恐羅漢スノーパーク
広島県山県郡安芸太田町大字横川 TEL 0826-28-7007 公式サイト
基本データ
 規模 : 中規模 (60ha)
 コース数/リフト数 : コース17/1 7 
 Top−Baes (標高差) : 1345m-845m(500m)
 最大滑走距離/最大斜度 : 2500m/38度
 主体コース : 中急斜面
 お勧めの対象 : 上級スキーヤー・ボーダー
 土日の営業時間 : 7:30〜17:00 
当日データ 2013/2/11(月)
 天候 : 曇り
 積雪量 : 130cm
 雪質 : 湿り雪
 混雑/リフト待ち : 立山コース混雑/ヒエ畑第1 5分
 アクセス道路状況 : スキー場手前10kmより圧雪
 リフト料金(全日9時間券) : 大人4900円 シニア3800円 子供3000円
 駐車場料金(駐車台数) : 全日無料 (1700台)
スキー場ミシュラン (評価は全面滑走可能の通常営業時が基本)
(1〜40★・41〜50★★・51〜70★★★・71〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★
規模 コース 自然 リフト 施設 アクセス 駐車場 接客 加減算 合計
面積
(8)
急斜面
(10)
中斜面
(10)
緩斜面
(10)
コース幅
(4)
連続
滑走
(5)
雪質
(5)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(5)
配置

(5)
待ち
時間
(5)
リフト
料金
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
ICの距離
道路
(3)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
特別 100
4 8 5 4 3 3 1 2 2 2 2 2 1 1 1 1 1 2 2 0 47

どんなスキー場?
広島県内の最高峰。恐羅漢山(1346m)の裾野に広がる中規模スキー場、それが恐羅漢山スキー場である。
スキー場名はかなりインパクトが強いがスキー場自体も名前に負けず個性豊かである。
ゲレンデは横に広く長距離滑走できるコースは少ないものの急斜面ゲレンデの割合が多いため中上級者に向いているスキー場という感想です。各コースの詳細については下部で紹介することにしましょう。

西日本のスキー場ということで雪質はあまり期待ができないのではあるが大半のコースは自然の雪で作られたゲレンデであり気温が低いときは滑走しやすいコンディションともめぐり合えそうです。
スキー場施設やリフトはお世辞にも新しい者ではなくかなり老朽化が目だつ、改修や修繕は大規模にならざる得なく、今後の運営がかなり心配です。

このスキー場のネックはそのアクセスではないだろうか?
国道191号線からかなり奥まった位置にありまたそのアクセスは非常に神経を使う山道となっている。
ゲレンデの資質は高いのであるが、繰り返し来場する場合このアクセスがかなり難題となる。

またもう一方の問題というかリフト料金の高額化が目に付く。自然降雪に頼るスキー場であり、各リフトや施設を修繕する訳でもないのに料金だけが高額なのである。大人9時間券は平日についても4900円。これは志賀高原や八方尾根よりも高い値段となっている。この価格では来場に躊躇する滑走者も少なくないと思われる。

コアなエキスパート滑走者ならばゲレンデの楽しさ>アクセス&リフト料金となるが、一般ファミリー来場者にはハードルの高いスキー場といえるところが残念である。

島根県益田市の宿からゲレンデに到着したのは9:00を回っていました。
途中のアクセス道路は国道を外れてから一部圧雪状態になり急こう配の山岳道路でラクラクアクセスとは言い難い状態でした。
道幅も狭く慎重な運転が要求されます。

駐車場はやや後方の位置となりゲレンデまで5分程度の歩きを強要されてしまいましたが
駐車場内の除雪は良好で歩きやすかったです。

さてゲレンデベースはかなり狭くまたセンターハウスと言えるか分からないですが「広大ヒュッテ」はかなり古い建物で30年ぐらい前の建物ではないだろうか?
食堂、レンタルが基本の設備で他は余り望むことのできない施設となっています。

立山尾根コース
最大斜度30度 平均斜度14度 距離500m

さてリフトを2本乗り継いで上部ゲレンデを目指して見ましょう。

コース幅のワイドな中斜面雪質も硬めながら上々です。
コースに大きな起伏も無くフラット状態で非常に滑りやすいコースです。滑走距離は立山第2ペア1本分の500m弱ですが反復して滑りたくなるようなコースです。

中級者に一番好まれるコースではないでしょうか。ゲレンデスペックほどの斜度感も有りませんので安心して大回りが楽しめます。

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立山谷コース
最大斜度30度 平均斜度14度 距離1200m

山尾根コースのメイン部分を滑り途中から大きく右に枝分かれするのがこの「谷コース」である。
前半の快適な尾根からややタイトな谷側に回り込むと斜度はぐっと緩みクルージングコースへと変化していく。
初級者はこのコースを滑走する方も多いのですが快適度、楽しめるかと言われたらやはりストレートに尾根コースを滑走する方が数倍滑走充実感を得られるであろう。
立山エリアは山頂から滑れる初級者コースが無いため迂回コースを作り下部でこのコースにドッキングする事が最も望まれるこのだと感じる次第です。


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三軒小屋コース
最大斜度12度 平均斜度10度 距離700m (数値は体感)

立山エリアのメインともなる緩斜面がこの三軒小屋コースであろう。
立山第1A,B線降車後左へ回り込むとこのコースを滑走する事になります。
斜度は緩め。適度に立ち木を残したコースは変化に富んでいて初級者が滑走するのに適している。
滑走距離もちょうどリフト1本分700mと適度である事もお勧めしたい点ですね。
 

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立山平コース
最大斜度15度 平均斜度10度 距離700m (数値は体感)

三軒小屋コースとはリフト林を挟んで反対側に位置するコースがこの立山平コースである。
滑り出しはワイドな緩斜面。中間部まではずっとコース幅も広く沢山の初級者で賑わっている。下部はコース幅も狭まるが斜度も緩いため難易度は低い。
初級者には恐羅漢で一番お勧めできるコースと言えるでしょう。

尚、コースは重複するが下部は名前が異なり「古屋敷コース」 となる。
コース名を分ける意味がよくわからない。


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鍋掘コース
最大斜度18度 平均斜度13度 距離500m (数値は体感)

さてこの「鍋掘コース」を通って隣の旧カヤバタエリアに移動してみましょう。
ここ、恐羅漢は大きく分けて先に紹介した立山エリア、これから進むカヤバタエリア、ソシテメインとなるブナ坂ヒエ畑エリアの3つに分類される。
各コースは連絡路もあり行き来は不自由がないがひとつ注意うぃしなければならないのがこの鍋掘コースである。
このコース途中枝分かれをしてカヤバタエリアに移動するのであるがそのままベースまで滑り下りてしまうとファミリー広場に出てしまう。
そのファミリー広場からはどのコースに行くにしても斜面を登り返さなくてはならず思わぬ労力を使ってしまいます。
要注意ですね。
コース自体はいたってシンプル。
単なる連絡路なんですけどね。 


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こちらはお昼時のロッジ内部です。この他にも食堂はいくつかありますが凄い混雑でした。
とても食事を食べる雰囲気ではなく改善が希望される部分ですね。
もうごちゃごちゃしていて個人的にこういう雰囲気は大嫌いです。
こちらは食堂の券売機です。
メニューに変ったものは無く多分何十年も同じものを出してるんだと推測します。
経営努力が感じられませんね。残念です。
食堂の値段は安めとなっています。
他の方が食しているのを拝見しましたが意外に美味しそうでした。

夏焼コース
最大斜度38度 平均斜度17度 距離1200m

さてカヤバタエリアに来てゲレンデトップを目指しましょう。
このエリアはペアリフト1本でカバーされており実にシンプルです。
最上部から滑り出すコースは2本。どちらも生半可なテクニックでは太刀打ちできない難斜面が待ち構えています。
左写真はコブの「夏焼コース」おおきなコブの揃った尾根ノコースです。
最大斜度も38度とかなりの急斜面で滑走者も非常に少ないコースとなっています。 
来場した日が悪かったのか今回はコースがガチガチ。見た目には分からないのですがアイスバーンのコブといっていいコンディションで板が折れるかとおもったぐらいです。
やけに空いてるな〜 と思った原因が初めて分かりました。
怪我する前にゆっくり降りましょう。(-_-;)

砥石郷コース
最大斜度38度 平均斜度17度 距離1200m

こちらは上部のもう一本のコースですがこのコースもかなりの急斜面ですね。
今回は雪不足で中間に草木が目立ち滑走を断念しましたがオープンしていたかは不明です。
全くと言っていいほど誰も滑っていませんでしたから。
西日本のスキー場は雪質が急激に変化します。特に寒暖の差が激しいためアイスバーンになる事も多いようですね。
なかなか侮れませんよ〜

エコロジーコース
最大斜度12度 平均斜度10度 距離400m (数値は体感)

夏焼コースを滑り下りると中間より下部はこのエコロジーコースとなります。
適度なコース幅で滑走者も少なく思い通りにラインうぃお選ぶことができるコースとなっています。
出だしがやや急な斜度ではありますがそれも短くその後は斜度の緩めな緩斜面となります。
また、このコースはウエーブかかっていてそれが単調さになりやすい斜面を面白くしています。
中級者でもそこそこ遊べるコースです。混雑が嫌な方はこのエリアを中心に滑るのもいいでしょうね。尚、カヤバタA線は中間駅があり上部急斜面を滑らずに下部のみを滑走する事も可能となっています。 


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牛小屋コース
最大斜度12度 平均斜度10度 距離400m
 (数値は体感)

こちらはエコロジーコースとリフトを挟んだ反対側に位置したコースとなります。難易度はエコロジーコースとどうようで初中級者向け。

滑り出しは硬い雪の中斜面。小さなコブも出来ていて右へ回り込むことをお勧めします。
その後は斜度も一気に緩んだ緩斜面へと変化します。出だしの斜面さえクリア出来れば初級者でも快適に滑れるコースですね。

エコロジーコースよりも更に滑走者が少なく同じスキー場であっても混雑度が極端に違うのがここ恐羅漢の特徴でもあるんですね。
コースをもっと生かすには滑りだしの斜面整備をすることで初級者の滑走者が増えると思われます。 


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ブナ坂コース
最大斜度35度 平均斜度17度 距離1500m
さて今度は恐羅漢最大のエリアブナ坂ヒエ畑エリアに移動してきました。
ここは最上部に位置するブナ坂コースです、
下部では降雪があった気配は有りませんでしたがここは昨日雪が降ったんですね。
上部は雰囲気が違います。
コースは変化に富んだ中斜面。出だしは斜度も緩めながら雪質は良好で非常に気持ちのいい大回りが楽しめます。コース後半は斜度も増した硬めの急斜面へと変化しテクニカルなコースとなります。
この恐羅漢で中上級者が繰り返して滑走するのに一番適したコースだと思います。
 

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ヒエ畑コース
最大斜度38度 平均斜度19度 距離1400m

こちらのコースはブナ坂コースの反対側に位置したコースであり内容もほぼ同様となっています。
滑り出しは快適な林間の緩斜面。眺めがよく気持ちよくクルージングできる斜面です。コース後半は複雑な起伏が出てきていくつかのラインに別れますがどのラインも斜度が増した急斜面となっておりコース変化が楽しめます。
コーススペックの最大斜度はやや眉つばですが中級者でも楽しく滑走できるコースであり。
この「ヒエ畑コース」と「ブナ坂」コースを交互に滑ることで一日中滑っていても飽きのこない滑走が楽しめると思われます。
 

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ポールバーン
最大斜度15度 平均斜度12度 距離600m
 (数値は体感)

ブナ坂ヒエ畑エリアの最下部には2つのコースがあります。
左写真はコース幅のワイドなポールバーンです。
昔はヒエ畑コース下部というような言い方をしていたようですが現在はこんな名前がついています。
コースは緩斜面。確かにGS系のポールを張っていますが難易度はかなり低めであり一般ゲレンデは初級者に適したコースと言えるでしょう。
沢山の滑走者で賑わいを見せるコースとなっています。 


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スノーパーク
最大斜度15度 平均斜度12度 距離600m
 (数値は体感)

一方こちらはポールバーンとはリフトを挟んで反対側のスノーパークとなっています。
パークといってもそのアイテムはほんの少しだけ。。ほとんど無いに等しい内容で単なる緩斜面と言ってもいいでしょう。
何故かポールバーンに比べ空いているので初級者はむしろこちら側を滑走する事をお勧めしましょう。

コースの荒れ方もポールバーンに比べ少ないです。 


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古屋敷コース
最大斜度8度 平均斜度5度 距離300m
 (数値は体感)

最後に滑走したのは立山平コースの最下部に位置する古屋敷コースです。
殆ど斜度のないコースです。
初心者でも安心して滑ることができるコースとなっています。
但しこの部分のみを滑ることはできずリフトの利用は立山第1A,B線を利用しますので必然と立山平コースも滑走することとなります。

何故この部分だけコース名を分けたのか未だに不明ですがこの部分をネットで囲ってベルコンを設置すればキッズエリアになると思います。

現状ではなんだかよくわからないコースとなってしまっていますね。 

お土産コーナーも以外に品数が多かったです。
どうしてもお菓子が中心のお土産でしたが地元の方以外にも来場者が有るのかな???
ここは広島県ですが、何故か水木しげるの名前が入ったお土産も有るんですね。たしかあの方出身地は鳥取県だったんじゃないかな?
まぁ〜いいか。
かなり人気のあるスキー場ということが帰得るときに分かりました。駐車場に入りきれない車が路上にまであふれています。
道幅も狭いので対向車が来たときにはちょっと困っちゃいますね〜

駐車場・その他
アクセスは冒頭に記入しましたが、あまり気軽に来れる山道ではありませんでした。ノーマルタイヤにチェーンを付けた車も多かったので尚更のことでしょう。
駐車場は嬉しい全日無料で1700台のスペースがあります。
除雪は綺麗にされていてグチャグチャになることはあまりなさそうですね。
アクセスもゲレンデも気合を入れて来場しなくてはいけない恐羅漢スノーパークでした。

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