五日町スキー場
新潟県南魚沼市寺尾1448  TEL 025-776-2132   公式サイト
基本データ
 規模 小規模
 コース数/リフト数 コース8/W4、S3
 Top−Baes (標高差) 500m-160m(340m)
 最大滑走距離/最大斜度 2300m/32度
 主体コース 中急斜面
当日データ 2009/2/7(日)
 天候 快晴
 積雪量 80cm
 雪質 湿雪
 混雑/リフト待ち なし/なし
 アクセス道路状況 ほぼ全行程ドライ
スキー場ミシュラン (1〜40★・41〜50★★・51〜60★★★・61〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★
規模 コース 自然 リフト 施設 リフト代 アクセス 駐車場 キャスト 合計
面積
(8)
急斜面
(8)
中斜面
(8)
緩斜面
(8)
コース幅
(7)
連続
滑走
(7)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(7)
配置

(3)
待ち
時間
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
1日券
(3)
ICの距離
除雪状況
(5)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
100
2 4 5 2 3 2 1 1 4 4 1 5 1 1 1 1 4 2 1 45

どんなスキー場?



五日町市街地から車で5分足らずの位地にあるこの五日町スキー場は地元民の冬の「遊び場」となっている。

このスキー場来場して先ず目立つのが入り口の古き良き時代から続くレンタル店や食堂の建物です。

見るからに昭和40年辺りから既にここに根付いて商売されているんだろうな?と思わせる何処と無く懐かしい店ばかりです。

 一方ゲレンデはというと、これが意外にも滑走充実度の高い斜面が揃っているのに驚かされてしまいます。

縦に長いゲレンデは上部にワイドな急斜面、下部に中緩斜面といった構成で比較的に各レベルにあった滑走コースが選択できるのも利用範囲が広く使えるスキー場だということがわかります。
こんなゲレンデ構成なので基礎スキーヤーの来場も多く、小さなスキー場の割にはスクールのグループも数多く見られる点も特徴と言えるでしょう。
雪質はお世辞にも良いとはいい難いスキー場ではありますが、アイスバーンは苦手といわれる方にはお勧めできるスキー場です。


尚、当スキー場は今では大分少なくなってきているスキー専用ゲレンデとなっています。
ボーダーやその他アイテムでの滑走はできませんのでご注意ください。

言い返せばボーダーが怖いと言われるファミリー層のスキーヤーには、お勧めデキルスキー場であります。

 正面コース
 最大斜度22度 平均斜度11度 距離200m
この五日市スキー場に来て先ず目にするのがこの正面ゲレンデとなります。
平均的にみて18〜20度程度の斜度がありキツメお中斜面といった内容です。
斜面がキツイため、初級者用ぼ迂回コース「北廻迂回コース」も用意されていますが、来場時は雪不足ということもあり、この迂回コースはクローズされていました。
そうなると初級者の下山はこの中斜面を下りなくてはならず苦戦する滑走者も目立ちました。

コース自体はコース整備が整った中斜面であり滑走距離こそ短いものの十分練習バーンとなるコースです。

 中央ゲレンデ
 最大斜度12度 平均斜度10度 距離350m
正面ゲレンデの一段上にはこんなワイドな緩斜面が広がっています。

大きな起伏もないこのコースはまさに初級者天国とも言えるコースですね。
ペアリフト沿いは滑走者も少なく、高速での滑走はこのラインを取るのがいいでしょう。

また正面ゲレンデとは実質一つのコースとなっていますので滑走距離はリフト一本分がフルに使えます。

降雪量の多い年では正面コースの迂回路として北廻りコースを使い初級者でも気楽にリフト一本分での滑走ができます。

 テクニカルコース(上部)
 最大斜度32度 平均斜度27度 距離650m
このテクニカルコースは距離が短い尾根と中間より高原第二リフトまでの広大な急斜面部分の二つの顔を持ったコースです。

左写真は最上部のコース幅が狭い中斜面部分です。
極端に急な斜面ではありませんが、そのコース幅の狭さから中級者にはやや辛いコースかもしれません。
また最上部ではありますが、全体に標高が高くなく雪質はあまり期待できないコースです。

滑走と言う点についても余り特徴のあるコースではありませんが、天気の良い日の眺望は見事です。

五日町の市街地の向こうには八海山や越後駒ケ岳も望め広がりのある
風景にしばし見とれてしまうことでしょう。

 テクニカルコース(下部)
 最大斜度32度 平均斜度27度 距離650m
こちらはテクニカルコース下部となります。
前半の尾根の中斜面から内容は一変してワイドな急斜面へと変化しております。

左写真はメインとなる部分ではありますが、やや右に起伏があるものの整備の行き届いた斜面でありリフト乗り場までの滑走は大回りに適したバーンとなっています。

コース幅が広いため中級者でも十分に楽しめるコースとなっていますが、どうしてもこのコースを見た上級者が高速で滑っているので妨げにならないように注意をしてもらいたいです。

尚、このコースをカバーしている高原第二リフトは不定期運行のようですので来場の際は確認されたほうがいいかもしれません。

筆者来場の際にはたまたま運行しておりました。

 ロマンスコース
 最大斜度25度 平均斜度11度 距離900m
 
高原第一リフト沿いを滑る尾根の緩斜面です。

当スキー場では一番のロングコースであり尾根の開放的な雰囲気で本来は初級者に最適なコースではないかとおもい。

但しこのコースの全てを滑るには、滑り出しがテクニカルコースとほぼ同様の部分滑るため初級者にはちょっと辛いのですが、そんな難所も高原第一リフトには中間駅も設けられているので初級者は途中下車することによって
それを回避できることとなります。



 ジャイアントコース
 最大斜度22度 平均斜度13度 距離500m
 
ベースから見たジャイアントコースです。
残念ながら、雪不足のためクローズされていました。
見える範囲で判断すると、右側半分にコブのラインが3つ。左は圧雪のコースとなっているようです。
斜度自体はリフトを挟んだ正面ゲレンデと同様であり、極端に斜度のあるコブ斜面ではありません。
中級者がコブの練習をするのには適したコースといえるでしょう。

当スキー場に来場したのが2月の上旬でしたがご覧のようにゲレンデはまるで春スキーシーズンのごとく無残な状態でした。

当スキー場全般に言えることですが各ゲレンデが東南に向いており、立ち木も少なく日当たりが非常に良いことが上げられます。
標高の低さもあって雪の緩みも早く、慢性的な雪不足が悩みところでしょう。

こちらはベースの食堂となります。
スキー場でよくある、席の順番待ちはこのスキー場にはありません。好きな時にすぐ着席でき食事をすることができます。
本来こうでなくちゃいけないのかもしれないですが、スキー場にとってはヒマなのかな?
シンプルなラーメンですよね〜
食してはいませんが結構美味しそう〜
メニューは必要最小限です。
お値段もさほど安いというfレベルでもなく、まぁ〜極一般的なスキー場価格と言えるでしょう。

 眺望
山頂よりの眺望です。
五日町の市街の向こうには八海山やそれに連なる越後駒ケ岳などの山々が一望できます。

非常に広がりのある風景であり、今回の快晴には当スキー場への来場が良かったと思える光景でした。

 センターハウス
お世辞にも綺麗とか近代的とかは言える施設ではありませんが、なんとなくほっとする雰囲気は好きです。

また最小限の利用施設ですので多くを望んではいけませんね。
あくまで地元民を対象にしたスキー場であり、仮眠室や更衣室などの施設はありません。

また来場者についても形にこだわらない滑る事の楽しみを十分に知った方々が多いです。

 レンタルハウス
スキー場の施設ではありませんが、ゲレンデまでの通り道にレンタル店があります。
その一つのお店はやや薄暗い店内にスキーの板が山のように展示されてるんですね。

新しいもの、古いものが整然と並べられていてその数にはちょっとビックリ!
また修学旅行向けの同じ商品を並べているのではなく、メーカーも種類も多種多様、言い方を返ればバラバラでよくぞここまで集めたな、といった印象でした。

写真に写っているのはほんの一部で奥にはもっと沢山の板が陳列されていました。
こりゃ選ぶのも一苦労だな〜

駐車場・その他
駐車場は国道より少し入った場所にアフファルト舗装された場所があります。
しかしながら、ゲレンデまで少し離れていて、歩きを強要されてしまいます。(100mほど)
来場者はその辺を嫌うのか近くの田んぼの脇にどんどん駐車しており、メインの駐車場より、路上駐車の車の数が多い状態となっています。

特に田んぼの中の道であり冬場の交通はスキー場来場者以外考えられないので地元では暗黙の了解となっているのでしょう。
筆者も郷に入っては郷に従えということもあり、路駐させていただきました。

またアクセス面については国道からスキー場が見えるのでそれを見ながら車を進めれば迷うことはありません。