ハチ北高原スキー場
兵庫県美方郡香美町村岡区大笹 TEL 0796-96-0201   公式サイト
基本データ
 規模 中規模 (35ha)
 コース数/リフト数 コース11/Q2、T1、W6、S1
 Top−Baes (標高差) 1220m-560m(661m)
 最大滑走距離/最大斜度 4000m/40度
 主体コース 中急斜面
当日データ 2010/2/6(土)
 天候
 積雪量 150cm
 雪質 湿り雪
 混雑/リフト待ち 中央ゲレンデ混雑/中央クワッド10分
 アクセス道路状況 高速和田山ICより圧雪
スキー場ミシュラン (1〜40★・41〜50★★・51〜60★★★・61〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★
規模 コース 自然 リフト 施設 リフト代 アクセス 駐車場 キャスト 合計
面積
(8)
急斜面
(8)
中斜面
(8)
緩斜面
(8)
コース幅
(7)
連続
滑走
(7)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(7)
配置

(3)
待ち
時間
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
1日券
(3)
ICの距離
除雪状況
(5)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
100
4 6 6 4 4 3 2 2 1 1 3 2 1 2 2 1 2 0 2 48

どんなスキー場?

兵庫県北部に位地する関西では大人気の中規模スキー場です。
ハチ高原とハチ北高原の両スキー場は鉢伏山山頂でリフト、コース共に連絡できておりリフト券も共通のため一つのスキー場と考えても良いかもしれません。

レポートするハチ北高原は最上部の北壁を中心とした急斜面が豊富なスキー場です。
上級者にとって楽しめる北壁、スーパーモーグルなどは降雪時は深雪ゾーンになり、それ以外の時は大きなコブに覆われています。

初中級者が滑るエリアは中間部より下に限られてしまいますが、それでも十分すぎるほどの滑走距離がありどちらのレベルの滑走者にも満足度が高い斜面構成となっているスキー場なんです。

ゲレンデの内容はそこそこレベルが高いのですが、このスキー場の駐車場と料金設定がいけませんね。

週末1800円、平日でも1500円の料金が徴収されてしまいます。(民宿街は週末1500円、平日1000円)

駐車場の内容について料金に見合ったものであれば不満も無いのですが、遅い時間に到着すると登降用リフトまでかなり歩かされる距離の駐車場に案内されてしまいす。
それでも来場者は来るからといってしまえばそれまでなのですが、狭い土地を有効活用できるような立体駐車場などの工夫があればもっと利用しやすいスキー場になると考えます。

 駐車場から登行用リフトまでの道
こちらは民宿街の駐車場から野間登行用リフトへと続く道です。
筆者が駐車した場所からリフトまで300mあまりの登り坂。

車も通る道をテクテク歩くことになります。

この歩きが嫌な場合はゲレンデ下の駐車場も有りますが、さらに駐車料金が高くなり(1800円)料金をとるか楽な方を取るかは体力次第??

東日本では考えられない料金設定となっています。

 野間登行リフト
こちらは野間登行リフトです。

シングルの輸送用リフトで板は手に持って乗車することになります。

リフト乗り場には一応更衣室なども有りますが駐車場からかなり離れた位置にあり利用しづらい施設ですね。

関西エリアにはこのように一段上がった位置にゲレンデが広がるスキー場が多いですね。


 中央ゲレンデ
 最大斜度20度 平均斜度13度 距離700m
来場時の天候は雪、ガスまでかかりレポートには最悪な天気となってしまいました。

本来はハチ北の良さを体感すべく快晴の天気の中の来場が望まれるところではありますが、何度も来れる近さではなく回れる範囲内を滑走してみました。

左写真はハチ北でも人気のゲレンデ中央ゲレンデとなります。
ゲレンデは中斜面と緩斜面のミックス。単なる一枚バーンではなくやや起伏に富んだゲレンデとなっています。
広いゲレンデではありますが両サイドにクワッドリフトが架かりその支柱が邪魔をしているのか、ゲレンデに解放感がありません。
できればどちらかのリフトをゲレンデ脇に寄せればもっと広々とした斜面が活用できると思われます。

※ 動画は画像をクリック

 北壁スカイロード
 最大斜度20度 平均斜度13度 距離1500m
ハチ北の名物、北壁コースを迂回する中級者向けのロングコース、それがこのスカイロードコースです。

最上部からスタートするコースは滑走者も非常に多く滑り出しはかなりの混雑度合い。

次第に滑走者もばらけてきて谷の林間コースに入るあたりでは上部の混雑は嘘のように滑走者も少なくなります。

中斜面主体のコースではありますが、変化に富んだコースであり何度滑っても飽きのこない内容のコースですね。

※ 動画は画像をクリック

 北壁コース
 最大斜度32度 平均斜度25度 距離500m
こちらは名物北壁コースです。

上部の視界が物凄く悪く肉眼ではコース下まで見ることはできませんでした。斜度のキツイ一枚バーンです。

しかしながら来場時は難易度が以外にも低く深雪が楽しめる快適バーンでありました。
本来ならば大きなコブがびっしり張り付くテクニカルなコースと予想します。
スキー場最上部のゲレンデとあって雪質も比較的に良くコブもすぐに大きくなるゲレンデでしょう。

こちらはハチ北展望レストランです。
悪天候とお昼時が重なり大混雑となっていました。
とても一人では食事をする状況でもなく短時間で退散してしまいました。
メニューの丼ものは大体が1200円の値段設定、他のスキー場に比べ若干高めです。
写真を見た感じはあまり食欲を沸かせるような内容ではありませんでした。
こちらは定番のカレーです。
カレーが900円、カツカレー1100円といった設定です。
こちらも写真を見ただけでお味が想像できる内容です。もっと自信をもったメニュー作りをお願いしたいですね。

 北壁樹氷コース
 最大斜度20度 平均斜度13度 距離1200m
こちらのコースはかなりクセのある林間の中緩斜面です。

片斜面、コース幅が極端に狭いなどなど変化に富んでいると言えばそれまでですがクロスカントリー的要素もあるコースとなっています。

こちらも北壁コースの迂回路要素を持つコースではありますが、スカイロードとは反対に滑走者も少なく混雑はありません。

尚、このコースに専用リフトは無く繰り返し滑走するにはややかったるさが残るコースとなっています。

 アルペンコース
 最大斜度32度 平均斜度16度 距離1100m
アルペンペアリフト沿いの中斜面がこのアルペンコースです。
1100mの中距離の滑走コースですが左写真の部分は最大斜度32度の急斜面となっています。

来場時はコブにはなっていなかったものの滑走者が多ければ即大きなコブが発生しそうな一枚バーンでした。

この壁以外は中緩斜面となっていて中級者でも気楽に滑走できるコースとなっています。

悪天候のときなどは滑走者が少ないため比較的穴場となっているコースです。

※ 動画は画像をクリック

 アルペン林間コース
 最大斜度25度 平均斜度10度 距離1000m
小高い立ち木に囲まれた緩斜面です。

コース出だしはほとんど斜度が無く後半に中斜面が現れる内容で滑って面白いかと言われるとあくまで下山コースの役割しかなさそうな内容です。

ただしこのコースも非常に滑走者が少なく混雑した緩斜面の野間ゲレンデが嫌な場合はこちらに移動する手も有りますね。


※ 動画は画像をクリック

 スーパーモーグルコース
 最大斜度32度 平均斜度28度 距離300m
最上部の北壁とトリプルリフトを挟んで反対側に位置するコースとなっています。

このコースも急斜面の一枚バーンで大きなコブが張り付くコースです。

コブの谷間に新雪が積もりやや滑りにくい状況でしたが、思ったほど雪は重くなく板を回すのに苦労は要りませんでした。

滑走者が少ないのが非常に疑問でありもっと人気があってもおかしくない素直な滑りやすい急斜面であります。

コブの練習にはピッタリの斜面といえるでしょう。

 野間ゲレンデ
 最大斜度15度 平均斜度11度 距離700m
ハチ北唯一の緩斜面エリアがこの野間ゲレンデです。

ゲレンデ内コースはいくつかに枝分かれしていますが最終野間クワッドで合流しています。

適度な斜度とコース幅で初級者には大人気のコースとなっています。


※ 動画は画像をクリック

駐車場・その他
駐車場については冒頭で書きましたので省略。
関西方面からのアクセスが便利なエリアでスキー場に到着するまで混雑が非常に激しいスキー場でした。
左写真の駐車場はゲレンデ駐車場で、値段は高くとも朝の早い時間で満車になってしまします。
このスキー場に来場する場合はかなり早目の到着を心がけましょう。