志賀高原(熊の湯・横手山・渋峠)
長野県下高井郡山ノ内町志賀高原 TEL 0269-34-2588 公式サイト
基本データ
 規模 : 大規模 (131ha)
 コース数/リフト数 : コース17/ 1 1 9 3
 Top−Baes (標高差) : 2305m-1660m(645m)
 最大滑走距離/最大斜度 : 4000m/33度
 主体コース : ALL
 お勧めの対象 : 全スキーヤー (熊の湯、横手山の一部ボード不可)
 土日の営業時間 : 8:30〜21:00 (ナイター営業は熊の湯のみ)
当日データ 2012/4/29(日)
 天候 : 晴れ
 積雪量 : 140cm
 雪質 : ザラメ
 混雑/リフト待ち : 熊の湯混雑/熊の湯第2ペア5分
 アクセス道路状況 : ほぼ全行程ドライ
 リフト料金(通常土日1日券) : 大人4800円 シニア4000円 子供2400円
 駐車場料金(駐車台数) : 全日無料 (750台)
スキー場ミシュラン (評価は全面滑走可能の通常営業時が基本)
(1〜40★・41〜50★★・51〜70★★★・71〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 アクセス 駐車場 接客 加減算 合計
面積
(7)
急斜面
(7)
中斜面
(7)
緩斜面
(7)
コース幅
(5)
連続
滑走
(5)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(7)
眺望
環境
(6)
配置

(5)
待ち
時間
(7)
リフト
料金
(7)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
ICの距離
道路
(3)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
特別 100
5 5 6 4 3 2 6 4 3 4 2 3 2 1 3 2 1 1 2 0 59

どんなスキー場?
日本を代表するスキー場志賀高原、その中でもとりわけ標高が高い横手山渋峠熊の湯エリアに今シーズンの締めくくりとして来場しました。

標高の高いエリア志賀高原ですがその最高峰の横手山は実に2305m!
これは数あるスキー場の中でも日本一の高さである(簡易リフト設置場を除く)
当然ハイシーズンは北海道にも劣らない雪質を誇り、また春には春スキーのメッカにも成ります。
これだけの範囲をこの時期に滑走できるのは国内では唯一の存在かもしれません。

また、志賀草津道路の開通もこの時期の志賀高原ならではの風物詩で高原ドライブの観光客の姿も本当に多く見受けられるんです。

熊の湯で滑走そのものを楽しむスキーヤー。横手山の道路わきでBBQ楽しむグループ。観光客と一緒のリフトに乗る渋峠。
特色違う三つのスキー場は色んな楽しみもできますね。

今期は積雪量も多くかなりの広範囲での滑走が楽しめるため、久々に志賀高原へと足を運んでみました。

ラストスキーにふさわしい滑りが堪能できた志賀高原です。

熊の湯第2Aコース(下部)
最大斜度30度 平均斜度19度 距離950m

今回は熊の湯からスタートしてみたいと思います。
朝一は緩斜面の熊の湯第2Aを滑ってみました。朝方はコースの荒れも無くて緩斜面ながら気持ちのいい滑走が楽しめます。
コース幅はまだまだ全面が雪に覆われており、石やブッシュの露出はありません。
雪の汚れも無いのでブレーキがかかる事もありませんね。

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熊の湯第2Aコース(上部)
最大斜度30度 平均斜度19度 距離950m

何本かの足慣らしの後まだ滑走者の少ない上部の急斜面に足を踏み入れてみました。
昨日?の名残の起伏は残るもののコブにはなっておらず整地の急斜面というだけで難易度はまだまだ低い斜面です。
これが午後になると難易度は数倍に跳ね上がるので面白いですよね。

リフト直下にはコブのラインもありますがコブの谷間が茶色になっていてちょっと雪の量があやしくなってきています。
GW後半は雪入れしない限り滑走は難しいかもしれません。

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熊の湯第4Aコース(上部)
最大斜度27度 平均斜度16度 距離700m

第2Aで長時間滑走してしまい、あわてて次にやって来たのは尾根沿いの第4A
コースです。
このコースは日当たりがかなり良く雪の状態は悪化しています。
滑走者も大分据えて小さなコブも発生しており、整地の急斜面よりも上級者には楽しめるコースになっています。

またこの時期のコブは非常に滑りやすく、中級者の練習には育っていくコブを繰り返し滑ることによりかなりのステップアップが図られることでしょう。

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熊の湯馬の背コース
最大斜度25度 平均斜度17度 距離1300m

今回の来場は天気が良すぎますね〜
本当にコンディションがいいのは朝のほんの一時間余りでしょうか??
それ以降は気温上昇で雪が腐り始めています。

ここ馬の背コースはやや右側を回り込む尾根の部分と、ストレートに滑る谷間の部分に別れていてどちらも大回りで滑走すると変化に富んだ滑走が楽しめます。
但し意外に高速になりやすいコースであり上級者でも転倒する人を多く見受けるコースでもあります。
皆さんハイスピードなんで転倒した時のダメージは相当なものですね。
気をつけましょう。

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熊の湯第3Aコース
最大斜度33度 平均斜度20度 距離1000m

熊の湯スキー場の春スキーは朝6:00から8:30まで早朝営業をしています。
料金は1500円。朝方のコンディションがいい時に滑っちゃおうという内容ですが、バーンコンディションはこの時期としては良好ですね。
板の走りも非常に良く快適な大回りが楽しめちゃいます。
但し、この早朝営業、基本はポールが優先です。コースのあちこちにポールが立てられ一般滑走者のその邪魔をしないように滑る必要がありますね。
間違えてコースには行っちゃうと上から怒鳴られますので要注意です。(-_-;)

写真の第3Aコースはそんな早朝営業の中心となるようなコースで全てがポールで占領されておりなかなか近づくことができないんですね。

いっそ一般滑走者は滑走不可にでもしちゃえばいいのにね。

※ 動画は画像をクリック

こちらは熊の湯のベースにあるレストランベルドールです。ハイシーズンと変わらぬ(もっと多いかもしれません)賑やかな室内は大勢のスキーヤーで混雑しています。
さほど大きなレストランではないので座席確保はちょっと大変かもしれません。
ベルドールのメニューとなりますが比較的リーズナブルな価格設定。
またお味の方も結構評判がいいんですよ〜
ボリュームも結構あります。
このカレーパンが結構な人気でお昼過ぎには無くなる事もあるようです。
数量限定にひかれてしまします〜(笑)
こちらは横手山と熊の湯を結ぶ最短ルートのスノーブリッジになります。
普段はこの時期になると雪が少なくて橋の崩落がきになるところですが、今期はご覧のようにまだまだ十分な厚みがありますね。これならGWいっぱい利用は可能ですね。
渋峠の渋峠ホテルです。ホテルは群馬県にあり本当に県境に位置したスキー場なんですね。
ホテルの一階はレストランとなっていてスキーヤーよりもこの時期は観光客の姿が多いんですね。
尚、ゲレンデからホテルまでは道路を横断するため気をつけましょう。
こちらは横手山第一リフト下の風景です。
雪の解けた部分でこの時期の名物BBQをやるグループが目立ちます。
スキーとBBQができる期間は本当に短い間だけですね。 尚、出たゴミは必ず持ち帰りましょう。

熊の湯第1Aコース・白樺ゲレンデ
最大斜度23度 平均斜度15度 距離500m

熊の湯のいいところはコースバリエーションが豊富なところでしょうね。
単体のスキー場としては決して大きなスキー場ではありませんが、規模以上に滑走充実度が得られるポテンシャルをもっています。

基本的には中上級者向けのスキー場なんで滑走者によってその得られる感覚は違いますがこの第1コースなどはその典型的なコースでしょうか?
滑走距離は500mほどとなっていますがリフト下のコブ斜面、尾根沿いの整地された中急斜面は難易度は高めとなっています。
年間5ヶ月以上滑走できるので熊の湯でしかスキーをしないという方も多いんですよね。

横手山第4ゲレンデ(中斜面)
最大斜度24度 平均斜度16度 距離420m


少々熊の湯で長居をしてしまい横手山の移動が遅くなってしまいました。
第一リフトを乗り第二リフトに乗ろうとしましたが、まだ第四ゲレンデが営業しており急きょ、この短めの中斜面を滑走してみます。

第四ゲレンデは2つのコースがあり、左写真のリフト沿い中斜面は滑走距離こそ短めですがコース幅が狭いテクニカルなバーンとなっています。
特にこの時期はコース中央に小回りでできたラインがあり、その脇は弾き飛ばされた雪が溜まっていて非常に滑りにくいコンディションとなっていました。
滑走者は少なく気にする事はありませんが、2度、3度と繰り返して滑走するコースではありませんね。


※ 動画は画像をクリック

横手山第4ゲレンデ(緩斜面)
最大斜度24度 平均斜度16度 距離420m

次に同じ第4ゲレンデの緩斜面側を滑走してみます。
こちらも滑走者は少なく開放的な雰囲気です。
コース幅が広いですね〜 もうちょっと斜度があれば大回りも楽しめるんですがそれでも初級者には嬉しくなっちゃうようなコースです。
横手山、渋峠で初級者が滑る一押しゲレンデと言えるでしょう。

今回はやや雪が汚れていてそれを避けながらの滑走となりましたが雪の量はまだまだ十分すぎるぐらいタップリでした。


※ 動画は画像をクリック

横手山第2ゲレンデ
最大斜度22度 平均斜度11度 距離1998m

続いての滑走はキングコースから続く第2ゲレンデです。
キングコースは山頂からのつづら折れの幅の狭いコースで面白みとしては無く圧迫感のある下山コースの意味合いが強いでしょう。
そのコースから一気に開放的にさせてくれるのがこの第2ゲレンデですね。
コース幅がワイドになり斜度は緩みますが午後は荒れた斜面となるため見た目以上に滑りにくいコースとなります。
お気楽に滑ろうとすると足を取られやすく、ターンをせず流すと結構ハイスピードになるんですね。
滑走距離も2000mと十分に長く初級者のみならず中級者にも楽しめるコースです。

※ 動画は画像をクリック(動画はキング〜第二を滑走)

横手山第1ゲレンデ
最大斜度7度 平均斜度5度 距離1250m

ここ横手山の最大のネックがこの第1ゲレンデなんです。
斜度が緩い直線の1250m。
その緩さも半端ではなく途中は止まってしまうほど。初心者には恐怖感のないいいゲレンデなんでしょうね。
でも最大のネックは斜度なんかではないのです。
その上に走るこのペアリフトです。コースに沿ってリフトも1000m以上あるんですがそのスピードの遅いことと言ったら走っても追いつけそうなほど。
ハイシーズンでは極寒の横手山を十分堪能でき、春スキーでは居眠りで落ちそうになるほど厄介な乗り物なんですね。
よって筆者は第2ゲレンデから下は極力寄りつかないようにしています。(-_-;)


※ 動画は画像をクリック

渋峠ゲミュートコース
最大斜度20度 平均斜度15度 距離700m

横手山の山頂を超えてやって来たのはここ渋峠スキー場です。
志賀高原では唯一といっていい、ハイシーズンには車でのアクセスができず、横手山経由でないと辿りつけないスキー場。そんな渋峠が賑やかになるのは志賀草津道路が開通するこのGWですね。
群馬県側からのアクセスも容易になり雪を珍しがる観光客とともにゲレンデに立つのは一種独特の光景ですね。

さてそんな渋峠スキー場の滑走コースは2本。共に中斜面の中距離コースです。ハイシーズンは難易度は低いコースも荒れた春の雪は2ランクほど高い。
特にしっかりと板に加重を掛けないと簡単に荒れた雪に板が持って行かれるこのコースは気を抜いて滑ることができないコースです。


※ 動画は画像をクリック

渋峠ウェィバーコース
最大斜度25度 平均斜度16度 距離800m

次に滑走したのがこのウェィバーコース。斜度的にはゲミュートコースと変わりは無いのであるが、違うのはコース幅。
左写真では極端に狭いように見えないのですが実際はこのコースの中央にスキー板1本分のコースが存在します。
大回りではほとんど直滑降に近い滑走、小回り専用のコースといっていいだろう。
ゲミュートに比べ滑走者が少なくコースクリアを狙って滑走するのがいいだろう。

※ 動画は画像をクリック

駐車場・その他
春の熊の湯、横手山、渋峠の駐車場は混雑する。昼前に来場した場合停めるところに困るケースもあるでしょう。
左写真は熊の湯の駐車場ですが、朝早い時間のため空きは多かったですが、帰りがけには全て満車状態でした。

志賀高原の道路は流石にこの時期に雪が降ることはまれであるが、降らないとは言い切れない。標高が非常に高いエリアでありやはり滑り止めは必ず持参した方がいいだろう。

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