜面です。見てくださいこのシマシマ!
もう我先にと切りたくなるでしょう???
筆者も天気が良かったので本来は上部を目指すところなんですが余りの楽しさにここで時間を費やしてしまいました。
但し、ポールがよく張られるコースでもありコース規制が入ることも結構あるんで規制がない場合は真っ先に滑っちゃいましょうね。
楽しいぞ〜

※ 動画は画像をクリック

 キングコース
 最大斜度21度 平均斜度12度 距離810m
 
次に紹介するのは横手山山頂から滑りだすキングコース!
名前だけ見るととんでもない急斜面を思い浮かべるけど実際はコース幅のややタイトなヘアピンカーブが連続するコースです。
 但し、通常の林間迂回コースとは少しだけ勝手が違うぞ〜
急斜面ではないがそこそこの斜度があるんです。
タイトな幅と斜度、この二つが組み合わさってるから初級者にはちょっと辛いかな?

また午後になるとコース中央が掘れ初めて来るのでちょっと注意ね。
ただ、コース上部はハイシーズンになると樹氷なども見られる貴重な場所です。ぜひ頑張って訪れてみてください。

左画像は2021/2/27来場時

 キングコース(急斜面)
 最大斜度21度 平均斜度12度 距離810m
 
こちらは蛇行するキングコースをストレートに滑る上級者向きの急斜面です。
キングの最大斜度は21度とのことですが、このコースはもう少し斜度がきついと思われます。
体感的には25度〜28度ぐらいあるんじゃないかな??

基本ピステンは入らないと思われますので降雪後はパウダー天国になること間違いなしです。

以前は大きなコブが張り付く難易度の高いコースでしたが、現在は滑走者も少なめで筆者が訪れた数回ともコブの発生はごく小さいものとなっていました。

今回のゲレ食メニューは1択です。
海和ゲレンデ下部にある山本荘さんの鍋焼きうどん!
これ絶品です。
お肉や山菜の具だくさん鍋焼きうどんは冷え切った身体に染みわたるはずです。是ひ食してみてください。
こちらは晴天時の横手山山頂プランペット横の展望台になります。沢山の人で賑わってます。
土日のお昼前によく横手山さんの公式Twitterが撮影会しますので集まってみては?
志賀高原は長野県のスキー場なのですが渋峠は実際群馬県にあるスキー場です。但しアクセス面で冬季は群馬県側に行けませんので実質長野で◎!
県境をまたぐスキー場って斑尾高原もそうだったよね?

 第2ゲレンデ
 最大斜度22度 平均斜度11度 距離1993m
横手山の看板ゲレンデ。滑走距離2000mの中間斜面です。
第二クワッドを降車後、出だしはキングコースと合流。細目のコース幅と短いコブ斜面が初級者には辛いですがそこを何とか乗り切るとワイドコースの第2ゲレンデが待っています。。
コースは滑走距離も長く、適度な斜度もあり是非とも縦に長いので大回りでの滑りを楽しんでもらいたい。
上級者は周りの景色を楽しみながら、初級者は雪質の良さで足前がワンランクUPしたような錯覚(笑)で滑ってもらいたいコースですね。
いつも多数の滑走者でにぎわっています。
筆者も大好きなゲレンデです

※ 動画は画像をクリック

 ジャンボコース
 最大斜度28度 平均斜度19度 距離1020m
キングコース中間部から枝分かれするコース。
コース入り口は緩やかな斜面で初級者でも滑りやすいため誤って入り込まないように看板が掲載されています。

緩斜面部分は長くは続かずに左に曲がった瞬間、斜面は落ち込みコースはコブに覆われる内容へと変化します。
看板を無視した初級者はもうこのコースを滑るしかないぞ〜

迂回コースは存在しないのです。
コブ斜面の斜度は極端にキツクなく難易度は高くないのが唯一の救いだね。

 ゲミュートコース(渋峠)
 最大斜度20度 平均斜度15度 距離700m
横手山から渋峠エリアに移ってきました。
渋峠スキー場は基本中緩斜面主体のスキー場。
リフトはペア1本でコースは3本。どれも700m〜800mのコースで有り反復で滑るにはちょうどいい滑走距離かな?

左画像のゲミュートコースはゲレンデに向かって左側のコース。
コース幅はややタイトな部分もあるんですが変化に富んだ楽しいコースです。
またコース全体が林間となっていて雰囲気もかなり気に入っています。

コース後半はリフト待ちのギャラリーからも熱い視線が送られるので綺麗なターンで決めてみましょう!!

※ 動画は画像をクリック

 ウェーバーコース(渋峠)
 最大斜度25度 平均斜度16度 距離800m
渋峠スキー場のメインコースとなるウェーバーコースです。
雪質は横手山・渋峠スキー場でももっとも良くハイシーズンはパウダーに巡り合える確率が非常に高いです。

コース幅はワイド、大きな起伏も無く気持ちのいい大回り滑走がトップからベース迄堪能できちゃいます。
横手山側とパノラマが違い、こちらは眼下に群馬県方面の草津や浅間山などのパノラマが広がっています。
隣のゲミュートコースと交互に滑ることにより一日中飽きの来ない滑りが楽しめちゃうのも嬉しいよね。

また、渋峠は5月GW以降も営業を継続しているんでシーズンが非常に長いゲレンデでもあるんです。

※ 動画は画像をクリック

 トロピカルコース
 最大斜度8度 平均斜度6度 距離2000m
渋峠スキー場で唯一のオフピステツリーランコースです。
ツリーランと言っても立ち木の間隔が非常に広いので一般のゲレンデと感覚は似ているかな?
 またこのコース斜度が緩いため新雪が積もったコンディションでは板が前に進まないかもしれません。
 しかしながら滑走者は非常に少ないためパフパフの新雪と長い間戯れることもできちゃいますよ〜
自然を満喫しながら遊ぶ格好のゲレンデです。

尚、コースサイドに張られたネットを超えて滑ることは絶対しないでね。
戻れなくなっちゃうから!

いや〜 来場日は天気にも恵まれ最高の滑りが堪能できた横手山・渋峠でした。

しかし、このスキー場日中だけじゃ終わらないんです。
そう!スキー場のリフト営業が終了するとナイトツアーが始まるんですよ〜
夜の真っ暗なゲレンデ一体何が待っているのかな?
集合時間の17:00第1ゲレンデしたの「あかり」から雪上車に乗って出発!

 北アルプスに沈む夕日
雪上車は第1ゲレンデ〜第2ゲレンデからコースを外れ閉鎖中の志賀草津道路を一路渋峠に向かいます。途中段差や斜度のある部分は結構スリルがあったりするんですよ〜
左は横手山山頂から北アルプスに沈む夕日です。雪上車は横手山山頂まで向かいここでサンセットの景色を目に焼き付けてその後クランペットカフェでスープタイム! 今回出されたオニオンスープこれがめちゃくちゃ美味かったです。
また飲みたいな〜

さて、スープタイムの後はキングコース入口にできた樹氷の観察。当然ナイター設備が無いスキー場ですから一人ひとりがヘッドライトを付けて暗い樹氷原を徒歩で散策します。
なんか不思議な感じですよね〜
ヘッドライトの樹氷観察の後は雪上車に再度乗り込み、ハイシーズンにはなかなか行くことのできない国道最高地点まで案内されます。貴重な体験ですね〜
参加者は何処に行っても撮影大会になっちゃいます。
こちらは群馬県側の夜景です。画像はちょっと明るすぎるけど、実際は真っ暗です。草津や遠く渋川市内の夜景が非常に綺麗でした。
今回天気が非常に良かったんで本当にラッキーでした。横手山で宿泊される場合は是非参加してみてね。

駐車場・その他
駐車場は基本2ヶ所。画像の上部陽坂駐車場と下部スキーセンター横の硯川駐車場。
特に春スキーシーズンの陽坂駐車場は混雑が激しく朝6:00台では満車になってしまうことも多いようです。第2ゲレンデから滑る場合は早めの到着を心がけましょう。
※ 志賀高原は国内でもアクセスが厳しい場所です。4WD以外の車はチェーン携帯をお勧めします。