小樽天狗山スキー場
北海道小樽市最上2-16-15 TEL 0134-33-7381 公式サイト
基本データ
 規模 : 小規模 (22.7ha)
 コース数/リフト数 : コース6/1 1 1
 Top−Baes (標高差) : 532m-157m(375m)
 最大滑走距離/最大斜度 : 1700m/42度
 主体コース : 急斜面
 お勧めの対象 : 上級スキーヤー・ボーダー
 土日の営業時間 : 9:00〜20:00 
当日データ 2013/1/27(日)
 天候 : 雪(ガス)
 積雪量 : 195cm
 雪質 : 軽い湿り雪
 混雑/リフト待ち : 混雑なし/ロープウエイ40分
 アクセス道路状況 : 全行程圧雪
 リフト料金(通常8時間券) : 大人3800円 シニア3800円 子供2900円
 駐車場料金(駐車台数) : 全日無料 (400台)
スキー場ミシュラン (評価は全面滑走可能の通常営業時が基本)
(1〜40★・41〜50★★・51〜70★★★・71〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 アクセス 駐車場 接客 加減算 合計
面積
(8)
急斜面
(10)
中斜面
(10)
緩斜面
(10)
コース幅
(4)
連続
滑走
(5)
雪質
(5)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(5)
配置

(5)
待ち
時間
(5)
リフト
料金
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
ICの距離
道路
(3)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
特別 100
3 9 4 2 3 2 3 4 4 5 2 1 1 1 1 1 3 2 2 0 53

どんなスキー場?
当 小樽天狗山スキー場は北海道で初めてリフトが架かったスキー場でその歴史は古い。
また夜景が非常に綺麗なスキー場でもあり、スキーをしない観光客も夜間に訪れる価値の高いスキー場でもある。

スキー場施設はお世辞にも新しいとは言えないがスキー場規模からいえば十分な機能を持っており不自由は無い。

また各コースは主に急斜面が充実しており上級レベルの滑走者にはかなり滑りごたえのあるスキー場ではないであろうか?

特に急斜面で有名なのは天狗の壁を別名をもつダイナミックコース。
来場時はクローズされていて滑走する事は出来なかったがその最大斜度は42度。
エスケープルートもほとんどなくまさにエキスパート専用のコースと言えるでしょう。
急斜面ばかりが目立つ天狗山スキー場ですが、初級者にも適したコースがあります。
スキー場最上部に位置するファミリーコースは滑走距離こそ短もののワイドなフルオープンバーンで初級者でも安心して滑る事が出来るでしょう。

小樽市街地から非常に近いスキー場であり、市内観光にプラスして来場するのに適したスキー場と言えるでしょう。

スキー場の名前にもなっている天狗さん。このお面はロープウエイ上部の駅舎に置いてあります。

鼻なで天狗さんということで鼻をいっぱい触られて朱色の塗装がはげてしまっています。
でもその下地は金色なんですね。
こうなることを想定してたのかな?

小樽市街の眺望

前日はオーンズで遊び過ぎて天狗山のナイターは悪天候もあってパスしました。
翌日に来場すると天気は時折ガスがかかるものの視界はさほど悪くなかったのですが・・・ 風が強いんです。
ベースから上部へ上がる手段はロープウエイかペアリフト。 どちらも定刻には運行できず風が収まるのを待っている状態でした。
30分ほど待ってようやくロープウエイが運行し始めたのでやっと上部に移動する事が出来ました。
左写真はスキー場上部からの小樽市街のパノラマです。
これだけ街が近いと本当に夜景が綺麗なんでしょうね。

旧コース
最大斜度38度 平均斜度17度 距離947m

目まぐるしい天気ですね〜 急に日差しが差してきました。こんなタイミングを逃すことはできず先ずはメインゲレンデとなる旧コースを滑走して見ましょう。
上部はワイドなコース幅の急斜面、かぶは斜度も緩みロングライフコースに合流します。
素晴らしいコースですね〜
最大斜度は38度という数値ですが、斜度感覚はそこまで急には感じず恐怖心よりも楽しさの方が断然勝るコースですね。
海に近い割に雪質も上々であり繰り返して滑りたくなるコースです。


※ 動画は画像をクリック

新コース
最大斜度40度 平均斜度19度 距離903m

未だに運行しているのはロープウエイと上部緩斜面に架かるリフトのみです。
ベースまで降りてしまうとロープウエイの待ち時間が結構あって繰り返し滑走するにはパノラマペアリフトの運行開始が重要ですね。
さて次に滑走したのは急斜面の新コース。

旧コースとは最大斜度は2度しか変わらないですがこちらはかなりの急斜面です。
滑り出しからは途中の落ち込みが分からず視界が悪い時は少々危険さえ感じるコースでした。
また風がまともに当たるコースでもあり新雪は飛ばされアイスバーン気味の部分も有り。ラインを選ばないとこけたらそのまま下部迄落ちてしまいそうです。
なかなかスリリングなコースとなっていました。

バンビコース
最大斜度22度 平均斜度19度 距離270m

一向に風がやむ気配が無くペアリフトは動かなく非常に効率の悪い滑走が続いています。
次に滑走したのはスキー場のメインゲレンデとも言える正面のバンビコース。コースの内容は名前とは裏腹に滑走難易度は高い。
コース幅は適度に広いものの斜度は緩まないままベースまで続いています。
ここ天狗山スキー場のフロント部分の緩斜面は非常に狭いエリアしかなく、初級者が滑走するのに適したコースは最上部のファミリーゲレンデのみであろう。

このバンビコースは単体では滑走距離も短いが実際は新コースの下部コースと思っていい内容であり続けて滑走すれば1000mオーバーの中距離コースとなる。


※ 動画は画像をクリック

こちらのメニューはベースにある食堂のメニューとなります。
特段珍しいものはあまりありませんでした。
お値段も極々普通かな?といったところ。冬場でも観光客の来場が多いスキー場の為、利用者は多いんだと思います。
北海道らしいですね。ジンギスカンです。でも筆者が小さい時は八方や志賀なんかでは食堂でよくジンギスカンを食べているスキーヤーが多かったのですが最近ではほとんど見かけなくなりましたね。
なんでだろう?
このメニューのザンギとは??と思われる方も多いと思いますが、北海道の鳥のから揚げと思っていただければ間違いない。
内容はから揚げに中華風の甘辛いタレが掛かった物です。
ファミリーコース
最大斜度16度 平均斜度11度 距離400m

次に訪れたゲレンデは最上部に位置するファミリーコースです。
このコースは天狗山スキー場の他コースと性格が違う。 広々としたワイドな緩斜面が広がる面的ゲレンデは専用のペアリフトが運行されていてストレスなく滑走ができます。
ロープウエイを頼ることなく滑走できる点も待ち時間が無くていいですよね。
初級者にはうってつけのコースと言えるでしょう。

※ 動画は画像をクリック

ロングラインコース
最大斜度23度 平均斜度13度 距離1247m

ここ天狗山スキー場は急斜面主体のスキー場ではあるが唯一緩斜面が続くロングコースが存在します。

コーススタート地点はファミリーコースの外側で初めて来場する方にはやや分かりにくい。
コースに入ってしまえばベースまで迷うことは無い。
やや細めのコースは緩急を繰り返すが極端な急斜面は無く初中級者には楽しめるコースと言えるでしょう。

コースは中間でバンビコースへの枝分かれもしており足前に応じて滑り分けるといいだろう。
初級者がベースまで滑走できるコースであり他の急斜面よりはむしろ人気が高く滑走者も多い事を記載しておきましょう。


※ 動画は画像をクリック

スキー場付帯施設はベースとロープウエイで上がった上部にあります。
左写真はベースにあるロープウエイ駅舎である。
かなりシンプルな駅舎でありトイレとチケットセンター程度の利用となる。
隣の食堂にはレンタルなどもありそうですが、至れり尽くせりという内容ではない。
こちらはロープウエイ上部駅舎のレストランです。撮影時は時間が早かったため営業前でした。
ベースのレストランよりは広くて開放的な雰囲気ですね。また窓からは小樽市街も眺められ食事をするならこちらの方が雰囲気はいいですね。
ロープウエイ上部駅舎には小さいながらお土産コーナーも用意されています。
天狗をモチーフにした土産物もあり、お土産としてはちょうどいいかもしれませんね。
それにしてもこの小樽、韓国からの観光客が非常に多いですね〜
市街地の土産屋が並ぶ商店街も日本語より韓国語が多く飛び交ってました。
スキー場も同じくスキーをしない方はほとんどが韓国の方たちでした。

駐車場・その他
駐車場はロープウエイ駅舎付近にあります。停められる台数は余り多くないので来場時間によっては遠い位置しか空いていないときもありそうですね。

アクセスは市街地に近いとはいえ急激な上り坂もあり要注意。またスキー場の直前まで街中ですので交通量も多いことが本州のスキー場との違いでしょうか?

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