丸沼高原スキー場
群馬県利根郡片品村東小川4658‐58 TEL 0278-58-2211 公式サイト
基本データ
 規模 : 中規模 (60ha)
 コース数/リフト数 : コース13/1 7 1
 Top−Baes (標高差) : 2000m-1390m(610m)
 最大滑走距離/最大斜度 : 4000m/32度
 主体コース : 中斜面
 お勧めの対象 : 中級スキーヤー・ボーダー
 土日の営業時間 : 8:15〜16:30 (曜日により異なる)
当日データ 2013/2/17(日)
 天候 : 快晴
 積雪量 : 240cm
 雪質 : 軽い湿り雪
 混雑/リフト待ち : バイオレット混雑/ゴンドラ最大10分
 アクセス道路状況 : 沼田ICより圧雪凍結
 リフト料金(通常土日1日券) : 大人4500円 シニア4000円 子供2000円
 駐車場料金(駐車台数) : 中央駐車場500円その他無料(2200台)
スキー場ミシュラン (評価は全面滑走可能の通常営業時が基本)
(1〜40★・41〜50★★・51〜70★★★・71〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 アクセス 駐車場 接客 加減算 合計
面積
(8)
急斜面
(10)
中斜面
(10)
緩斜面
(10)
コース幅
(4)
連続
滑走
(5)
雪質
(5)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(5)
配置

(5)
待ち
時間
(5)
リフト
料金
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
ICの距離
道路
(3)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
特別 100
4 4 8 8 3 2 4 4 1 2 2 2 3 3 3 3 1 2 2 0 61

どんなスキー場?
関越道、沼田インターを利用するスキー場で最も奥まった位置にある中規模のスキー場がこの丸沼高原である。 スキー場のトップは2000mの標高があり雪質は折り紙つき。
以前はシーズンインの営業を11月初旬からしていたがコスト的に合わないのか、シーズンの早さを競うことは無くなったようである。
またそれに伴いICSを使った造雪もやめてしまい通常のスノーマシンで造る雪でシーズンインを迎えている。

最近の丸沼はやや元気が無くなったように思える。その一面としてゴンドラ上部のコースは緩斜面ばかりそれもメインのローズコース上部は斜度が全くない平らなコースであり滑走の楽しみを味わえない。これでは実施無いも等しい状態と言えるだろう。
また人気コースバイオレットに架かる第5スーパーツインはその輸送力不足から慢性的なリフト待ちが発生してしまっており改善は10年以上経っても変わらないものとなっている。
コースレパートリーや施設面で申し分ない内容の丸沼高原だけに何かカンフル剤的な改善策を望むところではあるが大規模な改修は殆ど無理となっている。
今後冬季のゴンドラ営業中止も有りうるのではないかと予想する丸沼高原である。

尚、朗報としてアクセスでネックになっていた椎坂峠に2014シーズンから椎坂トンネルが開通する。
近隣のスキー場は全て恩恵を預かることとなる。アクセス面で一番不利に有った丸沼高原にとってはかなりの+効果が期待できる。

イエローコース
最大斜度15度 平均斜度11度 距離400m

丸沼高原、ベースエリアのメインゲレンデです。
またサマーゲレンデでも利用されるコースで下地は人工芝があり雪が少なくても石や土の露出はないコースとなっています。
滑走距離はやや短めながら斜度は絶妙です。
大回りが楽しく滑れるコースであり数値以上の斜度感が良いですね。
ちょっと前まではゲレンデ上部に一本の立ち木がありましたが現在は伐採されフルオープンバーンとなりました。
シーズンインはかなり混雑の激しいゲレンデなのですが各コースが滑れるハイシーズンは思いのほか空いたゲレンデとなります。
反復練習にはもってこいですね。


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バイオレットコース
最大斜度23度 平均斜度13度 距離621m

現在の丸沼高原のメインゲレンデとも呼べるコースです。
ハイシーズン中、もっとも混雑するコースでありいつでもたくさんの滑走者で賑わいを見せています。
滑走者の大半は大回りで尚且つハイスピード滑走をしており初級者の滑走はお薦めできない。
その分順番を待てばコースクリアになることもしばしばあり自分のラインを外すことなく滑走することも可能ですね。

コースと平行に架かる第5スーパーツインはコース同様に核となりるリフトでいつも混雑している印象です。
そんなときは少し上部に架かる第2ペアを使うと良いでしょう。
ややスピードは遅いものの混雑は少ないリフトとなります。

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グリーンコース
最大斜度18度 平均斜度11度 距離675m

バイオレットコースの迂回的コースではあるが、単なる斜度の緩いコースではなくボーダーや初中級者には絶大な人気を誇るコースです。
コーススタート位置はコバルト下部。大きく左にカーブしながら滑走するコースは多少の斜度変化もあり中間部のレストラン「とんふぁん」までスピードを落とさずに滑ることができる。
滑走距離も長くコース幅も中間からは広いため圧迫感は少ないコースです。
但し日当たりがいいためシーズン後半になってくると雪が緩みやすくやや滑りにくくなるため足を取られることに注意したい。

また滑走者はバイオレットと違い初中級者が多くなるためコースで立ち止まる人も多くなるため他の人を注意しながら滑ろう。

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日光白根山

ゴンドラを降車すると目の前には日光白根山2578mが聳えています。
夏場は沢山の登山者が登る山でも有名となっていますが冬季はこの丸沼高原スキー場から先に行く人はほとんど居ないですね。
やはり眺めるだけにしておきましょう。


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からくらコース
最大斜度23度 平均斜度9度 距離1100m

ゴンドラを利用するコースでのメインバーンとなっている。
しかしながら緩斜面の続く面白みのないコースとなってしまっており、おおひろ
コースが閉鎖されてからは中上級者にとってゴンドラを使う意味合いがあまりなくなってしまった。
また、コースはローズコースへと続くのであるが途中の斜度がほぼゼロになってしまうのはボーダーには辛いところ。ボーダーが板を脱いで歩いている姿をしばしば見かける。

コース改善を希望するが、いっそ冬季のゴンドラ営業をやめてしまってもいいのでは?
滑走者にとって実害も少ないでしょう?と思わせるほどのコースとなっている。

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丸沼高原のレストランは大きく2つあります。先ずはセンターハウス内にある「プラトー」ここはイエローコースの前に位置しておりゲレンデを眺めるには絶好のポジション。明るく大きなレストランです。
通常メニュー以外にもちょっと小腹が空いたときのおやつも充実しています。 写真の竹炭バニラ、お歯黒になりそう〜
プラトーのメニューは豊富です。お値段はちょっと高めかな??大体1000円〜1200円のメニューが多いですね。
写真のメンチカツでかいね〜皿の半分ぐらいはあるんじゃない??
山の中で刺身を提供するのは珍しいですね。1000円以下で食べられるしカレーやラーメンばかりじゃ飽きちゃうもんね。
お薦めです。
丸沼高原の来場者はリフトパック券を利用する人が多いんです。通常4500円のリフト券が1000円の食事券+200円のドリンク券付きで4900円なんでお得感ありますよね。
おつりが出ませんから上手く組み合わせて利用しましょう。
こちらはかなり具だくさんのカレーです。
上記のメンチカツカレーとはルー自体が違うようですね。レストラン側としては手間がかかると思いますがちゃんと味を分けている所なんか好感が持てます。
大盛りはできませんとわざわざ記載するということは要望が多いんじゃないでしょうか?
であればなんでその要望に応えないのかな??
ただ量を増やせばいいだけなんじゃないかな?
その他理由でもあるのかな?
小さなことですが結構重要だったりします。

しらねコース
最大斜度30度 平均斜度13度 距離560m

ゴンドラ山頂からストレートに滑る林間の中緩斜面です。スキー場表記では中上級者コースとなっていますが実際は初級者でも楽しく滑れるコースであり最大斜度の30度も何処の部分かよくわからない。
コースは途中でコブの急斜面シルバーコースへまた尾根の緩斜面からくらコースへと分岐しており自分の技量でコース選択をしましょう。

ゴンドラ山頂から滑走できるのはこの2本の緩斜面のみとなっているのが少々寂しいですね。
ちょっと活かしきれていないのかなと言ったところが正直な感想です。


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ローズコース(上部)
最大斜度25度 平均斜度12度 距離1738m


ゴンドラからの滑走コースですが「からくらコース」から続く。ベタベタの緩斜面部分から谷あいに移ると一気に斜度感は増す。

また斜度がきつくなった部分はいつも雪質がアイスバーンとなったコンディションで初中級者が難儀する姿が目立っている。

コース幅は中間部までは広く逃げ道もあるのだがポール専用部分を迂回するところから一気に狭くなるため尚更圧迫感が増してしまう。

しかしながら初中級者はこの部分を滑らなくては下部に行くことはできずコース改善が必要ではないだろうか?


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ローズコース(下部)
最大斜度25度 平均斜度12度 距離1738m

バイオレットコースと第5スーパーツインを挟んで反対側に位置する中斜面です。
滑り出しはバイオレットよりも高く斜度のきつい部分も長い。
このコースは基本的に競技専用のコースと思ってもらって間違いない。シーズン中の週末は殆どクローズされた状態となっており一般滑走者はなかなか滑る機会が無いものの日曜の午後を狙うと大会も終了している事も多く滑ることができる。但しコース整備が入らない場合はポールの溝やスノーセメントが撒かれた部分は極端にコンディションが違うため要注意です。

写真のように日影になる部分が多く全体のコンディションも硬めとなっています。

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ゴールドコース
最大斜度27度 平均斜度22度 距離460m

以前はゴンドラ側上部からの滑り出しもでき、丸沼高原最大斜度を持つコースであったが現在は上部のコースが閉鎖されて短めのフラット中斜面に変更している。
上級者グループのレッスンで利用されることが多い以外はあまり滑走者も多くなく平行して架かるシングルリフトも待ち時間無しとなっています。

コースは下部コバルトに接続しておりコース合流してくる滑走者には注意したい。インパクトに欠けるコースとなってしまったのが少々残念ですね。
黙々とカービング練習をするにはそれが逆にいいかも?

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シルバーコース
最大斜度32度 平均斜度17度 距離755m

丸沼高原の最大斜度を持つ急斜面です。
上部はゴンドラからのしらねコースから枝分かれし滑り込む。
常に大きなコブに覆われるコースであり日陰であることもあってバーンコンディションは堅めのときが多い。
コブのピッチはやや広めか?粒も揃っていて滑りやすいのだが中央部分だけは掘れていることもあり足前に応じてラインの選択をするといいでしょう。

エスケープルートがなく初中級者の流入もなく急斜面ながら立ち止まる人は少ないので気兼ねなく上級者は滑りに専念できるコースと言えるでしょう。

コバルトコース
最大斜度15度 平均斜度10度 距離325m

丸沼高原上部にある短めの中緩斜面となります。
コース幅が広く滑り出しの斜度はちょっときつめながら初級者でも十分に楽しめるコースとなっています。

コースコンディションも常に良好な状態、雪質も申し分なく非常に滑りやすいコースと言えるでしょう。
中央に架かる第8リフトも混雑少なめであり意外と穴場的コースになっています。
このコバルトからグリーンにかけて連続滑走もストレスがなく、長距離での滑走も楽しい。

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オレンジコース
最大斜度14度 平均斜度9度 距離1316m

丸沼高原でのボードパークと言ったらこのコースでしょう。
コース自体はグリーンコースと平行している部分も有りますが実際は第1リフト
から下の部分がパークとなっている。
林間の緩斜面は多数のアイテムが設置されていてディガーの整備も万全。非常に利用しやすいパークとなっているようです。

ちょっと拝見していましたがパーク内のルールもきちんと守られておりトラブルも少なそうですね。

また林間のコースですが雰囲気は非常に明るく難易度も高くないため誰でも利用できるパークとなっています。
他コースからの流入もなく理想系のパークではないだろうか?


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レッドコース
最大斜度11度 平均斜度8度 距離865m

第1ペアリフトを利用してオレンジコースの更に外側を滑る林間の緩斜面です。
ブルーコース以外に初級者が滑走する場合このコースをお薦めしましょう。
滑走中に厳しい部分は一切ありません。
終始斜度は緩く尚且つコースコンディションも良好で初級者には本当に優しいコースとなっています。
滑走者もスキーの初級者が大半であり上級者の流入もなく気兼ねない滑りが楽しめますね。

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ブルーコース
最大斜度13度 平均斜度9度 距離648m

丸沼高原で唯一スキー専用のコースとなっているのがこのブルーコースです。
コース幅の広い緩斜面ですが最近は子供の姿を見かけるだけであまり活用されていないように感じるコースとなってしまっています。
これは上部側からのコースインが非常にしにくくなっていてクローズされたようなコースとなっているからであろう。

そろそろボーダーにも開放する時期が来ているのではないかと思ってしまいます。
筆者が来場したときも幼稚園?の団体さんがスクール真っ最中でありチビッコと一緒の滑走となってしまった。


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こちらはゲレンデ中間にあるレストラン「とんふぁん」です。来場時は「北海道の味」と題して数種類の限定メニューを提供していました。
いいですね〜 こういう企画。一つ一つのメニューは別段珍しくはないのですが、このようにきちんとPOPなどで表示されると食べてみようかな?とおもっちゃいます
スープカレーって北海道が発祥の地なんですよね。
私はカレーといったらとろみのあるルーが好きなんで注文はしませんが結構女性に好まれるんですよね。
注文している人も多かったです。
でた〜 懐かしいジンギスカン!昔は山型の鉄板でジュージュー焼いて食べてたのを思い出しますがスキー場では全く見なくなりましたね。
ここ丸沼では流石にテーブルで焼いて食べるわけにはいかないけど味は昔のまま???
でもちょっと高いかな?
筆者が今回食したのはこのザンギ定食!
まぁ平たく言えば「鳥のから揚げ定食」です(笑) 
温かいカラアゲに絶妙のタレが掛かりかなり美味しかったです。 またボリュームもあるんで腹ペコスキーヤー&ボーダーにも最適のメニューです。 千円ポッキリの値段もうれしいです。
この豚丼は北海道、帯広あたりの味ですね。写真だけではちょっと判らないけど豚を醤油ダレで味付けして炭火であぶったものを丼にのせるのが本場の味ですね。タレが焦げて絶妙に香ばしくなるところが良いんですよね。
これそこまでしてるかな???
やっぱり北海道といったらラーメンは外せないでしょう。筆者も北海道に行ったら必ず1食、いや2食は食べるメニューです。
今回は塩ラーメンの提供ですね。 難しい味をチョイスしましたね〜 素材の良し悪しが直ぐにわかるごまかしの効かない味ですよ〜

駐車場・その他
丸沼高原の駐車場は大きく2つ。ひとつはセンターハウス前の中央駐車場。こちらは週末500円の有料ですが直ぐにいっぱいになってしまう人気の駐車場です。
また写真の駐車場は無料ながら少々ゲレンデまで歩く駐車場でかなりの台数が駐車することができます。
遅い時間に到着した場合はこの駐車場のかなり後方になることは覚悟したほうがいいでしょう。
またアクセスについては120号線鎌田の交差点より山岳路となるため滑り止めは必携です。

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