さかえ倶楽部スキー場
長野県下水内郡栄村大字北信2903 TEL 0269-87-3333 公式サイト
基本データ
 規模 : 小規模 (20.3ha)
 コース数/リフト数 : コース8/3 
 Top−Baes (標高差) : 800m-400m(400m)
 最大滑走距離/最大斜度 : 1500m/34度
 主体コース : 中斜面
 お勧めの対象 : 中上級スキーヤー・ボーダー
 土日の営業時間 : 8:30〜16:30 
当日データ 2013/3/16(土)
 天候 : 晴れ
 積雪量 : 220cm
 雪質 : 重たい湿り雪
 混雑/リフト待ち : 混雑なし/リフト待ちなし
 アクセス道路状況 : ほぼ全行程ドライ
 リフト料金(通常土日1日券) : 大人3500円 シニア3000円 子供2500円
 駐車場料金(駐車台数) : 全日無料 (230台)
スキー場ミシュラン (評価は全面滑走可能の通常営業時が基本)
(1〜40★・41〜50★★・51〜70★★★・71〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 アクセス 駐車場 接客 加減算 合計
面積
(8)
急斜面
(10)
中斜面
(10)
緩斜面
(10)
コース幅
(4)
連続
滑走
(5)
雪質
(5)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(5)
配置

(5)
待ち
時間
(5)
リフト
料金
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
ICの距離
道路
(3)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
特別 100
3 5 10 5 3 2 1 5 5 3 3 5 4 3 3 3 0 3 3 0 69

どんなスキー場?
長野県と新潟県の県境に位置するスキー場。コンパクトなスキー場ながら中上級者が滑走充実感を得られるとの事でひそかに人気が出ているスキー場でもあります。

スキー場位置は野沢温泉から津南に抜ける国道117号線沿い。
アクセス面において長野県で一番行きにくいスキー場ではないだろうか?
関東エリアからは関越道塩沢石内インターから、中京関西方面は上信越道豊田飯山インターが最寄となるが関越利用の場合は厳しい峠道、上信越道からは国道が非常に長く来場のネックとなっている。

ゲレンデは中急斜面が中心。どこを滑ってもロングコースこそ無いが中上級者に
とって満足できる斜面が多い。
特にDコースのフラット急斜面は是非とも滑走したい。
ワイドなコース幅と綺麗に整った斜面は上級者にとって涙ものの滑走が約束されています。
また、豪雪地帯で知られている当エリアは100%天然雪でゲレンデ作りがなされ
ており雪不足とは無縁のスキー場といえるでしょう。
ロコスキー場の部類になるかもしれないがスキー場施設も整っていてまさに「穴場」といえるスキー場であることは間違いない。

当、情報局も一押ししたいスキー場である。

Aコース
最大斜度25度 平均斜度15度 距離520m

山頂から滑り出す中斜面です。
尾根の開放的なコースであり眺望が素晴らしい。
滑走距離が短いのが残念ですが繰り返して滑走するよりもそのままDコースへと連続して滑ることによって全体のコース変化が得られる。

南向き(?)斜面のためか日当たりがよくシーズン後半では雪質の悪化が避けられず斜度感の割りに難コースになりやすいコースでもあります。
圧雪作業はコンディションにより行われないときもあるようです。
降雪後はあえて作業を行わないことによりオフピステの斜面が楽しめるコースでもあります。

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Bコース
最大斜度20度 平均斜度16度 距離530m

スキー場最上部から滑走する中斜面です。
第二ペア沿いをストレートに滑り癖の無いストレートなコースと言えるでしょう。
残念ながらシーズン中の週末は各種のい大会が盛んに行われているコースでもあり、クローズされることもあるので来場には注意が必要。
コース幅は適度であるが起伏が多少ありなかなかテクニカルなコースとなっている。
また、コース上部からの眺望が素晴らしい。
谷あいのスキー場にありがちな四方を山に囲まれた窮屈なイメージではなく眼下に信濃川(千曲川)その先に広がりのある栄村の平野と遠くに苗場山を望む風景は北海道の景色にも似た雄大さを持つ。
是非とも繰り返しての滑走をお薦めしたい。

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Hコース
最大斜度20度 平均斜度15度 距離560m

Bコースを迂回するコースですが、斜度が若干緩む程度で逆に滑走者が多く、人気のコースとなっています。
コース幅もBコースに比べワイド。午後の遅い時間になるとコブも一部で発生するなどなかなか面白みのあるコースです。

Bコースでは敷居が高いと思われる滑走者にとってワイワイ楽しみながら滑ることが似合うコースでもあります。
最終的にBコースと合流しますので左側を意識しながら滑走しましょう。

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Cコース
最大斜度34度 平均斜度20度 距離230m

Aコース下部から枝分かれし第2ペアリフトに向かう短い急斜面です。
降雪後はかなりの深雪コースとなりますが雪が重たいときにはかなり難儀するコースでもあります。
スキー場きっての急斜面で最大斜度は35度。もさもさの雪が難易度を上げていますね。
少々滑りにくいといった印象でしょうか?
滑走距離も短くあっという間に終わってしまいます。

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Eコース
最大斜度26度 平均斜度23度 距離370m

第二ペアリフト乗り場下からスタートする急斜面です。
斜度は極端にきつくは無いですが常に未圧雪の難斜面となっているコースです。
上級者専用のコースではありますが途中に初心者向けの迂回コースが何度か横切っており棚を作る形となっています。
コース的に考えるとこの初級者向けコースは閉鎖してEコースの再整備をすることにより魅力が更に増すのではないかと考えます。

数少ない初級者コースが減るとはいえ現状あまり活かしきれていないことを考えると中上級者向けに特化したスキー場作りも必要なのかな?と思う次第でした。
コース下部では緩斜面Fコースと合流するため滑走スピードは抑えましょ。

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スキー場規模の割りに施設が充実しているのもここさかえ倶楽部の特徴でしょう。夏場にも村の集まり等で多目的に利用されている施設であります。
さてこのセンターハウスの食堂は非常に大きくまた清潔感あふれるフロアとなっています。ゆっくり休めるのが◎ですね。
ご覧のように食堂は長テーブルが並べられています。お昼時も満席になることは余りなくゆっくり食事を食べられますね。
またこのスキー場は野沢菜が無料で食べ放題です。三時にはお茶とこの野沢菜で休憩している人の姿をよく見かけます。
食堂のメニューとなります。
あまり特産品を使ったメニューはありません。極一般的なものが多いのがちょっと残念。栄村はトマトが特産品なんでメニューに取り入れてもいいんじゃないかな?
お値段は結構リーズナブルです。
また地元のお母さんたちが作ってくれる豚汁定食なんて温かみを感じちゃいますね。
おかぁ〜さーん!!!!
これは珍しい。
単なる餃子ではなく行者ニンニクの餃子です。
山が近いからというか山そのものだから行者ニンニクも沢山取れるんでしょうね。
食さなかったのが残念でなりません。
何故かこのメニュー英語表記です。
外人さんの来場者多いのかな? 観光地としてはかなりマニアックな場所だと思うんだけど。
海にもそんなに遠くは無いけど新潟ってマグロの水揚げ有名だったっけ???

Fコース
最大斜度12度 平均斜度10度 距離440m

第三ペアを利用して滑る緩斜面。初級者用コースが少ないさかえ倶楽部にあって唯一コース幅のワイドな緩斜面はこのゲレンデであろう。

滑走者も少なく専用リフトも架かり思う存分繰り返して滑走を楽しむことができます。
滑り出しがちょっとだけ斜度がきついと思われますが大きくターンをすることによりクリアできるでしょう。
尚、上部のEコースから滑り込む上級者もいます。滑走する前には確認する必要があります。


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Dコース
最大斜度25度 平均斜度17度 距離940m

第一ペアリフト沿いを滑る1000m弱の中急斜面。ここさかえ倶楽部のメインコースとも呼べるコースである。
上部はワイドなコース幅で曲がりやねじれの無い一枚バーン。
大回りでの滑走はかなりのハイスピードとなるコースであり上級者にはかなり滑走意欲を沸き立ててくれるコースでもある。
なかなかこのようなコースは他のスキー場では見受けられず、大げさかもしれないがカムイスキーリンクスのゴールドコースを思い出させる内容でもある。
コース下部ではストレートに進むDコース以外にGコースへと枝分かれして滑走するのも面白い。
さかえ倶楽部を穴場的存在に押し上げているのはまさにこのDコースあってのものだと感じます。


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Gコース
最大斜度20度 平均斜度12度 距離470m

メインコースであるDコース中間から枝分かれするコース。
滑走距離は短めではありますが第一ペアリフトに接続しやすいコースでもありDコースからこちらに流れる滑走者も多いです。
コースは林間の中斜面。蛇行したコースは変化もあって楽しめる。
残念なのはこのコースだけを滑走するリフトが無くDコースを滑走しないと滑ることができない。やや難易度の高いDコースがネックとなり初級者が滑るにはハードルが高くなってしまっている。


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迂回コース
最大斜度10度 平均斜度8度 距離1200m 
(数値は体感)

第一ペアを利用して初級者が滑走できるのはこのコースしかない。
Eコースの急斜面を横切るような形で付けられたコースでありコース幅は狭い。
コース後半にはFコースの緩斜面と合流するので初級者には滑り応えのあるコースといえるでしょう。
但しEコースでも紹介したように急斜面を何回か分断したような形となってしまい棚を作っているのがこのコースでもある。

できればEコースを横切らないようなコースの付け替えがなされれば更に両コースが魅力的となること間違いないと考えます。

※ 動画は画像をクリック 

眺望

眺望は意外や意外、なかなか解放感のある風景が広がっているんですよ〜
眼下の信濃川の奥にはおひざ元の栄村の平野が広がり、その奥には苗場山をはじめとする越後の山々が連なっています。
結構北海道に似た風景なのかな?と見とれてしまいます。

ここ栄村は長野県の端に位置していて各地域の繋がりはむしろお隣の新潟県の方が深いかもしれませんね。
一番近い長野県の町と言えば飯山市になりますがそこまで30km、一方、新潟県の津南町までは11kmしか離れていないんですもんね。

あっ眺望とは関係ない話でしたね。

来場時はたまたま栄村としてのイベント「さかえ雪ん子まつり」がスキー場のベースで行われていました。たくさんの露天や抽選会など各種模様しものなどが満載のお祭りですね。色んなスキー場に来場すると時としてこんなイベントに出くわすこともあるんです。
信州のゆるキャラとしてかなり有名になってきたアルクマくんも来場していました。アルクマくんの秘密。背中のリュックサックの中を見ようとすると怒って帰ってしまうそうです(笑)
「信州プロレス」などのショーも開かれていてスキーを忘れて楽しんでしまいました。
寒いのにご苦労様です。

駐車場・その他
駐車場は決して大きくはありませんがアスファルトで整備され除雪も完璧で非常に利用しやすい駐車場です。
来場時はたまたまお祭りがあって結構混雑していましたがそんなイベントが無ければ週末でも満車になることは無いでしょう。

アクセスがネックのスキー場です。関東からは関越道、石打インターから山岳路の国道353号線、十二峠を通り来場するのが一般的でしょうね。

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