ウイングヒルズ白鳥リゾート
岐阜県郡上市白鳥町石徹白峠山1-1  TEL 0575-86-3518   公式サイト
基本データ
 規模 中規模
 コース数/リフト数 コース9/G1、Q2、W1、Tバー1
 Top−Baes (標高差) 1350m-870m(480m)
 最大滑走距離/最大斜度 3500m/35度
 主体コース 中緩斜面
当日データ 2009/10/24(土)
 天候 曇り
 積雪量 50cm
 雪質 ICS人工雪
 混雑/リフト待ち 大混雑/クワッド15分待ち
 アクセス道路状況 高速インターから全面ドライ
スキー場ミシュラン (1〜40★・41〜50★★・51〜60★★★・61〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 リフト代 アクセス 駐車場 キャスト 合計
面積
(8)
急斜面
(8)
中斜面
(8)
緩斜面
(8)
コース幅
(7)
連続
滑走
(7)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(7)
配置

(3)
待ち
時間
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
1日券
(3)
ICの距離
除雪状況
(5)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
100
4 3 5 4 3 5 5 3 3 3 2 2 3 3 2 1 1 1 2 55

どんなスキー場?

昨シーズン初来場したウイングヒルズですが、今回はオープニングに顔を出してみました。
筆者自宅から440kmあまり、1000mの細いコースなら先週のYetiで十分なのですが、今日のウイングヒルズの来場目的は、親会社「アルペン」が開発した人工スノーマット「ピスラボ」の体感をいち早くしたいがために夜中車を走らせて来場してみました。

どんな感じなのか?スキー場がアナウンスしている「パウダーじゃない、アイスバーンでもない、それはまさにグルーミングされた朝イチゲレンデの滑走感」は本当なのか是非とも確認したかったんですね。
うたい文句通りなら、日本のスキー場の今後が変わる画期的なスノーマットですもんね。

さて結果はどうかな?

 アトリウムゲレンデ
 最大斜度15度 平均斜度12度 距離1000m
左写真はオープン前の滑走ゲレンデ、アトリウムです。
山頂まで見えませんがクワッド一本分の1000mが滑走可能です。

Yetiの滑走距離もほぼ1000mですから距離的には同じですが、斜度はここウイングヒルズの方が急ですね。

上部コースの幅がやたらと狭いのが気になりますが、早く滑りたくてウズウズしている自分に気付きました(笑)

 ピスラボ1
これがウワサのピスラボです。表記は「PIS・LAB」だそうです。

1uあたり2万本のブラシがあり明らかにいままでのプラスノーとは密度の違いが分かりますね。
また毛足の長さが2種類あってスキーのエッジグリップと絶妙な関係があるようですね。

このピスラボ、無論、雪が無くても滑走できるんですが、もう一つの機能として雪面と接する部分が少なく、地熱で雪が解けるのを防ぐ効果もあるとのことです。

まぁ〜早く言えばこの上に雪が積もれば溶けにくくなるということかな?
またマット自信が白いため春場に月が解けて土が露出してコースが茶色くなる事もふせぐようですね。
良いことずくめのマットのようです。

 ピスラボ2
これはベースに引きつめられたピスラボですが、今までのマットと違い一片のマットが1m四方で小さいようです。
上手く地形に合わせれば、コブ斜面やウエーブなど単にまっ平らのコースだけじゃなく色々変化をつけられそうですね。

但し疑問も無いわけじゃないですね。
先ずは耐久性、どのぐらい持つのかな?
また連結部分の浮き方がちょっと怖い。実際コースのマットがちょっと浮きあがっていた。
ボーダーがこけたらかなり痛そう(これは当たり前)

こんな期待と不安のピスラボです。さて実際は?

テープカット 
ウイングヒルズのオープンは神事とテープカットでした。
来場者に対しては特に何もなかったかな?
いや?駐車場が2日間無料だからそれがオープニングサービスですね。

またCBCテレビ(中京圏)の撮影も入っていました。

関東圏で見れないのが残念ですね。

行列 
朝は暇だから早目にリフトに並んだんですが、気がつけば運行開始間際にはどえらい行列ができていました。

こりゃ先ほどの上部コースの細さを考えるとまともに滑れるのは最初の1本のみと覚悟しなくちゃだめそうですね。

恐ろしい〜

今回行われていた仮装大会でした。
全く気付きませんでしたが、商品目当てならYetiよりゲットしやすいかな?
こちらはお昼時のレストランルックです。
午前中は空いていたものの、時間が経つにつれて混雑が激しくなってきました。
でもリフト待ちは減らないんですね。
ご飯もののメニューが充実していますね。
お値段はまぁ〜こんなものかな?

 アトリウムゲレンデ
 最大斜度15度 平均斜度12度 距離1000m
さて朝一のコースはまだ滑走者もほとんど居ませんが、リフトでドンドン上がってきます。
準備体操なんてしている暇もなくコースインしました。
それにしても細い!このコースはYetiの半分ぐらいのコース幅かな?
また中間には雪山がドン!とあって気がつかないと突っ込んじゃいますね。
噂には聞きましたがビックリするような「紐コース」でした。

詳しくは動画を参照してください

 アトリウムゲレンデ
 最大斜度15度 平均斜度12度 距離1000m
1本目は撮影しながらだったんで2本目にちゃんと滑ろうかと思ったらご覧の通り無理でした。

前方滑走者と距離が縮まればプルークで滑走、前が空けば小回り、その連続ですね。

ちょっと怖かったのは前者がボーダーでこけた時避けきれないんじゃないかと思うぐらいコース幅と滑走密度の多さでした。

写真は朝の早い時間の中間部となります。

 アトリウムゲレンデ
 最大斜度15度 平均斜度12度 距離1000m
こちらはお昼ぐらいのコースとなります。

滑走密度はそう変わらないんですが、滑走者が弾き飛ばす雪でコースが広がってきています。

うかつに大外に出ると厚みが全然ないため板を痛める危険性がありますのでエスケープ的に利用する以外はあまり両サイドには近づかない方がいいでしょう。

 ピスラボコース
さてさてベース近くに開けられたピスラボ体験コースです。
1本目に動画を撮影しながら入った時は正直何が何だかわかりませんでしたが、2本目、3本目でその滑り方がなんとなくつかめるようになりました。
先ずはスキーの角づけさえすれば簡単に切れてくれます。流石に雪面と同じにはいきませんが、以外とあっけなくカービングも楽しめるようです。
但し気を抜くと内側スキーの外エッジもカービングをし始めるのでビックリします。きちんと踏み込む必要がありますね。

またズラシに対しては板がかなり流れますのでオーバーアクションは禁物かな?
これは夏場のスノーマットで営業しているスキー場にはかなりお勧めしたいマットですね〜

でも結果として今後の日本のスキー場は今まで通りの営業であり、このマットの登場でも変わることはないでしょう。

* 動画は画面をクリック

 滑った後の板
このピスラボ、正直言ってちょっと期待外れというか、余りにも大きな期待をしすぎたようですね。
1、滑走性が非常に悪い(短い距離4本程度で滑らなくなった)
2、今回ボード向けアイテムが少し設置してあったが、一般ボーダーは怖がって利用しない(カービングスキー限定?)
3、やはりうたい文句の「グルーミングされた朝イチゲレンデ」とは感覚的にかなり違う。
などなどですね。 今回持っていく板が無くチューニングしたばかりの板を持参してしまいましたが、左写真のように滑り終わった後はブラシが摩擦熱で溶けて板にくっついて偉いことになってしまいました。(泣;)

このピスラボを滑るならスノーマット専用板かレンタルの板を使うことをお勧めします。

 リフト待ち
今回はピスラボの体験滑走が目的のため終日はゲレンデに居ませんでしたが、リフト待ちはご覧のように大変長いものになっていました。
10分〜15分。

クワッドリフトのため輸送力がありすぎてコース混雑が凄い状況ですが、むしろリフト待ちを長くして(2名乗車など)コースを多少開けた方が滑走充実度は上がるでしょうね。

今回のオープニングは初めてでしたが、同日帰宅後スキー場サイトを確認するとオープニング来場者数の記録を簡単に更新したようです。

恐るべしウイングヒルズ!

駐車場・その他
ウイングヒルズは基本的に立体駐車場がメインです。谷あいのスキー場だけあって平地での大きなスペースが取れないんでしょうね。
悪天候などの時は嬉しい駐車場です。

ただし今回も来場で思いましたが、アクセス道路の厳しさにはハイシーズン敬遠する人も多いんじゃないかな?
FFスタドレスだけではとても安心できない山道です。
何か対策は無いもんでしょうか?