妙高杉ノ原スキー場
新潟県妙高市杉野沢　TEL　0255-86-6211　　　公式サイト
基本データ
●　規模 大規模　（90ha)
●　コース数／リフト数 コース15／Ｇ1、Ｑ3、W2
●　Top−Baes (標高差) 1885m-731m（1124ｍ）
●　最大滑走距離／最大斜度 8500ｍ／38度
●　主体コース 中緩斜面
当日データ　2009/3/21（土）
●　天候 晴れ
●　積雪量 80ｃｍ
●　雪質 湿雪
●　混雑／リフト待ち 白樺コースにやや混雑／ゴンドラに10分
●　アクセス道路状況 ほぼ全行程ドライ
スキー場ミシュラン ス（1〜40★・41〜50★★・51〜60★★★・61〜80★★★★・81〜100★★★★★） 　★★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 リフト代 アクセス 駐車場 キャスト 合計
面積
（8）		 急斜面
（8）		 中斜面
 （8）		 緩斜面
 （8）		 ｺｰｽ幅
（7）		 連続
滑走
（7）		 雪質
（7）		 積雪量
（5）		 コース
混雑度
（5）		 眺望
環境
（7）		 配置
数
（3）		 待ち
時間
（5）		 セン
ター
（3）		 レスト
ラン
（3）		 トイレ
（3）		 1日券
（3）		 ICの距離
除雪状況
（5）		 料金
除雪
（3）		 基本
姿勢
（3）		 100
6 5 8 8 7 7 3 3 2 4 2 2 1 2 2 3 5 3 3 76

どんなスキー場？


長野、新潟の県境にある大規模スキー場である。

大きく別けてゴンドラ側の杉の原ゲレンデ、高速クワッドが充実したワイドな斜面の三田原ゲレンデ、その両ゲレンデが上部と下部で結ばれており一大スキーエリアとなっています。

このスキー場の特色はなんといっても実質日本一（数値的にはかぐらの1225ｍが最高）を誇る標高差をダイレクトに滑走できるコースではないでしょうか？

比類まれな滑走コースは中緩斜面が中心ですが上部のスーパーモーグルコースは1000ｍも続くコブ斜面。

中間の三田原パノラマコースは物凄くワイドな緩めの中斜面。
縦に長い各コースは1本滑るだけで満足度も非常に高いスキー場です。

プリンス系列の数少なくなったスキー場の一つであり今後の動向に目が話せませんが何としても存続してもらいたいスキー場の一つと考えます。

上信越道妙高高原インターからのアクセスも非常によく、関西、関東、スキーヤー、ボーダー問わず是非とも来場してもらいたいスキー場の一つとですね。

　しゃくなげコース
　最大斜度22度　平均斜度14度　距離900ｍ
杉ノ原に到着したのは既にお昼を回った時間でした。
駐車場もぽつぽつ空きが出てくる時間帯でゲレンデに近い位置を確保できました。

時間があまり無いので先ずは最上部からのレポートを開始すべく、ゴンドラ〜三田原第三クワッドを経てここしゃくなげコースにやってきました。

天気は上々！雪質は最悪（笑）　完全に春スキーモードで滑走スタートです。

コースは林間の中斜面。一部緩斜面部分を滑走しながら雰囲気のよいコースはかなり長く続きます。

後半、大きく左へコースは曲がりますが急な部分も無く初級者でも十分に滑走できるコースとなっています。

スーパージャイアントコースとの合流地点ではコース幅も減少しますので他の滑走者には注意しましょう。

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　スーパージャイアントコース
　最大斜度38度　平均斜度17度　距離1000ｍ
杉ノ原きっての急斜面です。

以前は45度の斜度表示もあったように記憶していますが、現在は38度のコース案内となっています。

どちらにせよかなりの急角度で斜面が落ち込んでいるコースであり、滑走者も少ないコースで、コブの発生も抑えられています。
よって難易度は決して高いレベルではなく、気合で（笑）滑走すれば中級者でも降りる事は可能です（滑るというレベルではありません）。

尚、今回雪崩れの発生危険があるためコース自体がクローズされていて滑走する事はできませんでした。
　スーパーモーグルコース
　最大斜度32度　平均斜度16度　距離1350ｍ　
こちらは杉ノ原の上級者ご用達コース、その名もスーパーモーグルコースです。
基本的に、どのスキー場のコブ斜面でもその滑走距離は500ｍ前後で終わるものがほとんどですが、このスーパーモーグルコースは1ｋｍ以上の距離を持っています。
またライン取りによっては上から下まで大きなコブを滑ることができ、コブマニアにはたまらないコースと言えるでしょう。

今回の来場は3月下旬と言うことで雪も柔らかくコースサイドにもコブが発生していてまったく逃げ場がなくなっていました。

コブが不慣れ、苦手な方はあまり入り込まないほうが無難でしょう。

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　パノラマゲレンデ
　最大斜度14度　平均斜度13度　距離2250ｍ　
杉ノ原スキー場の名物ゲレンデ、パノラマです。
このゲレンデの特徴はかなりワイドな中緩斜面が2000ｍ以上続く、中級者の天国ゲレンデとなっています。

横方向に広いゲレンデを持つスキー場はいくつかあるにせよ、ここまで縦横ともにワイドなコースを持つスキー場もかなり珍しい存在ではないでしょうか？
また斜度的にもタラタラな斜度ではなく、ある程度のスピード感が味わえる斜度であり、雪面のコンディションが硬めであれば上級者でもかなり楽しめるコースとなるでしょう。

圧迫感の無い広々としたコースは筆者も大好きです。

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　ダイナミックコース
　最大斜度22度　平均斜度14度　距離1500ｍ　
パノラマゲレンデとは小さな林と起伏でセパレートされたコースがダイナミックコースです。

パノラマゲレンデに比べてワンランク難易度も上がったコースは、斜度の変化もあって中級者なら間違いなく楽しめるコースとなっています。

コース幅が狭い分（パノラマに比べれば）他の滑走者を注意し、中廻り程度のターン弧での滑走に適した斜面ですね。

またコース自体が単なるストレートではなく、蛇行しているため見通しが悪い部分では減速を余儀なくさせられる部分もあるのがちょっと残念かな？

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杉ノ原エリアにあるレストランアリエスカです。
広大な杉ノ原スキー場にしてみればややレストランの数が不足気味かなと思わせますが、そんな中でも一番大きな施設となっています。
こちらがレストランアリエスカの内部です。全面ガラス張の明るい雰囲気のレストランで、ゴンドラ駅舎の横にあり常に大勢の人で賑わっています。
アリエスカは一通りのメニューがありますが、カレーの種類は他のプリンス系スキー場に比べても豊富ですね。
このカレーいろんなものが乗ってますね〜
かんずりとはこの妙高エリアの特産品です。
トウガラシに米糀や柚子などを加えて発酵させたものです。
よって辛い食材になります。
山の中でもねぎとろ丼を出すスキー場が最近増えてきましたね。
美味しそう〜
こちらも定番になりつつあるロコモコ丼です。
ご飯ものの内容が結構充実したアリエスカです。
　シーダコース
　最大斜度16度　平均斜度10度　距離1200ｍ
三田原第二クワッドの下に広がる広大な緩斜面です。

基本的に中上級者はこの三田原第二クワッドよりも下部にはあまり入り込みませんのでこのシーダコースからは初級者の天国となります。

コース整備は抜群のワイドな緩斜面はベースに繋がるフォレストラインにストレスなく滑り込め3000ｍ以上の緩斜面が滑走できる内容です。
三田原第一クワッド乗り場付近で斜度もなくなってしまいますが、初心者にもお勧めできる緩斜面ですね。
　ダウンヒルコース
　最大斜度22度　平均斜度14度　距離1300ｍ
ゴンドラを利用して滑る杉ノ原エリアのメインコースがジャイアント〜白樺に続くコースなら、このダウンヒルコースは裏コースと言えるでしょう。

メインコースに比べ滑走者が多少少なく難易度はあまり変わらない状況です。

メインが混雑した時はこちらを滑走する事によってストレスはい気分緩和されると思います。

コース内容は出だし部分はやや斜度のある中斜面、レストランダウンヒルを過ぎたあたりから斜度も緩み林間の緩斜面」へと変化し白樺コース下部と合流する内容です。

このコースも中級レベルの滑走者が一番楽しめるコースでなないであろうか？

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　ジャイアントコース
　最大斜度21度　平均斜度14度　距離1300ｍ
こちらはゴンドラを利用して滑走するメインコースです。

出だしにガクンと落ちる棚があり初級者がよく溜まっている光景を目にします。その後は斜度の無い左写真のコースが続きますがコース三分の一を過ぎたあたりから斜面はワイドな中斜面へと変化して快適な大回りに適したコースへと変化していきます。

レストランダウンヒルまではその中斜面は続きその後左にカーブして緩斜面の白樺コースへと流れていきます。
ゴンドラ一本分3000ｍ以上をストレスなく滑走できるのがこのコースの魅力ともなっていますね。

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　白樺コース
　最大斜度20度　平均斜度12度　距離2100ｍ
ゴンドラを滑走する杉ノ原エリアのメインとなるコースです。
コース内容はやや斜度感のある緩斜面。
コース幅もワイドで非常に人気の高いコースとなっています。

以前はこのコースに長いシングルリフトも架かっていましたが、現在では撤去されています。

ゴンドラがかなり混雑していいなければなかなか利用したくないリフトであったためかえってゲレンデがすっきりした感じさえするコースになりました。

このコースのお勧めは何と言っても初級者でしょう。

但しきちっとしたプルークでの滑走ができないと上部のジャイアントコースが厳しく感じますので、滑走が不安な方は三田原エリア下部へ回った方がよさそうですね。

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駐車場・その他
日帰り駐車場は杉ノ原エリアにかなり大型のスペースが確保されています。かなり遅い時間まで満車にはならず、逆に遅くなればゲレンデに近い部分が空いてきますので不自由はないでしょう。
高速の開通で日帰り客が多くなった杉ノ原ですが、スキーセンターが無いのがかなりネックになっていますね。
現在のプリンスでは絶対に新設はあり得ないですが是非とも欲しいところですね。