マウントレースイ
北海道夕張市末広2-4  TEL 0123-52-5151   公式サイト
基本データ
 規模 中規模 (70ha)
 コース数/リフト数 コース19/G1、Q2、W2
 Top−Baes (標高差) 702m-298m(404m)
 最大滑走距離/最大斜度 3500m/53度
 主体コース 中斜面
当日データ 2010/1/23(土)
 天候 小雪のち晴れ
 積雪量 200cm
 雪質 パウダー
 混雑/リフト待ち パノラマAラインにやや混雑/ゴンドラ5分
 アクセス道路状況 ほぼ全行程圧雪
スキー場ミシュラン (1〜40★・41〜50★★・51〜60★★★・61〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 リフト代 アクセス 駐車場 キャスト 合計
面積
(8)
急斜面
(8)
中斜面
(8)
緩斜面
(8)
コース幅
(7)
連続
滑走
(7)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(7)
配置

(3)
待ち
時間
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
1日券
(3)
ICの距離
除雪状況
(5)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
100
6 6 8 5 6 5 6 4 3 3 3 3 1 2 3 2 2 2 3 73

どんなスキー場?

夕張市の中心街からほど近い、夕張駅の目の前に位置する中規模スキー場です。
このスキー場は規模以上に充実した滑走感が得られるコースが多彩にあり、コースレパートリーが豊富で非常にバランスの取れたスキー場です。

またベースのホテルマウントレースイは大げさな飾りはないもののシンプルで満足のいくサービスが受けられるホテルのようです。

積雪量は決して多くないエリアではありますが、内陸部に位置するためか雪質の良さは定評があり、滑走者の足前をワンランクアップさせてくれる気持ちのよさですね。

来場時もそんな絶好のコンディションであり、スキーの楽しさを再認識させてくれるスキー場でした。

千歳空港からも近くニセコやルスツほど混雑も無く非常にお勧めできるスキー場ではないでしょうか?

また足前に自信がある方は国内屈指の急斜面エキストリームラインの斜度53度に是非チャレンジしてみてください。
まさに崖と言った斜面です。

 パノラマAライン
 最大斜度25度 平均斜度8度 距離800m
朝一のゴンドラに乗車して到着して最初の一本を滑るのがこのパノラマAラインとなります。

スキー場の最上部とあって雪質はまさに北海道らしいサラサラのパウダースノーです。
前日から降り続いた雪は圧雪された斜面の上に10cmほど乗った状態でエッジが適度に食い込み滑っていて非常に気持ちのいいコンディションでした。
コース幅もワイドであり滑走者も少ないため大回りで滑るのには最適なコースと言えるでしょう。

但しこのコースの難点は繰り返し滑るリフトが架かっておらず再度滑走する場合はベースまで一端降りなければならない事でしょうか?

解放感もあり何度でも滑りたくなるコースですね。

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 ワインディングロード
 最大斜度18度 平均斜度4度 距離3200m
マウントレースイ最長滑走距離を誇るのがこのワイディングロードになります。
パノラマAラインを直進すると自然にワイディングロードに入り込み斜度も緩やかになります。
林間のやさしい緩斜面でありこのコースだけの滑走であれば初級者に適したコースではないでしょうか?

左写真はコース入り口を映していますが雪質の良さがお分かり頂けるでしょうか?

 ダンシングBライン
 最大斜度30度 平均斜度15度 距離800m
クセの無いワイドな中斜面、それがダンシングBラインの特徴です。

リフト直下はポール専用バーンとなっていますがそれでもコース幅が広いため全く狭さを感じさせません。

中上級者には大回りで滑走する楽しさを十二分に与えてくれるコースです。

圧雪状態も非常にいいので初級者でも滑走できる斜面です。

専用クワッドリフトも待ち時間がなく効率のいい滑りができるのもお勧めできる内容のひとつであります。

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 ダンシングAライン
 最大斜度24度 平均斜度12度 距離800m
ダンシングBラインとはリフトを挟んで反対側に位置しているコースです。
基本的にBコースと難易度が同じ斜面なのですが、上手くコースに変化をつけています。こちらはコース半分にピステンをかけずオフピステが楽しめるようにしています。

やはり北海道、整地の斜面ばかりではもったいないですね。
筆者もドンドン突入させてもらいましたがこれが気持ちのいい斜面でスネ程度の新雪は重さや抵抗感がまったくなく浮遊感を味わえるコースとなっています。

こういうゲレンデを滑ると滑りの形や人の目を気にせず滑ることの楽しさだけが頭の中いっぱいに広がりますね。

斜度が緩めなので中級者でも楽しめるコースとなっています。

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 カービングライン
 最大斜度43度 平均斜度12度 距離1300m
数本のゴンドラ乗車でやってきたのはこの急斜面カービングラインです。
ゴンドラ降車後左へ進路を取るとこの急斜面に出てきます。
う回路がまったくなく未圧雪、43度の急斜面が突如として現れるのでちょっとびっくりしてしまいます。

コースの表示があまり詳しくないため初級者が誤って入り込んだ場合はかなり危険な状態となってしまうかもしれませんので注意しましょう。

コースに入り込む滑走者は少なくコブになることは余りないようです。
降雪時はパウダーゾーンとなり、ディープパウダーを味わうならこの斜面しかないでしょう。

エキスパート限定の急斜面です。

こちらがホテルマウントレースイです。
綺麗なホテルで落ち着いた雰囲気は非常に好感が持てますね。
新潟のどこぞやのホテルとは雲泥の差という感じ。
エゾシカと熊がお出迎えです。
ホテル内部もギスギスした感じは無く共有スペースは広めです。
ホテル2Fから外に出ずゴンドラ乗り場まで行けるのは嬉しい限りです。
ホテル内のレストランは2つ「ルピナス」のファーマーズランチはバイキングスタイルです。メイン食材はもちろん焼き立てのパンやスイーツまで食べ放題。
お昼時ちょっと覗いてみましたが結構ゆとりのある席数でした。

もうひとつのレストランは「味彩」。
こちらは和食が中心です。
単品ものもありますがセットものが中心でお値段もそれなりの金額となってしまいますね。
いつものスキー場の食事とはちょっと違うかな?
こちらはゲレンデ内にあるレストランたんぽぽのメニューです。
生ラム丼ですか?食したことがないですが癖がありそうな感じだな〜
定番の味噌ラーメンもちゃんとありますよ〜
北海道で食べるラーメンって不味いものにあたった事がないですね。
ゲレ食で食べても美味しいんです。

 雪質
こちらが来場当日の雪質です。

結晶がそのまま積もった雪でフカフカなんですが、ワックス選択を誤るとこの結晶が板に刺さるようなブレーキングがあり、全く滑らない雪となっていまうので硬めのワックスをチョイスするといいでしょう。

北海道の魅力はこの雪質が味わえる事なんでしょうね。

 レーシングAライン
 最大斜度24度 平均斜度12度 距離900m
レーシングバーンはこちらのコースがお勧めです。

他のコースと違って雪質がやや硬めでハイスピードコースとなっています。
このAラインはリフト沿いの中斜面でGSのポールセットに向いたコースですね。
各大会が開かれても専用リフトと独立したコースで一般滑走者にも影響がない設計になっています。

今回はポールセットはなくオープンバーンとなっていました。
このコースも大回りが楽しめる内容です。

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 レーシングBライン
 最大斜度30度 平均斜度15度 距離900m
ややタイトな林間の急斜面がレーシングBラインです。

SLポールセットに向いたコースでしょうか?

ポールがセットされていないときはオフピステバーンとなっておりパウダーが楽しめるコースでもあります。

今回は多数の滑走後がありましたがそれでも軽い雪は変わりなく新雪を味わえるコンディションでした。


 ビギナーズAライン
 最大斜度16度 平均斜度6度 距離600m
中急斜面が目立つマウントレースイですが、ちゃんと初級者向けコースも用意されています。

ここビギナーズエリアはロングコースのBラインとワイドな幅のAラインの2コースがあります。
またこの2つのコースの間にはビギナーズフィールドというキッズパークやアスレチックなどの施設もあり初級者にも配慮されているんです。

またリフトも専用のクワッドリフトが架かっているんでファミリーで訪れた方々も皆でリフトに乗れる配慮がされていますね。

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 パノラマCライン
 最大斜度35度 平均斜度21度 距離400m
パノラマラインのB、Cラインはややコースが不明瞭です。

基本的にどちらもピステンの入らないコースとなっていますが、ここだけは雪付が悪いのでしょうか?山頂付近であっても左写真のように草が顔を出しているコンディションでした。

このエリアは秋の草刈をきちんとやればもう少し滑りやすいコースとなるでしょう。

コース内容は前半は緩斜面でありますが途中からストンっと落ち込む斜面で特にCラインは逃げ場がありませんので初級者は注意しましょう。

 ディアライン
 最大斜度18度 平均斜度8度 距離400m
パノラマAコースから林間に入る短いコースです。
スインギングAラインまで、立ち木のトンネルを潜るようなコースは隠れ家的要素があり始めて入るときには一体どこにつながっているのかな?
などとワクワクするコースとなっています。

基本的には圧雪された中緩斜面ではありますがコース幅がタイトな分大きなターンはできません。

たんなる連絡路にしてしまうのがちょっともったいないコースですね。

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 スウィンギングAライン
 最大斜度22度 平均斜度10度 距離1000m
高速ペアリフト沿いの約1000mの中斜面です。

コース幅がワイドであり、ネジレやうねりのない素直なストレートコースです。
中級者が大回りで滑走するのに非常に適したコースと言えるでしょう。

また滑走者はベース付近に大勢いますが、コース上は少なく大回りでホテルを目指す快適さは他のコース同様にクセになるほど楽しいものでしょう。

リフト混雑はありませんので繰り返して滑る事にストレスはありません。

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 スウィンギングBライン
 最大斜度29度 平均斜度10度 距離500m
滑り出しはスイングングAラインと一緒ながらこのBラインに入った途端オフピステの急斜面が始まります。

スキー場ベース付近のゲレンデではありますがこちらも雪質はバツグンにいいですね〜
雪の重みを感じずオフピステでも大回りでの滑走が楽しめます。

滑走者も他のコースに比べぐっと少なくなっています。
雪と戯れたいならまさにこのコースと言えるでしょう。

 スウィンギングCライン
 最大斜度30度 平均斜度8度 距離800m
面白い!実に面白いコースです。

まさにフィールドアスレチックのようなコースです。
このコースの特徴は何と言ってもダブルスパイラルでしょう。左写真では分かりづらいのですが左側からぐるっと回り込んでトンネルを潜るコースとなっています。
緩斜面ではありますがワダチのできたコースはレールの上を滑っているような感じでスキーの板を揃えても自然にターンしてくれるコースとなっています。
このトンネルが2つあるのでダブルスパイラルなんでしょうね。

詳しくは動画を見てくださいね。

※ 動画は画像をクリック

 エキストリームライン(最上部)
 最大斜度53度 平均斜度18度 距離1200m
ななななんと最大斜度53度!
国内屈指の斜度を誇るマウントレースイのエキストリームラインです。
筆者も45度程度の斜面は経験がありますが、オーバー50度は初めてでした。
左写真は最上部の53度の部分ですが上部に立つと垂直に見える斜度で滑るというよりはズレ落ちるようなコースです。
当然ながら雪付は悪くコンディションはあまりいいものではありませんでした。
一端コースに入ってしまうとエスケープルートはありませんので心してコースインしてください。

尚、このコースはコースサイドから進入してくる入り口もありますが林の中で何処が入り口か良く分かりませんでした。

 エキストリームライン(林間)
 最大斜度53度 平均斜度18度 距離1200m
エキストリームラインの凄いところは最大斜度ばかりではありません。
むしろ急斜面を過ぎてからの方が大変かもしれません。
左写真はれっきとしたコースなんです。

立ち木の密集度はサッポロテイネの北かべの比では無く頭を下げたり立ち木を迂回したりで密林のような凄さです。

他の滑走後がなければどっちに進めばいいか判断できないようなコースでした。
ツリーランとはまさにこのコースの事でしょう。

ものの試しに入り込みますか?

駐車場・その他
サッポロからのアクセスは道東道夕張インターを使うルートと道央道、岩見沢インターを使うルート。筆者は夕張インターを使うルートを選択しましたが岩見沢インターからのルートも極端なアップダウンは無く利用しやすい道でした。

駐車場はスキー場内に点在しています。一番便利なのはワイディングロード下部に沿った場所にある駐車スペースでしょう。ここはゲレンデまでほとんど歩かずに済むのがいいところですね。