札幌藻岩山スキー場
北海道札幌市南区藻岩下  TEL 011-581-2518 公式サイト
基本データ
 規模 : 中規模 (30ha)
 コース数/リフト数 : コース10/ 2、2、1
 Top−Baes (標高差) : 448m-173m(275m)
 最大滑走距離/最大斜度 : 2620m/38度
 主体コース : 中急斜面
 お勧めの対象 : 中上級スキーヤー
 土日の営業時間 : 8:30〜21:00 
当日データ 2013/1/25(金)
 天候 : 曇り
 積雪量 : 125cm
 雪質 : 湿り雪 (クラスト)
 混雑/リフト待ち : 混雑なし/リフト待ちなし
 アクセス道路状況 : 全行程圧雪
 リフト料金(7時間券) : 大人3200円 シニア3200円 子供3200円
 駐車場料金(駐車台数) : 全日無料 (700台)
スキー場ミシュラン (評価は全面滑走可能の通常営業時が基本)
(1〜40★・41〜50★★・51〜70★★★・71〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 アクセス 駐車場 接客 加減算 合計
面積
(8)
急斜面
(10)
中斜面
(10)
緩斜面
(10)
コース幅
(4)
連続
滑走
(5)
雪質
(5)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(5)
配置

(5)
待ち
時間
(5)
リフト
料金
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
ICの距離
道路
(3)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
特別 100
3 8 7 4 4 3 3 3 5 4 3 4 4 1 2 2 3 2 2 0 67

どんなスキー場?
札幌市街地から一番近いスキー場がキャッチフレーズの当、藻岩山スキー場はスキー専用のスキー場である。

確かにキャッチフレーズ通りに市街地からは20分程度の距離にある。
スキー場の入り口は2ヶ所あるがメインの玄関は北斜面入り口となる。
スキー場施設は新しいとは言えないがそこそこ機能的な施設であり不自由を感じることは無い。

肝心のゲレンデはというと、これだけ市街地に近いにも関わらず本格的。未圧雪急斜面、センターハウス前の緩斜面、滑走距離は短いがフラットな中斜面とバランスが取れた斜面構成となっている。

また、ナイター営業も毎日21:00まで営業しているため仕事を終えたあと来場しても十分に滑れるスキー場であるため札幌市民にとっては利用価値が一番高いスキー場と言っていいだろう。

尚、筆者が訪れたナイター時間は滑走者も少なくお勧めできる時間帯である。 リフト券の券種も豊富。特にナイター16券(16時より)には100円を+するだけで食事券も付いているのでこちらをお勧めしよう。
このようなスキー場はシーズン券の利用価値が一番高いスキー場でもある。

パノラマコース
最大斜度24度 平均斜度12度 距離800m

スキー場到着は16:00ちょっと前です。駐車場はメインの北斜面ではなく南側に停めました。ようやくナイター照明が点灯する時間でしたが日中の滑走者はほとんどいないようです。 ナイター券購入後に一本パノラマコースを滑走しましたが中緩斜面コースの割に雪質が未圧雪のモナカ雪となっており非常に滑りにくいコンディションとなっていました。 圧雪車も入っているため帰りがけにもう一本滑ってみましょう。 このコースはワイドな中斜面となっていて圧雪後はフラットカービングバーンを期待しちゃいます。
※動画は画像をクリック

ダイナミックコース
最大斜度37度 平均斜度22度 距離400m

太陽がようやく沈みナイター照明が点灯されました。
このスキー場は観光尾根コースを境に北側と南側の斜面に別れています。
北側は先ほどのパノラマコースのみで大半は南側にコースが集中している構成です。

さて南斜面へと移動して最初に滑走するのはこのダイナミックコース。結構な斜度の一枚バーンです。
こちらは日中そこそこの滑走者がいたようでコースは荒れた感じになっていますね。そして来場日は少々気温が高かったのかな?雪質が今一重くかなりのテクニカルバーンとなっていました。
滑走者が多ければかなりのコブに覆われるはずですので完全にエキスパートコースといっていいでしょう。
こんなコースもナイターで滑れてしまうところなんかは流石北海道ですね。

うさぎ平コース
最大斜度35度 平均斜度15度 距離840m

一端ベースまで降りてリフト2本乗り継ぎ最上部まで上がってきました。
次に滑走するのは樋状態のコースうさぎ平です。狭いコースではないため滑り出しを選べばいくつかの滑走ラインが選べます。こちらも基本的には圧雪作業はしていないコースです。見た目以上に難易度が高く得に樋の底にあたる部分は下部写真のように深い溝コブが育っています。
こちらの雪もクラストした滑りにくい雪でしたね〜
※動画は画像をクリック

からまつコース
最大斜度38度 平均斜度15度 距離730m

この藻岩山スキー場、ナイターでの滑走はスキー場全体の9割程度可能となっています。
しかしながら左写真のからまつコースはナイター照明が無く唯一といっていい滑走不可コースとなっています。
こちらは当、藻岩山で最大斜度を誇るコースでありかなりチャレンジし甲斐のある難易度ですね。
但しコースコース幅がかなりワイドであり大きなターンを繰り返せば中級者でも滑走できるかなと思わせる内容でした。

首都圏近郊にこの藻岩山スキー場が有った場合かなり人気のスキー場となりこのコースにしても大きなコブだらけになること間違いないでしょうね。 

スキー場のメイン施設は北斜面エリアにある。
センターハウスと食堂が一体化した施設ではある。レンタルも利用可能となっているためちょっとナイターを滑りたいなと思って手ぶらで来場しても大丈夫なのです。
こちらはセンターハウスのイブとなります。
多少の来場者は居るんですがちょうど時間が夕食時とあってスキー場は閑散としている。北海道市民は食事を終えてから近隣のスキー場に出向くのが一般的なようですね。
こちらは食堂(あえてレストランではない)の内部です。まぁ〜決して最新の施設ではなくむしろ老朽化している部類なんですが妙に落ち着くんですよね。
パイプイスに食堂らしさがにじみ出るテーブル。
あっ!失礼!
食堂のメニューは極々一般的なものが多いです。
でもね結構お値段はリーズナブルなんですね。
北海道らしくラーメンは結構美味しそうでした。
(他の方が食べてるのを横目で見ちゃったりして(笑))
丼物も数は少ないものの提供されています。
どちらも680円ってかなり安いですよね。
首都圏近郊なら1000円程度のメニューかな?
筆者はリフト券に100円を追加してカツカレーを頂きました。100円でカツカレー食べられちゃうんですね(笑)
結構ボリュームもあってスキー場を後にホテルに到着しても晩御飯を食べる事が出来ませんでした。
もうちょっと軽いものにしとけばよかったかな??

観光道路コース
最大斜度7度 平均斜度5度 距離3300m

ここ、藻岩山には初級者向けの緩斜面コースもいくつか用意されています。
その代表的なコースが左写真の感光道路コースです。
名前の通りに夏場の道路を利用したコースであり中上級者には面白みに欠けるとは思いますが、初級者にはナイターでもスキー場トップから滑ることができる唯一のコースとなります。

夜間はやや薄暗く単独での滑走は不安も感じるコースではありますがコース案内はしっかりしていますので南側斜面などに入り込むことはないでしょう。

この規模のスキー場で3000mオーバーのコースはやはり貴重な存在です。


※動画は画像をクリック

クリスタルコース
最大斜度23度 平均斜度15度 距離400m

バランスの取れた藻岩山スキー場にあって不足気味なのが中斜面ではないでしょうか?
南斜面側では唯一といっていいフラット中斜面があるコースはこのクリスタルコースとなります。
日中も人気のあったコースでしょう。荒れ方が他のゲレンデよりもありややバンピーな個所も。
でも斜度も適度な中斜面で気持ちのいい大回りが楽しめます。

コースと平行に架かる第三ペアを利用して繰り返し滑走できる事も評価が高いコースとなっています。


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フレンドリーゲレンデ
最大斜度13度 平均斜度10度 距離400m

さて場所は南斜面側ベースエリアにやってきています。

ベースエリアの緩斜面は第1ペアリフトを挟んで2コース。
先ずはうさぎ平コースから滑り込むフレンドリーコースを滑走してみましょう。
このベースコースは緩斜面といっても全く斜度の無いコースではなく適度にスピード感の味わえるコースといっていいでしょう。コース幅もワイドであり、初級者にはなかなか楽しめるコースではないでしょうか。
コースの荒れも少ないため雪面の変化を意識することなく楽しく滑走できるはずですね。


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ファミリーゲレンデ
最大斜度13度 平均斜度10度 距離400m

ベースエリアもう一本のコースはファミリーゲレンデです。
やや片斜面となっているこのゲレンデはリフト沿いが一番素直な滑走ラインで斜度も均一で比較的に滑りやすい。
但し右手からダイナミックコースやクリスタルコースなどを滑った滑走者が合流するためスピードを落とさない滑走者も多く見受けられる。
恐怖を感じる初心者はとなりのフレンドリーコースに逃げた方がいいかもしれないです。

またナイター時は札幌市内の夜景を眺めながら滑走できるコースでもある。


※動画は画像をクリック

うさぎ平コースからの夜景

藻岩山の売りはなにもゲレンデばかりではない。
札幌市街地から一番近いスキー場とあって夜景が非常に綺麗なスキー場でもある。現在は夜間にロープウエイの運行はないようであるが是非とも来場はナイターを狙うことを推奨します。

北海道三大夜景、函館山、小樽天狗とともに見る価値が是非ありますよ〜

駐車場・その他
こちらは南斜面側の駐車場です。
筆者は北斜面側に停めましたがどちらも夜間は十分なスペースがありました。
国道230号からややキツメの斜度の山道を登ります。
スタックする事は無いと思いますが降雪時などは結構バンピーな道となりますので運転には注意しましょう。
また地下鉄、タクシーを乗り継いでも比較的に短時間で来場できることも付け加えておきましょう。

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