濁河温泉スキー場
岐阜県下呂市小坂町落合 TEL 0576-62-3373   公式サイト
基本データ
 規模 小規模 (10ha体感)
 コース数/リフト数 コース6/W1
 Top−Baes (標高差) 1915m-1730m(185m)
 最大滑走距離/最大斜度 2200m/30度
 主体コース 中急斜面
当日データ 2010/2/20(土)
 天候 晴時々曇り
 積雪量 110cm
 雪質 湿り雪
 混雑/リフト待ち 皆無/皆無
 アクセス道路状況 ほぼ全行程圧雪、アイスバーン
スキー場ミシュラン (1〜40★・41〜50★★・51〜60★★★・61〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★
規模 コース 自然 リフト 施設 リフト代 アクセス 駐車場 キャスト 合計
面積
(8)
急斜面
(8)
中斜面
(8)
緩斜面
(8)
コース幅
(7)
連続
滑走
(7)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(7)
配置

(3)
待ち
時間
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
1日券
(3)
ICの距離
除雪状況
(5)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
100
2 6 3 1 5 2 2 1 5 5 2 5 1 1 1 1 0 0 1 44

どんなスキー場?
岐阜県、長野県の県境に位置する小さなロコスキー場です。
チャオ御岳の奥7キロと言えば大体の位置関係がお分かりであろう。

このスキー場の名前は「ニゴリゴオンセンスキージョウ」と読みます。
筆者は来場するまで「ニゴリガワオンセンスキージョウ」だとばかり思っていました。
このスキー場の特徴は2つ。一つ目はアクセスが非常に大変なことですね。チャオ御岳までですら中央道伊那インターから権兵衛トンネル経由でも72kmもの下道を通らなければならず、開田高原あたりからはずっと雪の上のドライブとなるのですがその後チャオ御岳の駐車場を通り抜けさらに7kmも奥にこのスキー場はある訳です。
ましてチャオより奥は一段と道が細くなり積雪も増し例え4WDの車といえどもチェーンの携帯をお勧めします。

二つ目の特徴は、基本的に圧雪作業を行っておらずメインゲレンデは全てオフピステとなっています。
標高も2000m近くあるのでパウダー天国であるスキー場ですね。
また当然のごとく来場者がかなり少ないため食い荒らされる事も無く残っているノートラックも多いスキー場なんです。
苦労して辿り着くとこんな天国が待っているんですね。

 アクセス
左写真はチャオから濁河温泉までのアクセス道路となります。
土日祝日は8:00〜17:30迄が通行可能で夜間は通行止めとなりますので来場には注意してください。
また悪天候のときは正直来場を控えた方がいいと思います。


脅かさないでくれ〜

手に汗握ります。

 ハヤブサコース
 最大斜度20度 平均斜度18度 距離400m
(数値は体感)
左写真は濁河温泉のメインゲレンデハヤブサコースです。

斜度は20度そこそこですが完全未圧雪の斜面です。
さほど急な斜面ではありませんので中級者でも十分にチャレンジできるゲレンデとなっています。

残念なことに今回来場した時は雪が非常に重く快適に滑るには程遠いコンディションでありかなり難易度の高い斜面となっていました。


※動画は画像をクリック

 メジロコース
 最大斜度28度 平均斜度20度 距離400m(数値は体感)
 
濁河温泉スキー場の一般コースでは最大斜度を誇るコースです。

ペアリフト沿いノコースはコース幅も狭く下部に行くに従ってコース幅も狭くなる逆扇型。

また下部の地形が変形した樋状態でかなり滑りにくくなっています。
滑走者の大半は右林が切れた部分からハヤブサコースへエスケープしていました。

滑走者が多ければ確実にコブ斜面となるところですが滑走者も数えるほどしかおらず今回はコブにはなっていませんでした。

※動画は画像をクリック

 コマドリコース
 最大斜度13度 平均斜度10度 距離1450m(数値は体感)
 
中級者向けゲレンデとのことです。

コース全体は1450mもの距離がありますが、3分の2程度は緩斜面のヒヨドリコースと同じ部分であり実際のコースは短いものとなっています。

ヒヨドリから枝分かれして直ぐは右側が未圧雪、左側は圧雪斜面となっており自分の技量からどちらかを選択する事ができます。

また下部は緩斜面と変化しますが、両サイドには溝があり筆者も気づくのが遅れ危なく落ちるところでした。

基本的にロープやネットの設置がないスキー場ですので危険ヶ所は自分で判断するしかないようです。

※動画は画像をクリック

 ヒヨドリコース
 最大斜度10度 平均斜度8度 距離2200m(数値は体感)
 
濁河温泉スキー場唯一の初級者専用のコースとなります。
林間の細いコースがベースまで続いています。

飛騨らしい(?)立ち木がコース両サイドにあり山深いイメージをかもし出してますね〜

このコース距離は2200mほどですが滑走にはやたらと時間がかかります。
それはコース上登りの部分が2ヶ所、まっ平らな部分が数ヵ所存在するからなんです。

これにより快適に滑走するコースとは言えない内容になってしまってます。


※動画は画像をクリック

これがスキー場の施設となります。
左の三角屋根はレンタルとリフト券券売所。
右が食堂となります。
尚このスキー場の1日券は3000円となっていて規模の割にかなり高額です。
こちらは食堂の内部です(暗くて申し訳ない)
当然お昼時の席待ちなんてありませんからお腹が空いたとき何時でも座って食事することができます。
尚、この食堂の床がとんでもなくツルツル滑るんですね。ゲレンデよりもここの方が本当に怖かったです(^_^;)
こちらがメニューとなります。
最小限のメニューですが別に食べるものが無いというわけではありませんでした。
お値段は平均的かな?

 キツツキコース
 最大斜度30度 平均斜度25度 距離200m
ゲレンデガイドを見たときこのコースを発見しました。
何人かが先に滑った跡がありますが立ち木や笹が多くとても一般コースとな思えない斜面です。
またコースにはトゲのあるタラの木が多く自生していてこれを避けるのにも苦労をしてしまいます。

コースとするならば整備(草の刈り払いは危険な樹木の伐採)は必要不可欠だと感じます。
いたるところにタラの木が出ています。
雪も少なく滑走できるラインが狭いところも有りこのタラの木をぬうように滑るところも有ります。
この木にウエアーをひっかけたら確実に破けるでしょう。
それほど硬いトゲを持っています。

 モズコース
 最大斜度18度 平均斜度13度 距離275m
午後の遅い時間最後の一本でこのコースを滑りました。
まだまだノートラックの部分がこんなに残っているんです。

このコース滑走距離は短いのですがハヤブサコースでは斜度が急すぎると言われる方にはぴったりの斜面ではないでしょうか?

コース幅もかなりワイドでありコース取りも自由自在です。

※動画は画像をクリック

駐車場・その他
こちらがスキー場の駐車場です。
こちらも完全未圧雪(笑)
せめて除雪ぐらいはして欲しいですね。
アクセスする場合、2WDスタッドレスの車は必ずチャオでチェーン装着の必要があるスキー場です。