ソルファ・オダスキーゲレンデ
愛媛県喜多郡内子町中川小田深山 TEL 0892-52-3232   公式サイト
基本データ
 規模 小規模 (15ha)(体感)
 コース数/リフト数 コース3/W2
 Top−Baes (標高差) 1213m-987m(226m)
 最大滑走距離/最大斜度 1200m/30度
 主体コース 中斜面
 お勧めの対象 中級スキーヤー
当日データ 2011/1/9(日)
 天候 曇り
 積雪量 100cm
 雪質 硬めの圧雪
 混雑/リフト待ち アイデアルに混雑/第3ペア15分
 アクセス道路状況 全行程凍結
 リフト料金(通常土日1日券) 大人4000円 シニア3000円 子供2800円
スキー場ミシュラン (評価は全面滑走可能の通常営業時が基本)
(1〜40★・41〜50★★・51〜60★★★・61〜80★★★★・81〜100★★★★★)  
規模 コース 自然 リフト 施設 アクセス 駐車場 キャスト +−
加算
合計
面積
(7)
急斜面
(7)
中斜面
(7)
緩斜面
(7)
コース幅
(5)
連続
滑走
(5)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(7)
眺望
環境
(6)
配置

(5)
待ち
時間
(7)
リフト
料金
(7)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
ICの距離
除雪状況
(3)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
特別 100
2 2 4 2 2 2 2 2 1 1 3 1 1 2 2 2 0 0 1 -1 31

どんなスキー場?
四国のスキー場は何故ここまでアクセスが悪いのか、またそんなアクセスを当たり前のように通う四国のスキーヤー、ボーダーには頭が下がります。
非常に厳しいアクセスはこのソルファオダも例外ではなく車1台がやっと通れる林道の先にあるスキー場なんです。
しかしながらその難所を越えてたどり着いたスキー場は、ここが四国なのかと思えるほど充実したコースが待ち構えており積雪量もタップリ。やはり皆さんが通うだけのことはあるのかと納得してしまう滑走充実度があるゲレンデが待っていました。
雪質はお世辞にもいいとはいえませんが、それでも自然降雪もある地域で予想を越える内容です。
筆者が来場した1月の三連休、中日は来場者も非常に多く非常に賑わっていたのにはビックリ!
コースは三本、リフトは2器で緩急バランスの取れた小規模スキー場でした。
今回来場した四国の6箇所のスキー場の中ではコース、施設共に一番充実したスキー場だと感じました。

 リフト待ち
このスキー場への来場は、天狗高原から国道440号を通りアクセスしました。
天狗高原のアクセスの悪さにそれ以上の悪路はないと思われたのですが、このソルファオダも、いや〜ひどい道でしたね〜
どんどん山が迫り、道幅も車1台通るのがやっとの状態をこれまた延々と進みます。途中道にはキジなども出てきて猟には最適だけど、こんなところにスキー場があるのかと本当に不安になるころに突如、視界が開けて目の前にスキー場が現れました。

こんな山奥のスキー場だから来場者もきっと数人かな?なんて高を括っていたらとんでもない車の数とリフト待ちが見えたときは唖然としてしまいました。

どうやらメインのアクセスは愛媛県側からのようですね。

 アイデアルコース(上部)
 最大斜度20度 平均斜度15度 距離1200m
さて早速ゲレンデのレポートに入ります。
長いリフト待ちを我慢してやってきたのはこのメインゲレンデアイデアルコースです。
1000mオーバーの中斜面で多少の緩急はあるものの極端にコース変化はしない。
コブの発生は無く終始フラットな状態が続く斜面です。

右は壁、左はネットが張っていてどうしても圧迫感があります。
雪質は硬めながら自然降雪+人工雪のミックスで滑走性はなかなか良い状態でした。

基本的には大回りで滑りたいコースなのですが、滑走者が多く且つコース幅がやや狭いため無理は禁物、滑走者の大半は初級者であり、立ち止まる人も多いのでコース状況に合わせた滑りを楽しみましょう。


※ 動画は画像をクリック

 アイデアルコース(下部)
 最大斜度20度 平均斜度15度 距離1200m
アイデアルコース下部となります。

来場者にはカベと思われる最後の難所であり、斜度の落ち込みがあります。

コース幅が広がりますがやはりこの部分も滑走者の転倒や立ち止まりが多くコースの空き状況で滑りを変える必要があります。

雪質がややモサモサする内容に変化します。
斜面もやや荒れ気味であり脚を取られ易い斜面ですね。

これだけ滑走者が多く、且つコース自体が少ないソルファオダでは終末に自由な滑走を楽しむには少々無理があるかもしれません。

 テクノコース
 最大斜度30度 平均斜度20度 距離700m
 
アイデアルコースとリフトを挟んで反対側に位地するのがこのテクノコースです。

滑り出しの落ち込みが30度と急斜面になっているコースです。滑走者が極端に少なく、上級者はこの斜面を繰り返し滑りたいところですね。
しかしながら上部に繋がるリフトは一本しかありません(以前は第1リフトがあったようですが)終末の強烈な混雑に耐えられるかが問題ですね。

雪質はアイデアルコースに比べ圧雪はされているものの小さな雪玉がゴロゴロしている状態で部分的に滑りにくいコンディションでした。

このコースならば滑走者も少なく大回りが楽しめそうです。

※ 動画は画像をクリック

 ファミリーコース
 最大斜度15度 平均斜度8度 距離400m
 
テクノコース下部には別の名前のコースが一本あります。
それがこのファミリーコースです。

緩斜面部分に専用のペアリフトが架かり、当スキー場で唯一初級者が安心して滑れるコースでもあります。

立ち木が多く、ややコース幅の狭い部分もありますが、極端に斜度が緩く、スピードが出ないコースとなっているため、初心者でも恐怖感は起きない安心ゲレンデです。

関西は正月のお飾りを7日には外さないようですね。
でもクリスマスリースと門松を一緒に飾るなんてなんか違うような気がするけどな〜(笑)
こちらはスキー場唯一の食堂となります。
メニューは極々平均的なものばかり。またメニュー数も少ないですね。これだけ来場者が有るならばもう少し工夫されたメニュー作りを考える必要ありますね。「スキー場の食堂なんてこんなメニューでいいんだ」なんて考えなら大間違い!
やはり四国、うどんのメニューがあります。
お値段はうどんは安め。その他は平均的な値段設定です。

またこの食堂、座席数がさほど多くないため昼時は満席になることも多いでしょう。

 休止の第1リフト
第2、第3リフトはあるのに第1リフトがないと思っていたらテクノコース横に休止状態のリフトを発見しました。

多分ファミリーコース終点から延びていたリフトで、このテクノコースのみを滑走するために作られたものでしょう。

今回来場したときもこのテクノコースを滑る滑走者が殆ど居ない状況から利用者は極端に少なかったんでしょうね。

効率を考えれば休止もやむを得ないところですね。

 キッズゲレンデ
センターハウス前には左写真のような「わんぱくキッズ大国」があります。

滑走ゲレンデからは完全に隔離されており尚且つセンターハウスのまん前とうい立地のため利用価値は高い施設となっています。

ただこのスキー場、食堂だけがセンターハウスの中になく、道路を渡った反対側にあるため少々利用しにくさがあります。

まぁ〜子供連れでもそれが理由で来場をためらうほどではありませんのでご安心を。

 アクセス道路
行きのアクセスが余りに悪路であり、裏側の道であったためメインの愛媛側はさほど難儀しないかと思ったら、流石に四国ですね〜

急勾配の細い林道がやっぱり延々と続いていました。

多少のすれ違いスペースはあるものの車を譲り合う場面も多く、気楽にスキー場までとは行かないようです。

こんなアクセス路を通う、四国のスキーヤー、ボーダーには本当に頭が下がります。

駐車場・その他
駐車場は1000円の有料です。
こんな山奥で1000円の有料はいけません。四国で駐車場料金をとるスキー場はここと石鎚スキー場の2つです。
尚、午前中の中途半端な時間に来場した場合は駐車スペースはかなり後方になってしまいゲレンデまでは少々歩きを強要されます。


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