若杉高原大屋スキー場
兵庫県養父市大屋町若杉99-2 TEL 079-669-1576 公式サイト
基本データ
 規模 : 零細規模 (14ha)
 コース数/リフト数 : コース4/1 2
 Top−Baes (標高差) : 850m-700m(150m)
 最大滑走距離/最大斜度 : 1500m/30度
 主体コース : 中急斜面
 お勧めの対象 : 上級スキーヤー・ボーダー
 土日の営業時間 : 8:15〜17:00 (ナイター営業なし)
当日データ 2013/2/9(土)
 天候 : 雪
 積雪量 : 75cm
 雪質 : 重めの湿り雪
 混雑/リフト待ち : ファミリーGにやや混雑/リフト待ちなし
 アクセス道路状況 : スキー場手前3kmから圧雪状態
 リフト料金(通常土日1日券) : 大人3800円 シニア3300円 子供1000円
 駐車場料金(駐車台数) : 土日祝 1000円 平日無料 (600台)
スキー場ミシュラン (評価は全面滑走可能の通常営業時が基本)
(1〜40★・41〜50★★・51〜70★★★・71〜80★★★★・81〜100★★★★★)  
規模 コース 自然 リフト 施設 アクセス 駐車場 接客 加減算 合計
面積
(8)
急斜面
(10)
中斜面
(10)
緩斜面
(10)
コース幅
(4)
連続
滑走
(5)
雪質
(5)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(5)
配置

(5)
待ち
時間
(5)
リフト
料金
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
ICの距離
道路
(3)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
特別 100
1 7 3 2 2 1 1 2 3 1 3 5 1 1 1 1 1 1 2 0 39

どんなスキー場?

兵庫県北部但馬地方にある小さなスキー場です。
スキー場規模は零細であるが主体斜面は斜度感のある急斜面。一部緩斜面
も存在するがさらに小規模であり基本的に初級者にはお薦めできない。

スキーセンター及び付帯施設も一昔、いや二昔前から改善が無いかと思われるような内容。ある意味懐かしさを感じさせるスキー場でもある。

このスキー場に中斜面が無いことが最大のウイークポイント。
初中級者が滑るところがないといった感想を持ちました。
山の地形で致し方ないのですが、せめて急斜面の一部を広く圧雪してあげることが改善の手段とも思えるのですがそれも行われていません。

スキー場が滑走者を選んでしまっている結果となっています。
大掛かりな改善は必要ないと思うが何か手を打って欲しいスキー場ですね。

スキー場全体

スキー場到着時は営業開始したばかりであったが既に沢山の滑走者が滑りを楽しんでいた。

スキー場のゲレンデは基本的に1枚バーン。
写真には写っていないが右側にファミリーゲレンデがあるが、極小さなスキー場ということがお分かりいただけるだろうか?
また斜面は急斜面が大半であり初級者にはあまりお勧めできないスキー場と言えるでしょう。
基本圧雪作業をしないのか?単なる降雪のためなのかは分からないが来場当日は荒れたコンディションであった。

※ 動画は画像をクリック

1号コース
最大斜度32度 平均斜度22度 距離500m

さて各コースを紹介してみましょう。
先ずは最初に滑ったのは1号リフト沿いの1号コース。コース名は味気ないものですが斜面は本気モードです。 左写真のように未圧雪の急斜面。基本的に何時もこんな状態なのかな? また部分的には下の写真のように膝下まで潜る深雪となっています。
雪が軽ければ快適なコースなんでしょうけど、西日本のスキー場の宿命かな?雪はかなり重く一端板が潜ると浮かび上がらすのに苦労するんです。
完全に上級者専用コースとなっていました。

2号コース
最大斜度28度 平均斜度18度 距離500m

大分雪は小降りとなってきましたがゲレンデコンディションは相変わらず悪いですね〜
続いて滑走したのはペアリフト沿いの2号コース。
斜度は1号コースに比べ若干緩くなっていますがコース真ん中にコブのラインが1本走っています。
写真のリフト左側から回り込むコースも有りますが直ぐに2号コースと合流してしまい難易度はさほど変わらないと思います。

ここ大屋スキー場は中斜面が何処にも見当たらないスキー場でありクルージングとしての滑走は期待できないスキー場と言えるでしょう。


※ 動画は画像をクリック

おやこみち
最大斜度10度 平均斜度8度 距離1500m

ゲレンデを見渡すと「おやこみち」 という小さな看板がゲレンデに立っています。
ゲレンデマップにはその記載がありませんがどうやらゲレンデトップから初級者が滑走できるコースが有るようですね。
早速滑ってみましょう。

コースは1号ゲレンデ上部を大きく回り込み途中で1号ゲレンデを横切って林の中に続いています。 かなり細めの滑走ラインですが、斜度が緩いためこれならば初級者でも十分に滑走できるコースでしょう。
最終的にファミリーゲレンデ上部に合流する1500mとなっています。


※ 動画は画像をクリック

ファミリーゲレンデ
最大斜度20度 平均斜度15度 距離200m

こちらは唯一の初級者ゲレンデです。
専用のリフトが架かり基本的には上級者の流入は無い。
ゲレンデは斜度感の無い1枚バーン。数値的には中斜面の部類ではあるが体感的には10度そこそこといった無いようです。
初級者には滑りやすいゲレンデだと思いますが滑走距離が短いのがやや難点です。
下の看板は誰のため???
※ 動画は画像をクリック

こちらがベースにあるレストランです。
センターハウスとは違い綺麗なレストランとなっています。
トイレの利用もこちらがお勧めです。
定番になってきましたゲレ食メニュー紹介です。
先ずはカレーライス。家庭的な盛り付けですね。
食する時間が無かったので写真のみの判断となりますがかなり美味しそうに感じました。
ラーメン系もシンプルではありますが他の方の食べているものを拝見すると結構美味しそうでしたね。
結構レベル高いのかな??

このレストランで充実しているのが定食系のメニューです。取り立てて目新しいものは無いんですが小鉢もついた定食は思わず頼んじゃおうかな?と思わせる内容ですね。
定食系のお値段は一律1000円。 この他に人気のから揚げ定食などもあります。
家庭的な雰囲気は筆者も嫌いじゃないですね〜
悪天候時や、寒さが厳しい時にはお汁粉!いや関西ではぜんざいですね。
大きめのお餅も入っていて美味しそうです。
丸餅は関西らしいですね〜

キッズゲレンデ

狭いスキー場ではあるがベース付近の緩斜面を利用してキッズエリアも設けられている。
エリアは上部上級者コースと繋がっているためハイスピード滑走者からキッズを守るためネットでの仕切りがある。
サイド部分のネットが無いため横方向のはみ出しや流入は気になるところではあるが中央にベルコンが設置された利用しやすい環境となっている。

このキッズエリア、一般ゲレンデよりもむしろ利用者が多くスキー場としてターゲットの絞り込みが難しい現状面もあるようです。

1号リフト

スキー場にあるリフトは3本。内2本はやや古めかしいシングルリフトとなっている。
搬器は古いのだがリフト券はICチップを使ったのもとなっているが、このスキー場に果たして必要なのか甚だ疑問だ。

むしろ紙のリフト券の方がスムーズな利用ができるのではないだろうか?

また、ファミリーゲレンデに架かるシングルリフトも小さな子供には非常に利用しにくい。
このあたりの改善策が本来は必要と思われるのだが。

トイレ

当スキー場での評判が悪いのはトイレ。
左写真は余り載せたくは無いのだが悪評のトイレである。
男子用ではあるが外から丸見え。 また一番悪いのが匂いである。
ゲレンデにも一部悪臭が漂う事もあり真っ先に改善すべき内容であろう。
東北や北海道のロコスキー場でも余り見かけなくなったこのようなトイレはまさに時代錯誤と言わざる得ない。


サニタリーの清潔さはスキー場を評価する重要なポイントでもある。

スキー場のセンターハウスとは別に食堂は存在します。
ペアリフト乗車位置下にある食堂はスキー場規模に適した大きさの食堂となっています。
リフト券はセンターハウスとは別の建物に有りますが窓口が小さく朝方の混雑は上げしい。
思わぬところで時間を食うことも有るため早めの購入を心がけたいです。
スキー場のアクセスは中国自動車道、山崎ICがメイン。高速IC降車後国道29号線を北上するがばんしゅう戸倉スキー場からの県道に入ると道幅も狭くやや急なこう配の山岳道路となるので運転には注意しましょう。

駐車場・その他
駐車場はひな壇形式でスキー場の回りに点在しています。
1ヶ所のスペースが狭いためどんどん奥に誘導させられますが、どの駐車位置からも極端にゲレンデは遠くないのが有り難いですね。
でも関西のスキー場は週末千円の有料駐車場が大半で一日に数ヵ所回る筆者にはかなりの痛手です。
どうにかならないもんかな〜

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