四季の森ホワイトワールド尾瀬岩鞍
群馬県利根郡片品村土出2609   TEL 0278-58-7777   公式サイト
基本データ
 規模 大規模
 コース数/リフト数 コース16/G1、Q2、W9
 Top−Baes (標高差) 1703m-1006m(697m)
 最大滑走距離/最大斜度 3200m/40度
 主体コース 急斜面
当日データ 2009/2/6(金)
 天候 晴れのち雪
 積雪量 190cm
 雪質 パウダー
 混雑/リフト待ち 特に無し/待ちなし
 アクセス道路状況 一部圧雪
スキー場ミシュラン (1〜40★・41〜50★★・51〜60★★★・61〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 リフト代 アクセス 駐車場 キャスト 合計
面積
(8)
急斜面
(8)
中斜面
(8)
緩斜面
(8)
コース幅
(7)
連続
滑走
(7)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(7)
配置

(3)
待ち
時間
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
1日券
(3)
ICの距離
除雪状況
(5)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
100
6 8 6 2 4 4 4 3 2 3 2 1 2 2 2 1 2 1 2 57

どんなスキー場?
群馬最大のスキー場である尾瀬岩鞍、その特徴は何と言っても上級者が満足する中急斜面の豊富さであろう。

ここまで充実した斜面が揃うスキー場は近郊では苗場ぐらいしか思いつかないのである。

基本的には面的要素のゲレンデよりも線的なコースが多いのであるが圧迫感のある狭いコースではなく各コースともに幅に余裕のあることが魅力的である。
雪質も上々の時が多く降雪時にはパウダー滑走も楽しめる。

また関東圏でありアクセスも比較的に楽なスキー場で筆者が関東でのベストスキー場を考えた場合に真っ先に名前が浮かぶのがこの尾瀬岩鞍であろう。

尚、現在はスノーボードも受け入れていますが、スキー場の作りがどうしてもスキーの滑走に向いており自然とスキーヤーの比率が高くなるスキー場なのですね。

真面目な滑走者が多く、黙々と滑りこむ基礎スキーヤーに支持される道場的要素もあるスキー場です。

2013年11月からアクセスにややネックとなっていた椎坂峠にいよいよトンネルが完成してさらに行きやすくなった尾瀬岩鞍である。

 ミルキーウエイ
 最大斜度18度 平均斜度14度 距離2800m
 

岩鞍の最大滑走距離を誇るコースです。
その全長は2800mで他コースとはベースまで交わることがなく独立したコースはゴンドラでの繰り返し滑走が可能。

前半の尾根部分は眺望の良い中斜面、中間にやや中だるみの緩斜面があり、その後、谷コースへと変化し後半はワイドな緩斜面へと変化します。

急斜面が多いスキー場にあって一服できるクルージングコースでありこのコースがなければ尾瀬岩鞍スキー場はかなり斜面構成が偏ったスキー場となっていたことでしょう。

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 ななかまどコース
 最大斜度22度 平均斜度14度 距離1100m
 
ゴンドラ降車後西山エリアへの入り口となるのがこのななかまどコースとなります。

気持ちのいい中斜面ですが、滑走者が非常に多いコースでもあり、お昼時には何時もコブの張り付いたコースへと変わります。

整地を楽しみたい場合には午前中の早い時間に滑走することをお勧めします。

尚、繰り返しての滑走は専用リフトが無いためにやや不便なコースとなっています。

来場時は平日であり、降雪もあってパフパフの未圧雪コースとなっていました。

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 ぶなの木コース
 最大斜度23度 平均斜度16度 距離1050m
 
こちらはぶなの木コースの画像です。

基本的に未圧雪で常にコブが張り付いたコースであり、斜度は緩めながら難易度はかなり高めのコースとなっていました。

降雪時にはそのコブも隠れてしまいますが、硬めで大きなコブは滑走者の力量を試すようにコースの端までビッシリでした。

筆者は余りの硬さと大きさに早々退散しました(汗;)

岩鞍のコブ斜面においてリーゼンコースとの2大コブバーンではないでしょうか?
リーゼンは比較的日当たりがいいので雪が緩む時間が早く、雪質がいいのはこの、ぶなの木コースの方ですね。
逆に硬いコブであればリーゼン側に回ると言う手もありです。

こちらはリゾートホテル内のレストランです。
ギスギスしていない余裕のテーブル配置が嬉しいですね。食事は本来ゆったり取るのが好ましいな〜
ホテルレストランに「ゆりカレー」なんてメニューがありました。食してはいないけどユリ根でも入っているのかな?
最近各スキー場で見かけるのがこの焼きカレーなんですね。通常のカレーより手間がかかるけどやっぱり美味しいものを提供しようという試みが徐々に広がっているようですね。
脱ゲレ食!来場者には嬉しいことですね。

 国体女子(西山)コース
 最大斜度27度 平均斜度21度 距離850m
ちょっと前までは国体女子尾根コースじゃなかったでしょうか?
まぁ〜ネーミングはともかく、コースはややタイトな尾根の中斜面です。

左写真はコース前半の緩斜面部分ですが、意外にもこのコース荒れているときが多いと感じます。
きれいにグルーミングされた同コースを滑ったことがありません。

よって難易度は必然的に数値よりも高いレベルであるといえるでしょう。

大きなコブの発生はあまり無いコースですがバンピーなコンデションの内容です。

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 国体女子(沢)コース
 最大斜度23度 平均斜度18度 距離800m
岩鞍スキー場のメインとなるのがこの国体女子沢コースです。

コース内容はかなりワイドなきつめの中斜面。コースコンディションは常に硬めのハイスピードコースとなっています。

滑走者が常時多く週末は流石に自分のラインをキープしての大回りは難しいと言わざる得ない人気ぶりです。

またこのコースでのスクールの講習も盛んでありますができれば同じ内容のチャンピオンAやエキスパート下部への移動をお願いしたいものです。

機会があれば平日の空いているときに大回りを堪能したいコースであります。

 しらかばコース
 最大斜度19度 平均斜度11度 距離550m
ゴンドラを利用せず西山エリアに行く場合第8クワッド降車後にスタートする緩斜面です。

コースは曲がりくねった内容で距離こそ短いもののそこそこの斜度もあって「このコース好き」なんて人も結構多いんです。

比較的にコース幅もあり滑走者が多いときも窮屈間はあまりないコースです。

西山唯一の緩斜面はこのしらかばコースとなります。

 リーゼンコース
 最大斜度27度 平均斜度22度 距離750m
コブがビッシリ張り付いた750mのコースがこのリーゼンコースとなっています。
斜度は最大こそ27度となっていますが、平均斜度の22度はやはり急斜面と言ってよいでしょう。

左写真のように尾根のコースではありますが、コース幅は比較的にワードであり、自分の力量でラインを選択することも可能ですのでどんどんチャレンジしてもらいたいコースですね。

但し一端入り込むとエスケープルートが無い750mとなりますので中級以下の方は心して進入してくださいね。

来場時は降雪が激しくコブのラインは見分け辛い内容でしたが、通常は綺麗なラインが並んでいます。

 エキスパートコース(上部)
 最大斜度40度 平均斜度40度 距離250m
テクニカルバーンが多い岩鞍にあって最大斜度を誇るのがこのエキスパートコース上部となります。

最大斜度40度は一端転ぶと止まることはかなり難しいコースです。

そんなコースなんで、滑走者は他のコースに比べ少ないのが現状です。

斜度がきつい分コブになることも少なく、何時も荒れた印象のコースであります。

チャレンジバーンではありますが荒れが少ないうちは意外にあっさり滑走することもでき、降雪後はパウダーを楽しむこともできるコースとなっています。

 チャンピオンAコース
 最大斜度24度 平均斜度19度 距離1050m
このチャンピオンAコースは前半の尾根の中斜面、後半のワイドな整地の急斜面と二つの顔を持ったコースです。

特にメインとなるのは中間より下のワイドなフラット急斜面ですね。
硬めのコースはそれだけでスピードの上がる内容なんですが、さらに午後になると日がかげるコースであり、雪面の硬さはさらに増す事が多いんです。
基礎系のレッスンも非常に盛んであり、まじめな滑走者で賑わっています。

一方左写真の尾根コースは雰囲気の非常に良いコースであり、できれば迂回コースを設けてあげれば初級者でも楽しく滑走できるのではないでしょうか?

※ 動画は画像をクリック

 チャンピオンBコース
 最大斜度28度 平均斜度22度 距離400m
チャンピオンAコース途中から枝分かれするこのBコースは滑走者が比較的に少ない急斜面となっています。

ベースに近い分、日中に雪が緩むことが多く、荒れた状態が続くコースです。
コブの発生は週末にあるものの極端に大きく育つことはまれであり荒地好きの滑走者には結構好かれるコースだと思います。

 国体男子コース
 最大斜度29度 平均斜度19度 距離1800m
このコースの印象は曲がりくねった狭い急斜面といったところでしょうか?

正直筆者にはどうも合わないコースであるように感じます。

飛ばせない、コブも無い、急だけど狭い、荒れている。
なんかいい印象が無いんですよね。

そんなイメージのこのコースですが、やはり滑走者は少なく、敬遠する人も多いようですね。

せっかくのコースですが、特徴をいまひとつ生かしきれていないのではないでしょうか?

 ロマンスコース
 最大斜度15度 平均斜度10度 距離950m
ベーススキーセンターから上部に続く緩斜面です。
コース幅がかなりワイドな緩斜面であり人気も高いです。

基本的には初級者に適したコース内容ではありますが、コース上部レストランオクタからスタートする部分は緩斜面と言うよりはむしろ中斜面に近い斜度感であり中級者にとっても楽しめるコースではないでしょうか?

コースの圧雪も丁寧に毎日行われており、緩斜面の少ない岩鞍にあって上級者が一息つけるコースでもあります。


※ 動画は画像をクリック

 チャレンジBコース
 最大斜度22度 平均斜度15度 距離500m
このチャレンジコースはリフトを挟んでポールがよく立ち並ぶAコースと一般滑走者が滑る写真のBコースとなっています。

他のコースとは完全にセパレートされていて滑り込みもできない異端児的なコースではないでしょうか?

よって混雑とは無縁であり、週末でもリフト待ちの発生はほとんど無いコースですね。

駐車場に近いため、帰りがけにもう一本という使われ方が多いコースであります。

駐車場・その他
来場時は平日と言うこともあり、岩鞍リゾートホテル前の駐車場を利用しましたが、週末は離れた専用駐車場へ案内されます。
春スキー以外のシーズン中は千円の料金が発生しますが、料金よりもゲレンデまでの距離が非常に長くこの不便さは今も昔も変っていないのが現状です。
なんとかチャレンジコースから滑って駐車場に戻れれば又は輸送用のリフトが存在すればどんなに快適なスキー場になることか。
是非とも検討して頂きたい問題であります。

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