大山スキー場
鳥取県西伯郡大山町大山96  TEL 0859-52-2315   公式サイト
基本データ
 規模 大規模 (61ha)
 コース数/リフト数 コース12/T6、W13、S2
 Top−Baes (標高差) 1121m-655m(466m)
 最大滑走距離/最大斜度 1600m/30度
 主体コース ALL
当日データ 2010/2/8(日)
 天候 快晴
 積雪量 95cm
 雪質 湿り雪
 混雑/リフト待ち 全体的にやや混雑/リフト待各5分程度
 アクセス道路状況 部分的にアイスバーン
スキー場ミシュラン (1〜40★・41〜50★★・51〜60★★★・61〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 リフト代 アクセス 駐車場 キャスト 合計
面積
(8)
急斜面
(8)
中斜面
(8)
緩斜面
(8)
コース幅
(7)
連続
滑走
(7)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(7)
配置

(3)
待ち
時間
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
1日券
(3)
ICの距離
除雪状況
(5)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
100
5 3 6 8 6 2 3 1 2 7 2 3 2 2 2 1 4 1 2 62

どんなスキー場?
中国、四国、九州エリアで間違いなく最大級のスキー場であるここ大山のスキー場は入り口から、豪円山、中の原、上の原、大山国際の4スキー場からなる複合体です。
大山国際以外は緩斜面中心の小規模スキー場でありますがメインとなる大山国際スキー場は上部に急斜面、中間部から中斜面の構成で上級者がストレス無く滑走を楽しめるため人気の度合いも高いスキー場となっています。

またこのスキー場の一押しはなんと言ってもその眺望に尽きるでしょう。
天気の良いときはリフト乗車中は正面に日本百名山の大山北壁の荒々しい姿が、滑走中は正面に日本海、左に米子市内から宍道湖までの一大パノラマが広がるスキー場となっています。
筆者が訪れたスキー場の中で山と海、町がここまで見渡せるスキー場は他に無いと思います。

まさに眺望では国内屈指のスキー場といえるでしょう。
一方、ベースとなる大山寺の門前旅館街にある駐車場はお寺の立体駐車場と周辺に
大きなものがありますが、流石にエリア最大級のスキー場。来場者も多くハイシーズンの週末にはキャパが完全にオーバーしてしまいます。
是非とも8:00ぐらいまでには到着を心がけましょう。

 初級者ゲレンデ(大山国際)
 最大斜度12度 平均斜度11度 距離400m
大山国際の初級者ゲレンデです。
立ち木の多く残された緩斜面です。雰囲気が非常によく沢山の滑走者でにぎわうゲレンデとなっています。

コース幅の全体はかなりワイドであり混雑した雰囲気はあまり感じられませんでした。

海に近い事も有り立ち木が松という他のスキー場ではあまりないゲレンデとなっています。

専用のリフトがペアパラで架かっており、初級者にはお勧めできるゲレンデですね。

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 パラダイスコース(大山国際)
 最大斜度30度 平均斜度15度 距離900m
上記にも書きましたが大山は4つのスキー場の集合体。
そして入り口は一つとなります。
今回はリフト券の都合上始めに大山国際を目指さなくてはならないので、一番奥までリフトを使わずに横へ移動する事になりました。
リフト券交換後にセンター4ペアに乗って最上部までやってきました。
天気は快晴で正面には日本海が広がっています。

何処から滑りだそうか迷ったのですが先ずは人気がありそうなパラダイスコースからスタートしました。
上部はリーゼンコースと共有するはばの広い急斜面、一端バキューム的にコースが狭くなった後斜度はやや緩みロッジ大山までフラットな中斜面が続きます。コース変化があって非常に楽しいコースですね。
また海沿いということで雪質はあまり期待していなかったのですが、昨日の降雪もあってエッジが適度に噛む最高のコンディション(決してパウダースノーというレベルではありませんが)でした。
中上級者ならばまず楽しめるコースとなっています。

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 パラダイスコース 中間部(大山国際)
 最大斜度30度 平均斜度15度 距離900m
パラダイスコースの中間部から下は快適なフラット中斜面となっています。
特に第五トリプル沿いは雰囲気のよい整備が整った斜面でつい飛ばしたくなる楽しさが味わえるコースです。


そんな快適なコースだけに人気もかなりのもので長いリフト待ちが発生していました。

初中級者に一番楽しめるコースとなっています。

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 リーゼンコース (大山国際)
 最大斜度30度 平均斜度15度 距離1000m
上部、パラダイスコースと二股に分かれている急斜面、その一方は滑走者も少なく大回りで飛ばせるコースとなっています。

雪質も写真でお分かりのように雪煙が立つほど良好なコンディションでありエッジが噛んだ滑走は非常に気持ちのいい滑りが堪能できました。

但し難点は専用のリフトが架かっておらず頼るのはセンター4ペアの一本のみです。


週末は混雑も激しく何度も繰り返し滑るには効率の悪いコースと言えるでしょう。

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 眺望 (大山国際)
大山国際スキー場ゲレンデトップからの眺めとなります。

右に湾曲しているのが美保湾、と米子市内です。また米子市内の奥には中海と宍道湖が見えます。

非常に眺望に優れたスキー場で写真を撮る筆者の背中には荒々しい大山の山並みが屏風のようにそびえており海と名峰が両方眺められるのもこの大山の魅力ではないでしょうか?

素晴らしい眺望のスキー場であります。

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 テクニクダスコース  (大山国際)
 最大斜度11度 平均斜度10度 距離1400m
上部は適度な斜度があり、中間より下は何度も折れ曲がったコースとなっている変化に富んだ内容です。

第六リフトで繰り返し滑走でき、混雑もそれほど激しくなく初級者が練習するには最適なコースではないでしょうか?

但し中間部より下はややコース幅が狭く立ち木も多いため衝突には注意が必要です。

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 チャンピオンコース  (大山国際)
 最大斜度30度 平均斜度14度 距離1600m
大山国際で1600mの距離を滑走できる唯一のコースがこのチャンピオンコースです。

残念ながら来場当日はポールが全面に張られクローズ状態となっていました。
上部がややきつい斜度があるものの全体としてはクルージングコースの要素が強そうで、日本海を眺めながらダイナミックな滑走ができる大山国際自慢のコースではないでしょうか?

写真を撮っているのはコース三分の一の場所であり下部には残りの距離が控えていますが後半は斜度も緩んだ緩斜面となっています。

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大山国際は残念ながらレストランは一ヶ所しか存在しません。お昼時出なくても激混みは必死といったところでしょう。
こちらがレストラン内部となります。撮影はちょうどお昼時でかなりごった返して状況であり、とても一人で相席して食事を取る雰囲気ではありませんでした。
レストランのメニューは非常に豊富で普通盛り、大盛などの区別もきちんとされていました。
また関心するのがその価格でラーメン類700円、カツカレー850円など西日本のスキー場としてはかなり安価な設定だと思います。

 第一ゲレンデ(上の原)
 最大斜度26度 平均斜度22度 距離900m
大山国際から隣の上の原スキー場にやってきました。
上の原スキー場は中の原スキー場と一部斜面を共有するスキー場です。

コースは2本。上部の急斜面第一ゲレンデと連絡路を隔てた緩斜面の第二ゲレンデです。

左写真は上部の急斜面第一ゲレンデですが、二月初旬のコースとは思えないほど雪が少ない状況です。

近い将来このゲレンデでスキーができなくなる予感をさせるコンディションでした。

斜面は均一な中斜面で大回りでの滑走が非常に気持ちのいいコースです。
無論コブなどありませんので中級者には最高のゲレンデと言えるでしょう。

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 第二ゲレンデ(上の原)
 最大斜度20度 平均斜度13度 距離410m
中間の連絡コースで第一ゲレンデと寸断されている第二ゲレンデです。

コースはワイドな緩斜面が自慢。

フラットな斜面は滑走者も比較的に少なく快適に滑走できる内容です。

初中級者がストレスなく滑ることは混雑気味の大山にあって貴重な存在のゲレンデとなっています。

欲を言えば立ち木が一本もなくアクセントに欠けるため多少の植樹を必要があると感じました。

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 上級者ゲレンデ(中の原)
 最大斜度27度 平均斜度17度 距離630m
上の原スキー場と斜面を共有する中の原スキー場です。

このスキー場も基本的にコースは一本であり上部、中間部、下部とコース名を分けています。

左写真の上部が上級者ゲレンデとなっていますが、上の原スキー場の第一ゲレンデと何処が境になっているか全く分からないゲレンデです。

やや起伏のあるゲレンデは単なるフラットバーンでは無く大回り小回りでも楽しめるコースとなっています。

スペック的には630mの滑走距離があるようですが実際の滑走感はもう少し短いように感じました。

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 中級者ゲレンデ(中の原)
 最大斜度23度 平均斜度15度 距離410m
最上部から続く中斜面のゲレンデがこの中級者ゲレンデとなています。

最上部の急斜面を回避するため第三トリプルリフトを利用する人が多くこのガレンデは上部と違い一気に滑走者が増える人気のバーンとなっています。

ネジレの無い平らな中緩斜面は初級者でも楽しめるゲレンデであり明るい雰囲気が自慢のコースですね。

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 初級者ゲレンデ(中の原)
 最大斜度12度 平均斜度10度 距離240m
中の原ベース付近の緩斜面です。

専用トリプルリフトが架かったコースはまさに初級者天国。
急な所なんか全く無く初級者が転びながら滑るには最適なコースと言えるでしょう。

また、スキー場の中心部中の原スキーセンターも近く非常に便利なゲレンデとなっています。


初級者が練習するにはうってつけのコースですね。

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中の原スキーセンターです。
一通りの施設が入っていて不自由は感じさせない施設です。
中の原スキー場も食事をとれるのはこのスキーセンター一ヶ所となっています。
そのためお昼時は大混雑で上の写真はごった返す食堂の受け渡し口です。
各テーブルは比較的ゆとりのある配置でありますが、週末は完全にキャパオーバーとなっていて一昔前のスキーブームのような混雑ぶりでした。

こちらのスキー場も限定メニューが存在するようです。
この週のランチはおでん??
おかずになるかは別として珍しいランチメニューですね。
カツ丼はソースカツ丼では無く通常の卵とじでした。
お値段もそこそこであり食べられている人も多かったです。
セットメニューも豊富な中の原でした。
珍しくはナイメニューですが、ボリュームもあって若い滑走者にはお手頃メニューですね。

 初級者ゲレンデ(豪円山)
 最大斜度15度 平均斜度6度 距離550m
豪円山スキー場はここ大山全体の入り口にあたるスキー場です。

コースは緩斜面一本のみのスキー場となっています。

連絡リフトで駐車場から上がってくると真っ先に目の前に現れるゲレンデであり遠くに移動できない初心者には最適なスキー場と言えるでしょう。

ゲレンデスペックを見てもお分かりのように平均斜度6度という緩斜面はスピードを出したくても出せないほどの斜度であり初心者の恐怖心を除いています。

そんなゲレンデですので来場者は小さな子供やボード初心者が大半であり上級者の姿は皆無、安心して滑走が楽しめる内容です。

スキー場全体に子供たちの楽しそうな声が響くスキー場でした。

※ 動画は画像をクリック

 大山
大山の各スキー場からは背中の大山がよく見えますが、とりわけ全体が眺められるのがこの豪円山スキー場ですね。

屏風のような大山が迫る風景は、北アルプスに引けを取らないダイナミックな眺めであります。

リフトでご一緒した地元の方も今日は本当にいい天気で本来の大山スキー場を満喫できる天気とのお話でした。

駐車場・その他
写真の駐車場は登降用リフトに一番近い第一駐車場です。筆者が到着した時間は8:30位でしたが既に大きな駐車場は満車となっていて致し方なく相当下まで下った槇原駐車場に車を停め輸送用のバスで送迎してもらいました。

でもこのバスも無料では無いんですね200円の料金をしっかり徴収されてしまいました。
上部の駐車場を利用する場合は相当早い時間の到着を心がける必要があります。