飛騨ほおのき平スキー場
岐阜県高山市丹生川町久手447 TEL 0577-79-2244 公式サイト
基本データ
 規模 中規模 (91ha)
 コース数/リフト数 コース16/1 6 
 Top−Baes (標高差) 1550m-1200m(350m)
 最大滑走距離/最大斜度 2000m/42度
 主体コース 中急斜面
 お勧めの対象 上級スキーヤー
当日データ 2011/3/6(日)
 天候 曇り
 積雪量 130cm
 雪質 軽めの湿り雪
 混雑/リフト待ち ナイターゲレンデに混雑/クワッドリフト5分
 アクセス道路状況 全行程圧雪
 リフト料金(通常土日1日券) 大人3800円 シニア3000円 子供2700円
スキー場ミシュラン (評価は全面滑走可能の通常営業時が基本)
(1〜40★・41〜50★★・51〜70★★★・71〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 アクセス 駐車場 キャスト +−
加算
合計
面積
(7)
急斜面
(7)
中斜面
(7)
緩斜面
(7)
コース幅
(5)
連続
滑走
(5)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(7)
眺望
環境
(6)
配置

(5)
待ち
時間
(7)
リフト
料金
(7)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
ICの距離
除雪状況
(3)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
特別 100
3 7 6 1 4 2 3 2 2 3 3 3 4 1 3 1 1 2 2 0 53

どんなスキー場?
岐阜県飛騨エリアの最奥地(本当の最奥地は平湯温泉)にある中急斜面が豊富なスキー場それがここ「ほおの木平スキー場」である。

ゲレンデ規模は中規模。長い滑走距離のロングコースこそないものの、複雑な地形を利用して四方に落ちる急斜面はそれだけで上級者の滑走意欲を沸き立てる。

来場者も基礎系のエキスパートスキーヤーの姿が多く真面目なスキー場の印象が強い。
中京、関西圏から最も奥まったスキー場であるため来場者も少ないように思えるのだが、ゲレンデの資質が評価されてか、シーズン中の週末は大変賑わっており、リフト待ちもしばしば発生する。

夏の乗鞍岳観光基点になる場所であり、その眺望もきたいできるスキー場ではあるが、残念ながら、間近に迫る里山が邪魔をして北アルプスの山々は殆ど見えず唯一、乗鞍岳と遠く白山を望むに留まっている。
もう少し眺望が良ければ夏場の観光に訪れる場所になるのだが少々残念である。。

関東圏から来場する人は少ないのであるが、安房トンネルがの利用で以外にも短時間での来場が可能なスキー場です、是非とも訪れてもらいたいスキー場のひとつですね。

 ナイターゲレンデ
 最大斜度15度 平均斜度12度 距離700m
昨日までの天気と打って変わって今日はどんよりとした雲に覆われた天気となっています。
一部青空も見えるんですがなんかテンションが上がりにくい天気ですね。

さて駐車場から一段上がるとそこは広々としたゲレンデが広がっています。
しかしながらここほうのき平はベースのゲレンデでも中急斜面であり(左写真は緩斜面にしか見えませんが)難易度の高さが伺えるスキー場です。ちょうど苗場を小さくしたと言えば関東の方には分かりやすいかな?

左写真はナイターゲレンデです、大きく左へ回り込むと難易度が低くストレートに滑るリフト沿いは難易度が上がるコースです。その難易度の高い部分だけにデコルテコースという別の名前のコースがありやや複雑。

ここほうのき平はコース数が16とスキー場規模にしてみると非常に多いのですがこのような境目のないコースを分けているため整理する必要があるだろう。

 蛇堀コース
 最大斜度30度 平均斜度15度 距離1000m
次に来たのはクワッドリフトを乗って上部から滑りだす「蛇堀コース」
名前がイケてないね〜「ヘビホリ?」「ダホリ?」正解は「じゃぼりコース」らしい。ますます変な名前だな〜
ベースゲレンデのナイターコースも昼間からナイターコース!
ほうのき平はコースネーミングとコース名の変更を急ぐ必要ありですね〜(笑)

さて名前は変だが結構滑りごたえのあるのがこのコース。フラットのキツメの中斜面で大回りがめちゃ楽しいコースです。谷あいのコースなんですがコース幅が広く圧迫感はありません。

やや硬めのバーンでスピードが出るコースとなっています。

※ 動画は画像をクリック(スマホでの撮影のため風切り音が大きいです)

 白樺コース
 最大斜度25度 平均斜度15度 距離400m
 
最上部から滑り出す中斜面の白樺コースにやってきました。

滑走距離が400mと短いんですがネジレやうねりのない綺麗な中斜面で基礎系スキーヤーが多く滑走しています。

筆者もこのバーンは大好きです。
特にターン弧を思いっきり大きく落差を取った大回りでは気持ちのいい滑りができますね。
また最上部とあって雪質もよく適度にエッジが噛んでくれるのも他のコースより良好に感じました。

お勧めしたいコースとなっています。


※ 動画は画像をクリック(スマホでの撮影のため風切り音が大きいです)

 パウダーコース
 最大斜度28度 平均斜度18度 距離400m
 
白樺コースとは林を隔てた反対側に位置するコースがこのコースです。

名前こそパウダーなのですが、整地部分はかなり硬めの中急斜面、難易度は白樺コースよりも一枚上手です。

またコース半分は未圧雪部分も残してあり綺麗なラインコブも発達していました。

こちらのコースは主にレーサーが好んで滑走しており高速で飛んでいくスキーヤーの姿が目立ちます。
ペアリフトも並行して架けられているので効率のいい滑りが楽しめるコースとなっています。


※ 動画は画像をクリック(スマホでの撮影のため風切り音が大きいです)

 パノラマコース
 最大斜度18度 平均斜度12度 距離600m
 
ほうのき平には珍しい林間の緩斜面です、唯一の林間コースと言ってもいいでしょうか?

来場者の多くはエキスパートのスキーヤーのためこのコースを滑るの人はかなり限定されていますね。

滑走距離は短くやや面白みが得にくいコースではありますが上部で繰り返し滑走できる初級者コースはこのパノラマコースしかないのです。

初級者にはちょっとつらいスキー場ですね。


※ 動画は画像をクリック(スマホでの撮影のため風切り音が大きいです)

ゲレンデベースには多種の宿泊施設があります。またゲレンデを眺めながら入れる温泉もあり宿泊しての来場に適したスキー場と言えるでしょう。
ここまでゲレンデと直結した温泉は他に例を見ないかもしれません。
今回は試乗会とレポートが重なってしまい、各施設のゲレ食をレポすることができませんでした。このほうのき平の名物はやっぱり飛騨牛でしょう。お値段は高いですが、各食堂でもちゃんとメニューが用意されていましたから来場した時は食してみてください。
こちらがスキーセンターとなります。
センターとは言ってもスキー場の事務局的な役割の施設でスクールが併設されている以外は余り用のない場所でした。

 マウントコース
 最大斜度42度 平均斜度25度 距離600m
さて次に向かったのはここ、ほうのき平でも一番の急斜面、マウントコースです。滑走者がほとんどいない急斜面で状況が分からなかったのですが飛び込んでみました。

滑り出しは確かに斜度が急で滑るというよりは落ちるといった感じの斜面ですがすぐにその斜度は緩みます。

滑走者が少ないため大きなコブは育っておらず荒れたコースという印象が強いコースですね。

また最大斜度42度との事ですが、体感的には35度ほどではないでしょうか?極端に難しいコースではありませんのでどんどん滑り込んでコブを大きくした方が上級者には楽しめるコースになると思われます。

 スラロームコース
 最大斜度38度 平均斜度23度 距離500m
第3クワッド沿いに位置する急斜面です。

コースはずーっとクワッドから丸見えなんで斜度の急なことよりもギャラリーの視線で緊張します。
筆者プレッシャーに弱いんです(笑)

さてこの急斜面ですが、滑走者は意外に少なくコブになっていません。
なぜなんでしょうね?

このコースの残念なところはコースど真ん中をエアターンコースが横切っていて連続しての滑走が困難。実際は250m×2のようなコースになてしまっています。
そしてコースとリフトの位置関係が余りに近く、よほどの脚前が達者な方以外は敬遠される傾向にあるようですね。

 エアターンコース
 最大斜度15度 平均斜度10度 距離2000m
スキー場の滑走距離に少々疑問を持つほうのき平です。
このエアターンコース以上に長い距離を滑れるところはありませんが、スキー場の公表ではストレートのかもしかコースの方が長い表記です。
多分2000mの間違いでしょう。

さて初級者向けの緩斜面が非常にすくないほうのき平ですが、唯一とも言っていいロング緩斜面がこのエアターンコースとなっています。

可滑り出しは第8ペアリフト終点からで各急斜面を縫うようにコースは付けられています。

どうしても初級者が大勢滑り混雑してしまうコースですね。

※ 動画は画像をクリック(スマホでの撮影のため風切り音が大きいです)

 かもしかコース
 最大斜度25度 平均斜度16度 距離1200m
さて最後にやってきたのは気持ちのいい尾根の中急斜面、かもしかコースです。このコース別にアルペンコースという名前も持っているようでどちらか一つに統一してもらいたいですね〜

コースは大きな曲がりのないほぼストレートのコース。短めではありますがリーゼンコースと言ってもいいでしょう。
コース整備は非常に丁寧で高速での大回り滑走をする上級者の姿が絶えません。

このコースは大会等で規制されることが非常に多く来場タイミングでは滑れないこともあるようです。筆者が訪れた時もGSの大会が行われており、大会終了後に開放されるのを待って滑走しました。
スノーセメントを捲くことが多く常に硬い雪面であり滑走スピードは非常に高くなりますのでご注意を。

駐車場・その他
ほうのき平の駐車場はかなり大きなものがゲレンデベースにあります。
しかし週末の午前中で満車気味になりますので早めの到着を心がけましょう。
アクセスについては中京、関西方面からの来場は中部縦貫道高山ICが最寄りのインターとなりますが極端な難所はなく到着できます。問題は関東からです。中央道松本ICから上高地線経由安房トンネル、平湯トンネルを経由しての来場です。道路はかなり勾配の急な部分が多く滑り止めは必携となっています。

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