おんたけ2240
長野県木曽郡王滝村3162番地 TEL 0264-48-2240 公式サイト
基本データ
 規模 : 中規模 (73ha)
 コース数/リフト数 : コース8/ 1 2 2
 Top−Baes (標高差) : 2240m-1680m(560m)
 最大滑走距離/最大斜度 : 7000m/35度
 主体コース : 中緩斜面
 お勧めの対象 : 中級スキーヤー・ボーダー
 土日の営業時間 : 8:00〜16:00
当日データ 2012/12/16(日)
 天候 : 晴れ
 積雪量 : 120cm
 雪質 : ハードパック
 混雑/リフト待ち : セントラルコース混雑/第5クワッド5分
 アクセス道路状況 : 一部アイスバーン
 リフト料金(通常土日1日券) : 大人4500円 シニア3500円 子供2000円
 駐車場料金(駐車台数) : 全日無料 (2000台)
スキー場ミシュラン (評価は全面滑走可能の通常営業時が基本)
(1〜40★・41〜50★★・51〜70★★★・71〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 アクセス 駐車場 接客 加減算 合計
面積
(8)
急斜面
(10)
中斜面
(10)
緩斜面
(10)
コース幅
(4)
連続
滑走
(5)
雪質
(5)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(5)
配置

(5)
待ち
時間
(5)
リフト
料金
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
ICの距離
道路
(3)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
特別 100
4 2 6 7 3 3 3 3 2 4 3 2 2 2 2 3 1 1 2 0 55

どんなスキー場?
長野県は御岳エリア最大のスキー場がおんたけ2240である。スキー場名の2240はゲレンデトップの標高を意味しており、非常に標高の高い位置にあるスキー場ということが分かります。

またその高さから降る雪は重さを感じないパウダースノーの確立も高く、雪質のいい「おんたけ」としても評判となっています。
スキー場は御岳山の裾野に作られておりそのダイナミックな眺望は見るものを圧倒します。

またゲレンデ全体は中斜面が多く、このエリアのスキー場特有のワイドなコース幅が自慢!こんなゲレンデで大回りを思いっきり滑ったら、もうおんたけマニアになってしまう事間違いないでしょう。

アクセス面でやや不利なエリアではありますが、そのアクセスを乗り越えて来場した人だけが味わえる楽しみをもったスキー場ですね。

尚、2012年シーズンは新たに運営にマックアースグループが名乗りを上げますます期待できるおんたけです。
その一弾として三笠ウイングコースからパラダイスコースにかけてFIS公認スーパーGを取得。ゴンドラ運行も再開するなど利用者にとって嬉しいニュースが続々!
これからもその動向に目が離せないおんたけ2240です。

久々のスキー場来場ですが、今回はおんたけ2240に来場しました。
前日に気温が上昇してしまい各スキー場のコンディション悪化が予想されたため標高の高いおんたけ2240を選択しました。
アクセスは濡れた路面が凍りつきかなり厳しい部分がありましたが何とか無事に到着です。天気は快晴で言うことなし!と思っていたんですが現実はちょっと違っていたようです。

さて、いきなりのリフト待ちの写真から紹介しましょう。
来場前の情報ではほぼ全コースが滑走可能のようでしたが、来場時は上部強風のため山頂まで延びるゴンドラ及び第7クワッドは早朝より運休となっていました。

そうなるとメインで利用できるのは左写真の第5クワッドのみとなってしまいます。ベースのファミリーゲレンデもオープンしているんですが、あくまで滑走の中心はこのクワッド沿いのセントラルコースとなります。

ということはリフト待ちが長蛇になる???と心配していたんですが意外にも最長でも5分程度と苦になるほどではありませんでした。(安心)

セントラルコース
最大斜度26度 平均斜度11度 距離1300m 


おんたけ2240のメインコースと言ってもいいコースがこのセントラルコースでしょう。
ワイドな中距離コースで大回りでの滑走が楽しめるコースとなっています。
朝一のバーンコンディションはハードパック。昨日の雨で湿った雪が凍ってかなり硬めですね。
アイスバーンではありませんがハイスピードコースとなっています。
ボーダーさんにはちょっと辛い雪ですが、普段のおんたけはこんな雪質ばかりじゃないんですよね。
かっとびスキーヤーにはそれはそれで楽しめちゃう雪でした。

リフト待ちはさほどでも無かったのでコース混雑はどうなるかと思っていましたが時間的に混むときはあっても常時人がいっぱいということにはならなかったです。
※ 動画は画像をクリック

三笠ウイングコース
最大斜度25度 平均斜度20度 距離900m

上部の風もお昼ごろに一旦弱くなり場内アナウンスで第7クワッドが運行し始めるとのことで筆者もいち早くスキー場のトップを目指しリフトに乗車しました。
スキー場全体の中間から下部にかけては大分雪も緩んできて滑りやすくなってきたんですが流石に上部コースは標高も高く雪の緩みはなく硬い状態が続いています。

コースはねじれ気味で上部はやや細めながら中間部からコース幅も広がる内容です。
ここからの眺望は素晴らしいですね〜。 背中には御嶽山、正面には中央アルプスの山々が眺望でき360度のパノラマが満喫できるんです。
そんな景色を目の前に大きなターンで滑走する醍醐味はこの三笠ウイングの魅力ですね。

尚、今期からこのコースは11:00までポールバーンとして規制されることがありますので来場前にオフィシャルサイトを確認しましょう

※ 動画は画像をクリック

エキスパートコース
最大斜度35度 平均斜度23度 距離900m

当おんたけ2240きっての急斜面がこのエキスパートコースになります。
コースの三分の二は圧雪のフラットバーン、第7クワッド沿いが未圧雪のコブ斜面となっています。

やはり最上部のコースだけあって雪の緩みが少なく午後になっても硬いハードバーンが維持されていました。
数値的な斜度感は無くキツメの中斜面といったところでしょうか?
今回このコースは午前中強風でリフトが動かずクローズされていましたが午後風が収まり開放した途端、1名がバーン状況を確認せずかなりのスピードを出したままコントロール不能で転倒、怪我をされていました。おんたけのシーズン券を持たれた方でしたがやはり1本目は雪面状況を確認するためゆっくり滑ってもらいたいものですね。


※ 動画は画像をクリック

エキスパートコース(コブ)
最大斜度35度 平均斜度23度 距離900m

このエキスパートコースには未圧雪のコブラインも残されています。
筆者もチョットだけ入ってみましたが、ピッチの狭い浅いコブのラインでかなり忙しい動きを要求されます。
まら左ターンだけが溝が深く、右ターンは浅い溝で滑りにくいのなんのって。
自分の技量の無さとガチガチのコブに早々撤収してしまいました。

しょうがないこのぐらいで勘弁してやろう!(笑)

ベース駐車場にあるプラザオリオンです。メインレストランはこちらになります。
ガラス張りの明るい雰囲気の建物ですね。
またこの下の階にはレンタルやキッズルームなどが併設されています。
こちらはレストランの内部です。朝早目の撮影で閑散としていますがお昼時は適度な混み具合で賑やかになっていました。
レストランメニューは定番のカレーやラーメン、写真のお蕎麦などが提供されています。
お値段は極々平均的なのかな?
いわゆるスキー場のレストランメニューですが、出来上がりを見ると結構美味しそうでしたね。

最近ステーキランチを出すスキー場が多くなってきましたね。レストランの中を回ってみるとこのステーキランチを食べてる人結構多いのには驚き。
多少高くても美味しいものを食べたいんですよね。
子供向けのメニューがちょっと少ないのかな?
メニュー数が少ないのが気になるところです。
でもでも美味しそ〜
ありゃ!写真が用意さrてていないというか試作中ってどういうことなのかな?
頼めるの?頼めないの?
期待くださいということはやっぱり頼めないんですね。

パラダイスコース
最大斜度26度 平均斜度12度 距離1300m


ここパラダイスコースは上部の三笠ウイングコースから続く中斜面です。
こちらのコースも今期からFISの公認を取ったポールバーンとなっており規制が入ることがあります。
今回の来場時は午後よりオープンされ自由に滑走する事が出来ました。
ワイドなコース幅ですが圧雪は中央部のみで降雪時は両サイドが未圧雪のパウダーゾーンになると思われます。
ボーダーたちは自然の地形を利用して滑るのが楽しそうなコースでもありますね。

※ 上部動画はこちら

※ 下部動画はこちら

ファミリーコース
最大斜度15度 平均斜度10度 距離900m

さて次にやってきたのはベースに位置するファミリーコースです。
上部には小さなパークも設置されていますが、かなりワイドなコースのためパークでコースが狭くなるということは一切ないですね。
初級者にはうってつけのコースであり第4ペアを使って繰り返し滑走する事が出来ます。
フラットで変な癖が無いので非常に滑りやすいコースと言えるでしょう。

※ 動画は画像をクリック

第4リフト沿い
最大斜度15度 平均斜度9度 距離800m

さて最後にやってきたのは林間コースの緩斜面、第4ペア沿いのコースとなります。
コース名が定かではありませんが他とはセパレートされたコースとなっています。
以前はカラマツアベニューとか言っていたのかな?
難易度はファミリー同様に適度な斜度の緩斜面ですがコース全体がウエーブ状態となっていてボーダーにはポコジャンが沢山あるようなコースに思えるんじゃないでしょうか?
立木を適度に残したコースは風も遮ってくれるので寒さが厳しい時は有難味も感じられるコースとなっています。
ワイドバーンのファミリーとは一味違う雰囲気のコースですね。

斜度は緩いですが初中級者のボーダースキーヤーには利用しやすく、こんなコースで遊べるようになればすぐに上部の急斜面へチャレンジできることでしょう。


※ 動画は画像をクリック

駐車場・その他
現在おんたけ2240の駐車場は展望温泉ざぶんの周りに数ヶ所あり、駐車台数は2000台を収容できるとの事です。
無論料金は無料ですが、条件のいいA-2から埋まっていき遅い到着の場合は一番奥まったA-4に誘導されてしまうので、ちょっと早めの到着を心がけましょう。
またアクセスは高速インターからかなりの距離があります、標高も高く一旦降った雪はなかなか溶けませんので滑り止めは必携のスキー場ですね。

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