白山セイモアスキー場
石川県白山市河内町内尾 TEL 076-273-0331 公式サイト
基本データ
 規模 : 中規模 (50ha)
 コース数/リフト数 : コース9/1 3
 Top−Baes (標高差) : 1030m-300m(730m)
 最大滑走距離/最大斜度 : 3500m/38度
 主体コース : 急斜面
 お勧めの対象 : 上級スキーヤー
 土日の営業時間 : 8:00〜17:00
当日データ 2011/12/31(土)
 天候 : 晴れ
 積雪量 : 120cm
 雪質 : 湿雪
 混雑/リフト待ち : 特になし/待ち時間なし
 アクセス道路状況 : 難所なし、除雪良好
 リフト料金(通常土日1日券) : 大人3500円 シニア3000円 子供2500円
 駐車場料金(駐車台数) : 全日無料 (1300台)
スキー場ミシュラン (評価は全面滑走可能の通常営業時が基本)
(1〜40★・41〜50★★・51〜70★★★・71〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 アクセス 駐車場 接客 加減算 合計
面積
(7)
急斜面
(7)
中斜面
(7)
緩斜面
(7)
コース幅
(5)
連続
滑走
(5)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(7)
眺望
環境
(6)
配置

(5)
待ち
時間
(7)
リフト
料金
(7)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
ICの距離
道路
(3)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
特別 100
3 6 3 2 3 2 3 3 5 2 2 6 5 1 2 2 2 1 2 0 55

どんなスキー場?
白山山麓三スキー場で市街地から一番近くアクセスが楽なスキー場であるセイモアはその気楽さとは裏腹な本格的な急斜面が揃う上級者専用的なスキー場である。

規模は中規模、極端に長い滑走距離のコースは無い。

ゲレンデベースには滑走を楽しむゲレンデは無い、またその規模を知る事はできずリフト1本上がらないとどんなスキー場かも知る事はできない。

スキー場上部に上がると先ず目に付くのは、シンフォニー、ラプソディ、ボレロの急斜面。
この3コースは全て未圧雪の急斜面で特にシンフォニーはコース幅もかなり狭く斜度もきついためエキスパート専用のコースとなっている。筆者がこのコースに入ったときは既に新雪を食い尽くされた後であったが降雪後はかなり楽しめそうなコースでもあります。

またこのスキー場は他の白山山麓のスキー場とは明らかに客層が違う。ガンガン滑りたい滑走者が多く華やかな印象とは無縁の道場的スキー場ではないであろうか?

ネックなポイントとしては、リフトが中途半端な位地にあり乗り場が不明瞭だったり途中で降ろされたりしてしまうのがざんねんですね。

いっそ全てを取り払って再度架け替えることができればスッキリするかもしれませんね。
白山山麓のスキー場に上級者が行く場合は先ずこのスキー場をオススメしよう!

シンフォニーコース
最大斜度38度 平均斜度32度 距離450m


条件が悪い場合クローズになる事も多いコースのようである。
セイモアきっての急斜面。当然コースは未圧雪で降雪後以外は何時も荒れているといった印象です。
コース幅が非常に狭く一端入り込むと逃げ場がありません。
本来滑走者が多ければ大きなコブが張り付く馬の背のような上部斜面ですが、滑走者が少なくコブになる事はありません。

筆者が撮影しながら滑走しているときも他の滑走者は誰も居ませんでした。
条件がいいときと悪いときで難易度が極端に変ります。
雪が降らないとき、寒暖差が激しい朝などはコースインしない方が無難でしょう。
また大雪が降ったときは上級者に限り真っ先に向かいたいコースでもありますね。

ラプソディコース
最大斜度36度 平均斜度30度 距離300m

こちらのコースはシンフォニーほど斜度はキツく無く、コース幅もワイドなため楽しんで滑走できるコースです。
コースはややすり鉢状の扇型。
下部に行くにしたがってコース幅も狭くなります。
雪も柔らかくコブのでき易いコースだと思うのですが、極端に大きなコブの発生はありません。
また難易度を自分で選ぶ事ができるため、自分の技量にあったラインで滑走する事も可能ですね。
基本的に圧雪作業は行われないコースですのでここも降雪後に狙うバーンだと思います。

中級者には少々手厳しいコースであり、ここも上級者専用という色が濃いですね。

メヌエットコース
最大斜度18度 平均斜度15度 距離800m

第4リフトを利用して滑走する中斜面です。
上部はコース整備の完璧なフラットバーン。
中上級者がポジショニングを確認しながら大回りでの滑走がオススメです。
また下部は斜度が緩むもののコース幅もワイドになり滑走者が多いときも圧迫感は避けられるのが嬉しいです。

雪が硬いときが多いようです。思いのほかスピードの出るコースでもありますので中間より下ではスピードをセーブしましょう。
基礎系滑走者が好みそうなコースといえるでしょう。


※ 動画は画像をクリック

ボレロコース
最大斜度36度 平均斜度26度 距離250m

上部急斜面3本のうち、一番端にあるコースとなります。
最大斜度は36度とラプソディ同様ですが、中間部より下がやや斜度が緩めとなっています。

このコースも本来ならば大きなコブで覆われているコースなんでしょうが滑走者が少なく未圧雪のコースではありますがコブの発生はありませんでした。
降雪後はパウダーコースとなります。
上部のコースでは一番難易度が低めのコースとなっていますので、技量に応じて選択するとよいでしょう。 

バリエーションコース
最大斜度25度 平均斜度16度 距離1500m

最上部から滑れる唯一の中斜面です。尾根のコースが1500m続きコース変化も余りなく一定のリズムで滑走できるコースです。
やや荒れた部分もありますが、中級者が気持ちよくクルージングできるコースと言えるでしょう。
雪質も良好であり初級者でも滑走は可能と思われますが確実なスピードコントロールが必要でしょう。
コースからの眺めも良くのんびり滑るには最適なコースと言えるでしょう。

※ 動画は画像をクリック

セイモアでの食事をとれる場所はベースにしかありません。ベース付近は夕方ということもあってかかなり暗い雰囲気、筆者としてはあまり好きになれない。
またベース付近は滑走できるゲレンデもなく日中は閑散としている。
残念ながらレストハウスを確認したのはスキー場の営業が終わる直前であったため誰も居ませんでした。
特に特徴があるようなしせつではありませんでした。
レストランメニューの確認も余りできずにスキー場を後にしましたが、ここも他の白山エリアのスキー場同様にトマトを使ったメニューが多いようですね。

コンチェルトコース
最大斜度18度 平均斜度12度 距離400m

第3ペアリフト沿いを滑る中緩斜面です。斜度の割にスピードが出やすいコースでありスキー場表記は初級者向けゲレンデとなっていますが実際には中級者に適した難易度と感じました。

ゲレンデはワイドな幅が特徴です。来場時間は夕方となっていますのでフラット状態は保っていませんでしたがそれでもまだまだゲレンデの荒れは少ないので大回りを十分に楽しむことができました。

リフト沿いのコースであり効率のいい滑走が楽しめます。

メヌエットコースと交互に滑るといいでしょうね。


※ 動画は画像をクリック

スイートコース
最大斜度20度 平均斜度15度 距離700m


第3ペアを利用して繰り返し滑走できるコースです。
コースはフラットな中斜面。多少の緩急はありますが、中級者が大回りで滑走するのに適したコースといえるでしょう。
滑走者がやや少なく閑散とした雰囲気があります。
利用者にとっては飛ばせる貴重なコースと言えますが、滑走者が少ないという事は入りにくいか、コース自体が好まれていないといえるのではないでしょうか?
このコースは後者のような気がします。
セイモアにとって貴重なフラットバーンですので滑走者を誘導するアイテムがあってもいいかもしれませんね。


※ 動画は画像をクリック

プレリュードコース
最大斜度30度 平均斜度25度 距離700m(数値は体感)

ここセイモアは上級者向け、それも未圧雪のコースが非常に多いスキー場であります。このプレリュードコースはスキー場中間からベースに至るコースですがここもまた左写真のような未圧雪の急斜面となっています。
上部コースとの違いはブナ林に囲まれた静かなコースであり、落ち着いた急斜面と言ったところでしょうか?

ツリーランを好まれる方にもお勧めできるコースでしょう。

ロマンスコース
最大斜度22度 平均斜度20度 距離400m

メヌエットコース下部から枝分かれするコースがこのロマンスコースです。
ジグザグに縫うメヌエットをストレートに滑るため斜度はややきつめ。

上部コースと違い雪質も硬くなっていますので難易度はやや高めの中急斜面です。
滑走距離は短めではありますがメヌエットの緩斜面が飽きてしまった滑走者にはいいアクセントになるコースです。


※ 動画は画像をクリック

駐車場・その他
駐車スペースはゲレンデからやや離れた場所に点在しています。
1ヶ所に停められる台数はあまり多くありませんがトータルで1300台が停められます。

アクセスに特段難所はありませんがスキー場近くになると道幅がやや狭くなり対向車には注意が必要です。

大きな地図で見る