ひだ舟山スノーリゾートアルコピア
岐阜県高山市久々野町無数河 TEL 0577-52-2219   公式サイト
基本データ
 規模 小規模 (50ha)
 コース数/リフト数 コース8/2 2 1
 Top−Baes (標高差) 12000m-800m(400m)
 最大滑走距離/最大斜度 1200m/32度
 主体コース 緩斜面
 お勧めの対象 全スキーヤー・ボーダー
当日データ 2011/3/5(土)
 天候 快晴
 積雪量 85cm
 雪質 ザラメ
 混雑/リフト待ち 混雑なし/リフトなし
 アクセス道路状況 全行程ドライ
 リフト料金(通常土日1日券) 大人3500円 シニア2500円 子供2500円
スキー場ミシュラン (評価は全面滑走可能の通常営業時が基本)
(1〜40★・41〜50★★・51〜70★★★・71〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★
規模 コース 自然 リフト 施設 アクセス 駐車場 キャスト +−
加算
合計
面積
(7)
急斜面
(7)
中斜面
(7)
緩斜面
(7)
コース幅
(5)
連続
滑走
(5)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(7)
眺望
環境
(6)
配置

(5)
待ち
時間
(7)
リフト
料金
(7)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
ICの距離
除雪状況
(3)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
特別 100
2 2 4 3 3 3 3 2 3 2 2 3 3 2 2 1 2 2 2 0 46

どんなスキー場?

岐阜県飛騨地方の最南端に位置するスキー場で、高山や下呂からのアクセスは非常にいい。

ゲレンデ規模は小規模。初級者でも安心して滑走できるベースのゲレンデはコース幅も広く、滑走距離も長めでありお勧めゲレンデである。

また上部のコースは上級者にうってつけの練習バーンとなっており、硬めの急斜面をハイスピードで滑るレーサーや基礎系スキーヤーの姿を多く見受けられる。

リフトの数やゲレンデ数からみると中規模程度のスキー場に思えるのだが、実際に滑って見るとバランスはいいのだが一回り小さなスキー場の印象が残る。

但し、リフト待ちは殆どないスキー場であり、利用によっては混雑する大規模スキー場よりもストレスなく滑走を楽しむことができる点が評価できる。

立ち木の少ないオープンバーンであるが、斜面が南に向いているためか雪が悪くなることが早くクローズも意外と早いため来場はお早めに。

 パノラマ
何年かぶりに来場したアルコピアです。
めいほうを後に山道のアクセス路をひた走り到着したのは午後2時ごろでした。

今日は一日晴天に恵まれ、ここアルコピアからもご覧のように北アルプスが綺麗に眺められる澄み切った空気でした。

やや遠方ではありますが滑りながら広がった景色を眺められるのは開放感もあり非常に清清しいですね。

 第1ゲレンデ
 最大斜度13度 平均斜度8度 距離800m
さて先ずはこのアルコピアのメインゲレンデとも言うべきベースの緩斜面を滑走してみます。

冒頭にも書きましたがこのスキー場斜面が南に向いており、日当たりが良すぎるため雪質が直ぐに悪くなるようです。

来場した日も滑走性の悪い雪でこのゲレンデではややもたつき感もありました。
ゲレンデはコース幅がワイドな一枚バーン。真っ直ぐに伸びた800mは初心者、初級者にはうってつけのコースです。

ご覧のようにクセのない感謝面なんで本当にお勧めできます。(ちょっと斜度が足り無すぎるかな?)

※ 動画は画像をクリック(スマホでの撮影のため風切り音が大きいです)

 チャンピオンコース
 最大斜度32度 平均斜度26度 距離700m
 
下部とは対照的に上部にはハードパックの急斜面が待ち構えています。
ご覧のコースは最上部から落ち込むチャンピオンコースです。

写真ではかなりコース幅が細く見えますが、実際は極端に狭いコースではありません。

上部に一段棚がありますがそれ以外は硬めに仕上げられたコースがペアライナー沿いに伸びており大回り、小回りどちらでも楽しめるコースとなっています。

雪が柔らかければ上部は完全にコブとなりますが、やはり硬い雪ではコブは育たないようで、ややバンピーかな?程度の荒れ方です。

多くの基礎スキーヤーがこのバーンを利用して大回りの練習をしている姿を見かけました。上級者練習バーンには最適なコースです。

※ 動画は画像をクリック(スマホでの撮影のため風切り音が大きいです)

 リーゼンコース
 最大斜度28度 平均斜度23度 距離600m
 
チャンピオンコースとは滑りだしが一緒ながらこちらは滑る方向が違う急斜面です。

本来はもう少しコブが大きくなっている事が予想されるバーンで荒れ方もチャンピオンよりも大きい。

またコース自体にウネリがあり大回りでの滑走はテクニックを要するバーンです。
雪質は硬めでかなりハイスピードになるため筆者はズレズレ滑走で滑る始末。

尾根の開放的なコースではあるが滑走者が少なくコースはいつもクリア状態となっています。

※ 動画は画像をクリック(スマホでの撮影のため風切り音が大きいです)

 第2ゲレンデ
 最大斜度15度 平均斜度13度 距離600m
 
リフトの効率が良くないのがこのスキー場の欠点かもしれません。

先ずはこの第2ゲレンデですが初中級者に向いたコースではあるが、この斜面をフルに滑ろうとするとペアライナーを使い、リーゼンコースを滑り降りる必要があり、適応する滑走者にはややハードルが高すぎる。

またリーゼンコースにしても滑り終えた場所には中途半端なメロンライナーしかなく最上部まで戻る事ができない。

その割には第一ゲレンデにはクワッド以外にペアリフトも平行に設置されているのは頂けないですね。

今更効率的なリフト配置などの変更は無理なのであるがせっかくのゲレンデが活かされていないのが現状といえよう。

左の第2ゲレンデもご覧のように広い中緩斜面なのですが滑る人はまばらである。

※ 動画は画像をクリック(スマホでの撮影のため風切り音が大きいです)

スキー場の施設は基本的に食堂のみと思った方がいい。一部レンタル店もありますが近代的な施設はない。昔ながらのスキー場といったイメージです。

写真はメインの食堂です。14:15ですが利用者はまばらですね。
食堂メニューは極々平均的なものです。
値段も一般的なスキー場の値段であり特徴はありません。この手のスキー場では筆者は食事をしないのが通例となっています(笑)
こりゃいかんです。サンプル写真のラーメンや蕎麦がいかにも伸びきっています。
写真を見たら食べたくなるようなものを写さんと行けませんな〜

 宮様コース
 最大斜度32度 平均斜度28度 距離600m
チャンピオンゲレンデの裏にひっそりと隠れているコースがこの宮様コースである。

皇族でも滑ったのかな?ネーミングの由来を聞いてみたいものである。
さてネーミングとは裏腹にコース内容はハード。

基本的に圧雪作業は行わないアルコピア唯一のオフピステコース。
斜度も平均しており緩みが無い急斜面となっている。

当然、降雪後は深雪エリアとなるのだがさほど大雪が降るエリアでもなく楽しめるタイミングがごく少ないようである。

来場時も滑走者は皆無、午後来場の筆者の滑った後のみが残っている状態でした。
まぁ〜圧雪作業をする訳でもないので利用者が少なくてもあえてクローズする必要の無いコースですね。

 林間コース
 最大斜度28度 平均斜度13度 距離600m
最上部、リーゼンコース脇から滑りだす林間コースです。

このコース単なる迂回コースではなく、結構な斜度の部分もありなかなか侮れないコースとなっている。

またコース幅も極端に狭く、初級者にはやや辛い内容で、かといって中上級者はメインのリーゼンコースを滑ってしまうため全く活かされていないコースです。

暗〜いコースで孤独を感じたいなら是非このコースがお勧め(笑)

※ 動画は画像をクリック(スマホでの撮影のため風切り音が大きいです)

 白樺コース
 最大斜度26度 平均斜度15度 距離700m
メロンラインに沿った中斜面です。
殆どの滑走者はストレートに滑る事を嫌い写真の左側から大きく回りこみリフトを潜って右側斜面を滑るようです。

ストレートに滑った場合多少出だしが急なためそれを嫌っているようですね。
コースは素直な中緩斜面、クセが無いので中級者には一番面白く且つ繰り返し滑走できるコースとなっています。

滑走者も少ないのでのびのび自分のラインを崩さず滑れるコースとなっています。

※ 動画は画像をクリック(スマホでの撮影のため風切り音が大きいです)

 赤松コース
 最大斜度15度 平均斜度8度 距離700m
白樺コース最下部よりベースに向けて滑るコースとなっています。

このコースの存在意義がよく分からないのが正直なところでしょうか?

コースは斜度の殆ど無い林間コース。

専用のリフトがある訳でもなく、この緩斜面に適した滑走者はどうやってここまでたどり着けばいいのか甚だ疑問を感じてしまいます。

よって滑走者も極々少なく閑散をしたコースとなっています。

昔はもう少しリフトが多かったのでしょう。

※ 動画は画像をクリック(スマホでの撮影のため風切り音が大きいです)

 キッズゲレンデ
ベース付近にはキッズ向けのパークも併設されています。

スノーエスカレーターもあり楽しく遊べそうですね。

他だしご覧のようにここを使っているのは一組の親子だけでした。
週末の土曜日の午後、非常に閑散とした雰囲気はかなりのマイナスポイントですね〜

スキー場の利用者はなにも空いていればいいというわけではなくある程度の人混みは必要だと改めて感じさせてくれるスキー場でした。

駐車場・その他
駐車場はゲレンデベース下に大きなスペースが確保されています。
来場時が路面ドライ状態であったため、利用に違和感はありませんがアスファルトは敷いていませんでした。大きな穴が無かった事からぬかるむ事は無いと思われます。

またアクセスについては難所が少ないスキー場であり苦労はありません。

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