胎内スキー場
新潟県胎内市熱田坂字長崎野881-166  TEL 0254-48-3002   公式サイト
基本データ
 規模 中規模
 コース数/リフト数 コース15/W10
 Top−Baes (標高差) 700m-140m(560m)
 最大滑走距離/最大斜度 2350m/35度
 主体コース 中緩斜面
当日データ 2009/2/15(日)
 天候 曇り
 積雪量 55cm
 雪質 湿雪
 混雑/リフト待ち 中央ゲレンデにやや混雑/ロマンスリフト5分
 アクセス道路状況 ほぼ全行程ウエット
スキー場ミシュラン (1〜40★・41〜50★★・51〜60★★★・61〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 リフト代 アクセス 駐車場 キャスト 合計
面積
(8)
急斜面
(8)
中斜面
(8)
緩斜面
(8)
コース幅
(7)
連続
滑走
(7)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(7)
配置

(3)
待ち
時間
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
1日券
(3)
ICの距離
除雪状況
(5)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
100
5 2 5 4 3 3 1 1 3 3 1 3 3 3 2 2 1 2 2 49

どんなスキー場?
新潟市内より50kmあまり北上した、胎内市にあるスキー場である。
下越地方ではわかぶな高原に次ぐ大きなスキー場であり、施設の充実度やアクセス面で難所がないことなど、地元民でにぎわいを見せるスキー場です。
また眺望は背中に飯豊連峰の山並み、晴天時には佐渡島まで見える内容で見応えは十分です。

筆者が来場した2月中旬といえばシーズンまっ盛りであり積雪も安定している時期なのですが、ここ胎内スキー場の積雪量は55cm。
全面滑走には至っていない状況であり慢性的な雪不足状態が続いているようです。
ちなみに昨シーズン(2008シーズン)はまともな営業が1日もできないスキー場でした。

一方コースはというと、どうも地形的な問題でなかなか滑走充実感の得にくいスキー場であり、リフトの乗り継ぎも今一良くない。
難易度としては中緩斜面が主体であり、急斜面はあるものの、雪が多く降らない最近ではクローズしていることも多いようである。

ベースは二つ。メインの胎内ロッジ側と奥の鹿の俣ロッジ側。  スキー場は小倉沢ペアリフトを境に完全に二分割されてしまっている。
ゲレンデガイドを見る限りはコース数も多くかなり大型のスキー場に思えるのだが、このようにブツ切れのコースが多く、滑走して楽しめる部分も限られてしまう内容でやや期待外れと言わざる得ないスキー場となっている。

 第三ゲレンデ
 最大斜度18度 平均斜度14度 距離1100m
左写真はベースから見える、メインとなっている第三ゲレンデです。

ご覧のようにかなり土の露出があり、見た目以上にコースを慎重に選ばなければいけないコース状況となっていました。

本来積雪が多い場合はコース整備も良好であり、コブも無く初中級者には距離斜度共に楽しめるコースとなっています。

またこのコースはナイター営業も行っていて21:00まで楽しむことができます。

※ 動画は画像をクリック

 鹿の俣ゲレンデ
 最大斜度23度 平均斜度13度 距離670m
ロマンスリフト降車後、第六ゲレンデを経て滑り込むのがここ鹿の俣ゲレンデとなっています。

コースはやや細めの中斜面。前半は大回り、下部にしたがってコース幅が狭まるため小回りでの滑走が適している。
上部は適度な斜度がありコースの荒れも少ないため快適な大回りが楽しめる。

但し下部になると、中央ゲレンデ側から風倉ゲレンデ側へ移動するときの要所となるコースであり、またコース幅がグッと狭まるためやや混雑する。
初級者が立ち往生した場合衝突の危険があるコースですので中間以降の滑走は減速が必須。

※ 動画は画像をクリック

 風倉高原ゲレンデ
 最大斜度23度 平均斜度14度 距離1250m
 
胎内ロッジベースからリフト4本を乗り継いだところがここ風倉高原ゲレンデである。

スキー場の最奥地であり、最も標高の高い場所である。
ベースに雪が無くてもここでは滑走が可能な状況が多いようである。

コースは1250mと比較的に長く適度な斜度の中斜面。

初心者がここまで上がってくることも少なく、他コースに比べ圧倒的に空いているコースですね。

よって他の滑走者を気にすることなく大回りでの醍醐味が味わえるコースとなっています。

※ 動画は画像をクリック

 小倉沢コース
 最大斜度14度 平均斜度10度 距離900m
 
風倉第二ペアリフトを降車後大きく回り込みコースがスタートする。

やや圧迫感のある沢コースであり、コース幅は狭いものの、ストレートで癖のない緩斜面です。

風倉側で唯一初級者が滑走できるコースであり、比較的に滑走者もい多いです。


※ 動画は画像をクリック

 風倉ゲレンデ
 最大斜度20度 平均斜度13度 距離1330m
 
風倉第二ペアリフトをジグザグに進むような形でコースが走るここ風倉ゲレンデは尾根の中斜面であり、中級者には楽しいコースとなっています。

全体的にコース幅は狭いものの滑走者は比較的に少ないので大きなターンで十分に高速滑走が楽しめるコースでもあります。
このコースの面白いところは、他のスキー場ではない、送電線の鉄塔をくぐる部分です。
別段難しいとか何かが有る訳じゃないんですが、普通は回り込む鉄塔を、地形的な問題でど真ん中を通る選択をしちゃった訳です。珍しいです。

こちらはモンキーズゲレンデにある、スキーハウスモンキーのメニューです。
そぼろ丼のようなメニューでした。
こちらはメインのスキーセンター胎内ロッジです。
機能的な施設であり、一通りの設備は整っています。
またレストランも大型であり、空席待ちをしなくても食事が取れる広さでした。
今回こちらで頂いたのはカキフライ定食。
胎内の近くの日本海は岩ガキが取れるところでも有名でもしかしたらと思い注文しましたが、残念!
冷凍の作り置きでした。がっかり〜

 風倉ゲレンデ(オフピステ)
 最大斜度20度 平均斜度13度 距離1330m
風倉ゲレンデの下部に枝分かれするのがこのオフピステとなります。

ご覧のように雪不足で滑走はできませんでしたが、見る限りに上部は狭い!
コース幅がかなり狭いです。

滑走距離も非常に短く、繰り返しての滑走を楽しむというコースではありませんでした。

 ダイナミックコース
 最大斜度35度 平均斜度22度 距離400m
こちらは上で紹介したオフピステ同様に風倉ゲレンデから枝分かれし、リフト乗り場付近で再度風倉ゲレンデに合流するコースです。

胎内スキー場の急斜面は非常に雪付が悪いというか、積雪そのものが薄いというかご覧の状態であり滑走は無理でした。

こちらも見た目ではありますが、尾根の急斜面であり積雪が多ければコブ斜面になる感じの、上級者が好むコースとなっています。

滑走できなかったのは非常に残念です。

 モンキーズゲレンデ
 最大斜度25度 平均斜度18度 距離500m
胎内のもう一つ懸念されることは、スキー場の山が崩れている事なんです。

例えばこのモンキーズゲレンデについては両サイドの壁の土がどんどん崩れ、コース上にその土砂が覆いかぶさって滑走うを妨げています。

また横倉高原の上部リフトからも山が崩れていることがはっきり確認できる状況であり、何か対策を打った方が危険な面もあり良いでしょう。

肝心のモンキーズゲレンデは谷あいの中斜面。
滑走距離は短いがこちらも高速滑走が楽しそうなコースとなっています。

但し小倉沢コースに合流する部分では減速が必要ですね。

 第6ゲレンデ
 最大斜度17度 平均斜度13度 距離380m
風倉ゲレンデと中央ゲレンデを結ぶ緩斜面です。

コース幅のワイドなコースであり第七リフトを利用して繰り返しての滑走が可能。

また眼下の胎内川が一望できるコースであり、眺望の良さが売りのコースです。

比較的に初級者の滑走者が多いコースでもあります。

 ラビットコース
 最大斜度14度 平均斜度11度 距離600m
ちょっと悲惨なゲレンデ状態ですが、一応滑走は可能なコースとなっていました。

しかしながら楽しむとか滑るとかの状態ではなく、雪の有る部分を上から探すのがやっとのコースでした。

積雪が多い場合には斜度の緩めな中斜面であり、中級者には非常に楽しめるコースではないでしょうか?

コースはネジレや片斜面ではなくストレートで非常に素直なコースです。

 中央ゲレンデ
 最大斜度21度 平均斜度14度 距離1200m
胎内ロッジ側のメインゲレンデ。

コースは変化のある中斜面で大回りがめちゃくちゃ楽しいコースとなっています。

コース幅も適度に広く、他の滑走者を避ける余裕のあるコースで、スピード感の味わえるコースとなっています。

※ 動画は画像をクリック

 ちびっこぱ〜く
こちらは第三ゲレンデ横にあるキッズゲレンデです。

写真のように中央にムービングベルトが設置されていて大賑わいのエリアでした。

当スキー場で一番賑やかだったのでは?

尚、このエリアは小学生以上は500円ですが、未就学児は無料となっているところが嬉しいですね。

駐車場・その他
駐車場は胎内ロッジ側に大型の駐車場が整備されています。
また風倉駐車場もあり、全体で3400台ものスペースを確保。
平日は無料、土日祝は500円の有料となっています。

アクセスは国道7号線から10km程度の距離であり、アップダウンもほとんどないため地元の方には利用しやすいスキー場となっているのではないでしょうか?

但し首都圏から足を運ぶのはかなり大変です。関越道練馬インターから356km。順調に行っても5時間。
さぁ〜足を運ばれる方はいますでしょうか?