安比高原スキー場
岩手県八幡平市安比高原 TEL 0195-73-5111   公式サイト
基本データ
 規模 超大規模 (282ha)
 コース数/リフト数 コース21/G2、Q3、、W11、S1、Tバー1
 Top−Baes (標高差) 1305m-500m(805m)
 最大滑走距離/最大斜度 5500m/34度
 主体コース ALL
 お勧めの対象 全スキーヤー、スノーボーダー
当日データ 2011/1/3(月)
 天候 快晴→雪
 積雪量 110cm
 雪質 パウダー
 混雑/リフト待ち 白樺ゲレンデに混雑/安比ゴンドラ5分
 アクセス道路状況 全行程圧雪
 リフト料金(通常土日8時間券) 大人5200円 シニア3500円 小中高3000円
スキー場ミシュラン (評価は全面滑走可能の通常営業時が基本)
(1〜40★・41〜50★★・51〜60★★★・61〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 アクセス 駐車場 キャスト +−
加算
合計
面積
(7)
急斜面
(7)
中斜面
(7)
緩斜面
(7)
コース幅
(5)
連続
滑走
(5)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(7)
眺望
環境
(6)
配置

(5)
待ち
時間
(7)
リフト
料金
(7)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
ICの距離
除雪状況
(3)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
特別 100
7 6 7 7 4 5 6 4 5 3 5 5 5 3 3 3 2 3 3 0 86

どんなスキー場?

日本最大級のリゾートスキー場、ゲレンデ総面積282ha.コース総延長45.1kmは一日ではとても滑りきれない大きさです。

またゲレンデの大きさに負けないスキー場施設の充実度も高い。

ゲレンデはセントラル、セカンド、ザイラーの3エリアで構成されていて山頂での行き来が可能となっている。スキー場自体の標高は1300m余りと高いものではないが流石北東北、その緯度から降る雪はパウダーそのものであり雪質では文句ないレベル。

来場したときは先ずスキー場トップに立とう。そこから眺める各コースは変な折れ曲がりや起伏もなくストレートに延びている。ここまでダイレクトに標高差を実感できるスキー場も珍しく是非ともロングターンの醍醐味を味わってもらいたいものである。

長期滞在に十分耐えられるスキー場であり、スノースポーツを始めたからには一度は訪れていただきたいスキー場だと当情報局もお勧めするスキー場です。

 白樺ゲレンデ (セントラル)
 最大斜度16度 平均斜度9度 距離1000m
安比のリフト運行は下から徐々にスタートしていきます。

朝一番はホテルの宿泊者が出てくる前に一番混雑するベースゲレンデからスタートします。

ワイドは緩斜面です。コース幅も滑走距離も十分すぎるほど充実しています。
林間の緩斜面を抜けるとやや斜度の増した左写真の場所に出てきます。
滑走が不慣れな初心者にはこの斜度が恐怖と感じることでしょうが斜滑降が長く取れる幅がありますので斜度ほど難儀することはないでしょう。

ちょうど写真右下の立木が並ぶ辺りから急激に斜度が無くなってしまいます。
ちょっと残念な部分ではありますが、初心者にとってはほっとするエリアでしょう。

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 ハヤブサコース(セントラル)
 最大斜度30度 平均斜度19度 距離3000m
ベースゲレンデを滑った後は安比ゴンドラに乗ってスキー場最上部へとやってきました。

最上部から滑るコースは何本かあるのですが、今回は迷わずゴンドラ沿いのハヤブサコースを滑り降りてみました。
左写真がコース全貌です。
殆どまっすぐ延びているこのコースは本当に標高差をダイレクトに滑走することができます。
小回りで滑ることがこのコースでは全く意味を持っておらず、逆に大回りでの滑走の楽しみを再確認させてくれるコースですね。

こんなコースがまだ他にも点在する安比は本当に素晴らしいスキー場ですね。

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 セカンド第1コース(セカンド安比)
 最大斜度28度 平均斜度13度 距離2500m
 
朝方晴れていた天気も徐々に雲が出てきました。
今回はまずセカンド側、そしてザイラーゲレンデへと足を延ばしてみたいと思います。

まずが山頂で連絡しているセカンド第一コースを滑走してみます。

セカンド側では一番人気のこびスキー場は滑走者も多く思うようなラインでの滑走ができない混雑ぶりでした。
ビスタクワッド沿いを滑るコースは全て中緩斜面、またその滑走距離も長く上級者でも滑り終わった後は十分な滑走満足度を味わうことでしょう。

雪質は上々です。但し他のゲレンデよりやや雪付きが悪いようで来場時も部分的に土や石の露出がありました。

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 セカンド第3コース(セカンド安比)
 最大斜度32度 平均斜度13度 距離800m
 
 
安比では数少ないオフピステコースのセカンド第3コースです。
一部斜度のキツイ部分もありますが、雪質が非常にいい安比。雪の重みを感じることなく雪煙を立てることができます。

筆者がコースインしたときにはすでに大半が食われた後で単なる荒れたコースとなっていましたが、それでもコースサイドにはまだ食い残しもあり楽しむことができました。

安比で降雪後真っ先に狙うのはこのコースかもしれません。

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 セカンド第2コース(セカンド安比)
 最大斜度21度 平均斜度12度 距離1000m
 
 
セカンド第1コースと林を隔てて隣り合わせのコースがこの第2コースとなっています。

第1よりもさらにコース幅がワイドとなった斜面は圧迫感もなく大回りで飛んでいく滑走者が多く見受けられました。

午前中は綺麗にパックされた雪面はエッジの食い込みをダイレクトに感じられる素晴らしいコースです。

整地での滑走の楽しさはまさにこれでしょう。

また混雑時には第1、第2を上手くチョイスして滑れば変なストレスを感じ無くて済むはずですね。

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安比高原のレストランは大きく分けてザイラーゲレンデに一ケ所、センターハウスに一ヶ所である。大規模スキー場の割に数が少ないように思えるのですが、センターハウス内は座席数も非常に多く意外に待たなくても食事はとれそうである。
創作的なメニューが多い安比であるが定番のラーメンにも変化あり。
最近はやりの焼きカレーもここ安比には定番のメニューとなっています。
お値段はやや高め。大型リゾートでは仕方ないのかな?

小腹が空いたときに3〜4人で食べるのに最適なメニューですね。でもこれだけ長いとテーブルで邪魔にならないかちょっと不安。
手間のかかりそうなチゲ鍋も用意されています。
焼きカレーと同じ値段なら筆者はこちらの鍋を選択するな〜
盛岡名物冷麺です。
写真を撮りまくっていたらこの冷麺を注文する方が結構多かったです。
センターハウス内が暖かいので冷麺もOKですね。

 第2ザイラーコースB(ザイラーゲレンデ)
 最大斜度26度 平均斜度11度 距離2500m
ザイラーエリアに移ってきました。天気もやや下り坂、雪が降りだす前に
数多くのコースを滑走したいところですが、何せ安比の各コースは非常に長く一本滑るだけでもかなりの時間を食ってしまい思うように行かないのが悔しいですね。

さてこの第2ザイラーBコースはセカンド側とザイラー側を結ぶ連絡コースとなっています。
しかしながらこの連絡コースなかなか滑りごたえがあるんですね、やや片斜面ではありますが滑走距離も非常に長く斜度も適度にあってかなりテクニカルなバーンです。

残念なのはこのコースを繰り返し滑るためのリフトが存在しないことですね。
以前は連絡リフトの運行もありましたが今はシーズンをとおして運休しています。

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 第2ザイラーコースA(ザイラーゲレンデ)
 最大斜度34度 平均斜度16度 距離2300m
安比で唯一のコブ斜面、がこのコースとなっています。
滑走距離は2300mもあり、ソノコース全体に不規則なコブがびっしりと張り付いておりエキスパートオンリーのコースとなっています。

またそのコブが不規則、大小入り乱れて育っており、かなりの技術がないと最後までノンストップで滑るには難しいコースと言えるでしょう。

コブ好きの滑走者にはおすすめできるコースとなっています。

 ザイラーロングコース(ザイラーゲレンデ)
 最大斜度26度 平均斜度14度 距離4000m
ザイラークワッドリフトを利用して滑走する4000mのロングコースです。
コース全体は斜度も緩く初級者でも十分に滑走はできますがやはりこのコースを楽しむのは中級者でしょう。

ストレスノない中斜面はスピードにのったロングターンで是非とも滑りたいですね。

安比に共通して言えるのは小回り用の板よりもワイサイズ長いロングターン用の板がおすすめですね。

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 第1ザイラーコースC(ザイラーゲレンデ)
 最大斜度20度 平均斜度11度 距離2700m
大分ゆきの降り方が強くなってきました。

残念ですがセントラル側に戻りましょう。 戻る途中でこのコースを横切ります。
筆者も何度か安比を訪れていますがこの第1ザイラーCコースが解放されているときにオープンされていることがまずないのです。
完全にポールに占領されたコースは誰も滑っていませんでした。


 オオタカコース(セントラル)
 最大斜度31度 平均斜度16度 距離3000m
大分大雪になってしまい。写真撮影が難しい状況になってしまいました。
ザイラー側からセントラルエリアに戻ってきました。

左写真はハヤブサコース横のオオタカコースを滑って見ました。
コース前半は斜度もきつく、大小のコブに覆われたテクニカルなコース。
コース中盤からはその斜度も緩みフラットな中斜面へと変化する。

エキスパート専用のコースであり滑走者が多い場合はさらにその難易度が高くなる。
近代的な安比にあってこのコースには長距離のシュレップリフトが架かっている。
利用したことがない方は試しに利用するのも面白い。

 カケスコース(セントラル)
 最大斜度24度 平均斜度12度 距離1500m
オオタカコースから枝分かれする緩斜面です。

滑走者が非常に少ないのは上級者コースのオオタカを滑って入り込むか、1000mオーバーのシュレップリフトを利用してコースに入るかの方法しかなく、緩斜面ではあるが、初級者の滑走も少ない。

林間の緩斜面は雰囲気がよくゆっくりと滑って楽しみたいのだがそのコースを生かしきれないのは残念である。

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 ヤマバトコース(セントラル)
 最大斜度20度 平均斜度15度 距離5500m
安比高原最大滑走距離を誇るヤマバトコースです。
安比ゴンドラ丸々一本分を急斜面なく滑れるコースであり、初級者でも5500mあまりの滑走を楽しむことができる。

基本的には林間の緩斜面であるが、コース幅がところによって狭くなる部分もあるため、上からの滑走者にが十分に気をつけたいです。

このコースを数本滑っただけでゲレンデデビューの方は格段に滑走が上手くなることでよう。

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 霧氷
朝一番はゴンドラ山頂駅付近の樹木はビッシリと霧氷が着いていました。
青空とのコントラストが非常に綺麗ですね。

スキーをやらない写真家さん達も多数居られ、ファインダーを覗く真剣な顔が印象的でした。

駐車場・その他
安比の駐車場は巨大です。
東北一の人気スキー場ではありますがここまで巨大な駐車場が満車になることはもはやないでしょう。
除雪状況はいつ来ても丁寧にされており雪だまりなどは皆無ですね。

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