石打丸山スキー場
新潟県南魚沼市石打1782-2 TEL 025-783-5571 公式サイト
基本データ
 規模 : 大規模 (122ha)
 コース数/リフト数 : コース23/5 7 3 1 
 Top−Baes (標高差) : 920m-256m(664m)
 最大滑走距離/最大斜度 : 4000m/35度
 主体コース : 中斜面
 お勧めの対象 : 中級スキーヤー・ボーダー
 土日の営業時間 : 8:00〜20:50 
当日データ 2014/1/12(日)
 天候 : 快晴
 積雪量 : 220cm
 雪質 : 軽めの湿り雪
 混雑/リフト待ち : 山頂G混雑/山頂クワッド10分
 アクセス道路状況 : 関越道関越トンネルより圧雪
 リフト料金(通常土日1日券) : 大人4200円 シニア3300円 子供3300円
 駐車場料金(駐車台数) : 土日祝1000円 平日無料 (2700台)
スキー場ミシュラン (評価は全面滑走可能の通常営業時が基本)
(1〜40★・41〜50★★・51〜70★★★・71〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 アクセス 駐車場 接客 加減算 合計
面積
(8)
急斜面
(10)
中斜面
(10)
緩斜面
(10)
コース幅
(4)
連続
滑走
(5)
雪質
(5)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(5)
配置

(5)
待ち
時間
(5)
リフト
料金
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
ICの距離
道路
(3)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
特別 100
5 7 10 4 3 2 2 4 1 3 4 2 4 1 1 2 3 1 2 0 61

どんなスキー場?
古くから石打六日町エリアのメインとなるスキー場に君臨しておりその存在感は現在も不動の地位を守り続けているスキー場です。
スキー場規模は中規模から大規模に属する。近隣のガーラ湯沢との共通リフト券連絡コースなども整っているため更に広範囲の滑走が可能なスキー場です。この石打丸山スキー場は斜面構成に特徴があります。
滑走距離の長いコースは存在しないが斜度20度〜30度の中急斜面が非常に豊富なんですね。
体感的ではありますがスキー場全体の80%以上が中急斜面ではないでしょうか? この斜面構成は中上級者には非常に滑走満足度を与えてくれるスキー場であり昔からのファンを掴み続ける要因にもなっています。
一方スキー場の宿命というべき標高の低さから常に「雪質の悪いスキー場」のレッテルが貼られている。一気に大量に雪は降るが気温が上昇するのも早く最大積雪量が多い割りに営業期間はさほど長くはない。
ハツカ石エリアに分譲マンションの巨大な建物があるのと同時に日帰り客に対するセンターハウスは存在しないなど今昔入り乱れるスキー場といえるでしょう。

眺望

先ずはゲレンデトップからの眺望をお届けしましょう。
石打丸山スキー場は意外にも(失礼!)眺望が優れたスキー場なんですね。
左写真は来場時の風景ですが、眼下に魚野川を見下ろし右には八海山を始めとする越後三山を雄大に眺められるスキー場なんですね。

魚野川の先は遠く日本海へとつながる開けた風景は晴天時にしばし見とれてしまうほどです。

首都圏からのアクセスも良く眺望も優れ何と言っても各コースの滑り応えがある石打丸山スキー場早速ご紹介します。

デビルダウンコース
最大斜度33度 平均斜度14度 距離800m

さて天気も上々でリフト運行開始を待って朝一で滑りだしたのはこのコースです。この石打丸山はいっぺんにリフトの運行がスタートするわけではなく徐々に下から動き出すようですね。

さて名前からして凄そうなコースですよね。 でも朝一番の急斜面はビシっとコース整備がされていてフラットな滑りやすいコースとなっています。
リフト沿いはあえて圧雪作業をしていないようですが朝一番はフラットな高速急斜面で大回りを楽しんでみました。
来場時は石打ならぬ良好な雪質に少々ビックリしながら、まだ誰も滑っていないゲレンデにエッジを喰い込ます感触はまさに至高の喜びですね。

やはりスキーは朝一番からの始動に限ります。

尚、午後からはコブの発生も当然あるんですがそれでも昔ほど大きなコブになることはなさそうです。


※ 動画は画像をクリック

銀座ゲレンデ
最大斜度18度 平均斜度12度 距離670m


朝一番のリフトに乗り到着すると目の前に広がるのはこの銀座ゲレンデです。
駐車場をメインの中央口を利用する場合リフト1本乗るだけでこのゲレンデに行くことができる利便性の高さがウリですね。
キーンと冷えた空気、真っ青に晴れ渡った空と何と言ってもビシ!っと整備された誰も居ないこのフラットゲレンデは弥が上にも真っ先に滑りたくなる風景ですよね。 銀座ゲレンデに架かるリフト運行が遅くスタートがもどかしかったです。
さてこの銀座ゲレンデはコース幅のワイドな中斜面。
カービング滑走には最適なゲレンデであり。中上級者にとってまさに涙物のコースとなっています。
来場時は石打エリア特有の重たい雪質ではなく雪煙の舞うコンディションでしたので、更に気分はハイテンションです。
1本滑走した後はもう一本、更にもう一本と時間を忘れての滑走となってしまいました。
コース数が非常に多い石打丸山をすっかり忘れてしまい後から時間が足りなくなるほど楽しいコンディション&ゲレンデでしたね。
また往年の石打丸山の混雑を知る方は多いと思いますが現在はその混雑もなく窮屈さは解消されています。

※ 動画は画像をクリック

チロルゲレンデ
最大斜度29度 平均斜度18度 距離350m 

石打丸山スキー場には中斜面が豊富ですね〜 ここチロルゲレンデもそんな大回りに適したコースです。

銀座ゲレンデよりも難易度が高く滑走距離は短いが中身のこ〜い内容の斜面です。
中上級者の基礎練習にはもってこいのコースとなっています。
また左写真のようにコースサイドはあえて圧雪作業を行わずオフピステ部分を残すなんてなかなかうれしい気遣いですね。

失礼ながら雪は重めのコンディションが多い中、気温が低い時は是非とも滑ってみたくなる貴重な斜面ですよね。

筆者も圧雪と未圧雪の斜面楽しませてもらいました。


※ 動画は画像をクリック

グリーンゲレンデ
最大斜度12度 平均斜度9度 距離220m

石打丸山スキー場は朝一で上部には行けない。リフト運行が徐々にしか動かないのである。多分電気代のピークカットのためだと思うのですが、ちょっと残念ですね。
さてそんなリフト運行を待ってこのグリーンゲレンデの緩斜面を滑走してみましょう。 このコースは銀座ゲレンデやチロルゲレンデの上部にありスキー場の真ん中に位置するコースです。
滑走距離は短めでコース整備も行き届いており初級者にはうってつけのゲレンデですね。 ただし各コースをつなぐ役割も果たしているためリフト待ちはさほどではないが滑走者が多いのも特徴ではないだろうか?

滑走スピードがかなり違う初級者と上級者が入り乱れての滑りとなるため初級者にはちょっと怖いかな?


※ 動画は画像をクリック

ジャイアントコース
最大斜度32度 平均斜度13度 距離1050m

グリーンゲレンデから下部に落ち込むコースが一本存在する。
それがこのジャイアントコースです。

上部は斜度感のある急斜面でコース整備は綺麗に整っているため上級者の大回りはかなりの涙ものコースとなっています。
斜度の緩みも少なく中間部までは距離もあり繰り返して滑ってみたいコースですね。

但し中間部にはコースを横切る初級者向けの移動コースがあります。
他の滑走者には十分に気を付けたい。


※ 動画は画像をクリック

パラダイスコース
最大斜度16度 平均斜度9度 距離830m

グリーンゲレンデの上部には谷あいの快適な中斜面ゲレンデパラダイスコースがある。
このコースも830mの滑走距離があり中級者が大回りで滑るに最適なコースと言えるでしょう。
途中から他のコースが合流することもなく他の滑走者をあまり気にすることもなく滑れるのがうれしいコースですね。
但し飛ばしすぎには注意ですね。


※ 動画は画像をクリック

山頂ゲレンデ
最大斜度35度 平均斜度15度 距離900m

山頂へのアクセスは山頂高速クワッドリフトを利用することになりますがこのリフト運行が結構遅いんですよね。 9:00に運行開始です。
運行前から結構なリフト待ちができていて筆者も仕方なく並んでしまいました。

さて滑走者も多くすぐにコブだらけになると思われる急斜面を滑走してみましょう。 何度も書いちゃいますが来場時は本当にいい雪で特にこの山頂ゲレンデは非常に柔らかい雪質で大回りが相当楽しめちゃうコンディションです。

荒れないうちに飛ばせるのはリフト3本分ぐらいだったでしょうか?
上級者にとっては朝方は呼ばせるバーン、午後からはコブを楽しむゲレンデとなり一日いても飽きないでしょうね。
かなりおすすめできるゲレンデです。


※ 動画は画像をクリック

メルヘンコース
最大斜度20度 平均斜度14度 距離1000m

山頂からの滑走は何も上級者だけのものではありません。
山頂ゲレンデ裏側カラスタートするこのメルヘンコースは林間の優しいコースとなっていますから初級者でも大丈夫。
また山頂からはお隣のGALA湯沢との滑り込みもできるため初級者でも安心して行き来ができますね。

また天気のいい日には林間の隙間から雄大な景色も堪能できます。
どんなレベルの方でも上がってきてほしいですね。


※ 動画は画像をクリック


石打丸山のレストランは多彩です。 昔ながらのスキー場なんでスキー場直営のレストランというよりも個人経営されているところが多いですね。 特に銀座ゲレンデ上部のいわゆる「食堂街」には多種のメニューがそろってますよ〜。
銀座ゲレンデで常に人気があるのがこの焼肉のモンブラン。 ちょっと店内を覗いたんですがいや〜 かなりの混雑でした。人気の秘密はやっぱり味なんでしょうね。
ちなみにこの焼肉定食が一番人気とのことでした。
イタリアン系メニューも充実しています。
女の子やファミリーには大人気のメニュー揃い!
こちらも結構な混雑ぶりでした。
ちょっと戻ってモンブランのもう一つのおすすめがこのしそチャーハン! 結構人気のメニューらしいですよ。
好きな人は1日二度このお店で食事をするとか!
ちょっとびっくりですよね。
流石新潟の魚沼地方ですよね。 どのレストランもお米がかなり美味しいとの評判です。
特に定食類のご飯は小さなどんぶりに山盛りです。
お米が美味しいとおかずは少なくてもなんか満足しちゃいます。
デザート類も充実していますよ〜 今回はゲレンデの真ん中にあるレストランを中心にチェックしましたが車が入れないこの場所でよくもまぁ〜これだけのメニューを提供できると感心してしまいます。

大丸山ゲレンデ
最大斜度30度 平均斜度13度 距離500m

山頂ゲレンデを満喫してこれから各コースを色々とチェックしてみましょう。
滑走距離はやや短めの500m。他のコースからは完全にセパレートされたコースとなっていて混雑はあまりありません。
クワッドリフトを挟んでメインの整地バーンと未圧雪のコブ斜面に分かれています。
整地部分は滑走距離が短いため少々物足りなさを感じる人もいると思いますがコブ斜面は大きなコブが張り付いていてなかなかのテクニカルコースとなっています。
自分の好みによって印象がガラリとかわる2面性をもったゲレンデです。


※ 動画は画像をクリック

北丸山ゲレンデ
最大斜度18度 平均斜度12度 距離350m

大丸山ゲレンデの下部に位置するのがこの北丸山ゲレンデです。
ゲレンデはフラットな中斜面。コースサイドには小ぶりながらパークも設置されています。
ご覧のように広めの開放的なゲレンデでありボード、スキーを問わず楽しめるゲレンデとなっています。
メインのコースからやや離れた位置にあるためか他のコースに比べ滑走者も少なめといった印象で石打でも穴場的なゲレンデとなっています。


※ 動画は画像をクリック

ダイナミックコース
最大斜度32度 平均斜度15度 距離550m

上部のコースを離れ今度は下部のゲレンデを滑ってみましょう。
ここダイナミックコースは観光口のベースに位置するゲレンデで滑走者が上部に移動した午後になると混雑もなくなりストレスなく滑走できるゲレンデとなっています。

フラットな急斜面がいいですね〜 基礎系の上級者に好まれるようで、この急斜面をスピードにのった大回りで滑走する方も多かったです。

大きく迂回すれば初級者でも滑走できるコースではありますがやはりこのゲレンデは上級者がメインで滑るゲレンデと言っておきましょう。


※ 動画は画像をクリック

スポーツマンコース
最大斜度18度 平均斜度11度 距離650m

石打丸山ってこうやって各コースを回ると本当にあちこちにゲレンデがあることを今更ながら痛感します。
本当に全ゲレンデを滑るには1日では足りないですね。

さて次にやってきたのは中央口と観光口の間のスポーツマンコースです。
名前からすると結構な急斜面を想像しますが実際はやや難度の低い中斜面コースとなっています。
ここもベースに位置しており日中の滑走者は少なめです。雪質はスキー場の中でも悪化しやすいゲレンデですので荒れてくるとちょっと滑りにくくなるかな?
来場時の圧雪コンディションは良好で締まったバーンはハイスピードゲレンデとなっていました。


※ 動画は画像をクリック

ホピヒラーコース
最大斜度30度 平均斜度18度 距離270m

銀座ゲレンデの一番端にあるのがこのコースとなります。
チロルゲレンデの横に位置しておりコース内容はフラットな中斜面。
但し少し傾いたコースでありチロルゲレンデに比べ少しだけ難度は高いです。
このゲレンデの特徴は人気の銀座ゲレンデやチロルゲレンデに比べ圧倒的にすいていることでしょうか?
その原因にもあるのが左写真に写っているかなり古めのシングルリフトにあるんではないでしょうか?
クワッドでガンガン滑走者を運ぶゲレンデではないので必然的にコースは空くんですね。
滑走者もチンタラとシングルリフトに乗るぐらいなら乗車時間の少ないクワッドでドーン!と上がりたいですもんね。

※ 動画は画像をクリック

サミットゲレンデ
最大斜度15度 平均斜度9度 距離420m

さて午後も大分時間が経ってきました。急いで他のゲレンデに移動しましょう。

続いてやってきたのはハツカ石口にあるサミットゲレンデです。
中上級者向けコースの多い観光口、中央口の各コースに比べ初級者向けゲレンデが多いのがこのハツカ石口のゲレンデですね。

サミットゲレンデはそのメインともなる広大な緩斜面で沢山のファミリーや初級者で賑わいを見せています。

また中上級者はこのエリアにはあまり入り込まないためか場違いなスピードで滑る人も居ないのが特徴といえるでしょう。
家族連れが安心して遊べるのがこのゲレンデのいいところです。


※ 動画は画像をクリック

リゾートマンション

ハツカ石エリア、エリートゲレンデ横に弥が上にも目立つ建物が目に付きます。一見巨大なホテルかと思うのですがこれはリゾートマンションなんですね。
その規模は唖然とする大きさです。
完全にバブル時代の投資目的で立てられたマンションですが大きなプールや豪華な設備は凄いとしか言いようがないですね。

トマムやルスツ、安比などにはリゾートホテルは存在しますが、スキー場に隣接するマンションがあるのはやはり国内ではこの石打や湯沢でしかお目にかからないですね。

全国のスキー場を廻ると西日本の各スキー場施設がいかに貧弱化が分かりますね。
えっ?ここが特別なだけ?確かに!

エリートゲレンデ
最大斜度18度 平均斜度15度 距離180m

上記で巨大なリゾートマンションを紹介しましたが、そのリゾートマンションの真横を滑るのがこのエリートゲレンデとなります。
ゲレンデ自体は滑走距離短めコースなんですが難点が2つ。

ひとつは単に斜度の問題なんですが初級者の滑走者が大半のこのゲレンデに斜度がややキツイんですね。
迂回コースも無いようなのでちょっと厳しいかな?
あとひとつは左写真でも分かるように巨大なマンションのせいでゲレンデが午後になると日陰になります。
そうなるとかなり硬めのコースコンディションに変化してしまうのが難点。午前中は日当たりもよく緩んだ雪が午後になると急激に硬くなるため難易度が上がってしまうんですね。この2つの問題点は初級者には辛いですね。


※ 動画は画像をクリック

スーパーゲレンデ
最大斜度27度 平均斜度15度 距離600m

最後に滑走したのがこのスーパーゲレンデとなります。
このゲレンデは上部の山頂ゲレンデ側、メインの中央側そして先ほど紹介したハツカ石側を結ぶ真ん中にあるゲレンデです。
ゲレンデは上部斜度が急斜面、下部は緩斜面といった構成でコース幅も広く滑走距離も長めのため滑走充実度が高いコースとなっています。
コース内容の割りに滑走者が少ないのも特徴であり各コースが混雑した場合はここを目指すといいでしょう。
但しコース上部には初級者が横移動する迂回路が横切っているため十分に注意しましょう。

※ 動画は画像をクリック

駐車場・その他
石打丸山の駐車場は国道17号線沿いに複数存在します。どこも千円の駐車料金が必要となりますがゲレンデから近い場所が多く利便性は高いですね。 ただし比較的に気温が高いスキー場であり筆者が訪れた1月中旬でも日中は雪解けが進み駐車場に多くの水たまりができていました。
車を出た途端水没は注意しましょう。
アクセスは非常に楽です。関越道、石打インターから3km。10分もあれば到着できますので雪道運転に不慣れな方でも安心です。