安比高原スキー場
岩手県八幡平市安比高原   TEL 0195-73-5111 公式サイト
基本データ
 規模 : 超大型 (282ha)
 コース数/リフト数 : コース21/2 3 11 1 1
 Top−Baes (標高差) : 1305m-500m(805m)
 最大滑走距離/最大斜度 : 5500m/34度
 主体コース : 中斜面
 お勧めの対象 : 中級スキーヤー・ボーダー
 土日の営業時間 : 8:00〜20:00 
当日データ 2012/2/4〜5(土日)
 天候 : 2/4雪 2/5晴れ
 積雪量 : 205cm
 雪質 : 軽めの湿り雪
 混雑/リフト待ち : セカンド第一混雑/安比ゴンドラ5分
 アクセス道路状況 : 全行程圧雪
 リフト料金(土日8時間券) : 大人5200円 シニア3500円 子供3000円
 駐車場料金(駐車台数) : 全日無料 (7000台)
スキー場ミシュラン (評価は全面滑走可能の通常営業時が基本)
(1〜40★・41〜50★★・51〜70★★★・71〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 アクセス 駐車場 接客 加減算 合計
面積
(7)
急斜面
(7)
中斜面
(7)
緩斜面
(7)
コース幅
(5)
連続
滑走
(5)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(7)
眺望
環境
(6)
配置

(5)
待ち
時間
(7)
リフト
料金
(7)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
ICの距離
道路
(3)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
特別 100
7 6 7 7 4 5 6 4 5 3 5 5 5 3 3 3 2 3 3 0 86

どんなスキー場?
日本最大級のリゾートスキー場でゲレンデ総面積282ha.コース総延長45.1kmは単一スキー場としては日本屈指の規模を誇ります。
またゲレンデの大きさに負けないスキー場各施設の充実度も高い。
ゲレンデはセントラル、セカンド、ザイラーの3エリアで構成されていて山頂での行き来が可能となっている。スキー場自体の標高は1300m余りと高いものではないが流石北東北、その緯度から降る雪はパウダーにあたる確率も高く雪質は文句ないレベル。

このスキー場の利用方法は朝一に先ずセカンド安比を狙おう!
各滑走者は安比ゴンドラを利用して数本セントラル側を滑ってからセカンドエリアを目指す。よってお昼近くになるとセカンド第一コースの上部は混雑気味となってしまいます。午前中の早い時間にセカンド側を滑り混雑気味となった時点でザイラーへ移動、ザイリーを滑った後セントラルへ移動という具合に各滑走者とは逆の行動を取れば意外にストレスのない滑走が楽しめるかもしれません。


また数日滞在できる場合は一日づつ滑走エリアを分けるのもたっぷり安比を堪能できる方法かもしれない。

何処を滑っても同じようなコースばかりと言われる方も居るのですが、やはり安比へ行くなら長期滞在をお勧めしたい!

白樺ゲレンデ (セントラル)
最大斜度16度 平均斜度9度 距離1000m


安比のリフト運行は下から徐々にスタートしていきます。

朝一番はホテルの宿泊者が出てくる前に一番混雑するベースゲレンデからスタートします。

ワイドな緩斜面です。コース幅も滑走距離も十分すぎるほど充実しています。
林間の緩斜面を抜けるとやや斜度の増した左写真上部の場所に出てきます。
滑走が不慣れな初心者にはこの斜度が恐怖と感じることでしょうが斜滑降が長く取れる幅がありますので斜度ほど難儀することはないでしょう。

その部分を過ぎれば斜度も一気に緩み初心者天国の緩斜面へと変化します。
気持ちのいい青空と広々としたゲレンデそれだけでテンションは上がりますよね。

ハヤブサコース(セントラル)
最大斜度30度 平均斜度19度 距離300



ベースゲレンデを滑った後は安比ゴンドラに乗ってスキー場最上部へとやってきました。

最上部から滑るコースは何本かあるのですが、今回は迷わずゴンドラ沿いのハヤブサコースを滑り降りてみました。
左写真がコース全貌です。
殆どまっすぐ延びているこのコースは本当に標高差をダイレクトに滑走することができます。
小回りで滑ることがこのコースでは全く意味を持っておらず、逆に大回りでの滑走の楽しみを再確認させてくれるコースですね。

こんなコースがまだ他にも点在する安比は本当に素晴らしいスキー場ですね。

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オオタカコース(セントラル)
最大斜度31度 平均斜度16度 距離3000m

左写真はハヤブサコース横のオオタカコースです。
安比では数少ない上級者向けのコースですが、残念ながら来場時は2月だというのに雪不足でコースはクローズされていました。
オープンしている場合は上部に小ぶりのコブが発生する事が多くかなり面白い斜面に変るのですが混雑するのが難点でしょうか?

写真では滑れるように感じますが、雪はやはり薄くススキの穂があちこちから飛び出しているコースとなっていました。

ヤマバトコース(セントラル)
最大斜度20度 平均斜度15度 距離5500m 

さて次に滑走するのは安比高原で最長滑走距離が滑れるヤマバトコースです。このコース初級者ならずとも中級者にも滑ってもらいたいロングコースですね。全長5500mのコースは最上部はややコース幅が狭いものの西森ゲレンデ合流付近からグッとワイドになる単なる林間コースではないんです。
また斜度についても緩急変化がありそこそこスピード感も味わえる部分があるんですね。
初心者が全体を楽しむことは少々難しいのですがそれでもロング滑走の醍醐味は十分味わえるコースだと思います。

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キツツキコース(セントラル)
最大斜度28度 平均斜度12度 距離2200m 

安比高原のメインゲレンデはやはりセントラルゲレンデだと思いますがこのセトラル意外もハヤブサやヤマバトなどの外側コースの人気は高いのですが中にあるカッコウやこのキツツキなどはスキー専用コースのためか結構空いているコースなんです。
そんなキツツキコースを滑走してみましたが午前10時頃の滑走でもご覧のようにガラガラ。
ピステンの跡がしかり残るコンディションで筆者も何度となく滑走してしまいました。
フラットで最大斜度も28度滑走距離2200m。この空いているコースは国内探してもそう多くはないですよ〜

ボーダーはゴメンナサイだけど至高の喜びを感じさせてくれるコースです。

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カッコウコース(セントラル)
最大斜度28度 平均斜度14度 距離2800m 

次に滑走したのはこのカッコウコースです。基本的なコース内容はキツツキコース同様にフラットな中斜面。
こちらのコースもスキー専用となっておりボードの滑走はできない。
但しこのカッコウはポール専用のコースとなる事も多く、タイミングが合わないと滑走できない事も多いので注意しよう。

筆者もこのコースを滑るのは久々でした。


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カケスコース(セントラル)
最大斜度24度 平均斜度12度 距離1500m

オオタカコースから枝分かれする緩斜面です。

滑走者が非常に少ないのは上級者コースのオオタカを滑って入り込むか、1000mオーバーのTバーリフトを利用してコースに入るかの方法しかなく、緩斜面ではあるが、初級者の滑走も少ない。

林間の緩斜面は雰囲気がよくゆっくりと滑って楽しみたいのだがそのコースを生かしきれないのは残念である。


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Tバーリフト

最近ではシュレップリフトやJバーリフトより貴重な存在になったTバーです。
2り乗りJバーと言ったところでしょうか?
支柱もそこそこ大がかりなものが必要で新規で導入するスキー場は皆無といってもいいかな?
国内のスキー場の乗り物としては、
純ロープトウ、ひっかけ型Jバー、シュレップリフト、Jバー、Tバー、シングルリフト、ペアリフト、トリプルリフト、クワッドリフト、6人乗りリフト、ゴンドラ、ロープウエイの純に施設が大がかりになりますね。
その他ベルトコンベアーやポニーリフトなんてのもあるな〜


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イヌワシコース(西森)
最大斜度30度 平均斜度16度 距離1000m 

さて整地のロングコース主体の安比高原ですが、オフピステ主体のエリアもあるんです。
それが西森ゲレンデです。
コースは2つと少なめですが、降雪後は水分の少ないドライパウダーが味わえる貴重なエリアなんです。
先ず滑走したのはイヌワシコース。
斜度はやや緩めですが滑走距離1000mは全て未圧雪。
来場時間が遅かったためほとんど美味しいところは食べつくされていましたがコース幅が広いため部分的に滑走されていないところを見つけて滑る事も出来ました。
本来パウダーメインの滑走者はあまり安比はお勧めしませんがこんな一面も持っているんですね。

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ヤマガラコース(西森)
最大斜度32度 平均斜度23度 距離900m 

西森ゲレンデのもう一本はこのヤマガラコースです。リフト沿いの林間コースとなっています。
イヌワシコースに比べ難易度はやや上がります。
コース幅が狭まる個所は滑走ラインが重なるためコブになりやすく、コース自体にややウネリがあります。
ただ滑走者はイヌワシコースに比べグッと少なくなるため新雪を遅い時間に求めるならこちらのコースがお勧めです。
林の中を滑走する人も居ますがokなのかな??

カルガモコース(セントラルゲレンデ)
最大斜度15度 平均斜度10度 距離1200m

来場した土曜日は午後遅くになると上部のゲレンデはかなりの大雪になってしまい致し方なく下部の緩斜面を偵察することとなりました。
左の写真は初級者コースとしては結構お勧めしたいカルガモコースです。
斜度が平均しており急な部分は無く尚且つ滑走者が少ないコースです。
コース幅は白樺ゲレンデほどワイドではありませんがそれでも十分すぎるほどのワイドなコースであり申し分ないでしょう。

コースのスタートは白樺ゲレンデの上部です。 大きく迂回して再度白樺ゲレンデに戻る1200mとなっています。
白樺ゲレンデの上部は斜度がキツイと思われる方はこちらを滑ってみましょう!

セカンド第1コース(セカンド安比)
最大斜度28度 平均斜度13度 距離2500m 

朝方晴れていた天気も徐々に雲が出てきました。
今回はまずセカンド側、そしてザイラーゲレンデへと足を延ばしてみたいと思います。

まずが山頂で連絡しているセカンド第一コースを滑走してみます。

セカンド側では一番人気のこびスキー場は滑走者も多く思うようなラインでの滑走ができない混雑ぶりでした。
ビスタクワッド沿いを滑るコースは全て中緩斜面、またその滑走距離も長く上級者でも滑り終わった後は十分な滑走満足度を味わうことでしょう。

雪質は上々です。但し他のゲレンデよりやや雪付きが悪いようで来場時も部分的に土や石の露出がありました。


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セカンド第2コース(セカンド安比)
最大斜度21度 平均斜度12度 距離1000m
  

セカンド第1コースと林を隔てて隣り合わせのコースがこの第2コースとなっています。

第1よりもさらにコース幅がワイドとなった斜面は圧迫感もなく大回りで飛んでいく滑走者が多く見受けられました。

午前中は綺麗にパックされた雪面はエッジの食い込みをダイレクトに感じられる素晴らしいコースです。

整地での滑走の楽しさはまさにこれでしょう。

また混雑時には第1、第2を上手くチョイスして滑れば変なストレスを感じ無くて済むはずですね。


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セカンド第3コース(セカンド安比)
最大斜度32度 平均斜度13度 距離800m  

安比では数少ないオフピステコースのセカンド第3コースです。
一部斜度のキツイ部分もありますが、雪質が非常にいい安比。雪の重みを感じることなく雪煙を立てることができます。

筆者がコースインしたときにはすでに大半が食われた後で単なる荒れたコースとなっていましたが、それでもコースサイドにはまだ食い残しもあり楽しむことができました。

安比で降雪後真っ先に狙うのはこのコースかもしれません。

第2ザイラーコースB(ザイラーゲレンデ)
最大斜度26度 平均斜度11度 距離2500m

ザイラーエリアに移ってきました。天気もやや下り坂、雪が降りだす前に
数多くのコースを滑走したいところですが、何せ安比の各コースは非常に長く一本滑るだけでもかなりの時間を食ってしまい思うように行かないのが悔しいですね。

さてこの第2ザイラーBコースはセカンド側とザイラー側を結ぶ連絡コースとなっています。
しかしながらこの連絡コースなかなか滑りごたえがあるんですね、やや片斜面ではありますが滑走距離も非常に長く斜度も適度にあってかなりテクニカルなバーンです。

残念なのはこのコースを繰り返し滑るためのリフトが存在しないことですね。
以前は連絡リフトの運行もありましたが今はシーズンをとおして運休しています。

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第2ザイラーコースA(ザイラーゲレンデ)
最大斜度34度 平均斜度16度 距離2300m

安比で唯一のコブ斜面、がこのコースとなっています。
滑走距離は2300mもあり、ソノコース全体に不規則なコブがびっしりと張り付いておりエキスパートオンリーのコースとなっています。

またそのコブが不規則、大小入り乱れて育っており、かなりの技術がないと最後までノンストップで滑るには難しいコースと言えるでしょう。

コブ好きの滑走者にはおすすめできるコースとなっています。

安比高原はゲレンデもビッグならベース施設もかなり充実しています。
ご覧のホテル安比グランドはゲレンデ直下になる利用しやすいホテルです。その他、アネックスやグランドヴィラなどのホテルも充実しています。
こちらはメインのセンターハウス内の様子です。
お土産屋、各ショップなどが揃ったショッピングモールが充実していますね。
あちこち覗いても結構面白いですよ〜
これだけスキー場が大きいとレストランもかなり充実していますね。写真の安比プラザ内のメインラストラン、ザイラースキーセンター内のレストラン、また各ホテル内にも食事を取る施設があり、お昼御飯を何処で食べるか悩んでしまいますね。
有りそうで無いのが焼き肉とカレーのセット。
安比にはこんなメニューがかなり多いんです。
メニューでもかなり悩んじゃいますよ〜
安比プラザのレストランはちょうどショッピングセンターのフードコートのようなシステムをとています。
スパゲティー専門やラーメン専門、などが店を連ねていますよ〜
カレーに1850円!ちょっとお高いのですが行かれた時には食べてみてください。(お勧めして筆者は食べたこと無いんですが・・・)
このほか盛岡名物冷麺もかなり人気がありましたね〜

ザイラーロングコース(ザイラーゲレンデ)
最大斜度26度 平均斜度14度 距離4000m

ザイラークワッドリフトを利用して滑走する4000mのロングコースです。
コース全体は斜度も緩く初級者でも十分に滑走はできますがやはりこのコースを楽しむのは中級者でしょう。

ストレスノない中斜面はスピードにのったロングターンで是非とも滑りたいですね。

安比に共通して言えるのは小回り用の板よりもワイサイズ長いロングターン用の板がおすすめですね。

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第1ザイラーコースC(ザイラーゲレンデ)
最大斜度20度 平均斜度11度 距離2700m

大分ゆきの降り方が強くなってきました。

残念ですがセントラル側に戻りましょう。 戻る途中でこのコースを横切ります。
筆者も何度か安比を訪れていますがこの第1ザイラーCコースが解放されているときにオープンされていることがまずないのです。
完全にポールに占領されたコースは誰も滑っていませんでした。

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第1ザイラーコースA(ザイラーゲレンデ)
最大斜度22度 平均斜度10度 距離2500m

ザイラーエリアからセントラルエリアに至る中斜面のロングコースです。
今期から上部は降雪後圧雪はせずパウダーゾーンを残しているとかで変化に富んだ楽しみ方を味わえるコースですね。

左写真は滑走者が写っていませんが、比較的早い時間にクローズするザイラーエリアからセントラルに帰る滑走者で午後3時ぐらいから結構な混雑になるコースでもあります。

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第1ザイラーコースB(ザイラーゲレンデ)
最大斜度18度 平均斜度11度 距離2800m

第一ザイラーAコースから枝分かれする中斜面のコースです。ザイラーロングが混雑しているときはこのBコースが比較的お勧めできるコースとなっています。
斜度感は上部が中斜面中間より下は斜度も幾分緩みますが一気にスピードが落ちるというコースではないので中級者にはかなり楽しめるコースと言えるでしょう。

ザイラーを繰り返し滑走するならこのBコースとザイラーロングを交互に滑るのも面白いかもしれませんね。


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駐車場・その他
安比高原の駐車場はセンターハウス前に相当大きな駐車場があります。
幾度か安比高原に来場していますがこの駐車場が満車になったことを見たことがありません。

毎朝除雪車が綺麗に雪を集めてくれるため非常に停めやすい駐車場となっています。

また車でのアクセスもいたって簡単で難所などが一切ない事も嬉しいスキー場だと言えます。

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