軽井沢プリンスホテルスキー場
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢 TEL 0267-42-5588   公式サイト
基本データ
 規模 中規模 (30ha)
 コース数/リフト数 コース12/Q2、T1、W8
 Top−Baes (標高差) 1155m-940m(215m)
 最大滑走距離/最大斜度 1200m/30度
 主体コース 緩斜面
当日データ 2009/3/14(日)
 天候 快晴
 積雪量 165cm
 雪質 ハードパック
 コース混雑/リフト待ち 全コースに混雑/第6ロマンスに15分
 アクセス道路状況 ほぼ全行程ドライ
スキー場ミシュラン (1〜40★・41〜50★★・51〜60★★★・61〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★
規模 コース 自然 リフト 施設 リフト代 アクセス 駐車場 キャスト 合計
面積
(8)
急斜面
(8)
中斜面
(8)
緩斜面
(8)
コース幅
(7)
連続
滑走
(7)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(7)
配置

(3)
待ち
時間
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
1日券
(3)
ICの距離
除雪状況
(5)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
100
3 2 3 6 2 2 2 2 1 3 2 1 3 2 3 1 4 2 3 47

どんなスキー場?
今ではかなり縮小されてしまったプリンス系スキー場の中核をなすスキー場それがこの軽井沢プリンスホテルスキー場である。

スキー場は軽井沢の中心にあり新幹線の駅からも非常に近い位置にあり、またマイカーでの来場も非常に便利なアクセスである。
夏の避暑地として有名な軽井沢は冬季、寒さは厳しいが降雪はほとんど無いエリアであり、スキー場はほぼ100%人工降雪での営業です。
スキー場の難易度は緩斜面が中心、一部急斜面の存在もありますが、基本的には初級者でも山頂からの滑走が可能であり、週末にはファミリーや初級者でかなりの賑わいを見せています。
また、スキーが苦手な方にも近くのショッピングモールはかなりの規模でありグループで別れても、午前中滑って午後はショッピングと楽しみ倍増のスキー場ですね。
一見コースが多く大型スキー場と錯覚するコース案内であるが、実際は滑走充実度が得にくいスキー場であり、スキー場自体のエリアは比較的に小さなものである。自然を楽しみながら滑るスキーとは対照的な滑走+αの都市型スキー場と言えるでしょう。

 パラレルコース
 最大斜度17度 平均斜度11度 距離800m
スキー場到着時はお昼頃であり、スキー場はかなりの混雑を見せていました。
早速ゲレンデのレポートをスタートしますが、短いコースが沢山ある軽プリ。どこから始めたら良いのか迷ってしまうところでしたが、日帰りスキーセンターから一番近いコースから始めます。

先ずは左写真のパラレルコースです。
軽プリにしては珍しくストレートな中緩斜面です。上部は開放的なコースであり、下部に行くにしたがって斜度をやや増す内容であり滑走者が少ない分大回りが楽しめるコースとなっています。

しかしながら、ポールが張られる事が多く、大会等でクローズされることもしばしばあるので事前に情報を得るようにしましょう。

軽沢プリンスでは唯一滑走感の得られるコースでしょう(汗;)

 パノラマコース
 最大斜度25度 平均斜度12度 距離1000m
第4ロマンスリフト沿いの中斜面です。
滑走距離は約1000mあり、このコースも曲がりのないほぼストレートなコースとなっています。

滑走コース幅が狭いことが難点でしょうか?
来場時はその細いコースに小回りのラインが2本できていて大回りでの滑走は不可能な状態でした。

下地が非常に硬いためか、コブにはならずエッジがかかりにくい状態のコンディションで快適とは言いがたい状況でした。

人工雪特有の雪質でした。

滑走者の殆どは中上級者であり、コース混雑度は比較的に良い部類でしょう。

 プリンスゲレンデ
 最大斜度13度 平均斜度10度 距離400m
 
こちらは非常に賑やかな、当スキー場のメインバーン、プリンスゲレンデです。

滑走距離は極々短いですが、各施設がこのゲレンデベースに集中しており非常に利便性の高いゲレンデです。

また裾野の広い軽プリの各コースを行き来する場合の要所ともなっていて週末のリフト待ちは滑走者以上の利用者があり大混雑しているときが多いのも事実。できれば日中このエリアを滑らないようにするとストレスも少なくて済む。

コースは素直なストレートの緩斜面、コースの荒れがひどくなければ初級者には最適な内容と言えるでしょう。

しかしながら上記にも書いたように滑走者がゲレンデキャパを超えておりコースの荒れも早い時間から発生しているため、他ゲレンデへの移動見極めを早めにすると良い。

※ 動画は画像をクリック

 ファミリーコース (上部トップクルーズ)
 最大斜度16度 平均斜度11度 距離600m
 
軽井沢プリンスでは初級者がスキー場トップから難儀しないで滑走できる。
その代表格ともなるのがこのファミリーコースである。

このコースはなんといっても上から下までず〜っと緩斜面!
急な部分なんてありません。
そんなコースなんで初級者が大勢滑っており非常に賑やかなコースとなっています。

滑走距離は600mとなっていますが、実際は第二高速クワッド1000mを利用して滑るため1500m程度の距離が実際の距離となります。

※ 動画は画像をクリック

 スラロームバーン
 最大斜度25度 平均斜度20度 距離230m
 
軽井沢プリンスでは数少ない中急斜面のスラロームコースです。
降雪があった場合はコブになることも考えられますが、人工雪の硬いコンディション時が多く、フラットの状態を保っている状況に多く遭遇すると思われるゲレンデです。

しかしながらその急斜面も距離が非常に短く、上級者が楽しめるというほどの内容ではないでしょう。

また専用のリフトも無く、第一高速クワッドまでは延々と緩斜面が続くため利用しやすいゲレンデでもないのが残念ですね。

その分滑走者は少ないので自分の思ったラインでの滑走はずらさずに済むコースでもあります。

※ 動画は画像をクリック

日帰り客が大半の当スキー場ですが、その日帰りセンターはゲレンデの隅に追いやられた格好となっています。また日帰りセンターの規模は来場者に対してかなり小さく、スキー場側の対応は少数派の宿泊客がメインとなっているようです。
こちらはプリンスゲレンデのベースにあるレストランポルトである。 ほとんどのスキー場がセルフ形態のレストランに対しここ軽井沢プリンスはフルサービス形態をとっている。
こちらがポルトの内部です。
大型のストーブを囲むように座席があり雰囲気はいい。

メニューです。
やはり通常のゲレ食とは一線を画しています。
こちらもポルトのメニューです。
お値段はやはり相応の対価が必要ですね。
尚、日帰りセンター側にはスキー場ならではのレストランも存在しますのでご安心を。
プリンスゲレンデのベースにはこんなコンビニも有ります。筆者はこちらの方が似合うかな(^_^;)

 うさぎ山コース
 最大斜度15度 平均斜度8度 距離550m
スラロームバーンの下部に広がる緩斜面です。

非常に斜度が緩やかであり、初心者向けのコースとなっています。
余りに斜度が無いため、雪質が悪いとき(春のストップ雪など)は止まってしまうこともあり、逆な意味厄介なコースでもあります。

本来、初心者が安心して滑れるスペックではありますが、上部のスラロームコースを滑走した上級者が減速を嫌いストレートに滑ってくるのでその点が安心できないコースでもあります。

 ロマンスコース
 最大斜度15度 平均斜度11度 距離270m
軽井沢プリンスは同じような内容のコースが多く、コース数は12本と多いものの非常にレパートリーが不足しているスキー場です。

レポート泣かせと思わせるスキー場であり、このロマンスコースについても特徴が非常に乏しいコースといえるでしょう。

比較対象として、同じ軽井沢を名乗る軽井沢スノーパークは規模こそ小さいもののこのプリンスに比べてコースの配置やバランスも良く、滑走そのものをこの地域で求める場合はこちらをお勧めします。

 アリエスカコース
 最大斜度30度 平均斜度12度 距離700m
軽井沢プリンスでの最大斜度を誇るアリエスカコースです。

ややネジレのあるコースは上部の半分が急斜面、下部が緩斜面という構成であり、初級者の滑り込みが無い分上級者が繰り返して滑走するには適したコースといえるでしょう。

また中間部よりコースが2手に分かれておりコース状況によって選択するとよいでしょう。

雪質が硬い場合は難易度がやや上がりますが、決して難しい斜面ではありませんので中級者でも十分に滑走は可能となっています。

 浅間コース
 最大斜度25度 平均斜度11度 距離800m
ファミリーコース上部から枝分かれする適度な斜度の中上級者向けのコースです。

コース上部は山の陰になっているため陽のあたらない時間帯が多く、常に硬めのコンディションが維持されています。

このコースはポールの貸切もできるようであり、クローズされているときもあるので注意が必要ですね。

以外にもスピードが出るコースでコース幅も狭いため、滑走者は少ないものの転倒には気をつけたいコースです。

筆者はこのコースを何本か滑って余りの硬さで膝をやられてしまいました。(汗;)

※ 動画は画像をクリック

 もみの木コース
 最大斜度12度 平均斜度8度 距離230m
正面に浅間山を見ながらの滑走となる感謝面です。

写真ネットの右側には小さなパークも設置されていてボーダーが好んで滑るコースともなっています。

斜度は非常に緩やかであり、このコースも初心者にはうってつけのコースだと感じます。

尚、軽井沢プリンスの各コースはコース幅の狭いところが多いため初心者がのびのび滑るといった肩のこらない滑走ができないのが難点でしょうか?

駐車場・その他
日帰りの来場者が殆どであり、それに対応した駐車場はかなりの大規模です。

週末は500円の料金がかかりますが、その分除雪状況は完璧であり、利用のしやすい駐車場だと思います。

尚、アクセスでは上信越道の碓氷軽井沢インターを利用することとなりますが、高速を出た途端峠道が続きますので、滑り止めは必須となります。