かぐらスキー場
新潟県南魚沼郡湯沢町三俣742  TEL 025-788-9221   公式サイト
基本データ
 規模 大規模 (172ha)
 コース数/リフト数 コース23/R2、G1、Q5、W13、S3
 Top−Baes (標高差) 1845m-620m(1225m)
 最大滑走距離/最大斜度 6000m/32度
 主体コース かぐら=中急斜面、田代=緩斜面
当日データ 2010/5/3(水)
 天候 快晴
 積雪量 190cm
 雪質 ザラメ
 混雑/リフト待ち かぐらメイン混雑/かぐら第一高速10分
 アクセス道路状況 全行程ドライ
スキー場ミシュラン (1〜40★・41〜50★★・51〜60★★★・61〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 リフト代 アクセス 駐車場 キャスト 合計
面積
(8)
急斜面
(8)
中斜面
(8)
緩斜面
(8)
コース幅
(7)
連続
滑走
(7)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(7)
配置

(3)
待ち
時間
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
1日券
(3)
ICの距離
除雪状況
(5)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
100
7 6 3 8 3 4 3 5 2 2 2 2 2 3 3 2 3 2 3 65

どんなスキー場?
関東圏からのアクセスが非常に便利な地域ながら長いシーズンが魅力の「かぐらスキー場」特に春スキーでは絶大な人気を誇っています。ゲレンデ規模も大規模に分類される大きさで上級者向けのかぐら、初級者向けの田代とその色分けがはっきりしているところも特徴でしょうか?但し中級者が楽しく滑るゲレンデがあまり存在しないのが難点で全てのレベルに向いたコースレパートリーというわけにはいかないようです。
上級者が楽しめる、かぐらゲレンデまで行くのにゴンドラやリフトに複数乗らないとたどり着けないのがネックですね。
カービング志向の強い最近のスキーではやや不向きなゲレンデ構成。スピードに乗った大回りを楽しみたい方はややストレスが溜まるスキー場でと思いますが、GWまで広大なエリアが滑走できることはそれを差し引いても十分に利用価値の高いスキー場といえるでしょう。

 みつまたファミリーコース
 最大斜度18度 平均斜度11度 距離1050m
がぐらのアプローチはこの三俣エリアからスタートする人がメインとなります。
どうしてもかぐらエリアを目指す人が多く以外にもこのみつまたエリアをメインに滑る人は少ないようですね。

今回来場したGWは春先の大雪で昨年とは違い十分な積雪量を確保していました。これならば十分にGWは乗り切れる積雪量です。

左写真のファミリーコースと大会バーンが滑走可能で一部ボード向けのパークも存在していました。。

コースは滑走距離の長い緩斜面であり初級者にはお勧めできる難易度です。
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 かぐらメインゲレンデ
 最大斜度27度 平均斜度16度 距離1200m
ご存知かぐらのメインバーンでもある「かぐらメインゲレンデ」です。

左写真はみつまたからゴンドラを乗り継いでやってきた朝方の一本目です。整地のコースで大回りをしたい場合には朝一がお勧め。
筆者も朝方のフラットバーンで大回りを何本か楽しみましたが、本日は好天に恵まれ雪のクサリも非常に速いようです。あっという間にコブだらけになりそうな予感ですね。斜度は急斜面ですが難易度は低い。

このコースの嫌いな部分はコース中央にリフトの支柱がある事。
嫌な圧迫感があると同時にコース幅が狭くボトルネックになっていて滑走者が溜まりやすいのです。

修羅場となる事もあるので状況に応じて迂回コースを選択するのも賢明かもしれません。



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 かぐらテクニカルコース
 最大斜度29度 平均斜度20度 距離450m
 
左写真はかぐらメインゲレンデの横に平行するテクニカルコースです。
コブ専用バーン常に大きなコブで覆われたバーンとなっています。

斜度は極端に急ではありませんが、モーグラーの方々には意欲を沸き立てるツブの揃ったコブですね。

入り込むとコースサイドまでコブに覆われていてエスケープルートも無く、名前の通りテクニックを要するコースとなっています。

今年のラインコブはベース付近までしっかり掘られていて例年になく綺麗な仕上がりになっています。


 かぐらジャイアントコース
 最大斜度27度 平均斜度17度 距離1100m
 
コース幅の広い中急斜面です。
やや荒れた状態ではありますが、こちらもコース入り口から大きなコブで覆われています。

しかしながらコース中間からはコースの半分はコブが潰された整地となっていてエスケープすることもできます。中級者のコブ練習にはうってつけのコースです。

またかぐら第一高速リフトを利用して繰り返し滑走できるのも利用しやすさの点ですね。

お勧めできるコースです。

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 かぐら田代連絡コース
 最大斜度32度 平均斜度16度 距離800m
 
広大なかぐらスキー場、上部のかぐらエリアと、田代エリアを結ぶのがこの連絡コースです。

基本的には距離の長い緩斜面なのですが、地形を上手く利用した左写真の急斜面も存在します。

無論迂回コースをショートカットする斜面ですので初級者は安心して緩斜面を滑走する事ができます。

このコブの急斜面はかなり難易度が高くコース幅も狭いためエキスパート専用となっています。

 田代第一ゲレンデ
 最大斜度28度 平均斜度16度 距離350m
田代ロープウエイを降車すると先ず目の前に広がるのがこの田代第一ゲレンデとなります。

常に日陰の状態であり、雪質も硬め。コブにはなりにくいですが、コース幅もややタイトであり、こぞって上級者が大回りをするため初中級者は迂回コースを滑り田代第二ロマンスリフトを目指しましょう。

このコースを除けば殆どが初級者天国の緩斜面ばかりの田代エリアです。

ここまで初級者コースが多いエリアも非常に珍しいくらいの内容ですのでスノースポーツを始めて間もない方でもドンドン滑走してもらいたいですね。


 田代レディースコース
 最大斜度15度 平均斜度9度 距離1050m
レディースという名前がコースについているように非常に穏やかなコースとなっています。

コースは田代第二ロマンスリフト沿いにあり、またベースにはレストランもあって広大な田代エリアでは非常に便利がいいゲレンデですね。

急な部分は全くありません、ファミリーや初心者にはうってつけのコースとなっています。

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 田代湖コース
 最大斜度15度 平均斜度10度 距離800m
田代湖を目の前に見ながら滑走する緩斜面です。

コースは第6ロマンスまで続いていますが、途中枝分かれして田代第1高速リフトに回り込むこともでき、繰り返しの滑走も容易です。

滑走者も少なく快適に滑ることが可能ですが、第6ロマンス乗り場付近では田代連絡コースとクロスしています、見通しも今一悪く、田代湖コース側が中斜面になっていることもあり、やや危険な状態です。

左写真は枝分かれした緩斜面でこちらは余りにも斜度がなくなってしまいスケーティングを強要される部分です。

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 田代アリエスカコース
 最大斜度15度 平均斜度10度 距離1300m
田代エリアのメイン的存在の緩斜面です。

ハイシーズンには沢山の滑走者で賑わっていて一部コースサイドにはポールも張られることがあります。

斜度感のない緩斜面が多い田代エリアにあってコース幅のワイドな斜面は適度な斜度もあり、初中急の滑走者には一番お勧めできるコースではないでしょうか?

左写真でも写っています、フード付きのクワッド、田代第一高速リフトの存在も大きいですね。

ハイシーズン中は混雑するものの、悪天候の時には頼りになる存在です。

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 田代ダイナミックコース
 最大斜度27度 平均斜度14度 距離950m
田代エリアの数少ない急斜面の一つがこのダイナミックコースです。

コースは田代第7ロマンス沿いに展開しておりコブのある部分は上部の半分程度となっています(距離では500m程度)

リフトに近づくにつれてコブが大きくなり、レベルに合わせて滑走ラインを選べるのがうれしいですね。

コース中央に田代連絡コースが横切っていて快適性はそこで終了となってしまいコース下部はたんなる緩斜面のままリフト乗り場まで続いています。

筆者はかぐらメインよりもむしろこのコースの方が滑走しやすく好きなコースですね。

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※ 午後のダイナミックコース動画はこちら

 田代チャレンジバーン
 最大斜度32度 平均斜度23度 距離500m
緩斜面が多い田代エリアでも最大斜度を誇るのがこのチャレンジバーンだ。

滑走距離はさほど長くはないが確かにチャレンジしがいのある急斜面はゲレンデトップに立った瞬間その凄さに驚くかもしれない。

ややねじれたバーンに深いコブがびっしり付いていてまさにエキスパート専用ゲレンデと言えるでしょう。

ただ難点はリフトからコースがまったく見えずやや寂しい雰囲気が漂う。

よってコブはあるが今一滑走者が多くなく、華やかさに欠けるゲレンデでもあるんです。

 かぐらパノラマコース
 最大斜度20度 平均斜度15度 距離700m
かぐら第4ロマンスリフト沿いの中斜面になります。

常に車の轍のように2本のラインができているコースであり、このラインはコブ斜面ではなくミゾのようなもので、何時訪れてもこのラインは出来上がっていて小回り専用のコースとなっています。

ミゾの回りは跳ね上げられた雪で荒れた状態であり、滑っている滑走者が足を取られて転倒する姿を良く見ますが、危険なコースと思われ筆者もあまり滑った記憶がありません。

コブにならないのは下地が非常に硬いことで、アイスバーン化しているときも多いようです。
特徴のあるコースといえるのかもしれませんが、ポールバーンとして利用してはいかがかな??


 かぐらメインゲレンデ
 最大斜度27度 平均斜度16度 距離1200m
かぐらから田代の各コースをレポートして午後に再びかぐらメインゲレンデに戻ってきました。

朝方のフラットなコースとは打って変わって大きなコブが育っていました。
日当たりがいいコースで雪はかなり腐った状態ですがそれでも土や石などは露出していない状態です。



※ 動画は画像をクリック

駐車場・その他
今シーズンよりみつまたエリアの駐車場も無料となりました。
アクセス的にみつまたが便利なんですが、あまり混雑しているようでしたら、田代エリアに移動しましょう。

国道17号に面した両駐車場は共に広く除雪も完璧です。