瑞穂ハイランド
島根県邑智郡邑南町市木6242-19 TEL 0855-85-1111 公式サイト
基本データ
 規模 : 中規模 (65ha)
 コース数/リフト数 : コース17/ 1 4 1 1
 Top−Baes (標高差) : 1212m-491m(721m)
 最大滑走距離/最大斜度 : 3600m/38度
 主体コース : 中急斜面
 お勧めの対象 : 上級スキーヤー
 土日の営業時間 : 8:00〜22:00
当日データ 2012/1/7(土)
 天候 : 雪&ガス
 積雪量 : 140cm
 雪質 : 湿雪
 混雑/リフト待ち : 全体に混雑/第1リフト10分
 アクセス道路状況 : 高速インターから圧雪
 リフト料金(通常土日1日券) : 大人5500円 シニア5500円 子供2800円
 駐車場料金(駐車台数) : 全日1000円 (3200台)
スキー場ミシュラン (評価は全面滑走可能の通常営業時が基本)
(1〜40★・41〜50★★・51〜70★★★・71〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 アクセス 駐車場 接客 加減算 合計
面積
(7)
急斜面
(7)
中斜面
(7)
緩斜面
(7)
コース幅
(5)
連続
滑走
(5)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(7)
眺望
環境
(6)
配置

(5)
待ち
時間
(7)
リフト
料金
(7)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
ICの距離
道路
(3)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
特別 100
4 7 5 3 4 2 2 2 2 3 5 2 1 3 3 2 3 1 2 0 56

どんなスキー場?
中国エリア最大級のスキー場が瑞穂ハイランドである。
緩斜面主体のエリアスキー場にあって唯一と言ってもいい急斜面主体の硬派なスキー場です。スキー場は2つの滑走エリアからなる。ゴンドラで上がった緩斜面主体のバレーエリアはファミリー客が中心のゲレンデ、一方その奥に瑞穂ハイランドのメインゲレンデバレーサイドが広がる。
バレーサイドのメインコースはビッグモーニング。
上部は30度ほどの急斜面。コース幅もワイドで午前中のコースが荒れる前は是非とも大回りでの滑走を楽しみたい。

また林間の急斜面クレージーベアーもパウダージャンキーにはたまらないコースであろう。未圧雪の急斜面でのツリーランは降雪後是非とも滑走してもらいたいコースである。
決して大きいスキー場ではないが滑走充実度の高いコースが揃っており一日中滑走すればもう足パンパンでしょう。
尚、いただけないのが、リフト券の価格。1日券5500円、半日券4500円は国内でも最高額に入る部類。その割りに上部にアクセスするゴンドラは30年以上前(?)のものと思わせるボロボロな搬器。

ちょうど白馬五竜のテレキャビンが未だ現役と思っていただければ判りやすいと思うが、それだけ高額ならば施設の投資があってしかるべきと思われます。また全日駐車場有料と言うのも納得できない。
滑りたいけど行きにくいそれが瑞穂ハイランドではないでしょうか?

ゴンドラ

筆者がアクセスしたのはゴンドラ側の駐車場からです。このほかの駐車場はバレーエリアにも駐車場があるようです。

さてリフト券の高さにびっくりしながら購入を決めていざゴンドラへ。
ゴンドラ乗車するときにまたまたビックリ!
こんな年代物のゴンドラがまだ現役だったとは・・・
30年?いやもっと使っているだろうな〜
いい加減に箱だけでも変えた方がいいんじゃないかな?

但しここ瑞穂ハイランドのゴンドラは基本、アクセス用の乗り物であり一日に何度も利用する人は少ないようですのでこのままでいいとの考えなんでしょうかね?

ビーチ(ハイランドサイド)
最大斜度14度 平均斜度9度 距離1000m

さてそんな古いゴンドラで上がった先がメインのゲレンデとなります。
まず目の前に広がっているのが緩斜面がメインのハイランドサイド、その中でも人気が高いビーチの緩斜面はコース幅が広く沢山のボーダーやファミリー滑走者で賑わっています。
雪が降った後のコンディションは比較的に柔らかく快適なゲレンデとなっていました。
またこの緩斜面の滑走距離は1000mもあり初級者にとっては滑りごたえのある距離となっています。

ナスター(ハイランドサイド)
最大斜度10度 平均斜度7度 距離500m

さて次に滑走するのはビーチと上部で平行して走るナスターです。
このコースも人気が高いですね。
下部にはハーフパイプも有るようですが来場時は雪が少なく、利用できるコンディションではありませんでした。
立ち木の残し方も適度であり雰囲気は非常いいコースとなっています。
難易度はビーチとほとんど変わらないコースですので初級者の方は交互の滑走で楽しめると思います。

スカイライン(ハイランドサイド)
最大斜度19度 平均斜度10度 距離1100m

さてこのハイランドサイドにはもうひとつスカイラインというコースがありますが現在は全面パークとなっておりアイテム数も西日本一を誇る内容で飛び系のボーダーから熱い支持を受けているようです。
筆者は時間の関係から内容までチェックはできませんでした。 

チェスナット(ハイランドサイド)
最大斜度19度 平均斜度12度 距離2600m

先に下山コースの紹介をしておきましょう。
左写真はハイランドサイドからベースのゴンドラ乗り場までの2600mの中急斜面です。
上部はワイドなフラット斜面。その後一気にコース幅が狭くなり蛇行しながらベースまで延びています。
特にこのコースで注意したいのが夕方の下山タイムですね。
コース幅が狭くなった部分から圧迫感のある混雑が気になりだします。
特にゴンドラが上部で通過する辺りはコース幅が一番狭くなったところであり他の滑走者との接触が無いように滑るので精いっぱいになるはずです。
快適とは言い難い状況になる事も有りますので、混雑時はゴンドラで降りるという選択も考えた方がいいでしょう。

ラビット(ハイランドサイド)
最大斜度32度 平均斜度21度 距離1000m

このコースはチェスナットと平行に走る急斜面です。
ゲレンデは未圧雪であり雪質もやや悪いため難易度は高めとなっています。
但し、滑走者の大半はチェスナットを滑走してベースまで至るため、滑走者自体が少なく夕方に確認しても、単なる荒れたゲレンデとしかなっていませんでした。
本来ならば大きなコブが発生し易いコースといえるのですが、専用のリフトがありません。よって繰り返しての滑走は不向きであり、下山コースの一部としか利用されていないのが残念ですね。上部にリフト1本あればこのラビットやチェスナットの幅の広い斜面が有効活用できると思われるんですが・・・

瑞穂ハイランドのレストランは基本2つ。
こちらはバレーサイドベースにある複数のレストランがあり好みに応じて使い分けたいですね。
こちらはレストランの店内。
来場時が夕方近くであり空席が目立っていたがお昼時は相当な混雑が予想されますね。
人気の瑞穂ハイランドには座席数が足りないかな?
レストランメニューで目を引いたのがこのチキンカレー
1200円とカレーとしては高いのですが、トリのモモ肉一本がドーンと入っています。
スプーンで簡単にほぐれるほど柔らかいとの事ですよ〜美味しそう。
こちらはハイランドサイドのカフェテリアビーチです。
沢山の椅子とテーブルが並ぶ明るい雰囲気のレストランです。このハイランドサイドはファミリーが多いので昼時は家族連れで賑わってそうですね。
軽食メニューが多いカフェテリアです。
このほかにもパスタや、野菜ゴロゴロカレーなんてメニューも用意されています。
東京で大人気?
あまり見たことないけどスイーツ類も種類が多いですよ〜
お昼を軽く取って三時のお茶でおやつなんてのもいいかな?

ビッグモーニング
最大斜度30度 平均斜度14度 距離2000m

さてこの瑞穂ハイランドのメインゲレンデはというと、バレーサイドに固まっているといってもいいでしょう。
そんなバレーサイドのメインバーンが左斜面のビッグモーニングです。
残念ながら来場時は濃いガスに包まれ最上部からの眺めは撮影できませんでしたがコース幅の広い急斜面が1000mあまり続き、その後はコース幅も狭まった中斜面へと変化します。
斜度の緩みは余り無い状態でベースまで続くため上級者にとって最高の滑走充実度が得られるコースだと思います。

但しその分、人気も高いコースです。滑走が多くベースに近づくにつれてやや混雑気味になるので、空いたゲレンデで飛ばしたいのであれば午前中の早い時間をオススメします。

リトルモーニング
最大斜度8度 平均斜度8度 距離1300m

この瑞穂ハイランドで「リトル」の付くゲレンデは2つ。
そのうちの一つは左のリトルモーニングです。 このコースはビッグモーニングの迂回コースです。
上部はご覧のようにガスが係り視界不良(肉眼ではほとんど見えない状態でした)ビッグモーニングを避けた滑走者で狭い迂回コースは結構な混雑となっていました。
コースの内容は林道の迂回コースです。難しい部分はありませんので初級者でも滑走可能となっていますが、バレーバレーサイドには初級者が滑るコースはありませんので素直にハイランドサイドでの滑走をオススメします。

クレージーベア
最大斜度33度 平均斜度28度 距離700m

ん〜 名前の通りまさにクレージーなコースです。
コースの場所はビッグモーニングの隣からスタートします。入口が同じで出口はビッグモーニングと合流するため難易度は同じようなものかと高をくくっていたらこれが一癖も二癖もある難コースでした。

出だしは未圧雪の急斜面、斜面の起伏が激しいバーンです。その後林間の細い急斜面と変わりラストはきつい片斜面へと変化していきます。
立ち木が両脇から迫っているので大きくエスケープする事はできず難儀します。
来場時はここもガスで覆われて写真撮影できたのは下部のみでした。
それでも片斜面のキツさがお分かりになると思います。
林間の難斜面好きな方なら是非トライしてもらいたいですが、その他の方は余り入り込まないほうがいいかもしれません。

ディア
最大斜度38度 平均斜度34度 距離500m

チェリートゥリーから枝分かれする林間の急斜面です。

コース入口は波打った林間の斜面。コースを進むと更に斜度を増した急斜面が控えています。
コース幅が狭いのがネックであり滑走ラインは自ずと他の滑走者と同じようなところを滑る事となります。
滑走者が多い場合は更に難コースとなる事が予想されます。
チャレンジャーには是非トライしてもらいたいコースですが、ここも立ち木が多く衝突には注意が必要なコースとなっています。

チェリートゥリー
最大斜度35度 平均斜度19度 距離1600m

クレージーベアー、ディアと並ぶ三大林間急斜面。
コース入口がよく分からないが小さな看板が出ている。
出だしは急激な片斜面そしてコース幅は狭い。その後リフト下を滑り斜度は増し、ディアを枝分かれした後は急斜面と変化する。
このコース中間からが凄い斜面に変ります。コース幅は1mぐらいしかないのです。
また途中上り坂なんかもあって正直入り込まなければ良かったと思うほど。
その後もコース幅は広がることなくベースまで落ちていきます。
一回滑れば2度目は遠慮したくなるようなコースであり、レベルを問わずオススメしない。難斜面好きの変体さんだけオススメのコースです。

タタミ
最大斜度21度 平均斜度12度 距離1300m

ゴンドラからのアクセスでは最も奥まった位置にあるのがこのタタミである。
変なネーミングのコースですよね。
タタミってあの「畳」?
コースは上部ゲレンデがワイドな中斜面。大回りでの滑走が楽しめる部分です。下に行くにしたがってコース幅は狭くなり他の滑走者が寄ってきます。
バキューム状態になったコースは再び広がり中斜面のままベースまで続く内容。コース整備も整っており朝一の綺麗なときに飛ばしたくなるコースです。
名前は変だが、瑞穂ハイランド唯一のカービングバーンであることは間違いない。急斜面ばかりが目立つスキー場であるが、こんな快適コースも存在するんです。

リトルタタミ
最大斜度9度 平均斜度9度 距離1200m

タタミを迂回するコースそれがリトルタタミです。
コース入口はタタミのワイド斜面の中間からです。林間の緩斜面が1200m続くコースであり難易度は低めとなっています。
何度かのヘアピンカーブを曲がり最終的にはタタミと合流します。
基本は単なる林道のようなコースであり、面白みに欠ける。

あえて初級者にもオススメはしないがこのコースがあるからこそバレーサイドが滑走できるという事で妙に納得してしまうコースですね。

駐車場・その他
駐車場は除雪状況が整っています。
但し人気のスキー場ですので早い時間からゲレンデに近い場所は埋まってしまいます。
そんな時は午後券狙いで来場するとポツポツ帰られる車も出てきますのでいい場所をキープすることも可能ですね。

アクセスは浜田道、瑞穂インターから10分掛からずに到着できる非常に便利なスキー場です。

大きな地図で見る