スノーバレー利賀
富山県 南砺市利賀村上百瀬 TEL 0763-68-2800 公式サイト
基本データ
 規模 : 中規模 (32.5ha)
 コース数/リフト数 : コース10/ 1 2
 Top−Baes (標高差) : 1330m-760m(570m)
 最大滑走距離/最大斜度 : 5000m/38度
 主体コース : 中急斜面
 お勧めの対象 : 中上級スキーヤー・ボーダー
 土日の営業時間 : 9:00〜16:00 
当日データ 2013/1/5(土)
 天候 : 快晴
 積雪量 : 240cm
 雪質 : 軽い湿り雪
 混雑/リフト待ち : 混雑なし/リフト待ちなし
 アクセス道路状況 : ほぼ全行程圧雪
 リフト料金(通常土日1日券) : 大人4000円 シニア2000円 子供2000円
 駐車場料金(駐車台数) : 全日無料 (1500台)
スキー場ミシュラン (評価は全面滑走可能の通常営業時が基本)
(1〜40★・41〜50★★・51〜70★★★・71〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 アクセス 駐車場 接客 加減算 合計
面積
(8)
急斜面
(10)
中斜面
(10)
緩斜面
(10)
コース幅
(4)
連続
滑走
(5)
雪質
(5)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(5)
配置

(5)
待ち
時間
(5)
リフト
料金
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
ICの距離
道路
(3)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
特別 100
3 5 5 3 2 3 3 4 5 4 2 5 2 3 3 3 0 2 2 -1 58

どんなスキー場?
富山県南砺市にある中規模スキー場であるこのスノーバレー利賀は中急斜面が充実したスキー場です。

このスキー場の特徴は、富山県にあっても豪雪地帯にありシーズン中はかなりの降雪量で近隣のスキー場が雪不足の年であってもここだけは滑走できる事が多いようである。
海岸から奥地に入っているためか雪質も良好であり非圧雪コースでは軽いパウダー滑走もタイミングが合えば楽しめるスキー場です。

また何と言っても各コースの難易度が高い。初級者にはあまりお勧めできるスキー場ではないがその分上級者には滑っていただきたいコースが目白押し。

中でもオフピステのBコースは降雪後の新雪滑走はかなり楽しめるコースとなっている。
尾根のFコースも面白い。コース幅はやや狭いのであるが斜度がそこそこあり滑走者が少ない分テクニカルなコースを飛ばすことができる。

また、地方のロコスキー場とは一線を画す、スキー場施設の充実度も忘れてはならない。 初めて訪れた時には何故この山奥にこんな立派なスキーセンターが有るのか?とビックリするぐらいである。

逆にこのスキー場の難点はそのアクセスであろう。メインの北陸道、南砺インターから34km。一時間程度の山岳道路を延々走らなくてはならず地元民であってもやや敬遠する距離である。また間違っても富山市八尾町側からアクセスしてはいけない。とんでもない山岳路で危険を伴うこととなってしまう。

注、2013までは営業しているがそれ以降の営業は不透明。廃業方向で話は進んでいるようである。

先ずは左写真のアクセス道路を見ていただきたい。あくまでメインの道路ではないが富山県八尾町側からのアクセスである。
また危ないので撮影はできなかったがこの道幅で急こう配のヘアピンカーブもあり前から対向車が来たらどうなるのか?と心配させられる道路である。

尚、メインの北陸道南砺インター側からは下の写真のような道が延々と続く。
このスノーバレー利賀の最大のネックポイントはこのアクセス問題だけなので有るが一番厄介な問題でもある。

スキーセンター

そんな山岳路を延々と走ってくると突如として立派な建物が目に飛び込んでくる。
それがスノバレー利賀のスキーセンターである。
余りの山奥に不釣り合いな建物は違和感を感じえないが、滑る前から一定のサービスが受けられる期待とゲレンデそのものの期待が大きく膨らんでしまう建物である。

センターハウスの調査もそこそこに肝心のゲレンデに出てみましょう!

Bコース
最大斜度35度 平均斜度19度 距離960m

先ずはスキー場のトップを目指します。
ロコスキー場の割にベースから1100mものクワッドリフトが中腹まで延びておりさらにペアリフトに乗り到着した最上部から滑りだすコースは2本。
その1本目は急斜面のBコースを滑走してみます。
滑り出しは緩やかな整地の緩斜面。それに釣られて滑り出すと急にコースの先が見えなくなる。斜度は一気に増し、オフピステの斜面へと変貌する。(写真下)雪が軽めなので非常に楽しめる急斜面である。 

Fコース
最大斜度20度 平均斜度12度 距離2400m

Bコースを繰り返し滑りたい気持ちを抑え今度は最上部からスタートする反対側のコースFコースに突入してみましょう。
このコースは尾根の中斜面。滑走距離も長くコース幅は細いものの滑走者自体が少ないため縦に長いラインでのハイスピード滑走が可能なコースとなっています。イメージ的には野沢温泉スキー場のスカイラインコースの斜度の緩めにした感じでしょうか?
中上級者には楽しめるコースであるが、初級者でも何とか滑走できる内容のコースである。
雪質はパウダーとはいえないものの軽い雪でエッジが適度に噛む最良のものであった。 


※ 動画は画像をクリック

第3ゲレンデ
最大斜度23度 平均斜度11度 距離350m

Fコースを滑走すると中間部分で斜度が若干緩む地点がある。
ここが第三ゲレンデと思われるがコースを区分けする意味が全く分からない。Fコースとの境目は無く尾根のロングコースはベースまで続いている。

この部分のみを滑走する事も出来ずトップからベースまで一気に滑るしかないコースとなっている。

尚、線的要素のコースなのであるが名前はゲレンデとなっている。


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Gコース
最大斜度20度 平均斜度10度 距離250m

Fコース〜第3ゲレンデと滑りコースは大きく左へカーブしてこのGコースへと突入する。
第3ゲレンデ同様にコース分けする意味がわからない。
難易度はFコースに比べ斜度が緩む分下がるが依然として尾根の細めのコースとなっている。

一本のコースを三分割する意図は何処にあったのか是非ともスキー場に聞いてみたいものである。


※ 動画は画像をクリック

センターハウス内のレストランです。失礼ながらロコスキー場にはもったいなさすぎる施設である。
また混雑も理想的な状況でゆったりとした雰囲気は豪華なリゾートスキー場でも味わえない内容。
山間のスキー場です。やはり地元ならではの蕎麦が特産品のようです。山菜そば、うどんは650円。天ぷらそば、うどんは700円
食してはいませんがお値段は平均的ですね。
蕎麦の特産品はわかる!
でもラーメンはな〜
なんか特徴でもあるのかな?
醤油、みそ、とんこつの各ラーメンは750円
レストランは凄く綺麗なんですが肝心の食べるものは特に特徴が有るものが無いですね〜
カレーライス700円、カツカレー850円、その他トッピング多数あり。
一部は写真が有るものの味気ないメニュー表示も有るんです。
ちょっと工夫が必要かな?
カツ丼はソースカツ丼で850円。チャーハン???
サイドメニューはさほど品数は多いものではありません。
まぁ〜来場者がそう多いスキー場ではありませんので致し方ないのかな?

第2ゲレンデ
最大斜度15度 平均斜度8度 距離350m


未圧雪の急斜面やコース幅の狭い中斜面ばかりが利賀ではない。この第2ゲレンデはコース幅がワイドな緩斜面。

但し単なるタラタラな斜度のない緩斜面ではなく適度な斜度をもっている。
雪質も良好であり初心者でも安心して滑走できるゲレンデとなっている。

また滑走者の少なさが魅力ですね。変に他の滑走者を意識せずに自分の滑り方で思う存分楽しめるのも初級者には圧迫感、緊張感が無くて良い。


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Cコース
最大斜度15度 平均斜度8度 距離220m

余りにも滑走距離が短くコースと呼べるかは何とも言えないが第2ゲレンデの一部と思えば差し支えない。
ここスノーバレー利賀は単にコース数を増やそうとしているのか訳のわからないところでコースなが変わる。

その辺りを整理すると10コース→6コースとなるはずである。
シンプルに分かりやすいコース分けが一番である。

スキー場に見栄は要らない。


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Dコース
最大斜度20度 平均斜度15度 距離650m

クワッド沿いを滑る中斜面です。このコースも何処までがDコースであるかやや判別しにくいが良質な中斜面となっている。
第1ゲレンデまでストレスなく滑走できまたこの滑走距離は1500m程度になるためポールをセットした大回転競技でも使えそうなコースとなっている。

雪質はやや硬め。谷あいのコースでもあり左右の山が上手く日差しをさえぎってくれる。
そのためベースのコースであるが雪の緩みも抑えられているようで上部コースよりも硬めを維持していた。


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Aコース
最大斜度38度 平均斜度24度 距離390m

当、スノーバレー利賀において最大斜度を誇るコースがこのAコースである。

残念ながらご覧のように最近コースをオープンした形跡は無く立ち木が伸び始めている。
このAコースは既に閉鎖されているものと考えてよいだろう。
急斜面過ぎて滑走者が少ないうえに雪崩の危険も感じるコースとなっています。
よってこのスキー場のコース数は整理すると5コースのみということになる。

第1ゲレンデ
最大斜度23度 平均斜度11度 距離800m

ベース付近の第1ゲレンデが左写真となります。
ゲレンデはワイドではなく、Dコースの延長と言った方がいいだろう。
このコースのみを滑走する事はできない。
このコースはクワッド終点からストレートにDコースを滑るか、夏の林道を延々と5000m滑ることによって滑走する事が出来る。
初級者にはやや辛い滑走となってしまう。

スキー場のセンターハウスにはお土産売り場も片隅にある。やはり地元民がメインのスキー場であり取り扱う土産品も数は少ない。
ここでも蕎麦がメインで並べられていた。
岐阜県で有名な赤カブの漬物はお隣の富山県でも名産品として売られている方ですね。
筆者はあの独特のすっぱさが苦手です(^_^;)
スキー場からの眺望も一級品です。
立山、剣岳が遠目ながら一望できます。いいですね〜
なかなかツルギを見ながら滑走できるスキー場は多くないですよ〜

※ 動画は画像をクリック

駐車場・その他
このスキー場の難点はアクセス。その内容は冒頭にも記入しましたのでここでは省略です。

駐車場はセンターの下に2段になっている。
駐車台数は1500台とのことだが実際に利便性の高い位置は100台程度のスペースと思われる。
除雪は良好であり非常に利用しやすい。

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