白馬五竜&hakuba47
長野県北安曇郡白馬村大字神城 TEL 0261-75-2101   公式サイト
基本データ
 規模 大規模 (102ha両スキー場計)
 コース数/リフト数 コース24/G2、Q4、W13
 Top−Baes (標高差) 1676m-750m(926m)
 最大滑走距離/最大斜度 5000m/35度
 主体コース 中急斜面
当日データ 2009/4/18(土)
 天候 快晴
 積雪量 165cm
 雪質 ザラメ
 混雑/リフト待ち 47全般に混雑/ラインAに5分
 アクセス道路状況 全行程ドライ
スキー場ミシュラン (1〜40★・41〜50★★・51〜60★★★・61〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 リフト代 アクセス 駐車場 キャスト 合計
面積
(8)
急斜面
(8)
中斜面
(8)
緩斜面
(8)
コース幅
(7)
連続
滑走
(7)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(7)
配置

(3)
待ち
時間
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
1日券
(3)
ICの距離
除雪状況
(5)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
100
6 7 5 7 5 5 4 4 2 6 2 3 3 2 3 1 3 3 2 73

どんなスキー場?

大糸線沿線のスキー場の中で近年八方尾根を抜いて入り込み数地域ナンバー1はこの白馬五竜となっている。
急斜面一辺倒の八方に比べ適度な斜度の緩斜面、中斜面そしてコブが満載の急斜面と各レベルに合ったバーンの魅力があります。
また核となっているスキーセンターエスカルプラザの利用価値は非常に高く、早朝、観光バスで訪れた団体も安心して時間をつぶせる場所なんですね。そんな施設が集客の力になっていますね。
またHakuba47への滑り込みも自在、リフト券も共通(共通しかない)で八方や栂池などに引けをとらないほどの巨大滑走エリアも自慢です。
そんな魅力満載の五竜47エリアですが、ボードとスキーが上手く住み分けているのも感心してしまいます。比較的スキーヤーが多い五竜、ファミリーも多いですね。またボーダー達から絶大な人気を得ているのが47ですね。
ルート4にできたパークは多彩で各種アイテムも揃っていてその難易度も比較的高め。
リフト券も完全に共通化されていて滑走者は一つのスキー場として無理ない利用ができる、そんな両スキー場は今後も白馬エリアのメインスキー場であることは揺ぎ無いかな?

 アルプス平からの眺望
もうすっかりおなじみのアルプス平ゲレンデからの五竜岳のパノラマです。

左側にちょこんと高いのが五竜岳ですね。
武田信玄の家紋、四つ割菱(武田菱)が山頂に現れていますが、五竜岳の名前の由来は信州側では昔、この武田家の家紋、御菱(ごりょう)が「ごりゅう」に変化したという説もあるようです。

こんな景色を間近に見られるのはやはり、ここ五竜とお隣の八方尾根だけですね〜

以前はもっと凄い景色が新穂高ロープウエイスキー場から見られましたが今ではスキー場としての営業は無くなってしまいました。残念。

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 白馬五竜 パノラマゲレンデ 
 最大斜度18度 平均斜度15度 距離850m
4月ともなると荒れた北アルプスの天気は晴れの日が多くなりますね。
来場時も晴天のパノラマが待っていました。

滑ること自体を考えた場合は、曇天の空が一番いいのでしょうが、左写真のパノラマコースの緩斜面も強い日差しに覆われて早い時間でコースは荒れてしまいました。

水分の多いザラメ雪ですが、ストップする雪でもなくなんとかストレスの無い滑走が楽しめる内容です。

遠めに妙高方面の山々を見ながらの滑走はレベルを問わず楽しめる斜面です。

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 白馬五竜 グランプリコース
 最大斜度23度 平均斜度21度 距離900m
 
4月の中旬になると下部のとおみゲレンデの雪も無くなり、滑走できるのは上部アルプス平の2ゲレンデのみとなりました。

2ゲレンデではありますが、緩斜面のパノラマと急斜面の左写真グランプリコースと上手くセパレートされていてレベルを問わず楽しめる状況に変わりはありません。

この辺りがお隣八方尾根とは利用しやすさの点で有利なんでしょうね。

ご覧のように滑走者は非常に少なく、午前中の早い時間ならまだまだ大回りでの滑走が楽しめます。

但し余りに天気がいいため短時間で日焼けしてしまうのでご用心。
筆者も今年から日焼け止めを止めてバンダナで覆面をしての滑走に切り替えました。(笑)

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 HAKUBA47 ルート1
 最大斜度28度 平均斜度22度 距離2500m
 
フリー滑走にはやや辛い時期になりました。

流石に五竜の2コースのみでは飽きも来るので47エリアに突入します。

HAKUBA47はこの白馬エリアでこの時期一番多くのコースが滑走可能となっているスキー場です。
年によって違いますが、GW近くまで全面滑走可能というときもあるぐらいです。
今回来場したときも一部コースは除き大部分での滑走は可能となっていました。

左写真は47のメインコースともなるルート1です。上部の尾根の部分は雪も豊富であり滑走者も少なく快適な滑走が楽しめる状態でした。

開放的であり、見ただけでも滑走意欲湧きませんか??

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 HAKUBA47 ルート4
 最大斜度16度 平均斜度14度 距離600m
 
47の一番賑やかなルート4です。

筆者はスキーオンリーのためこのルート4には久しく入り込んではいませんが、パークが無かったときは快適な中斜面でカービングでの滑走が楽しめたのですが、現在は左写真のようにコース全面にアイテムが存在してフリー滑走する場所が無くなってしまいました。

筆者としては残念なのですが、このパークのおかげで47としてはかなりの来場者があるので結果的には正解なのかもしれません。

このルート4はスキー場の中間にあるものの、ハーフパイプ以外のアイテムはほぼ全てが利用でき、整備も非常に良好なようでした。

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今回のお食事処探訪はここHAKUBA47,ゴンドラ山頂駅舎に併設されている中華レストラン「Dee&Dam」、レストラン「キャロル」、居酒屋「四十七」を覗いてみました。
独特のお店が多い47です。
メニューも選ぶのが大変です。
先ずは居酒屋「四十七」です。正直、スキー場になんで居酒屋があるの?それも店内の雰囲気は町の居酒屋そのまんま。ちょっとショック!
でもねお昼の定食の充実度はかなりのものですね。
全国のスキー場でもかな〜り珍しいお店ですね。
わぁ〜ウインタースポーツのはずのスキー場に夏の食べ物冷やし中華!
これまたスキー場では初めての出会うメニューです。
確かに春スキーで天気がよければ汗だくだもんね。
このメニューありです。

居酒屋「四十七」のメニューはさすがに和食が中心です。そんな中でも蕎麦のメニューはかなり引かれましたね。
そのほかお茶漬けなんてのも笑っちゃうけど食べたいメニューだな〜
中華レストラン「Dee&Dam」はラーメンものが中心のメニューです。
そんな麺類のサイドメニューとして餃子は捨てがたい一品ですよね。
皮がパリっとしていて美味しそう〜
ややお値段は高いもののこの山賊ラーメンパーコー麺(パイコー麺)??
多分豚肉のから揚げがどーんと乗っていてボリューム満天です。

そのほかにも一般的なメニューも盛りだくさんです。

 HAKUBA47 ルート2
 最大斜度30度 平均斜度18度 距離1620m
この47で以外に穴場なのがこのルート2です。

後ほど紹介するルート3では難易度が高すぎるという滑走者には非常滑りやすい急斜面だと思います。

なぜかコブの発生も大きくなく整地小回りを楽しめるコースなんです。

左写真は上部の斜面となり、コースはその後左右に蛇行しながら、ルート4直下に落ち込んでいます。

中級者でも楽しめる急斜面ですのでガンガン突入してもらいたいですね。

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 HAKUBA47 ルート3
 最大斜度45度 平均斜度37度 距離400m
非常に難易度の高い急斜面です。

筆者が思うにこの白馬エリアで一番難易度の高い斜面ではないでしょうか?

コブといえば八方の黒菱やウサギ平が有名ですが、両コース共にコブの深い部分はリフト沿いに限られ、エスケープゾーンも存在します。それがゆえに精神的に楽な部分もあるのですが、この47のルート3はコースの端まで大きなコブがびっしり張り付いていて何処を滑っても難易度は超一級です。

また斜度についても左写真は出始めの緩い部分ですが(それでもコブの大きさは巨大)その後38度の斜度がベースまでずっとつづいていてかなりのテクニックを要するはずです。

またベースにはゴンドラ駅舎がありそこからのギャラリーは絶えず視線を送っていて精神的にも圧迫感は満点(笑)
以上のことから完全エキスパート専用コースであり、生半可なテクニックではノンストップでの滑走は不可能なコースとなっています。

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 HAKUBA47 ルート8
 最大斜度16度 平均斜度10度 距離2800m
ルート3を横目に迂回ルートを進むロングコースがこのルート8です。

基本的には林道のような長い緩斜面であり、このコースを利用して初級者でも山頂からの滑走が可能になっているのはうれしいですね。

また思いのほか眺望がいいのもこのコースの魅力です。
白馬五竜よりもさらに正面に五竜岳を眺めることができ、一層ダイナミックなパノラマを堪能できるでしょう。

林道の緩斜面もこういう楽しみがあるので一度は滑っておきたいですね。

 HAKUBA47 ルート6
 最大斜度12度 平均斜度10度 距離850m
ルート4に架かるリフトラインA,Bを利用し、大きく回りこむコースがこのルート6となります。

元気なパークはちょっとといわれる滑走者には落ち着いた林間の緩斜面であり、コース幅もワイドなためのんびり滑走するには最適なコースですね。

別段特徴のあるコースではありませんが、なんとなく筆者は雰囲気が好きなコースなんです。


以上限られた範囲の滑走エリアでしたが、十二分に春スキーを満喫できる五竜&47でした。

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