鷲ヶ岳スキー場
岐阜県 郡上市高鷲町大鷲3250 TEL 0575-72-5105 公式サイト
基本データ
 規模 : 中規模 (90ha)
 コース数/リフト数 : コース13/ 3 2
 Top−Baes (標高差) : 910m-1350m(440m)
 最大滑走距離/最大斜度 : 3000m/35度
 主体コース : 中緩斜面
 お勧めの対象 : 初中級スキーヤー・ボーダー
 土日の営業時間 : 5:00〜16:30 (土用は8:00より)
当日データ 2013/1/3(木)
 天候 : 晴れ
 積雪量 : 180cm
 雪質 : 軽い湿り雪
 混雑/リフト待ち : ラビットコース混雑/第1、第2クワッド15分
 アクセス道路状況 : ほぼ全行程圧雪
 リフト料金(通常土日1日券) : 大人4000円 シニア3200円 子供2000円
 駐車場料金(駐車台数) : 全日1000円 (3000台)
スキー場ミシュラン (評価は全面滑走可能の通常営業時が基本)
(1〜40★・41〜50★★・51〜70★★★・71〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 アクセス 駐車場 接客 加減算 合計
面積
(8)
急斜面
(10)
中斜面
(10)
緩斜面
(10)
コース幅
(4)
連続
滑走
(5)
雪質
(5)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(5)
配置

(5)
待ち
時間
(5)
リフト
料金
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
ICの距離
道路
(3)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
特別 100
4 2 5 8 3 3 2 3 1 2 4 1 3 3 3 3 3 1 2 0 56

どんなスキー場?
岐阜県 奥美濃エリアに位置する中規模スキー場。
東海北陸道、高鷲インターから近距離にあるスキー場でアクセスでの利便性は非常に高い。
その理由からシーズン当初からの来場者が非常に多く何時もにぎやかなゲレンデが印象に残ります。
スキー場への来場者の大半は初級者であり、コース難易度によって混雑度が極端に違うのもこのスキー場の特徴ではないだろうか?
最上部に位置するパラダイスコースは難易度も他のコースに比べ高く比較的に混雑は少ない。

一方、ベースの各コースは広大な中緩斜面となっており、輸送力の高いクワッドリフトが架かっているもののその混雑は激しくリフト待ちも激しくなっています。

規模的に1日滑走するのにちょうどいい大きさのスキー場であり中京阪神エリアからの日帰り客に受けるのもそのあたりの要因があると思われます。

ロング滑走できるコースは少ないもののパークの充実度、面的なベースゲレンデは他にない魅力でも有り今後その人気は維持されるでしょう。
できれば平日に訪れたいスキー場ですね。

スキー場ベースの状況です。

鷲ヶ岳に到着したのは8:30頃で着替えてゲレンデに立った時は9:00になっていました。
ゲレンデベースはたくさんの人達であふれかえった状態。最近の関東近郊のスキー場では考えられない来場者の多さですね。
スキー、スノーボードブームはこのエリアに限ってはまだまだバブル真っ盛りと言ったところでしょうか?

圧倒されてしまいますね。

ノースバーンコース
最大斜度30度 平均斜度19度 距離1100m

さて昨日の天気とは大分違いやや雲は多いながら視界は良好です。
ゲレンデベースはあれだけの人達でしたがまだまだコース上は滑走者も少なく自由なライン取りで滑走できそうな感じです。

ちょっと分かりしくいですが、鷲ヶ岳に来ると朝一に決まって滑走するのはリフト沿いのノースバーンコースです。
ベース付近のコースとしては一番斜度がきつくそれでいてフラットな雪面を保っています。滑走者が多くなると大回りが困難となるコースですので先ずはハイスピードでの滑走を2〜3本滑っておきます。
雪質も良好で楽しいコースですね〜

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パノラマコース
最大斜度25度 平均斜度15度 距離1800m

さて段々と滑走者もコース上に出てきた事ですので一番人気のパノラマコースを滑走しましょう。

このパノラマコースは第一クワッド降車後に尾根伝いに大きく回り込むコースとなっています。
終始コースは緩斜面となっていて日中は大変多くの滑走者で賑わっており、週末などはちょっと渋滞気味といったコース混雑となります。
やはり滑走者の大半は初心者スノーボーダである鷲ヶ岳は緩斜面に滑走者が集中するようですね。
コースは滑り出しはややタイトなコース幅に滑りだす滑走者が沢山いますが中盤からワイドな斜面へと変化滑走密度も緩和され滑りやすくなります。

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パラレルコース
最大斜度30度 平均斜度17度 距離1300m

ノースバーンコースとは同じような位置からの撮影となってしまいましたが、このパラレルコースは真ん中の林間を滑るコースとなっています。
何故か混雑するベースエリアにあって比較的に滑走者が少ないのがこのコース。
林を隔てたラビットコースとはかなり違う雰囲気と混雑がない事は中級者以上にとってはこのコースを滑ることがストレス無く滑走を楽しむということなんでしょうか??
上部はそこそこに斜度があり尚且つ圧雪作業がされていませんので、この広い斜面をストレートに滑る人は少ないため空いているのかな?

パークエリア

ここ鷲ヶ岳はスノーボード比率が9割以上と高く元気なボーダーたちはこのパークで飛んだり跳ねたりしています。

またこのパークは第1クワッド沿いにあり非常に目立つパークとなっています。

一部他のスキー場ではおざなりに数種類のアイテムを作りゲレンデの端にパークを設置しているところもあるが全く人気の無いのが分かる。

やはり手間を掛け時間を掛けて設置するならば一番目立つ場所。一番人気のリフト下に設置するべきであろう。

鷲ヶ岳はいい手本になると思われる。


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ラビットコース
最大斜度28度 平均斜度15度 距離1300m

さて大分ベースエリアの各コースに滑走者が多く見受けられるようになりました。次に滑走したのは第2ペア沿いを滑走するラビットコースです。

このラビットコースはペアリフトを利用して滑る人と、パノラマコース途中から入り込む滑走者が合わさり非常に賑やかなコースとなっています。
コース全体はかなりワイドであり低速であれば極端な圧迫感はありませんが、他の滑走者には十分注意しなければならないコースです。

コースは基本的に緩斜面であり初級者には最適と言える内容です。

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ホワイトコース
最大斜度28度 平均斜度15度 距離1300m
ベースエリア最後の滑走はこのホワイトコースです。
第1ペアリフトの更に外側に位置するコースでありノースウエイコース〜イーグルコース〜パノラマコース〜ホワイトコースと尾根伝いを滑ると3000mもの緩斜面滑走が可能となっています。

このコース自体は滑り出しは幅簿ある斜面ながら途中から斜度が増しコース幅もややタイトに変化する。それをクリアすると斜度は緩み初級者には快適な緩斜面が最下部まで続いている。

途中の斜度さえクリアしてしまえば初級者でも十分に楽しめるコースと言えるでしょう。

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キッズパーク

スキーセンター前にはドーンとキッズパークの設置があります。一番いい位置にネットで完全にセパレートされたキッズパークで安全性も確保され利便性も非常に高いですね。


こんなパークなんで利用者も非常に多く賑わっていました。

鷲ヶ岳のレストランメニューはなかなかレベルが高いですね。
そのディスプレイも写真ではなくサンプルを並べているところが分かりやすいです。
メニューには地元の特産品も使用したものがありこれも好印象ですね。
ただこの飛騨牛ライス、1300円との事ですのでワンディッシュよりライスと別々にした方がより高級感があるかもしれません。
初めてみました。「ナチョライス」
一体何者じゃ〜
鷲ヶ岳で目を引くのはスイーツです。 街のケーキ屋さん並みのショーケースに綺麗に並んだ各スイーツは本当に綺麗でレベルの高さを伺わせます。
夕方には種類が少なくなってしまうようですのでお目当ての方はお早めに!
センターハウスのレストランとは別棟にラーメン専門店があります。その名もアイガー! 店内には4店舗のラーメン店がありその店独自のラーメンを提供しています。基本的にお値段はどのラーメンでも1000円ですが内容は充実してますよ〜
今回お昼に食べたのははま家のみそコーンチャーシュー麺。
結構ボリュームもあり美味しかったです。ただ何処かで食べた味だと思ったら横浜家系のラーメンでした。
奥美濃まで来て横浜家を食べるとは・・・(笑)

マジカルコース
最大斜度28度 平均斜度20度 距離400m

さてベースゲレンデが混雑してきたので上部コースに移動しましょう。
先ずは第2クワッド降車後に第3クワッドへ移動するために滑るマジカルコースの滑走です。
基本的には繰り返し滑走するコースではなく、連絡コースと思った方がいいでしょう。
しかし大半の初級者が滑るにはやや斜度がきつく第3クワッドに向かう滑走者は限定されてしまっているようです。
滑走距離は短いのですが出だしの斜度がありフラット斜面ながら斜度感のあるコースとなっています。


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パラダイスコース
最大斜度33度 平均斜度20度 距離1000m

最上部にやってきました。
この最上部から滑走できるコースは2つ。尾根伝いに緩斜面を滑るノースウエイコースと左写真の急斜面、パラダイスコースです。
一本目は第3クワッド沿いのパラダイスコースうぃ滑ってみます。
このコースは上部急斜面は滑走距離も短く直ぐに斜度は緩みます。その後は谷の中斜面へと変化します。
どうしても滑り出しの斜度が恐怖心を生むのか滑走者はかなり少なく本来はコブが発生する斜度なのですがフラットな状態を終始保っています。
滑走者も少ないのでこのコースは大回りで滑走する事をお勧めしましょう。

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ノースウエイコース
最大斜度20度 平均斜度13度 距離1000m

パラダイスコースを何本か滑走したのちに今度は尾根沿いを滑るこのノースウエイコースを滑走してみます。
滑走コースは林間の緩斜面で斜度が急なところはありません。
第2クワッド終点の位置からはイーグルコースと接続しておりストレスなく第1クワッドまで滑ることが可能となっています。
混雑も適度であり初級者にはお勧めしたいコースなのですが、第3クワッドまでたどり着けないとこのコースの滑走はできませんのでマジカルコース滑走が条件となってしまいます。


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林間コース
最大斜度32度 平均斜度20度 距離1100m

アタックコース、ブナ平コース、そしてこの林間コースはコース自体が入り乱れておりスキー場を熟知していないと実際自分が何処を滑っているか分からなくなる複雑さがあるエリアですね。

この3コースは全て林間の中急斜面で構成されておりベースエリアに比べてワンランク難易度も上がるコースです。
さてこの林間コースは極端な急斜面は無く中斜面が1000mほど続くコースでありコース幅もワイドで難易度は低めです。
ただ幾分左にコースが傾いており素直さには欠けるコースだと感じます。
中級者にはお勧めできるコースですね。

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ブナ平コース
最大斜度30度 平均斜度17度 距離1600m

今回の鷲ヶ岳、コンディションはかなり良かったです。昨日降った雪のおかげで雪面が柔らかく、エッジの食いつきはかなり良く板の走りも上々でした。

さて次に滑走したのはこのブナ平コースです。
滑り出しは尾根コースと同様ですが途中蛇行しながら林間を進むコースとなっています。
緩急の変化もあり結構楽しめるコースです。
難易度は余り高くないので初級者でも滑走する事は可能でしょう。
雰囲気のいいコースですね。


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アタックコース
最大斜度30度 平均斜度15度 距離1100m

このコースだけは入り口がよくわからずちょっと迷ってしまいました。
ブナ平入り口から直ぐに右に折れると進入できると分かるには時間がかかりました。
滑走者が少ないですね〜 また基本圧雪作業はしていないようで降雪後はパウダーも楽しめるコースとなっているようです。
部分的に斜度の急なところが出てきます。
また悪雪になった時にはさらに滑りにくくなるようなコースであり中級者でも手こずるかもしれません。
今回は雪質が良くて逆に他のコースよりも楽しめる内容でした。
滑走者が少なくうっそうとした立ち木が影響してかちょっと寂しい感じのするコースでもありました。


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尾根コース
最大斜度35度 平均斜度20度 距離1600m

このコース通称「サダコ」というらしいです(笑)
何やら吸い込まれるほどの急斜面という事ですが、コース前半は斜度の緩い林間の緩斜面。
ブナ平と枝分かれして急斜面部分に入りフィニッシュとなります。
数値的には35度という事ですが実際は30度もないでしょう。
ちょっとさば読み過ぎかな?
急斜面にしては難易度も低く筆者が片手にカメラを持って撮影しながら降りられる程度のコースでした。
単独でのコースは滑走距離も短いです。


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さてお土産に目を向けてみましょう。
なんてったって先ずは明宝ハムです。
奥美濃の代表的なお土産ですね。 お味は今流行りの高級ハムというより懐かしい昔のハムと言った方がいいかな? 是非お土産に一本!
地元ケイチャンのお土産も充実しています。
自宅に帰っても食べられるようにレトルトパックになって販売されていました。
味も結構レパートリーあるんですね。
スキーセンターの1階には「鷲ヶ岳温泉」もあるんです。天然温泉らしいですね。
別棟じゃないから非常に利用しやすいです。

駐車場・その他
駐車場はセンターハウス前に大型のスペースが確保されています。
筆者の来場は8:30頃でしたがギリギリ駐車する事ができました。

遅くいけば当然ながらゲレンデからどんどん離れた位置になりますので早目の到着を心がけましょう。
高速は名古屋方面からの来場者がほとんどです。高鷲インターからは全面圧雪となりますので滑り止めの用意を必ずしましょう。

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