国見平スキー場
岩手県奥州市衣川区長塚303 TEL 0197-52-6411   公式サイト
基本データ
 規模 小規模 (15ha)体感
 コース数/リフト数 コース4/W1、S1
 Top−Baes (標高差) 750m-500m(250m)
 最大滑走距離/最大斜度 1000m/27度
 主体コース 中斜面
 お勧めの対象 中級スキーヤー
当日データ 2011/1/2(日)
 天候 晴れ
 積雪量 60cm
 雪質 硬めの圧雪
 混雑/リフト待ち コースに混雑なし/リフト待ちなし
 アクセス道路状況 高速インターから圧雪
 リフト料金(通常土日1日券) 大人2700円 シニア2000円 子供2000円
スキー場ミシュラン (評価は全面滑走可能の通常営業時が基本)
(1〜40★・41〜50★★・51〜60★★★・61〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★
規模 コース 自然 リフト 施設 リフト代 アクセス 駐車場 キャスト +−
加算
合計
面積
(7)
急斜面
(7)
中斜面
(7)
緩斜面
(7)
コース幅
(5)
連続
滑走
(5)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(7)
眺望
環境
(6)
配置

(5)
待ち
時間
(7)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
1日券
(7)
ICの距離
除雪状況
(3)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
特別 100
2 4 4 2 2 2 3 2 6 4 2 6 3 0 1 1 2 2 2 0 50

どんなスキー場?

 岩手県南部、奥州市に位置する中規模スキー場です。
来場するまでは小さなロコスキー場だと思っていましたが、意外にも奥行きのあるスキー場で滑走充実度の高い各ゲレンデにはビックリしました。
基本的に緩斜面は数少なく、中斜面が大半を占める内容です。
距離の長いコースはありませんが、尾根や谷を上手く利用した変化に富んだコースが自慢です。

また上級者には未圧雪の急斜面、モーグルコースや、第2リフトの架かる××コースはかなり
難易度も高めの設定となっています。
近年リフト架け替えやコース整備などを積極的に行っているようで滑走面については大きな不満点はありませんでした。

但しゲレンデの満足度に比べスキー場の施設がいけません。小さなプレハブの食堂は来場者の数に比べ座席数が圧倒的に少なく、駐車場の除雪状態は最悪でした。

このあたりを改善して頂くともっと評価の高いスキー場になると感じます。

 スキー場全体
駐車場からゲレンデに向かうと左写真の風景が目に入ってきます。

このスキー場は地形がやや複雑でスキー場全体の姿はベースからわかりにくいです。

写真中央の尾根コースはダウンヒルコースです。またリフトに沿って流れているのが谷間を滑るファミリーコース。

意外にも大きそうなスキー場に筆者も戸惑ってしまいました。

 モーグルバーン
 最大斜度27度 平均斜度25度 距離300m
 (数値は体感)
ベースからペアリフトに乗り込み上部を目指します。
ペアリフト終点間際に、当スキー場で一番斜度のあるモーグルバーンが迫ってきます。

名前はモーグルですが、実際は深雪コースと思ったほうがいいでしょう。
降雪時にはパウダーエリアになること間違いなしですが、滑走者が少なく通常の利用方法ではコブにはならないでしょう。

来場時は降雪もなく単なる荒れたコースとなっていました。

 ファミリーコース(上部)
 最大斜度20度 平均斜度12度 距離1000m
 (数値は体感)
どのコースから滑り始めたらよいかリフトの上でゲレンデガイドをにらめっこして最初に滑りだしたのはこのファミリーコースです。

コース前半はなだらかな幅ぼ狭い林間コースソノコースが急に左に折れ曲がってコース幅が一気に広がったのが左写真の部分です。

コース幅が広がるとともに斜度も増しています。この辺りが初級者にはやや辛い斜度感ですね〜リフトを潜るまで続きます。

コース整備は比較的良く、且つ雪質もいいので中級レベルの滑走者には楽しめる部分だと感じます。

※ 動画は画像をクリック

 ファミリーコース(下部)
 最大斜度20度 平均斜度12度 距離1000m
 (数値は体感)
ファミリーコースはペアリフトを潜ったあたりからその様相を変化させます。

大きな樋状態の谷コースへとなりリフトに沿ってまっすぐベースまで続きます。
ボーダーの多くは写真右側のカベを利用して飛んだり跳ねたり回ったりしています(笑)

どうしても両サイドのカベが圧迫感を与えるコースで好きになれないな〜

リフトからの視線はずーっと受けるコースです。

この黄色いプレハブが食堂となっています。
あまりにも貧弱な建物にビックリ!(笑)
プレハブ内はご覧のようにかなりごった返した状態で子供の姿が非常に多いですね。来場者の比率がこのようであるため緩斜面部分は多少混雑しても。急斜面のコースでは滑走者がほとんどいないということになります。
食堂のメニューです。定番メニューですが比較的にリーズナブルと言えるでしょう。
値段が縦だったり横だったりはご愛敬(笑)

列車の貨車を利用したリフト券売り場です。
それにしてもカラフルですね〜
食堂の外には喫煙小屋もありました。
小さなロコスキー場でも完全分煙が徹底されていることはいいことだと思います。筆者もタバコをやめて何十年にもなりますが、今では匂いを嗅ぐのも嫌ですから。
食堂以外にもペアリフト乗り場下に無料休憩所があります。建物自体は小さいのですがプレハブよりきちんとした休憩所です。
ただご覧のようにスノーモービルが置いてあったり物置の代わりもしているようなところでゆっくり休めるようなところではありませんでした。

 ペアリフト
平成20年の岩手宮城内陸地震で旧リフトに甚大な被害がありスキー場運営自体が危ぶまれていた当、国見平スキー場ですがそのリフトも平成21年にペアリフトへと建て替え新たに再出発を果たしています。

スキー場の大きさに似合わないぐらいな立派なリフトとなりました。

 ファミリーコース横(コース名不明)
 最大斜度27度 平均斜度25度 距離300m
 (数値は体感)
さてリフトに何度か乗っているとゲレンデマップに乗っていないコースが目の前にあるのに気付きます。

ファミリーコース上部から入り込むような急斜面ですが正式なコースなのかは未だに未解決。

コースはとなりのモーグルバーンとスペック的には同じですがコース幅がかなり狭い分難易度はこちらのほうが上になるでしょう。

来場時は雪付きが悪くブッシュがかなり出まくっていました。

 ダウンヒルコース
 最大斜度18度 平均斜度12度 距離800m
 (数値は体感)
さて今度はこのスキー場のメインコースともいえるダウンヒルコースへとやってきました。

やはり谷のファミリーと違い、尾根の開放的な雰囲気のこちらのコースのほうが筆者的には滑走意欲が湧きますね〜

コース上部からは市街地が一望でき眺望はすこぶる良好。

コース内容は基本的に緩斜面です。 コース後半やや斜度が増す部分もありますがそれでも初中級者には楽しめるコースと言えるでしょう。

リフトを利用して初級者が滑走できるのはこのコースかファミリーコース上部から大きく迂回する林間コースしかないため初級者の滑走密度が高いです。

※ 動画は画像をクリック

 テクニカルコース
 最大斜度25度 平均斜度22度 距離500m
 (数値は体感)
国見平最上部のコースにやってきました。
このコースは近年安全性を高めるために改修を行い滑りやすくなったそうです。

以前のコースはわかりませんが現在はその言葉通りに急斜面部分はあるものの整地が行き届いており大回りでの滑走に快適なコースとなっています。

但し、快適に滑れるのはコース中盤まででその後は一気に斜度が緩んでしまうため滑走スピードがダウンしてしまいます。

もう少々距離が長ければと思うコースでした。

ここもやはり滑走者自体が少ないためコブ斜面になることはないでしょう。

※ 動画は画像をクリック

駐車場・その他
国見平の駐車場はゲレンデと直結しています。
段差もないためゲレンデとの行き来が非常に楽ですね。
むろん料金は無料。 500台もの駐車スペースがあるため満車になることはないでしょう。

舗装は多分していないでしょう。(当日は圧雪状態で確認できず)

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