パインリッジリゾート神立
新潟県南魚沼郡湯沢町大字神立4121-1 TEL 025-784-3030   公式サイト
基本データ
 規模 中規模
 コース数/リフト数 コース13/Q3、W4
 Top−Baes (標高差) 1000m-460m(540m)
 最大滑走距離/最大斜度 3500m/45度
 主体コース 中急斜面
当日データ 2009/2/7(日)
 天候 快晴
 積雪量 165cm
 雪質 パウダー
 混雑/リフト待ち ポルクスに混雑/日陰山ペアに5分
 アクセス道路状況 ほぼ全行程ウエット
スキー場ミシュラン (1〜40★・41〜50★★・51〜60★★★・61〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 リフト代 アクセス 駐車場 キャスト 合計
面積
(8)
急斜面
(8)
中斜面
(8)
緩斜面
(8)
コース幅
(7)
連続
滑走
(7)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(7)
配置

(3)
待ち
時間
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
1日券
(3)
ICの距離
除雪状況
(5)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
100
4 7 6 3 4 3 3 4 2 3 2 2 3 3 3 1 4 3 2 62

どんなスキー場?
コンビニスキー場。こんな言葉が現れたのはいつだったか?
それはこのパインリッジリゾート神立(前神立高原スキー場)ができてからではないであろうか?
高速インターからの短いアクセス、仮眠所、温泉、早朝スキー、ナイター営業なしなど、それまでの営業形態の滞在型を打ち破る、日帰り主体のスキー場として他のスキー場からしていれば異端児的存在で生まれた当スキー場は、今や他スキー場も続々と同じ手法を辿るようになった。
現在はパインリッジリゾートの傘下での経営となっているが、この基本的路線は全く変化は無い。

さて肝心のゲレンデはというと、これがコンビニ(手軽)とは裏腹な本格的な滑り応えのあるコースが揃っている。
コブお急斜面ヘラクレス、深雪のオリオン、カービングバーンのシリウスなど足前の達者な上級者にとって非常に滑り応え満点な内容の濃いコースが目白押し。

また初級者にはワイドな緩斜面のポルクスの存在を忘れてはいけません。
筆者が感じる良質な緩斜面は2つ。ひとつはゲレンデデビューする滑走者のための殆ど斜度の無い、ワイドなゲレンデ。
そしてもう一つはステップアップするための斜面。
このポルクスはまさに後者の手本となるべきコースです。ボーゲン滑走ができ始めた滑走者にはある程度の斜度が必要になりますが、その「ある程度の斜度」がこのコースに当てはまるのではないかと考えます

各レベルに応じた斜面が揃う、またアクセス面で非常に行きやすいスキー場それがパインリッジリゾート神立ではないでしょうか?いまも、昔も湯沢エリアをリードするスキー場です。

 スキーセンター ベースキャンプ&スパ
パインリッジリゾート神立を象徴する複合施設です。
館内には温泉、仮眠所、レストラン、レンタル、売店等々があり、この施設内で足りないものはほとんどありません。

内部も広く機能的なこの施設は神立に行った場合は誰でもお世話になる施設ですね。

 ポルクスJ
 最大斜度12度 平均斜度10度 距離1100m
さてベースキャンプを抜け、連絡用のリフトを一本のると、目の前に広がるのがこの斜面「ポルクス」です。

ほぼ均一な斜度の緩斜面であり、1000mをオーバーする滑走距離は平行して架かるクワッドリフトで輸送力も抜群!

また中間より下部は更にコース幅がワイドになるため滑走者は多いものの圧迫感はありません。

スピードを殺さない程度の斜度はまさに初級者の練習バーンにぴったりのコースですね。

このベースには大規模なレストラン「ギャラリア」の存在も忘れてはいけませんね。
悪天候のときはかなり頼りになる施設です。

※ 動画は画像をクリック

 ミルキーウエイ@
 最大斜度35度 平均斜度25度 距離2500m
 
高速クワッドを利用して滑る尾根の中斜面です。
コーススペックほど難易度の高いコースではありませんが、コース幅が狭く、エスケープできる場所が無いため、初級者の進入は避けたほうがいいでしょう。

このコースは非常に眺望のよいのが自慢です。
また上部の雪質は上越とは思えないほど良好な場合もおおく降雪時はちょっとしたパウダーエリアとなっています。

独立したコースであり、リフトの混雑もなくスキー場全体が混雑していればこのコースを滑るのもいいかもしれません。

※ 動画は画像をクリック

 アンドロメダH
 最大斜度20度 平均斜度15度 距離300m
 
夢沢高速クワッド降車後、ペガサスやシリウス側に滑り込むコースです。

コースというよりは連絡路的な利用の仕方が正解ですが、コース幅がワイドでありもう少し距離さえあれば以外に楽しめる緩斜面かもしれません。

繰り返しての滑走は専用リフトが無いため無理と言えるでしょう。

 プロキオンI
 最大斜度16度 平均斜度12度 距離1200m
 
中急斜面が多い神立でクワッドリフトを利用して初級者でも滑走できるのがこのプロキオンです。

初級者にはありがたいこのコースはスキー場全体を横切るような形でコースが走っていて急な部分はありません。

しかしながら、上級者にとってはせっかくの中急斜面をカットされている部分もあり連続しての滑走を中断させられてしまうコースともなっています。

夢沢クワッド降車後、アンドロメダ〜プロキオン〜ポルクスと滑れば2600mもの緩斜面が滑走できることになります。

こちらはゲレンデ内レストランギャラリアの和食のメニューです。
珍しいですね〜スキー場で鍋物が食べられるなんて。ちょっとびっくりです。写真はキムチ鍋のようですね。
なんか宴会が始まっちゃいそう〜
同じギャラリアにはこのほか写真の中華やイタリアンも用意されています。
かなり凝ったお店の数々が凝縮されてますね。
極め付けはタイ料理です。
単なるメニューだけではありません。このブースはタイ料理のみを提供するんです。
本格的ですよね。
初めてスキー場でのタイ料理専門店を見たのは。

 レグルスG
 最大斜度25度 平均斜度18度 距離400m
プロキオンからポルクスへショートカットするように作られているコースがこのレグルスです。

滑走距離自体は極短いものの、左写真のように右側にはモーグルのラインが並んでおり、それ以外は小さなコブ斜面となっていて比較的難易度の高いコースとなっています。

自然コブを利用して中級者がコブの練習をするのに最適なコースといえますが、このコースも専用のリフトは無く繰り返しての滑走はやや厳しいと言わざる得ないですね。

尚、下部は直ぐにポルクスの緩斜面となります、そのまま突っ込んでいくとしたの滑走者に衝突する危険がありますのでコントロールは慎重に。

 オリオンA
 最大斜度45度 平均斜度37度 距離400m
最大斜度45度を誇る急斜面のオリオンです。

白板山ペアリフト降車後左右どちらも、このオリオンとなりますが、右側コースの方が幾分難易度は高いかもしれません。

左写真はリフト降車後左へ向かったコースです。

斜度が急すぎる分コブの発生はあまり大きくならず荒れた状態が続くコースですが、降雪後は深雪エリアとなりパウダージャンキーにはたまらないコースといえるでしょう。

今回来場したときも比較的軽めの降雪が前日にあり、非常に楽しめるコースとなっていました。

出だしは非常に落差を感じるコースで戸惑う滑走者も多く見受けられますが、実際入り込んでしまえばコース幅も広くエスケープも容易ですのでどんどん入ってもらいたいですね。

 シリウスF
 最大斜度25度 平均斜度18度 距離500m
上部ワイドな緩斜面からスタートするコースは滑るごとにコース幅が狭くなりコース後半、ペガサスと合流する。

上部コースが気持ちのいい分、下部ではストレスを感じる狭さとなっていて何とかコース改善ができないか?検討していただきたいものである。

以前はこのコース沿いに短いペアリフトが架けられていたようですが、現在はその運行もなく、このコースを滑走する場合には池の平高速クワッドを利用するのが一般的ではあるが、滑走者はさほど多くなく、人気はペルセウスやプロキオンにとって変っているようである。

※ 動画は画像をクリック

 スバルD
 最大斜度26度 平均斜度24度 距離600m
オリオンを迂回するコースであり尾根の比較的狭い部分が中級者には辛いコースといえるでしょう。

コース自体は滑走して楽しいと言える内容ではありませんが、スキー場最上部に位置するコースのため雪質は比較的に良い状況のときが多いです。

右側が壁、左にはオリオンの急斜面、後方からは他の滑走者とやや圧迫感のあるコースです。

 ペルセウスC
 最大斜度24度 平均斜度17度 距離600m
非常に人気の高い中斜面です。

プロキオンの前半右側へ滑り込むコースは、最初の段階では緩めの斜度で開放的な中斜面(左写真)ではありますが、中盤からコース幅もグッと狭くなる谷のコースへと変化し、ペガサスとの合流で一気に滑走者が増すといったないようです。

コース終盤には白板山ペアリフト乗り場が迫っておりそのリフト待ちをしている滑走者からの視線も熱いコースとなっています。

できればレグルス側の林を切ってくれればこの混雑も緩和すると思うのだが週末はやや危険さえ感じるコースであります。
その分人気の高さが伺えるんですが・・・


※ 動画は画像をクリック

 ペガサスE
 最大斜度30度 平均斜度23度 距離1000m
コース中間までは気持ちのいい中斜面が続きその後ヘラクレスとの分岐を境にコース幅はかなり細くなる。

最後まで気もちのいい斜面が続くコースが神立には不足しているのであろうか?
コース変化が極端でありいささか残念ではある。
地形的な問題でどうにもならないのではあるがペガサス、シリウス、ペルセウスを再度造成すればかなり快適なコースとなることが考えられる。

※ 動画は画像をクリック

 ヘラクレスB
 最大斜度40度 平均斜度34度 距離500m
当、スキー場きっての急コブ斜面。
コースはペガサス下部から枝分かれし、ストレートに滑り込むことができる。

コースは一面にコブが張り付いていて上級者が挙って入り込むため更に発達するコブに難易度は高まります。

コース幅は広く斜面に向かって右側は比較的に浅めのコブとなっているため技量によって選択するのがいいでしょう。

眼下のポルクスから丸見えのコースであり是非ともノンストップでコブを攻略したい。

駐車場・その他
駐車場は2000台の収容とかなり大型、但し地形的な問題で縦に細長く、来場が遅い場合にはベースセンターハウスよりかなり下の位置となってしまう。
歩いて行けなくも無いが、駐車場を巡回するシャトルバスがあるので是非そちらを利用しよう。

また新幹線の越後湯沢駅からも無料シャトルバスが運行されており、車、電社共にアクセスでは言うことがないほど充実したスキー場である。

思い立ったら即来場できるスキー場であり、今後ともスキーヤー、ボーダーからの支持は得られるスキー場ですね。