蔵王猿倉スキー場
山形県上山市蔵王字蔵王山2843-1 TEL 023-679-2211   公式サイト
基本データ
 規模 零細 (9ha)
 コース数/リフト数 コース5/W2
 Top−Baes (標高差) 800m-700m(180m)
 最大滑走距離/最大斜度 700m/37度
 主体コース 緩斜面
当日データ 2009/3/8(日)
 天候 晴れ
 積雪量 100cm
 雪質 湿雪
 混雑/リフト待ち なし/なし
 アクセス道路状況 蔵王エコーライン全行程圧雪
スキー場ミシュラン (1〜40★・41〜50★★・51〜60★★★・61〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★
規模 コース 自然 リフト 施設 リフト代 アクセス 駐車場 キャスト 合計
面積
(8)
急斜面
(8)
中斜面
(8)
緩斜面
(8)
コース幅
(7)
連続
滑走
(7)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(7)
配置

(3)
待ち
時間
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
1日券
(3)
ICの距離
除雪状況
(5)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
100
2 2 4 4 3 2 2 3 4 2 1 5 1 2 2 3 2 3 2 49

どんなスキー場?

ライザワールドへのアクセスの途中、蔵王エコーラインの道路に沿って展開するスキー場です。

スキー場規模は小規模ながら、緩急斜面が一通り揃っていて意外に滑り応えのあるスキー場です。

またベースの緩斜面ではナイター営業も実施されていて、ライザで滑り足りないパワフルな滑走者は帰りがけに寄るのも一案かと思います。

このスキー場にお願いしたいのは是非とも急斜面へのアクセスを何とかしてもらいたい。
今回滑走するのに正直コースの難易度よりもそのアクセスにビビリました(笑)

これでは繰り返しての滑走はほとんど不可能でありせっかくの斜面が生かされないのはもったいないですね。

これが改善されればかなりお勧めできるスキー場だと感じました。


尚、下記コースデータは余りにも実際とスペックが違うため筆者の体感を記載しています。

 中央ゲレンデ
 最大斜度12度 平均斜度8度 距離320m
 (数値は体感)
先ずはスキー場のメインゲレンデ中央ゲレンデの紹介です。
この中央ゲレンデはコース幅の広い緩斜面となっています。
ペアリフトを挟んでAコースも有りますが、基本的には境を意識することが無いので同一の斜面と思ってもらって結構です。

斜面は起伏の無い素直なコースで初級者やファミリーにはうってつけのコースではないでしょうか?

またナイター営業もされていますので午後遅くに来場されても長時間十分に楽しめるコースとなっています。

※ 動画は画像をクリック

 鈴が沢コース
 最大斜度15度 平均斜度10度 距離700m
(数値は体感)
こちらは第二ロマンスリフトを降車後左手からスタートする林間コースです。

来場時は気温上昇とともに雪質も悪化傾向でやや板の走りも悪くなっていた各コースですが、この鈴が沢コースは立ち木のおかげで日当たりも少なく硬めのコースコンディションを維持していました。

滑走者も少なく、斜度は緩いものの大回りでの滑走が楽しめるコースとなています。

またコースの荒れも少ないことなどの点からも初級者でも滑走はかのうですが、このコースは中級者に一番楽しめるコースではないでしょうか?

※ 動画は画像をクリック

 振子沢コース
 最大斜度20度 平均斜度13度 距離660m
(数値は体感)
第二ロンマンスリフトを利用して滑るコースはもう一本。

振子沢コースはコース幅の広い中斜面です。
大回りが楽しいコースですね〜
雪質はかなり重たくなってしまいましたが、ギリギリ滑走に影響が出ないレベルであり高速で飛ばすのに適しています。

出だしは緩斜面リフトを潜るあたりがやや斜度を増してベースで斜度が緩みを見せるコースです。

滑走に変化があり中上級者はこのコースを繰り返し滑ることをお勧めします。
尚、写真に向かって右側にポールを張られる事もありますが、一般滑走者の大きな障害になる事もないでしょう。

※ 動画は画像をクリック

こちらは中央ゲレンデ下に建つスキーセンターです。
ロコスキー場の典型的な建物ですが、一通りのものは揃っていて不自由を感じつことはありません。
こちらはセンター内のゲレ食です。
中に入るとなんとなくホッとした雰囲気にさせてくれる、居心地のいい施設ですね。
温かみを感じます。
ん〜オリジナルステッカーもあるんですね。
これを張ったらかなりマニアック???

こちらはゲレ食メニューです。
ご飯ものは定番の品数かな?
ロコスキー場にしてはお値段がちょっと高め?
こちらはラーメンのメニューです。
まぁ〜特色のない極々普通のメニューですね。
こちらもロコとしてはちょっと高めの値段設定。
やっぱり木札のメニューの方が似合ってますよね。

なんだかんだ言ってトータル的にはメニュー数もロコとしては多めなんですね。

 かもしかコース
 最大斜度8度 平均斜度5度 距離150m
 (数値は体感)
さてこちらは平均斜度5度の上級者コースです。(笑)

第二ロマンスリフトを降車後にチャンピオンコースに向かうための連絡路ですが、このコースハッキリ言ってコースではありません。

先ずは入り口がまったくわからずにリフト係に確認してようやく見つけられる内容であり、その見つけた入り口も落ち葉がいっぱいで本当にこれがコースなのか不安になってしまいます。

この未整備の林の中を進むコースは幅も30cm(?)程度しかなくプルークの姿勢もとれなければ、むろんブレーキをかけることさえできない斜面です。
変な体制を取れば写真右側に落ちてしまいそうなのでひたすら板を揃えて進む以外に方法はないのです。

もう少しどうにかならないもんですかね?
まさにカモシカぐらいしか通らないコースで平均斜度5度の上級者向けコースに納得してしまいました。


 チャンピオンコース
 最大斜度28度 平均斜度23度 距離500m
  (数値は体感)
上部のかもしかコースを通って出てきた斜面がこのチャンピオンコースとなっています。

滑走した跡がなく雪質も雪の厚みも分からないため慎重な滑走にならざる得ないです。

滑走後の感想はコブもなく素直な斜面であり難易度は決して高くありません。本来繰り返して滑走したい斜面なのですがそのアクセスに難がありとても二度、三度とは滑ろうと思えませんでした。

猿倉唯一の急斜面ですが、完全に生かし切れていないのが残念ですね。
是非ともアクセスの改善を望みます。

 開発当初の計画図
セキーセンターをうろうろしているとこんなパネルに目が止まりました。

開発当初の計画図のようですね。

その当初は猿倉スキー場ではなく「ニュー蔵王スキー場」というネーミングがつけられていたようです。

また注目したいのが現在の規模よりも大きかったことがわかります。
一番右側にあるのは急斜面のチャンピオンゲレンデに架かる専用リフト。
また最奥に蔵王エコーラインの上を通るコースも計画されていたんですね。

全て完成していたらもう少し大きなスキー場になっていたんですね。

駐車場・その他
駐車場はスキーセンターの下に中規模のエリアがあります。ご覧のようにきちんとした白線が引かれており駐車しやすく隣の車とのスペースもあり、また除雪も完璧で非常に利用しやすい駐車場です。
無論無料ですね。

アクセスはスキー場直前にやや急な山岳路となりますが、その距離も短く難儀する部分は少ないでしょう。