ニヤマ高原スキー場
北海道亀田郡七飯町字仁山670 TEL 0138-65-9000   公式サイト
基本データ
 規模 中規模 (30ha)体感
 コース数/リフト数 コース9/ 1 3 1
 Top−Baes (標高差) 630m-130m(500m)
 最大滑走距離/最大斜度 2500m/36度
 主体コース 急斜面
 お勧めの対象 上級スキーヤー
当日データ 2011/1/23(日)
 天候 晴れ
 積雪量 130cm
 雪質 軽めの湿雪
 混雑/リフト待ち 混雑なし/クワッド1分
 アクセス道路状況 全行程凍結圧雪
 リフト料金(通常土日1日券) 大人3000円 シニア2500円 子供1000円
スキー場ミシュラン (評価は全面滑走可能の通常営業時が基本)
(1〜40★・41〜50★★・51〜60★★★・61〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★
規模 コース 自然 リフト 施設 アクセス 駐車場 キャスト +−
加算
合計
面積
(7)
急斜面
(7)
中斜面
(7)
緩斜面
(7)
コース幅
(5)
連続
滑走
(5)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(7)
眺望
環境
(6)
配置

(5)
待ち
時間
(7)
リフト
料金
(7)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
ICの距離
除雪状況
(3)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
特別 100
3 6 2 5 3 3 2 3 2 3 2 3 3 2 1 1 3 1 2 0 50

どんなスキー場?
函館市街地から20km程度の距離にあり尚且つ函館本線、仁山駅から300mの近さにあるスキー場でアクセスについては非常に利便性が高い。
スキー場ベースに立つと急斜面の豊富なスキー場という第一印象。その印象はスキー場トップに立つと更に増してくる。

雪崩れの危険がありそうな最上部パノラマコースは雪庇らしきものもできていて踏み抜きには十分に注意したい。また滑走充実度の高いコースばかりでなく初級者にも優しい顔をもったニヤマ高原でありコース幅のワイドなファミリーゲレンデ、また1000m近い素直な緩斜面のカラマツゲレンデも初級者には嬉しいコースとなっています。

基本的に古いタイプのスキー場で施設の老朽化や食堂の落ち着きのなさとメニューの少なさや駐車場のキャパ不足と課題は満載のスキー場だと感じますが、子供料金の値下げが功を奏してかファミリー層に大変人気が高いスキー場である。

 ゲレンデからの眺望
ゲレンデ最上部からは非常に広々とした眺望が楽しめる。
写真は函館市内方面を見ているが
殆ど遮るものがなく太平洋まで望むことができる。

また写真にはないが左には高原的な雰囲気の横津岳も広がっていて雰囲気は最高である。

上部ゲレンデでナイター営業があれば夜景も綺麗なスキー場なのであろう?

 ダイナミックコース
 最大斜度36度 平均斜度28度 距離600m
クワッドリフト、ペアリフトを乗り継いでゲレンデ上部に立つ。その最上部からリフト沿いに滑りだすのが未圧雪急斜面のダイナミックコースです。

コース自体は左へ流れているが斜面がワイドなためコース取りは自在。
滑り出しは雪庇となった崖のような斜面で踏み抜くと落ちてしまいそうである。
雪はやや重。それでも腰まで潜る深雪でパウダー大好き滑走者にはたまらない斜面であろう。
願わくばストレートにコースをつけてもらいたいところである。

完全エキスパート専用コースであり間違っても初中級者は入り込まないように。

※ 動画は画像をクリック

 パノラマコース
 最大斜度36度 平均斜度28度 距離500m
 
ダイナミックコースとペアリフトを挟んで反対側に位地するのがこのパノラマコースである。

このコースも非常に難易度が高いコースで滑る人の姿はあまり見かけない。
筆者が見た限り上部の斜度が余りにもきついので雪崩れの危険を感じさせるコースでありコース整備を一度する必要があると思われます。

それほど急なオフピステバーンであり、難斜面、急斜面を好まれる滑走者にはチャレンジし甲斐のあるコースとなっている。

筆者は一本で大満足(笑)


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 フリコ沢コース
 最大斜度23度 平均斜度12度 距離700m
 
ニヤマ高原のメインコースとも言える幅の広い谷あいのコースである。
このニヤマ高原は競技スキーヤー佐々木明氏が子供のころ技術を磨いたスキー場との事でこのフリコ沢を直滑降で滑っていたようです(なんと恐ろしい)

コースはクワッドリフト上部からスタートしているが実質クワッド終点からの滑り出しと思って間違いない。圧雪の行き届いた大きな樋状のコースは陽が当たりにくくハイスピードバーンとなっている。

基本的には大回りでの滑走に適したコースであり、飛ばすスキーヤーが非常に目立つ。

尚、下部の緩斜面では初級者が沢山滑走しているためコース後半は減速に努めたい。


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 閉鎖された第3ペアと白樺コース
以前営業していた最上部の白樺コースである。

このコースが閉鎖されてしまい。スキー場規模が3割ほど小さくなった印象を受ける。

素直な中急斜面が想像できる。

少々もったいない気もするがリフト乗り場までのアプローチが平坦すぎてコースのつながりとしては悪そうなことが想像できる。

スキー場の施設はこの中に凝縮されています。
決して大きくはないが大半のものは揃っています。但し老朽化が目立つ施設で今後の改修はあるのだろうか?
最近子供のリフト料金を昼食込みで1000円という破格な値段にしたためか、この食堂内もごった返した状態となっておりとても落ち着いて食事をできるような状態ではない。正直ここで食事をするならば抜いたほうがマシなぐらいだと思ってしまう。
給食の器を想像してしまう。覗き込んだメニューは貧弱この上なかった。
食事つき1000円のメニューのようである。
とても食べる気がしなかった。

いろいろ選べるらしい。
ただ選べるメニューが何処にも掲載されておらず何があるのか全く分からなかった。
謎だ〜
周りをキョロキョロしたのだがメニューが見つけられなかった。確認できたメニューは品数が非常に少なく、選べる内容でもない。ほぼ100%地元民の来場者であるため自宅に帰って食事をしたほうがいいと思われるが駐車場の問題もありおいそれ車を出すわけにも行かないようである。
このプリンだけは食べてみたかった。
いい年してプリン片手に子供と一緒のテーブルに座る勇気がなかった〜

 謎のアプローチ
本当にこのニヤマ高原はコースとコース名の案内が不親切である。

地元の子供たちがクワッドリフトの下を通るので後をついて進んでいくと細い細い道が続いていた。

クローズされているようには見えなかった。

進むその先には・・・

 クワッド下コース
 最大斜度35度 平均斜度30度 距離400m
細い道を進むとクワッドリフト真下にコースが広がっていた。

コースガイドを見ても名前の掲載がない(元々案内自体が不明瞭)

でも明らかにコースとして成り立っているんですね。

最大斜度は35度かそれ以上。 滑走距離はさほど長くはないが未圧雪の難易度の高いコースとなていました。

このニヤマ高原はこんな急斜面がいたるところにあるのだが、中斜面の割合が非常に少ないのが難点です。

 山頂コース
 最大斜度10度 平均斜度8度 距離2000m
ここニヤマ高原は初級者でも山頂から滑走できるコースがいくつか用意されている。

その一本がこのコースである。
林間の道路のようなコースで、コース幅はやや狭いが安心して初級者が滑走できる内容となっている。

コースは最終からまつコースと合流し、終始急な部分は無いロングコースとなっている。

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 からまつゲレンデ
 最大斜度12度 平均斜度8度 距離1000m
ニヤマ高原のお勧め緩斜面はこのからまつコースといえるでしょう。
専用のペアリフトが架かり、他上級者コースからの滑りこみはなく、安心して楽しむ事ができるコースとなっている。

ただコース整備がやや荒っぽい。きちんとコース端まで圧雪しておらずピステンを2往復ぐらいした幅しか確保されていないのが残念である。

この辺りのサービスについてもロコスキー場から脱しきれない要因か?

やたらと大雑把な運営が目立つスキー場なのです。

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 ファミリーゲレンデ
 最大斜度13度 平均斜度10度 距離400m
スキー場正面に位置する緩斜面。コース幅がワイドであり、沢山の滑走者で賑わっているゲレンデです。

基本的にペアリフトを利用して滑走するコースなのであるが滑り出しの斜度が初級者にはやや辛い。

そこを乗り切ればワイドな緩斜面であり、いい練習バーンになっている。

滑走者の多くはこの斜面を利用しするためリフト、ゲレンデ共に少々混雑気味。


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 トラバーユ4k ロングコース
 最大斜度12度 平均斜度10度 距離2500m
最上部の白樺ゲレンデがあったときはこのコースも4kmの滑走距離が滑れたが現在は閉鎖となってしまい、それに伴いこのコースも2600m程度の距離に短縮されてしまっている。

このコースも現在の山頂から初級者が滑走できるコースとなっており、山頂コースと同様の内容となっている。

滑走者は非常に少ないコースで、やや寂しさも感じてしまう。

基本的に林間の緩斜面コースであり、初級者以外の滑走者は居らず安心して滑れる内容です。

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駐車場・その他
このニヤマ高原の最大のネックがこの駐車場です。
来場者が比較的に多い割には駐車スペースが狭く午後到着した筆者は停めるところがなく空くのを待っていたほどである。
また除雪の状況も悪く、スタックするほどではないが穴ぼこが多数あり運転に気を使う駐車場です。
改善の必要を強く望む。

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