大佐スキー場
広島県山県郡北広島町荒神原38-31  TEL 0826-35-0038 公式サイト
基本データ
 規模 : 小規模 (21ha)
 コース数/リフト数 : コース7/4 2
 Top−Baes (標高差) : 1030m-700m(330m)
 最大滑走距離/最大斜度 : 800m/28度
 主体コース : 緩斜面
 お勧めの対象 : 初級スキーヤー・ボーダー
 土日の営業時間 : 7:00〜21:00
当日データ 2012/1/8(日)
 天候 : 晴れ
 積雪量 : 80cm
 雪質 : 重い湿り雪
 混雑/リフト待ち : 特になし/待ち時間なし
 アクセス道路状況 : 戸河内ICより圧雪
 リフト料金(通常土日1日券) : 大人4800円 シニア4320円 子供2500円
 駐車場料金(駐車台数) : 全日 1000円 (1500台)
スキー場ミシュラン (評価は全面滑走可能の通常営業時が基本)
(1〜40★・41〜50★★・51〜70★★★・71〜80★★★★・81〜100★★★★★)  
規模 コース 自然 リフト 施設 アクセス 駐車場 接客 加減算 合計
面積
(7)
急斜面
(7)
中斜面
(7)
緩斜面
(7)
コース幅
(5)
連続
滑走
(5)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(7)
眺望
環境
(6)
配置

(5)
待ち
時間
(7)
リフト
料金
(7)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
ICの距離
道路
(3)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
特別 100
2 1 1 5 4 1 1 1 4 2 2 5 1 2 2 2 1 1 0 0 38

どんなスキー場?
広島県と島根県の県境に位置する小規模スキー場がこの大佐スキー場です。
ゲレンデは大まかに上部と下部に別れており上部は線的要素の中急斜面、下部は広い一枚バーンの緩斜面という構成です。

残念ながらこの二つのエリアは滑り込みができない。
中間部分の地形が上部から下部ゲレンデ方面へと登り坂になっているからである。
その部分にはスノーエスカレーターがあり不自由は全く感じられないのであるが、必然的に滑走距離は短くなってしまう。

このスキーの特徴は何と言ってもベース緩斜面の広さであろう。
この緩斜面を目当てにやってくるファミリー層も多く小さなスキー場ながら、かなり賑わいがあります。

一方上部ゲレンデは滑走者も少なくせっかくの急斜面にもコブが育つことはない。
残念ながら2012シーズンより最上部の里見尾根コースは閉鎖されてしまっており中上級者の滑走エリアが狭まってしまった。
来場される客層からして致し方ない事であろうか?

尚、このスキー場に注文をつけるとすればリフト券が高額な事であろう。
首都圏エリアのスキー場と比較してはいけないが土日の1日券が4800円は余りにも高額。
筆者の感覚では1日券3000円が妥当な料金だと感じる。
気軽に何度でも遊べる事ができるスキー場でない事が残念でならない。

プラッツ前ゲレンデ
最大斜度16度 平均斜度10度 距離400m

スキー場到着は12:40.沢山の滑走者で賑わっている時間ですね。
先ず滑走したのはベースのワイドな緩斜面プラッツ前ゲレンデです。
ベースの斜面は基本一枚バーンでそこに3本のペアリフトが架かりコースを分けています。
ゲレンデに向かって一番左のプラッツ前ゲレンデはその中でも一番ワイドな斜面です。斜度も緩く初心者でも安心して滑れるゲレンデとなっています。


※ 動画は画像をクリック

センターコース
最大斜度16度 平均斜度10度 距離400m

こちらセンターコースは斜度こそプラッツ前ゲレンデと同じ内容ですが両サイドをリフトの支柱がありややコース幅が狭くなっています。
そのコースにご覧のようにボード向けのキッカーが大小4つ設置されていて数は少ないもののボーダーが元気に飛んでいました。
またスキーヤー自体の滑走は少なく混雑の少ないコースとなっています。
ゲレンデの混雑状況を見ながらプラッツ前ゲレンデと使い分けるといいでしょう。


※ 動画は画像をクリック

レストハウス前ゲレンデ
最大斜度19度 平均斜度10度 距離400m

左写真のレストハウス前ゲレンデはベース斜面に向かって一番右側にあるコースです。
出だしが他の2コースと違い少しだけ斜度が増しているようです(筆者には同じような斜度に感じました)
こちらのコースも基本初心者向けコースであり、混雑が嫌な方はプラッツ前ゲレンデを避けこのコースを滑走数r事をお勧めしたい。
尚、最下部ではリフトを使わないゲレンデデビューの子供たちが沢山練習をしているので滑走には気をつけたい。


※ 動画は画像をクリック

雪ん子パークぷぷら

レストハウス前ゲレンデのさらに外側にはキッズエリアが設けられている。
屋根付のスノーエスカレーターも設置されていて子供たちで賑わっている。
但しここを利用するには子供1000円、大人500円が必要であり(リフト券購入者は無料)気楽に利用する訳にはいかないようである。

スキー場施設はベースにかたまっている。センターハウスを中心に、雪ん子パークぷぷら下にはキッズルームや授乳施設を完備したレストハウスもありここ大佐スキー場のベース施設は充実している。
メインのセンターハウス「プラッツ」はゲレンデの規模以上に内容の濃いものとなっている。レストランはもちろん、仮眠所や女性向けのパウダールームもあり大規模スキー場と変わらない充実ぶりである。
こちらはプラッツ内のレストランメニューです。
お値段は極平均的であり品数も多い。
ワンディッシュメニューが充実しています。
特に特徴のあるメニューは無く平凡的な内容は少々残念。来場者の大半はファミリー層であり、子供向けの量の少ないものを提供するなどの工夫が必要ではないだろうか?
パスタ類のメニューも多く、食している人も多かった。
美味しいのかな??
カレーのトッピングは200円〜350円程度で自分で好きなものをチョイスできるシステムとなっている。

チャンピオンコース
最大斜度28度 平均斜度16度 距離700m

ベースゲレンデを一通り回った後は上部ゲレンデに移動して偵察です。
3本ある上部コースのうち先ずはメインとなるチャンピオンコースから滑走スタートです。
上部シングルリフト沿いの急斜面です。
滑走者はスキー場の性格上かなり少なめということもありお昼過ぎの滑走であってもコースの荒れはほとんどありません。
また硬めの雪質がかなりのハイスピードバーン化となっており上級者には非常に楽しめるコースではないでしょうか?
初中級者がたまに入り込んでコース中央で止まっている事も有りますが少し待てばオールクリアになりますので自由なラインで滑走できるのがこのコースの魅力でしょう。

※ 動画は画像をクリック

ジャイアントコース
最大斜度28度 平均斜度16度 距離700m

上部ゲレンデ右側に大きくうねる急斜面がこのジャイアントコースです。
このコースも滑走者が少なくコースコンディションは抜群!
眺望もすこぶる良く気分が盛り上がるコースです。
但し急斜面部分は意外にも距離が短く斜度が緩んだ後はすぐにチャンピオンコースへと合流します。
チャンピオンと合流することなく単独でのコースであればコース変化もありかなり楽しむことのできるコースと思われますのでその部分が残念ですね。

※ 動画は画像をクリック

里見尾根コース方面

残念ながら2012シーズンより最上部の里見尾根コースは閉鎖となってしまいました。
スキー場全体の標高差も小さくなり、連続して滑れる距離も短くなっています。
過去の資料を見てみますと最大斜度28度滑走距離1500mの大佐スキー場でも最長コースだったようですね。
滑走できないのが残念です。

動く歩道

スキー場の概要でも説明しましたが上部ゲレンデから下部ゲレンデにはダイレクトに滑り込むことができません。
そんな上り坂に設置されている動く歩道です。
あまり利用する機会が無いので結構おもしろかったのですが、部分的に窓が割れていて雪がなだれこんでいるヶ所があり、その辺りは修繕してもらいたいな。

駐車場・その他
スキー場のアクセスは中国自動車道、戸河内ICから30km。下道の距離が長く、急なこう配こそ無いもののアクセス道は細く凍結個所もある。
目立った集落も無くやや寂しい。
スキー場の駐車場はゲレンデベースに隣接しており便利である。アスファルト敷きであり、気温が高くなってもドロ沼になるようなことはない。しかし、リフト券同様に駐車場は平日でも1000円の料金を徴収され気軽に来場はできないスキー場である。

大きな地図で見る