開田高原マイアスキー場
長野県木曽郡木曽町開田高原西野5346-1 TEL 0264-44-1111 公式サイト
基本データ
 規模 : 中規模 (44ha)
 コース数/リフト数 : コース15/ 1 2
 Top−Baes (標高差) : 2120m-1557m(563m)
 最大滑走距離/最大斜度 : 3200m/32度
 主体コース : 緩斜面
 お勧めの対象 : 初中級スキーヤー・ボーダー
 土日の営業時間 : 8:30〜16:30
当日データ 2011/3/26(土)
 天候 : 雪&強風
 積雪量 : 220cm
 雪質 : パウダー
 混雑/リフト待ち : 特になし/待ち時間なし
 アクセス道路状況 : スキー場手前10km圧雪
 リフト料金(通常土日1日券) : 大人4300円 シニア2500円 子供1500円
 駐車場料金(駐車台数) : 無料 (1000台)
スキー場ミシュラン (評価は全面滑走可能の通常営業時が基本)
(1〜40★・41〜50★★・51〜70★★★・71〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 リフト代 アクセス 駐車場 キャスト 合計
面積
(8)
急斜面
(8)
中斜面
(8)
緩斜面
(8)
コース幅
(7)
連続
滑走
(7)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(7)
配置

(3)
待ち
時間
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
1日券
(3)
ICの距離
除雪状況
(5)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
100
3 2 3 8 5 4 6 3 3 5 2 3 3 3 3 2 1 2 3 64

どんなスキー場?
木曽の御嶽山周辺にはいくつかのスキー場が存在するが、この開田高原マイアは最も新しいスキー場です。

スキー場は緩斜面が中心。一部上部には気持ちのいい中斜面やコブの急斜面も存在するが決してメインゲレンデではありません。そんな意味では初中級者にお勧めしたいスキー場の一つです。

ワイドなコース幅と滑走距離の長い緩斜面こそがマイアの最大の武器ではないでしょうか?

御嶽山周辺のスキー場はどのスキー場もこのような特徴があり言い方を悪くすれば何処も同じようなスキー場。とらわれがちですが、面的要素と線的気要素が上手く配分されたマイアはそんな中でもかなりお勧めできるスキー場だと思います。

またもう一つの特徴は雪質です。決してドカ雪が降るエリアではありませんが、ベースの標高ですら1500mをオーバーしておりトップの標高は2000m以上となっています。
当然のようにこの標高の高さが生むサラサラのパウダースノーが、北海道のニセコあたりと比べてもそん色ない雪質なんです。寒さはかなり厳しいのですが雪質が一番のスキー場選択をされる方は是非マイアに来場してみてください。
決して裏切られることはないでしょう。

 ジャンボフットゲレンデ南
 最大斜度15度 平均斜度10度 距離900m
今回は生憎の天気というか最高の天気というかよくわからない日の来場となりました。
3月下旬としては気温が非常に低く雪質は申し分ありませんが天気は雪と風で荒れ模様です。但し、天気が回復すれば一気に雪質が悪化するためどちらとも言えない天気ですね〜
さて天気回復を待ってベース付近でちょっと時間をつぶしました。

左写真はジャンボフットゲレンデです。リフトを挟んで南と北に広がっている緩斜面で、一見、広々としたゲレンデに見えるのであるが実際はコースがネットでセパレートされてしまい意外なほど窮屈な緩斜面となっているんですね。

特に南ゲレンデは初級者がリフトを使わずに練習できるコースもあるのでご覧のようなバキューム状態となっています。

 プリマコース
 最大斜度15度 平均斜度7度 距離880m
斜度感のない平なコースで、初級者には天国のようなコースとなっているのがこのプリマコースです。

林間の雰囲気の良いコースではありますが、中級者以上の滑走者にとっては余りにも斜度が緩やかなため滑走そのものを楽しむコースではないようです。

今回は前日からの降雪で浅めではありますがパフパフのパウダーが味わえたことがせめてもの救いでした。
このコース柔らかめよりもむしろアイスバーンに近い硬いコンディションの方がスピードに乗れて中級者には面白くなるかもしれませんね。

※ 動画は画像をクリック

 フォクシーコース
 最大斜度13度 平均斜度7度 距離950m
 
次はプリマコースと林を挟んで反対側に位置するフォクシーコースです。

スカイハイコースをストレートに滑り下りるとこのフォクシーコースへと入り込みます。最上部から無理なくベースまで一本の長距離滑走が可能となります。

林間の緩斜面でありコース幅も非常に広く初級者にはプリマコース同様に適したコースと言えるでしょう。

上部は風の強い時がおおいマイアですがこのフォクシーコースは林間のためその強風も和らいでおり、悪天候を我慢して滑走する事も幾分ましなコースとなっています。

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 スカイハイコース(上部)
 最大斜度32度 平均斜度13度 距離1350m
 
さて天気の回復は望めずいよいよ最上部のゲレンデへとやってきました。

このマイアはリフトの効率がよく、クワッドとペアを乗り継ぐと最上部へと到着します。

左写真は最上部からスタートするスカイハイコースです。このコースの顔は2ヶ所。
左写真はリフト降車後すぐにスタートする中急斜面です。
写真では緩斜面に見えますが実際は適度な斜度と締まった雪質でかなり走るバーンコンディションとなっており25度程度の斜度と相まってかなりのスピード感が味わえるコースです。

リフトを潜るあたりで斜度は急激に緩みますがその後再度落ち込みを見せます。

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 スカイハイコース(コブ)
 最大斜度32度 平均斜度13度 距離1350m
 
スカイハイコースの中間部の落ち込みです。
今回は悪天候でコースが良く分かりませんが、土日の午後にはコブが激しく育つ部分でもあります。
マイアのコブ斜面は基本的にこの一部分しか無いためスキー場全体の難易度は低いものとなっていて初中級者でもコースを選べばかなりの滑走が楽しめます。

話は戻りますが、今回は来場者も少なく余り大きなコブとはなりませんが荒れた新雪バーンはテクニカルなコースとなっており結構楽しめる内容でした。

この斜面を抜ければペアリフト乗り場までは林間の緩斜面が続きます。

フラット急斜面、コブ、緩斜面と変化に富んだロングコースで中上級者が一番楽しめるコースですね。

※ 動画は画像をクリック

ゲレンデの設備は近代的で明るく大きな建物が目立ちます。
レストランは基本的にベース一ヶ所。
座席数が多くゆとりのあるスペースがいいですね。ゆっくりできます。
こちらはセンターハウス内のお土産売り場です。
シーズン後半ですが、商品もまだまだ豊富に陳列されていました。
スキー場では珍しく中古のスキー販売もしています。残った?一本はノルディカスピットファイアプロ2010モデルかな?6万円。ちょっと高いかな〜

こちらはレストランメニューです。以前よりマイアのレストランメニューは非常に評判が高いです。
見た目もお味も最高レベルじゃないかな?
意外にもステーキを出すスキー場のレストランって少ないんですよね。筆者はかぐらで良く食しますがそれ以外はちょっと見かけないですね。
こちらもお肉ゴロゴロのビーフシチューです。
ボリュームもありおなかを空かした若い方たちには嬉しいメニューですね。
このほかカレーやラーメンなどの定番メニューから本格的手打ち蕎麦まで出してくれるお店もあります。何を食べるかかなり迷ってしまうマイアですね。

 ブルーダイヤモンドコース(上部)
 最大斜度32度 平均斜度13度 距離1350m
スカイハイコースとは林を隔てて反対側にあるコースです。
コースの三分の二程度は樋状態もしくはコース幅の狭い中斜面です。

滑走者が少ない場合は快適に大回りでの滑走が楽しめます。

但し週末ともなると中級者以下のスキーヤーや初級ボーダーが入り込むため少々窮屈感のあるコースとなっています。

写真は上部コースとなります。そこそこの斜度と左側の深雪がかなり楽しいコースとなっており繰り返して何度も滑ってしまいました。

尚、スカイハイコースを滑り中間からこのブルーダイヤモンドに入り込む滑走者が意外に多いんですね。どうしてなのかな?

※ 動画は画像をクリック

 ブルーダイヤモンドコース(下部)
 最大斜度32度 平均斜度13度 距離1350m
このブルーダイヤモンドコースは中間まではややコース幅の狭い中斜面ですが濃い半は一気に斜度が緩み林間の緩斜面へと変化します。

雰囲気は最高にいいんですがやはり斜度が緩すぎるというか間延びしてしまうのが残念ですね。

初級者には最適なコースですが、この部分だけを滑ることができず、利用価値のないコースとなっってしまっています。

御嶽エリアはこのような緩斜面を持つスキー場が本当に多いですね。

駐車場・その他
駐車場はゲレンでベースに大規模スペースが確保されていますので満車になることは余り考えられません。
この御嶽エリアの各スキー場のネックはやはり高速インターチェンジからの遠さに尽きるでしょう。中京圏の方は中津川インターから91kmの下道、首都圏は伊那インターから53kmの下道&峠越えがあります。アクセスではかなり損をしていると言わざる得ないエリアとなっています。

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