アルツ磐梯
福島県耶麻郡磐梯町大字更科字清水平6838-68 TEL0242-74-5000 公式サイト
基本データ
 規模 : 大規模 (121ha)
 コース数/リフト数 : コース22/2 2
 Top−Baes (標高差) : 1280m-700m(580m)
 最大滑走距離/最大斜度 : 3000m/33度
 主体コース : 中斜面
 お勧めの対象 : 中上級スキーヤー・ボーダー
 土日の営業時間 : 8:00〜17:00 
当日データ 2012/1/21(土)
 天候 : 雪
 積雪量 : 110cm
 雪質 : 湿り雪
 混雑/リフト待ち : 8コース混雑/第4クワッド5分
 アクセス道路状況 : 磐越道から下道圧雪状態
 リフト料金(通常土日1日券) : 大人4700円 シニア4700円 子供3700円
 駐車場料金(駐車台数) : 土日祝1000円 平日無料 (5000台)
スキー場ミシュラン (評価は全面滑走可能の通常営業時が基本)
(1〜40★・41〜50★★・51〜70★★★・71〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 アクセス 駐車場 接客 加減算 合計
面積
(7)
急斜面
(7)
中斜面
(7)
緩斜面
(7)
コース幅
(5)
連続
滑走
(5)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(7)
眺望
環境
(6)
配置

(5)
待ち
時間
(7)
リフト
料金
(7)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
ICの距離
道路
(3)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
特別 100
7 5 7 4 3 4 5 2 2 4 4 3 3 3 3 3 3 3 3 0 71

どんなスキー場?
福島県最大のスキー場でありその規模は全国屈指のレベル。
スキー場の各コースは22本と多く(2012年度は休止コースあり)またそのレパートリーは多種多様で猫魔ボウルの急斜面、ゴンドラを利用して滑る中斜面ベースの緩斜面とどんなレベルの滑走者にも満足度は高いはずです。

またこのスキー場で特記したいのがソフト面の充実振りです。
お値段はやや高めながら納得のいくレベルのレストラン。
多機能のスキーセンター、またしっかり教育されているキャストの面々。すこぶる好感がもてるスキー場です。
一時は経営が危ぶまれていた事が嘘のような充実振りである。
でも1つだけこのアルツに望むことはコース名の付け方です。単に数字で1〜29まで振られているだけでその数字だけでは難易度は全く判断がつかない。やはり14コースよりは「熊落としコース」の方が直ぐにピンと来ますからね。

来場した2012年度は先の東日本大震災による原発事故でこのアルツはもとより福島県内のスキー場のほとんどが風評被害のため来場者が少なくなるとの予想でありこのアルツは営業期間も3/18迄と過去にない短さを予定しています。

なんとか来場者が元に戻るように願うばかりです。

ベーススキーセンター

左写真がアルツのスキーセンターです。
来場時は生憎の雪模様。
でもそんな時だからこそこのセンターのありがたみが分かるんですよね〜
中央が駐車場からゲレンデへの吹き抜け通路となっており、三角屋根の左側はレンタルや更衣室などの施設、右側はレストランや各ショップが入った施設となります。
大型バスでのツアー客の受け入れも万全で不自由は一切感じられないスキー場ですね。

8コース(猫魔尾根)
最大斜度19度 平均斜度11度 距離2370m

先ず最初に滑走したのはアルツのメインコースとも言える8コースです。
コースは2000mを超える尾根のロングコース。
コース幅も程度にあり斜度も緩めで初級者にはうってつけのコースとなっています。
ベース付近で第5ペアリフトで上がって来た滑走者が合流するため混雑は激しくなりますが第4クワッドで繰り返し滑走ができる効率のいいコースですね。
朝一番で2〜3本足慣らしして混雑してきたら他のコースへ移るという利用法が一番いいかもしれません。

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9コース(猫魔尾根)
最大斜度19度 平均斜度10度 距離1890m

8コースと林を隔てて隣にあるのがこの第9コースとなります。
混雑する第4クワッドを利用しなくてはいけませんがコース自体は8コースに比べかなり空いていますので中級者にはこちらのコースをお勧めします。
出だしは緩斜面、8と枝分かれした部分からやや斜度を増しますが、その後は緩斜面が続くロングコースです。

正面に猪苗代湖を望むロケーションも気分がよく滑って楽しいコースですね。


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26コース(磐梯尾根)
最大斜度26度 平均斜度9度 距離2850m 

さてゴンドラの運行開始時間となりましたので早速乗車して磐梯尾根エリアの26コースを滑走してみます。
来場時の天候はやや湿り気のある雪が降っていますが、視界は良好でかなり下の部分まで見通すことができます。
さてこのコースですが基本的に緩斜面ですが、途中にコブのできやすい短い急斜面があるため初中級者には少々利用しにくいコースとなっています。
迂回コースを作ってあげれば人気がさらに出ると思われます。

上級者にとってはやや単調なクルージングコースでしかなくゴンドラを使っての滑走は楽しみの少ないものとなりますのでお勧めはしません。


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※ 26コース下部はこちら

27コース(磐梯尾根)
最大斜度23度 平均斜度9度 距離1660m

こちらのコースは26コースの隣に位置する緩斜面のロングコースとなります。
滑り出し上部は別の29コースを通りこのコースに滑り込むこととなりますが、何故別のコースとしているのかが不明であり何の違和感も無く一本のコースとして滑走する事ができます。

初級者にはなかなか楽しめるコースであり悪天候でのゴンドラの役割はかなり重要ですね。
ただ26コースと合流した後にちょっとした斜度の落ち込む部分があり初級者にが何時も溜まっている部分があります。そこを何とかクリアできればこのコースはさらに利用しやすいコースとなるでしょう。


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キッズエリア

猫魔ボールエリアに向かう前にキッズエリアを偵察します。
今期2012シーズンは残念ながら原発の問題などで集客の落ち込みが予想されるため(オフィシャルでは節電のためです)ゲレンデ向かって左の厩尾根エリはクローズとなっておりこのキッズエリアだけがオープンしていました。

無料のスノーエスカレーターは小さな子供の利用で非常に賑わっていてファミリーで来場した時も遊びには不自由しないところが嬉しいですね。


ベーススキーセンター内のショップはかなり商品が充実しています。
お土産なども数多くバスツアーで来場しても不自由は一切感じません。
また忘れ物があったとしてもここに来れば大抵のものが揃いますね。
アルツのレストランは基本センターハウスの中にありゲレンデ奥のボールT・Uには食事を取れる施設は無い。残念ながら上級者はお昼を食べに戻って来なければならない面倒くささはありますね〜
今回、天気が悪くかなり寒かったので筆者は定番のラーメンと小さなご飯をつけたのだがこの注文方法がよくわからずにレジ係に聞いてしまった。
お味はgood!
なんと言ってもアルツの食事と言ったら美味しさ保証付きのカレーであろう。
筆者も来場すると本当によく食べるのですが、国内でも指折りの美味しさです。
他のスキー場さんのカレーとは雲泥の差です。
でもいつ来場しても「さらにおいしくなりました」だな〜(笑)
こちらがカレーのメニューです。少々お値段は高いのですが納得のいくひと品ですね。
星野リゾートの運営になったアルツですが他のトマムや猫魔でもこのカレーが食べられるのかな??
またセンターハウスの外ではワゴン車でケバブの販売も行われていました。最近多くなってきましたねこのケバブ。ちょっとお腹が空いてきたとき食べたくなるんですよね〜

11コース(猫魔ボールT)
最大斜度29度 平均斜度22度 距離340m

さて、やや混雑してきた第4クワッドに乗って奥のエリア猫魔ボールへと向かいます。
リフト降車後に直ぐにネットで囲われたこの第11コース入り口が現れます。
コースはクローズしているわけではないのですがコースインをかなり規制しているようですね。
上部から見て素通りする初級者も多いのですが、そこには29度の急斜面に大きなコブがびっしり張り付いている光景が眺められます。
雪が非常に柔らかいため、コブの発達もかなり大きなものとなっており上級者にとっては上からも下の第6ペアからも視線が降り注がれ格好の発表場となっています。
やはり中央のラインが一番深く、両サイドはコブも比較的小さめです。
自分の技量に合わせてラインを選びましょう。

10コース(猫魔ボールT)
最大斜度23度 平均斜度15度 距離750m

第6リフト沿いを滑る10コースはワイドな中斜面が売りのコースとなっています。
上部はやや斜度があるもののフラットな斜面が続き、斜度が緩んだ中間より下はボード向けのパークとなっています。
コース幅があるためパークが邪魔になることは無くスキーヤー、ボーダーが楽しく滑れるエリアとなっています。
カービング指向の強い方にはこのコースをお勧めしちゃいましょう。 


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14コース(猫魔ボールT)
最大斜度29度 平均斜度18度 距離660m

第7クワッドを利用して滑る尾根のコースです。
上部は圧雪作業の行われない急斜面のコブ、リフトを潜ったあたりからフラットな中緩斜面へと変化するコースです。
アルツバーン手前のコースと言えば分かりやすいでしょうか?
比較的滑走者も少なく自由にコブ斜面を滑走する事が可能です。 
来場時はさほど大きなコブには育っておらず中級者の練習にはピッタリなコンディションとなっていました。
上級者がコブの練習をするなら迷わず11コースをお勧めします。

15コース(アルツバーン)(猫魔ボールT)
最大斜度29度 平均斜度13度 距離1050m 

第15コースは別名を「アルツバーン」と呼ぶ。最大斜度は29度。
以前はコブが大きく張り付く荒れたコースであったが、今は毎晩ピステンが入りフラットな急斜面になっている。
流石に午後は荒れ気味になるコースであるが、午前中は数少ない急斜面の大回りが楽しめる。
このコースは決して小回りで滑ってはいけない。それは短時間にコースの荒れを起こすだけで次の滑走者が大回りで滑る妨げになるからですね。
第7クワッドを利用して繰り返し滑走しましょう!

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13コース(猫魔ボールT)
最大斜度30度 平均斜度17度 距離660m

猫魔ボールTきってのコブの急斜面です。
来場時は11コースほどの大きなコブは育っていませんでしたがそれでも斜度は30度ほどありコースサイドには2本のラインコブが出来上がっていました。
エキスパート専用コースと言えるでしょうが、近年ボーダーの滑り込みも多くコブが削られる傾向にあり、育ちが悪いようですね。
急斜面の割に滑走者が多いことが左の写真でお分かり頂けると思います。

斜面にあった滑走を心がけたいと思います。 

17コース(猫魔ボールU)
最大斜度20度 平均斜度10度 距離980m

第9ペアリフトを利用して滑る中斜面です。
このコースもワイドなコース幅があり斜度は緩めながら大きなターンで滑れる中級者向けのコースと言えるでしょう。
t線的コースの多いアルツにあって数少ない面的コースとなっています。
また人気も結構高いコースとなっており午後にはコースが荒れ気味となります。それなりに難易度も上がるためいい練習バーンと変化するのもこのコースの特徴でしょうか?

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19コース(猫魔ボールU)
最大斜度27度 平均斜度19度 距離350m

滑走距離はやや短いですが斜度も適度にあり小回りの練習にはピッタリのコースと言えるでしょう。
本来は17コースへの滑り込みが素直なコースであり17〜19は一つのコースと考えてもいいのではないでしょうか?
開放的な尾根コースであり、中級者には楽しめるコースとなっています。

但し滑走者の多い場合にはコブになりやすいコースと思われます。 


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18コース(猫魔ボールU)
最大斜度28度 平均斜度13度 距離570m

19コースと第9ペアリフトを挟んで反対側に位置するコースです。
上部は斜度は緩めながら適度な大きさのコブが並んだ不整地バーンとなっています。
かなり楽しめるコブ斜面でコブのピッチが広いため上級者のみならず初中級者にも滑ってもらいたいコースですね。 
左写真のリフトを潜ると17コースと合流する。

24、25コース(猫魔ボールU)
最大斜度24度 平均斜度12度 距離1050m

ここアルツ磐梯で一番奥にあるコースがこの24、25コースです。
この2つのコースは実質1本のロングコースでありコースの境目を意識する事はない。
第10ペアリフトを使い効率的に滑れる中緩斜面であり、最奥地にも関わらず滑走者は結構多い。
緩急に変化があって初中級者には楽しめるコースとなっています。
また天気のいい日には猪苗代湖の眺めも素晴らしく滑ってよし!眺めてよし!の満足度が高い内容のコースです。
ただ残念なのはリフトが終了する時間が
早いのが残念です。
15:00あたりから流されるリフト運行終了のアナウンスはちょっと早くない? 


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21コース(猫魔ボールU)
最大斜度28度 平均斜度20度 距離670m

第10ペアリフト沿いに延びる中斜面です。
滑り出しはやや斜度のあるコースですがその斜度も徐々に緩み快適な中斜面へと変化する。またリフトを潜ったあたりから斜度が増して大回り小回りでの滑走が楽しめる内容となっている。
コース幅が一部狭い部分があるがそれがかえってコースの難易度をあげており中級者のみならず上級者が滑っても面白いコースだと感じます。
25コースが単調と思われる場合はこのコースを選択しよう。 


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22コース(猫魔ボールU)
最大斜度23度 平均斜度20度 距離270m

滑走距離の極端に短いコースです。
基本的に圧雪作業は行われないコースであり、降雪時以外は常に荒れている印象がある。
滑走者は少ないが直ぐにコブになる内容であり筆者が来場した時もコブ斜面になりかけていた。
滑走者はさほど多いコースではないので荒れた斜面を好む滑走者にはお勧めしておこう。
滑走距離がもう少し長ければもっと人気の出るコースだと思われるが、このコースを目的に切り返して滑走する人はそう多くはない。 

駐車場・その他
アクセスは常磐道、磐梯河東ICから20分程度の距離にあり一般道の走行は短い。
またスキー場に隣接する駐車場も5000台もの収容力を誇る。
駐車料金は土日1000円とやや高め。
またゲレンデより遠方の駐車場に停めた場合はシャトルバスの送迎も有り。
なるべくなら朝の早い時間に到着して、駐車上の好位置をGETしたいものである。

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