朝里川温泉スキー場
北海道小樽市朝里川温泉1丁目394番地 TEL 0134-54-0101 公式サイト
基本データ
 規模 : 中規模 (30ha)
 コース数/リフト数 : コース8/1 3
 Top−Baes (標高差) : 680m-140m(540m)
 最大滑走距離/最大斜度 : 3000m/36度
 主体コース : 中急斜面
 お勧めの対象 : 中上級スキーヤー・ボーダー
 土日の営業時間 : 9:00〜20:00 (ナイターは土日のみ)
当日データ 2013/1/27(日)
 天候 : 曇り
 積雪量 : 280cm
 雪質 : 軽い湿り雪
 混雑/リフト待ち : イエローコースやや混雑/トリプル最大5分
 アクセス道路状況 : 全行程圧雪
 リフト料金(通常土日1日券) : 大人2500円 シニア2200円 子供1400円
 駐車場料金(駐車台数) : 全日無料 (1000台)
スキー場ミシュラン (評価は全面滑走可能の通常営業時が基本)
(1〜40★・41〜50★★・51〜70★★★・71〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 アクセス 駐車場 接客 加減算 合計
面積
(8)
急斜面
(10)
中斜面
(10)
緩斜面
(10)
コース幅
(4)
連続
滑走
(5)
雪質
(5)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(5)
配置

(5)
待ち
時間
(5)
リフト
料金
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
ICの距離
道路
(3)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
特別 100
3 7 8 1 2 2 3 4 3 1 2 3 4 2 2 2 2 1 1 0 53

どんなスキー場?
小樽市街から高速を利用して15分程度の距離にある中規模スキー場です。
海岸からやや奥まった位置にあるためスキー場から海岸線は遠く、海に飛び込むというようなロケーションではない。

小樽市街地近郊の3スキー場(天狗山、オーンズ、朝里温泉)では一番規模の大きいスキー場であり来場者もロコ部類のスキー場としては多い。

ゲレンデはロングコースこそ無いものの中急斜面を中心にバラエティーの富んでいる。
また、各エリアのゲレンデは色別に区分けされており悪天候でも自分の居る位置が一目で判断できるところは評価できる。
複雑な地形を上手く利用したスキー場でレベルを問わず楽しめるスキー場となっている。
また、近隣の温泉施設も忘れてはならない。日帰り入浴施設も多く、スキーの後気持ちよく温泉に入ってから帰宅したいものである。

さて色々と冒頭からいいスキー場を連発したが本州からこのスキー場を目当てに来たいか?といわれた場合は筆者はNOと言ってしまうだろう。 それはこのスキー場に「北海道らしさ」が見当たらない事に他ならず本州でも同じようなスキー場は数多く存在する。
バランスの取れたスキー場ではあるがお薦め度としてはイマイチのスキー場と評価してしまうのである。

ここ朝里川温泉スキー場は小樽近隣のスキー場において来場者が一番多いスキー場と上記で紹介した。

その内容は来場したしょっぱなから体感することとなる。
筆者が来場した時間は午後の1時頃。既に狭い駐車場は満車状態であった。
本来ならば午前中で引き上げる来場者も多いはずなのですがこのスキー場はちょっと勝手が違うんです。帰る客と午後から来場する客が半々ぐらいでゲレンデに近いスペースは奪い合いとなっているんですね。
まさか北海道でこのような状況になるとは予想もしていなかったんです。
結局のところゲレンデからやや遠いスペースに車を置き長距離の歩きを強要されてしまいました。
何とかゲレンデに到着し回りを見渡すとやはり滑走者の多さが目立つ。
何故このスキー場の来場者が多いのか理由がよくわからないのだが一つはリフト1日券の価格2500円という安さとコースバリエーションが豊富な事が要因かな?
あまり本州のゲレンデ混雑と余り変わらない状況に少々がっかり感も有ったりします。


気分は少々がっかり感も有ったのだが逆にいえばそれだけ多くの来場者が居るんです。きっと素晴らしいゲレンデが待っているに違いないと思いこみ。リフトに乗りこむことにしましょう。

さてこの朝里川温泉はスキー場のにリフトはかなり古めかしい。

3機あるペアリフトはこのような搬器の中心に一本のパイプが通っただけのイスでつかまるところも少なくやや不安定な乗り物となっている。
初級者コースが少ないスキー場ではあるが小さな子供や初心者には恐怖感を与える乗り物となっているのではないだろうか?


ちょっと乗りなれないリフトで 先ずはスキー場のトップを目指します

リフト3本を乗り継ぐとそこは別天地が待っていました。

左写真はスキー場最上部、パープルコースからの眺望です。 昨日はオーンズから、本日午前中は天狗山からの眺望を体感しており感動もちょっと薄れ気味ではあるがやはり海が見えるスキー場は気持ちがいい!

このスキー場だけ訪れた場合はさらにその印象も変わることだろう。


パープルコース
最大斜度24度 平均斜度15度 距離1100m

さて最上部に上がってきました。 トップから滑り降りるコースはパープルコース。眺めのいい中斜面です。
リフト乗り場付近は斜度も緩みますが概ね快適な滑走が楽しめます。
コース整備もきちんとされており、ベース付近のコースよりも混雑度も緩和されていて他の滑走者を意識せず滑れるのはうれしいコースですね。
雪質も下部に比べ良好のようです。

但しご覧のように、北側が海となっており悪天候の場合はダイレクトに風が当たる斜面と思われますので強風が吹くコースでもあるようです


※ 動画は画像をクリック

グリーンBコース
最大斜度16度 平均斜度14度 距離800m

パープルコースから滑り降りると行く先は二手にコースが分かれます。
直進すれば未圧雪の急斜面、右へ曲がると緩斜面のグリーンBコースへと滑り込みます。

左写真はそのグリーンBコースです。
コースは中間で大きく「くの字」型に曲がっており急斜面のAコースと合流します。
単なるAコースの迂回的なコースではなく程度に緩急もあり滑っていて楽しめるコースとなっています。
初中級者が滑走するのに適したコースとなっています。


※ 動画は画像をクリック

こちらはセンターハウス内のレストランです。
テーブルのスペースが大きく取られまた隣との間隔も広くゆったりとした作りになっている。
これならば窮屈な思いをせずに食事を楽しめるでしょうね。
上部写真がレストランメニューの一部です。
品数はあまり多いほうではなく、メニュー内容も極々一般的なものばかりといった印象です。
またお値段もリフト券がかなり安い割りには高め。
首都圏近郊のスキー場とそう大差ない設定である。
この後の移動は空港のみとなっているためゆっくり食事をする時間があった。
今回は上の写真のあんかけご飯900円を食してみた。一見醤油の中華丼かと思ったのだが少々お味が違っていた。 これはこれで結構美味しく且つボリュームもそこそこであった。 ご馳走様!

グリーンAコース
最大斜度30度 平均斜度20度 距離450m

最大斜度30度の未圧雪コースでペアリフト沿いを滑る急斜面。
難易度はやや高い。雪がやわらかく且つ滑走者が比較的に多いためコース全体はコブで覆われています。
コブは掘れたものが多く滑りにくいもののコース両サイドはコブも無く技量によってエスケープできる安心感のあるコースでもある。
また、林側は深雪も残されたパウダーゾーンでもあり未圧雪パウダーを狙うのもこのコースの楽しみといえるでしょう。

リフトからの視線がかなり痛いコースということも付け加えておこう!

レッドAコース
最大斜度23度 平均斜度17度 距離800m

ベースから眺めるメインバーンはこのレッドコースとなります。
リフトを挟んで左がAコース。
ここまで降りてくると北海道とはいえ雪質もやや悪化してきます。
このAコースは両サイドがネットで仕切られたコースでありやや圧迫感があります。 筆者こういうコース嫌いなんですよね〜 なんんかのびのび滑れないという感じがして。

斜度はほぼ均一の中斜面。カービングバーンといっていい内容ですね。
全ての滑走者がこのコースで降りてくる訳ではありませんが各レベルの滑走者が入り乱れての滑りとなるため初級者にはやや恐怖心を抱かせるコースとなっているようです。写真を見る限りは大したコースには見えないんですけどね。


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レッドBコース
最大斜度15度 平均斜度12度 距離600m

一方リフトを挟んで反対側のレッドBコースは最大斜度15度の初級者向けコース???

いやいやスキー場の表記はそうなっていますが左写真はBコーストップからの撮影です。とても15度の斜度には見えませんね。体感的にはAコースよりもきつく35度程度の感覚でしょうか?

来場時はコース下部でボードの大会が開かれていましたが参加者もズリ落ちながらスタート位置まで向かっていたぐらいです。

基本的にコースの圧雪作業は行われていないようです。
降雪後は深雪エリアとなりそうですね。


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オレンジコース
最大斜度36度 平均斜度16度 距離500m

レッドコースを滑らずトラバースして出てくるのがこのオレンジコースです。
スキー場としては下部に位置するゲレンデではありますが、この斜面は侮れない!
朝里川温泉スキー場での最大斜度36度を誇る未圧雪の急斜面です。

雪質もやや重め、コブにはなっていないものの午後のコースは荒れ放題。
難易度も非常に高く連続して滑走する人は少ないチャレンジングバーンとなっています。

このコースを覗き込んで更に奥のイエローコースに移る滑走者も多く初中級者は安易に入り込まないほうが無難でしょうね。

イエローAコース
最大斜度22度 平均斜度16度 距離500m

スキー場最下部に位置するゲレンデです。
他のゲレンデからはセパレートされた感じの位置感覚はちょうど尾瀬岩鞍の第一ロマンスリフト沿いゲレンデに似ているだろうか?

斜度はややきつめの中斜面といったところ。
滑走者がそこそこ多く滑走ラインを気にしながらの滑りとなってしまうのは致し方ないところであろうか?

コース整備は綺麗にされており空いていれば極上のカービングバーンとなりうるゲレンデである。


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イエローBコース
最大斜度19度 平均斜度15度 距離500m

イエローコースはリフトを挟んで左右にコースが広がっています。
ベースより見て右側がイエローBコースとなります。

Aコースに比べ斜度は若干緩めでコース幅も広い。
初級者にはこちらのコースのほうが滑りやすいと思われるがその分滑走者も居多いので状況によってコース選択を判断しましょう。

ここ朝里川温泉スキー場では実質的な初級者コースがかなり少なく初級者にお薦めできるコースは無いと言わざる得ない。
逆に言えば中上級者には無駄な斜面が無いスキー場とも言えるでしょう。


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ブルーコース
最大斜度29度 平均斜度17度 距離1500m

さて、帰りの時間ともなり最後に残されたコースを滑走しましょう。

ここブルーコースはグリーンBコースから滑り込める緩急変化のあるロングコースです。
コース入り口がやや離れているためか滑走者は少なく快適な中距離滑走が楽しめるコースとなっている。
また、他コースからの途中進入もなく他の滑走者をあまり意識することなく滑りに集中できるものこのコースのいいところではないだろうか?

変化のあるコースは中級者向き。

このコースの難点はレッドラインのリフト降車位置からは横移動が長くまた登り部分も有り繰り返しての滑走に難があることを付け加えておこう。


※ 動画は画像をクリック

スキー場の施設はベースにあるセンターハウスが中心。
建ててまだそう年月は経っておらず綺麗な建物である。リフトがかなり旧式(?)のためギャップが面白い。
基本的に必要なものは全てこのセンターハウスで事足りるので不自由は感じさせない。
こちらがセンターハウスの内部である。
地元の来場者が大半を占めるためかセンターハウスの大きさの割りにお土産コーナーなどは申し訳ない程度のスペースと品数になっている。
朝里川温泉の名前が示すとおり、スキー場に通ずる道路には温泉施設が数多くある。
日帰りでも利用可能な施設もあるため是非ともスキー帰りには立ち寄ってみたい者である。

駐車場・その他
このスキー場のネックポイントとも言えるのがこの駐車場である。
谷あいにできたスキー場でもあり、駐車スペースは細長く、遅い時間に来場するとセンターハウスまでかなりの距離を歩かされることとなる。またお昼過ぎには空いてくる駐車場も午後に来場する人たちで上部のスペースには空がなかなか発生しない難点もある。
13時過ぎに来場した筆者はかなり歩かされる羽目となってしまった。
写真撮影は来場時ですがご覧のようにぎっちり埋まっています。

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