ピリカスキー場
北海道瀬棚郡今金町字美利河205-1 TEL 0137-83-7111 公式サイト
基本データ
 規模 : 小規模 (20ha)
 コース数/リフト数 : コース5/1 
 Top−Baes (標高差) : 410m-133m(277m)
 最大滑走距離/最大斜度 : 1480m/30度
 主体コース : 中斜面
 お勧めの対象 : 中級スキーヤー・ボーダー
 土日の営業時間 : 9:00〜21:00 (ナイター営業日注意)
当日データ 2014/1/19(日)
 天候 : 曇り
 積雪量 : 100cm
 雪質 : パウダー
 混雑/リフト待ち : 混雑なし/リフト待ちなし
 アクセス道路状況 : 全行程圧雪
 リフト料金(通常土日1日券) : 大人2800円 シニア2150円 子供2150円
 駐車場料金(駐車台数) : 全日無料 (80台)
スキー場ミシュラン (評価は全面滑走可能の通常営業時が基本)
(1〜40★・41〜50★★・51〜70★★★・71〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 アクセス 駐車場 接客 加減算 合計
面積
(8)
急斜面
(10)
中斜面
(10)
緩斜面
(10)
コース幅
(4)
連続
滑走
(5)
雪質
(5)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(5)
配置

(5)
待ち
時間
(5)
リフト
料金
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
ICの距離
道路
(3)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
特別 100
3 7 8 2 3 2 4 2 2 3 3 3 3 1 1 1 2 2 2 0 54

どんなスキー場?
北海道の道南地方にある小規模スキー場です。
アクセスは道央道、国縫ICから20分余りと比較的に利便性は高い。
しかしながら周辺に大きな町が無く札幌からの移動距離は道央道経由でも220kmもある。
当スキー場は残念ながら2014シーズンをもって閉鎖の予定である。
筆者もその情報を聞いて急遽来場しました。
スキー場は線的要素のコースが5本。ペアリフト1本のシンプルな構成。
しかしながらコース幅は適度に広く緩急のレパートリーは豊富。
またハイシーズンの雪質は流石に北海道というべき極上のパウダースノーに遭遇する確立も高いスキー場です。

スキー場トップからのロケーションは眼下にピリカ湖を望み、自然豊かな環境が魅力ですね。

このスキー場ですが斜面構成がGS競技用に適しているのか地元、今金町のジュニアの大会も来場当日にあり子供達の育成が盛んである。

初来場のスキー場ではあるが隣接する宿泊施設や温泉もありコンパクトながら非常に好印象のスキー場である。
閉鎖するには非常に残念ではあるが、商売として考えたときには余りに都市部から離れた場所にあるため残念ではあるが閉鎖は止む終えないことかもしれない。
ん〜残念である。

スキー場全景


左写真はベース付近から眺めたスキー場の全景です。
全てのコースを見渡すことはできないがメインとなる4コースの位置関係は判ると思います。

1本のペアリフトで全てのコースがカバーされており非常に効率のいいリフト配置です。
またローカルスキー場ですので来場者はリフト待ちができるほど多くの滑走者は来ないと思われます。

ゲレンデからの眺め


眼下には氷結したピリカ湖が眺められます。
来場時の気温は氷点下10度。日中もほとんど変化が無く空気が刺すような冷たさです。
スキー場からの眺めは人工の建物がほとんど見えない自然豊かな場所にあり普段の喧騒とした世界からは解放された雰囲気は素晴らしいですね。

できればスキー場に流れる音楽も無い方がいいかな?

パイオニアコース
最大斜度15度 平均斜度11度 距離1480m


さてリフトに乗って順番にコースを滑走してみましょう。
先ずは一番緩めのコースパイオニアからスタートです。

このコースはペアリフト降車後に大きく左に回りこみ滑り出す尾根のコースです。
滑り出しは斜度が緩いものの進むにつれて斜度も増してきてスピード感も楽しめるコースとなっています。
緩急変化のあるコースは下部まで1500mあまり続きます。
初級者でも滑走できるコースではありますが実際に楽しめるのは中級者以上というレベルのコースだと感じました。

※ 動画は画像をクリック

エキサイティングコース
最大斜度30度 平均斜度15度 距離590m 

続いて滑るのは一気に斜度が増す上級者コースです。
エキサイティングコース自体の滑走距離は600m弱の長さです。コースはパイオニアコース中間部から枝分かれしています。このコースは基本的に圧雪作業を行わないパウダーゾーンとなっていて軽い雪のオフピステが自慢のコース。

筆者もコース脇に残された新雪を滑ってみましたが、これが非常に気持ちがいいんですよね。

海岸から近く、標高も低いのに雪質だけは本州の2000m級のスキー場です。
何度も滑りたくなるコースです。

※ 動画は画像をクリック

チャレンジコース
最大斜度28度 平均斜度18度 距離570m


各コースを滑るごとにワクワク感が増してくるここピリカスキー場。
次に滑走したのは中上級者向けのコースです。
このコースで出しはパイオニアコース上部で枝分かれして下部でスペシャルコースに合流する570m。
コース半分が圧雪、半分が未圧雪となっており滑走者の好みによって滑り分けすることが可能です。

筆者は未圧雪の部分に入りましたがコースは荒れているものの、雪が非常に軽くてかなり楽しいコースでした。
降雪後にの深雪を是非楽しみたいですね。


※ 動画は画像をクリック

こちらはベースにあるレストランです。
スキー場規模の割にしっかりとしたレストランです。
ウッディーな雰囲気もいいですね。
こちらはレストラン内部です。今回はジュニアの大会がありかなり混雑していましたが普段はここまで座席が埋まることはないでしょうね。
お値段はさすがにリーズナブルです。カレーや牛丼は600円、ラーメン類も600円です。
厨房の人が少なかったけどこの人数のお客さんさばききれるのかな??
スキー場のリフト料金表です。
1日券2800円は内容的に妥当かな?
半日券がないのが残念です。
こちらはスキー場に隣接するクアハウスピリカです。
宿泊施設でもありスキー場が閉鎖しても残るのかな?
こじんまりしていますが綺麗な施設ですね。 
ここの温泉はよさそうな雰囲気ですよ〜 日帰り入浴500円!

スペシャルコース
最大斜度20度 平均斜度13度 距離550m

今回来場したときは地元の中学生のGS大会が開催されていて午前中は滑ることができませんでしたが、午後に大会が終わりコースオープンとなりましたので滑走してみました。

数値的に滑走距離550mとなっていますが実際は1000m程度の距離がある中斜面です。
ねじれが傾きの無い素直な尾根コースであり非常に飛ばせるコースですね。
最大斜度は20度とのことです。コースの難易度はさほど高くありません。
中斜面でのカービング滑走を好まれる方は是非滑走してもらいたいコースです。

雪が柔らかく、大会の後は深い溝ができているかと思ったのですが、係員が綺麗に埋め戻してくれていて一般滑走者がハイスピードで滑っても支障が無いコンディションとなっていたところは流石!
大会側も開催なれしてますね。


※ 動画は画像をクリック

ファミリーコース
最大斜度20度 平均斜度13度 距離1210m

最後に滑走したのはパイオニアコースとは反対側の大外を滑るこのファミリーコースです。
ファミリーと名前が付いていますが本州のスキー場のファミリーコースとは訳が違います。
しっかりとした中斜面部分が多く中級者でも十分に楽しむことができるコースとなっています。

またコース幅がワイドであり滑走者も少ないため自分の思い通りのラインで滑ることができるのもこのコースの魅力でしょうか?

大概のスキー場には人気コースというものが有るんですがこのピリカスキー場は満遍なく全てのコースに滑走者が散らばっていて1コースに集中することがないのもいいですね。


※ 動画は画像をクリック

盛んな競技スキー

今回開催されていた地元スポーツクラブのGS大会です。
リフトに乗りながら観戦できるもの楽しいですね。

中には他の滑走者と明らかにはやさが違う子供もいてびっくりです。
北海道のレベルの高さがわかります。

駐車場・その他
冒頭にも記載しましたがアクセスは非常に簡単。道央道国縫ICからは一本道であり迷う心配はありません。また峠のような山道もなくアクセスは問題ないでしょう。
左写真はスキー場の駐車場です。今回は来場時間が遅くなってしまい駐車場が満車であったことがビックリ!
まさか北海道のロコスキー場で駐車場待ちをするとは思いませんでした。
普段はここまで混んでいることはないでしょうね。

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