猪苗代スキー場
福島県 耶麻郡猪苗代町字葉山7105  TEL 0242-62-5100  公式サイト
基本データ
 規模 : 大規模 (103ha)
 コース数/リフト数 : コース16/ 3 5
 Top−Baes (標高差) : 1255m-675m(580m)
 最大滑走距離/最大斜度 : 3200m/34度
 主体コース : 中斜面
 お勧めの対象 : ALLスキーヤー・ボーダー
 土日の営業時間 : 8:30〜22:00 (土のみ22:00迄)
当日データ 2013/1/12(土)
 天候 : 晴れ
 積雪量 : 110cm
 雪質 : 湿り雪
 混雑/リフト待ち : 混雑なし/リフト待ちなし
 アクセス道路状況 : ほぼ全行程圧雪
 リフト料金(通常土日1日券) : 大人4400円 シニア4000円 子供3600円
 駐車場料金(駐車台数) : 全日無料 (2000台)
スキー場ミシュラン (評価は全面滑走可能の通常営業時が基本)
(1〜40★・41〜50★★・51〜70★★★・71〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 アクセス 駐車場 接客 加減算 合計
面積
(8)
急斜面
(10)
中斜面
(10)
緩斜面
(10)
コース幅
(4)
連続
滑走
(5)
雪質
(5)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(5)
配置

(5)
待ち
時間
(5)
リフト
料金
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
ICの距離
道路
(3)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
特別 100
5 4 7 7 4 3 2 2 3 4 1 4 3 2 2 2 3 3 2 0 63

どんなスキー場?
福島県、磐梯山麓に広がるスキー場です。
磐越道からも一番よく見渡せるスキー場であり来場経験のある方も多いのでは?
スキー場は以前、中央エリアとミネロエリアの2ヶ所に分かれていたが現在は完全にひとつのスキー場として再出発している。

この二つのエリアはスキー場としての顔が違う。
比較的難易度が高いミネロエリア。こちらはコブ斜面やフラットロングコースが主体で中上級者好みのゲレンデといえるだろう。
一方、中央エリアは古いタイプのゲレンデであるため、面的なゲレンデが魅力的。
斜度も緩めであり週末はファミリーや初級者で賑わうゲレンデとなっている。

眺望はどちらのサイドからも眼下に猪苗代湖を望むロケーションで開放的な雰囲気である。
このスキー場の難点は両サイドの行き来が少々しにくい。
特に最上部でのつながりは余り一般的ではないかもしれない。

ともあれオールラウンドに楽しめるスキー場でありお薦め度も高く未だ来場のしたことの無い方には是非とも来場して頂きたい
スキー場である。

ミネロウエストコース
最大斜度22度 平均斜度14度 距離1200m

筆者が猪苗代に来場するときは必ずミネロ側の駐車場を利用します。センターハウスがしっかりしていることと駐車場からの歩きが少ないことが理由ですね。
さてリフト運行時間です。 先ず上がってきたのはクワッドリフト1本でアクセスできるミネロウエストコース。
天気がいいですね〜 がんかの猪苗代湖もばっちり眺められ気分は上々です。

このコースは中斜面から緩斜面に変化する整地されたコースです。前半の斜面はワイドな中斜面でコース整備も完璧で非常に滑りやすいコンディション。

コース中盤からは林間となり斜度も幾分緩みます。
快適なクルージングコースで朝一の足慣らしにはピッタリのコースですね。


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ミネロイーストコース
最大斜度22度 平均斜度14度 距離1200m

ウエストコースの後はイーストコースを滑走してみます。ウエストに比べ幾分斜度が緩やかな他は内容的に同じと思っていいでしょう。

コース幅は極端に広くはありませんがそれでも十分なほどであり、均一な斜度が下部迄続くコースです。

ウエストに比べ滑走者がやや多いのも素直な真っすぐのコースからでしょうか?
明るい雰囲気のコースとなっています。


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赤埴大回転コース(コブ斜面)
最大斜度34度 平均斜度16度 距離1500m

下部整地バーンを滑走した後はミネロのメインコースでもある赤埴大回転コースにやってきました。
このコースはメインとなるコブの上部急斜面〜ミネロ第3リフトまでのコースとなります。
上部の斜面と中間から下はコース内容が事なりさらに上部でも林を隔てた整地のコースをあるので各コースごとに紹介しましょう。

先ずはコブ斜面。 斜度は34度でコブが一番できやすいコースす。常に大きなコブで覆われているため一端入ると逃げ場がありません。
コブは自然コブのため大小不規則なできとなっていますが比較的に滑りやすい内容です。
但し朝方は雪が硬い事が多いためコースに入るときは雪の緩むお昼頃がいいと感じました。


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赤埴大回転コース(上部フラットバーン)
最大斜度34度 平均斜度16度 距離1500m

こちらはコブ斜面の隣で林を隔てたフラットコースです。幾分雪が硬くかなりのハイスピードコースとなっていますが滑走者も少なくコブも無いため上級者の大回り滑走には適したコースと言えるでしょう。
下部でコブ斜面と合流するため一端はスピードを落とす必要がありますが、その後中斜面に入り1500mを全て大回りで滑る事も出来る貴重なコースですね。

人が少なく筆者のお気に入りのコースです。


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赤埴大回転コース(中斜面)
最大斜度34度 平均斜度16度 距離1500m

赤埴大回転コースはさらに続きます。一端はウエストコースと滑走を共有しますが大きく右へ枝分かれし緩めの中斜面へと変化します。

コース上適度なウネリがありなかなか楽しめるコースでもありミネロ第3リフトを使い繰り返し滑れるのも嬉しいですね。
中級者の方に一番適したコースだと思います。
尚、この中斜面部分だけでもなかなかの距離があり上部のコブ斜面を滑らなくても赤埴大回転コースは十分に楽しむことができます。


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今回はミネロ側のレストランを紹介しましょう。
先ずは定番のカレー。
単に盛りつけだけなんですが赤埴凸凹カレー。ネーミングが面白いですね。
お味も美味しんですよ〜
こちらはガッツリ系のソースカツ丼。
ソースのお味で丼ぶりの出来を左右する意外と当たり外れのあるメニューなんですがミネロのソースカツ丼は◎ですね。
ん〜これは食べたことがないです。
とろろにおくら、その他数種類のネバネバ系の食材が入っています。
どうやって食べるんだろう?醤油をかけるんだろうな〜
海のない会津地方でマグロです。
それも出汁茶漬けというメニューは他でも見たことがありません。
今度来場した時は是非とも食してみたいメニューですね。
ミネロのセンターハウスにはパン屋さんがあるんです。それも結構本格的。
街のベーカリーと同じスタイルで好きなパンを自分で選んでトレーで会計です。10時や3時には最高のスタイルですよね。
ミネロのパン屋さんで一押しなのがこのメロンパン。何やら遅い時間だと売り切れちゃうこともあるとかで今回は10時にはお茶タイムを取り食してみました。
美味しいです。絶対お勧め。もう癖になりますね。
またこの裏メニューにはメロンパンにソフトクリームを乗せたスペシャルメニューもあるらしく次回食してみたいです。

ミネロセントラルコース
最大斜度14度 平均斜度12度 距離600m

ミネロ側の下部コースはウエストとイーストの間に数本の緩斜面が枝分かれしています。
左写真はその代表的なコースでイースト側から続けて滑る滑走者が多いコースです。
林間の緩斜面であり下部に少々斜度の増す部分もありますが初級者には適したコースと言えるでしょう。
コース整備もバッチリです。


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上部連絡路

さてミネロ側のコースを制覇して今度は中央側へトラバースしましょう。
ミネロと中央へのアクセスは下部と上部で行き来できるようになっています。
左写真はその上部連絡路です。

やや登りの部分もあり、ボードでは歩きを強要されてしまいまう連絡路なんですよ〜。
滑走できる部分も無く本当に行き来のための道ですね。
クロスカントリー気分を味わえますよ〜 (笑)

天の庭コース
最大斜度23度 平均斜度17度 距離600m

連絡を歩き移動してきたのは中央エリアの最上部天の庭コースです。
このコースは先ほどの連絡をを移動しなければ滑走できないコースであり、滑走者は殆どいません。
林間の中斜面で雰囲気も良く好きなコースでありますが、繰り返しの滑走ができないのが残念です。

やや片斜面気味ではありますがコースの荒れもほとんどなく快適に大回りが楽しめるコースとなっています。

まさに天の庭ですね。


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お馬返しゲレンデ
最大斜度27度 平均斜度18度 距離600m

天の庭コースから下部に滑り込むと一気に賑やかなゲレンデに出ることとなります。
このお馬返しゲレンデは斜度もややキツメの中斜面、単なるフラットバーンでは無くコースのうねりが至る所でありなかなかテクニカルなコースとなっています。やや滑走ラインが集中しやすいので他の滑走者には要注意するコースでもあります。


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ぶな平ゲレンデ・うさぎ平コース
最大斜度14度 平均斜度11度 距離1100m

ここ猪苗代の中央エリアのコースは一つのコースに名前が複数存在しており、分かりにくさがあります。
このぶな平やうさぎ平も実質は同じコースと言えるでしょう。
上記で紹介したお馬返しと合わせ一つのコースとした方がスッキリするはずです。
コースは中緩斜面。コース幅が非常にワイドであり面的要素の中央エリアの代表格ともなるゲレンデです。
南向き斜面で雪質の悪化が早いのが残念ではありますが初級者でもスピードを出して滑走してもらいたいコースですね。

林間コース
最大斜度25度 平均斜度16度 距離900m


次に滑走したのははやま第6リフト沿いのもう一つのコース林間コースです。
このコースに入ったのは午後からになってですがコースコンディションは非常にいい状態を保っていました。
少し右側に傾いたコースではありますがそんなこと余り気にせず滑れる内容です。

また、数値ほど斜度感はありませんので初級者の方でもどんどん滑ってもらいたいコースです。


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ふりこ坂コース
最大斜度27度 平均斜度25度 距離300m

はやま第1リフトを使い人気の中央ゲレンデに行く場合、手前に最難関のコースが待ち構えています。
それが左写真のふりこ坂コースとなります。
初級者が多い中央エリアです、このコースで立ち止まる滑走者が多くて上級者でも安心して滑走はできずスピードダウンを余儀なくされてしまうんですね。
なんとか迂回コースを設置して上げられればさらに下の中央ゲレンデが生きて来るのでしょうね。
ちなみに滑走距離は極々短いもので上級者にとってはあっという間に終わってしまうコースなんですが。


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中央ゲレンデ
最大斜度14度 平均斜度10度 距離550m

猪苗代のカンバンゲレンデといってもいいのがこの中央ゲレンデです。
先ずは左の写真を見てお分かりのように非常にワイドな緩斜面です。
コースは均一な斜度で起伏も無くまさに初級者天国と言えるコースでしょう。
滑走距離も適度でありシーズン中の週末は沢山の滑走者で賑わっています。

またこのようなベースゲレンデからは眺望の無いスキー場が多い中この猪苗代中央ゲレンデからは眼下の猪苗代湖や正面の山々が見渡せるロケーションで初級者でも景色を満喫する事ができる点も評価したい。

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葉山ゲレンデ
最大斜度12度 平均斜度11度 距離500m

中央ゲレンデベースにはいくつかの緩斜面コースがあります。
メインの中央ゲレンデ以外にも初心者に優しいコースが待っています。

この葉山ゲレンデはベースゲレンデ向かって一番左にある斜面。
他のコースとは独立した位置にあり基本的に初級者以外の滑走者の滑り込みの無く安心して滑ることができるでしょう。
またゲレンデ内に適度に残された立ち木がアクセントとなりいい雰囲気を出しています。
静かなゲレンデでありファミリーにもお勧めできる内容です。


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西ゲレンデ
最大斜度13度 平均斜度10度 距離750m

この西ゲレンデは中央ゲレンデと葉山ゲレンデの間に位置する緩斜面。
両ゲレンデ同様に難易度の低いゲレンデであり数多くの滑走者で賑わっています。
またリフトは葉山第7初心者リフトが架かっておりスピードもゆるめのためリフト乗車について不安な方でも安心して乗車できる。
このような緩斜面が多い事も猪苗代中央エリアの特徴ですね。
ミネロ側との住み分けもきちんとできている事が地形的に素晴らしいです。


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東坂コース
最大斜度34度 平均斜度28度 距離300m

さて猪苗代スキー場で最大斜度を誇るのは赤埴大回転コースだけではない。中央エリアにも急斜面は存在します。

それはふりこ坂コースの横、林を隔てた位置にあるんですが少々目立ちにくいコースでもあります。
何故かこのコースは雪質が硬く尚且つバンピーで滑りにくいのだが滑走距離が300mしか無く直ぐに終わってしまう。
あえてこのコースに名前を付ける意味は余りないと思われふりこ坂急斜面でいいのではないかと思われます。

会津地方のお土産で思いつくのがこの喜多方ラーメン。
猪苗代のすぐ隣に位置しておりスキー場でもお土産として販売されています。喜多方ラーメンの特徴はやや太めのちぢれ麺にあっさりした醤油味。 筆者も大好きな味です。
酒豪の皆さんにもちゃんと用意されているお土産がありました。一升5000円とはちょっとお高い気もしますが大吟醸ですもんね。
どんなお味なのかな?
あまり見かけませんでしたが猪苗代には地ビールもあるようです。
こちらも700円とちょっと高めですが、スキー場に行かれて地ビールがあると必ず飲む方も多いんじゃないでしょうか? それも地方へ行った時の楽しみですね。

駐車場・その他
ミネロ側の駐車場写真を撮り忘れて中央エリアの駐車場を撮影しました。
以前は中央エリアは有料、ミネロエリアは無料となっていましたが現在はどちらも無料となっています。
ただ、お勧めはミネロエリア。何と言ってもセンターハウスからの距離が近く行き来が楽な事ですね。ただ初級者が主体の場合は中央エリアをお勧めします。
アクセスに難所はありませんが猪苗代町内の道がやや細く入り組んでいますので気をつけましょう。

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