戸隠スキー場
長野県長野市戸隠越水3682   TEL 026-254-2106   公式サイト
基本データ
 規模 中規模
 コース数/リフト数 コース19/Q2、W4、S1
 Top−Baes (標高差) 1750m-1200m(550m)
 最大滑走距離/最大斜度 3000m/31度
 主体コース 中急斜面
当日データ 2009/1/24(土)
 天候 晴れ
 積雪量 140cm
 雪質 湿雪
 混雑/リフト待ち 特に無し/第三クワッド最大10分
 アクセス道路状況 長野市内から圧雪
スキー場ミシュラン (1〜40★・41〜50★★・51〜60★★★・61〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 リフト代 アクセス 駐車場 キャスト 合計
面積
(8)
急斜面
(8)
中斜面
(8)
緩斜面
(8)
コース幅
(7)
連続
滑走
(7)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(7)
配置

(3)
待ち
時間
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
1日券
(3)
ICの距離
除雪状況
(5)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
100
5 5 6 3 3 4 6 3 3 6 2 2 3 3 3 2 1 3 3 66

どんなスキー場?
当情報局一押しのスキー場それが戸隠です。

決して巨大なスキー場ではありませんが、複雑な地形を利用して滑るコースは尾根、谷、広大な緩斜面、コブ、整地急斜面とあらゆる状況が整っており、どんな斜面も揃っているという点ではかなり珍しいスキー場ではないであろうか?

また決して極端に高い標高ではないが雪質が非常にいい時に出くわすことの多いスキー場でも有名ですね。「魔法の粉雪」なんていうキャッチフレーズまで用意されているほどなんです。
雪質にこだわる方にはやっぱりお勧め!

それにまだまだここが自慢というところも多いスキー場なんです。
眺望、レストラン、各種イベント等々、ここまでゲレンデ以外でもいろんなものが揃っているスキー場もまた珍しいですね。

お食事はゲレンデ内の蕎麦処「めのう」で本格手打ち蕎麦をご賞味あれ!

 越水ゲレンデ
到着時の越水ゲレンデです。
ベースからは正面の急斜面4コースが威圧的に見えますが極端に急な斜面ではありません。

右からシルバーコース、チャンピオンコース、新設のチャレンジコース、アドベンチャーとなっています。
同じようなコースに見えますが、それぞれ特徴をもったコースであり下記で詳細を紹介します。

 しらかばコース
 最大斜度26度 平均斜度17度 距離1300m
戸隠に来た時はいつもこのコースからスタートします。

第三クワッドからのメインとなるコースは前半の尾根の緩斜面から後半クワッドリフトを潜った部分より谷の中斜面と変化するコースで中上級者の足慣らしには最適なコースではないでしょうか?

コース幅もかなりワイドで大回りでのハイスピードターンが楽しめるコースですね。

コース整備も完璧であり不安なく飛ばせるにはスタッフの努力が伺えます。
感謝!


※ 動画が画像をクリック

 アドベンチャーコース
 最大斜度24度 平均斜度22度 距離650m
 
戸隠で唯一、常にコブが残されているコースがこのアドベンチャーコースとなっています。
公表されている最大斜度は24度とのことですが、体感的には完全に30度オーバーです。

このコースは左にコブライン、右に整地された圧雪ラインとなっていて時に左のコブラインはその深さでノンストップで降り切る滑走者も極わずかとなっている難コースですね。

クワッドリフトからの視線も熱く、いやが上にも力が入るコースとなっています。

 チャレンジコース
 最大斜度26度 平均斜度22度 距離400m
 
こちらがアドベンチャーとチャンピオンの間の林を切り開いてできた新設のチャレンジコースです。

コースの特徴は深雪のオフピステバーンです。

来場時もやや薄い状況でありましたが降雪があり、朝方は楽しめるコースとなっていました。
流石にお昼には単に荒れた斜面と変わってしまいましたが、南向きの中社ゲレンデ側と違いかなり遅い時間まで雪質の良さは保たれているのが嬉しいコースです。

アドベンチャー同様に体感的には30度オーバーの急斜面ですね。

 チャンピオンコース
 最大斜度31度 平均斜度28度 距離400m
 
戸隠の今や名物となっているコースがこのチャンピオンコースです。

このコースは最大斜度が31度なんですが平均斜度は何と28度。そうちょうど八方尾根の黒菱ゲレンデとスペックは同じなんですよね。

何が違うかというとまっ平らの急斜面なんです。普通一番コブが発達しそうな斜度なんですが、大回りで滑走する人が非常に多くまた滑走者のレベルが抜群に高いのです。

よって何時までもフラットな状態が保たれていてコブにならないんですね。
ここまで急なフラット斜面は北海道のカムイスキーリンクスのゴールドコースぐらいではないでしょうか?

本当の急斜面カービングターンが堪能できるコースだと思います。

 シルバーコース
 最大斜度28度 平均斜度26度 距離600m
 
チャンピオンコースには斜度が及ばないものの、このコースも急斜面のカービングが楽しめるコースとなっています。

上部はやや細め、中間から急にワイドな滑走コースとなり後半はベースの緩斜面へと続いています。

基礎系スキーヤーの絶好の練習コースとなっているのがこのシルバーコースです。

大回り、小回りと滑りを全く選ばない懐の深いゲレンデですね。

こちらはメインのレストラン、シャルマン戸隠です。
お昼時はご覧のように結構な混雑をしていますが、時間をずらすと意外と簡単に着席できますのでご安心を。
戸隠の特徴にレストランメニューが非常に豊富なんですね。
まず初めての方はメニュー選びで迷ってしまうことでしょう。上の写真は限定メニューのステーキ丼です。
食したことはないですが今度是非挑戦してみよ〜
一般的なメニューなんですが、こと場所がスキー場となると意外にないメニューかもしれません。
手間がかかりそうですね。

日替わり朝定食なんて珍しいですね〜
普通朝ごはんというと途中のサービスエリアで済ませたり、コンビニのおにぎりで済ませるケースがありますが、これを利用すればひと滑りした後朝食、お昼はずっと遅らせて取れば混雑も無いなんてこともできますね。
うれしいサービスです。
上に乗る具は同じでもアレンジ次第でメニューがもう一品。
腹持ちがいいのはやっぱりご飯かな?
今回、イベントの「そば冬の陣」に出くわしました。
戸隠といったらやっぱりお蕎麦ですよね。お椀に一杯の蕎麦でしたが美味しかったです。
小さなイベントかもしれませんがスキー場の意気込み感じさせてくれました。

 パノラマ
戸隠の売りの一つにこの写真のパノラマがあります。

この戸隠連山は標高こそ北アルプス等の山々には及ばないものの迫力では全く負けていませんね。

今回の来場時にもお昼過ぎに現れてくれました。

 フレッシュコース
 最大斜度26度 平均斜度23度 距離1100m
今度は中社側に移ってきました。初めて来場する方には、メインの越水ゲレンデばかりが目立ってしまいますがこの中社ゲレンデ側もツブ揃いの急斜面が待ちうけています。

先ずは左写真のフレッシュコース。
コースは尾根のオフピステバーンです。降雪後は深雪コースになりパウダー三昧ができるコースですね。

やや片斜面ではありますが滑走者も非常に少なく「遊べる」ゲレンデとしてお勧めしちゃいます。

 中社ゲレンデ
左写真は中社ゲレンデのベース緩斜面です。

筆者は戸隠の緩斜面一押しとしておきます。理由としては広大な斜面に滑走者が少なく初級者が本来の滑走する楽しみを堪能できるゲレンデだと思います。

転んでも、寝そべっても迷惑をかけないゲレンデそれが中社なんですね。

写真滑走者は1名でしょ。

 グランドコース
 最大斜度28度 平均斜度25度 距離950m
中社ゲレンデの急斜面、それがこのグランドコースです。

コース自体は「人の字」の形をしており中間から二手に分かれています。
左の写真はその右側の最も急な部分となります。

滑走者が少ないためかフラットな状態が続いています。

このコースも大回り小回り共に楽しめるコースとなってます。

中社の弱点はご覧のように斜面が南に向いていて、雪質の良さで定評の戸隠にあって最初の時間に雪質が悪くなるゲレンデなんですね。

この日も早くにザラメのゲレンデと化していました。

 パラダイスコース
 最大斜度29度 平均斜度22度 距離900m
中社ゲレンデで唯一陽があまり当たらず雪質の悪化が抑えられているゲレンデです。

コースはオフピステの急斜面。片斜面でありライン取りに気を使いながら滑る必要があります。

降雪後にも最後まで新雪が残っているコースでありパウダーを楽しみたい滑走者には是非訪れてもらいたいコースですね。

できれば中社ゲレンデ側にもコブ斜面が欲しいところであり、このパラダイスはその筆頭コースとも言えるでしょう。

 高妻コース
 最大斜度30度 平均斜度18度 距離561m
越水ゲレンデ側に戻ってきました。

この高妻コースは、前半にややタイトな尾根沿いの中斜面。
後半には圧雪の急斜面へと変化するコースとなっています。

スクールのレッスンでも利用されるコースであり滑走者の多い時には無理に大きく滑るのではなく。状況に対応した滑りを要求されるでしょう。

難易度は決して高いものではなく、中級者でも十分に楽しめる内容ですね。

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 メノウコース
 最大斜度18度 平均斜度10度 距離1500m
筆者のお気に入りのコースです。

瑪瑙山山頂から滑り出す尾根状のコースはきつ過ぎず、緩すぎずコース幅はやや狭いものの、人がいない時はストレートのダウンヒルが楽しめちゃいます。また山頂からの眺めもこれまた最高!
遠く北アルプスを眺める事も可能なんです。

のんびり滑走するにはうってつけのオースですね。


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 お泉水コース
 最大斜度17度 平均斜度9度 距離1500m
第6クワッドを降車してメノウコースと反対側に位置するコースです。

出だしは中斜面ですが、それもほんの短い距離ですぐに緩斜面に変わります。あとはシャクナゲコースの迂回的な存在となってしまします。

滑走距離はそこそこ長いのですが、いわゆる美味しい部分が少ないのが難点のゲレンデであります。

でも眺望だけは遮るものもなく最高の一言でした。

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 しゃくなげコース
 最大斜度26度 平均斜度19度 距離700m
しゃくなげの最上部でメノウコースとやや似た尾根状のコースです。

もう少しコース幅が欲しいですね。

コースの荒れは少なく夕刻近くになっても荒れることはありませんでした。
ゲレンデもスキー場上部に位置しているため雪質は非常に軽い時も多く、そのタイミングに来場できる方もきっと多いことでしょう。

雪質はやや硬めで高速ロングターンか堪能できますよ〜

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 ロマンチックコース
 最大斜度24度 平均斜度15度 距離1500m
前半と後半に滑走意欲の沸く中急斜面が存在する1500mのロングコースです。
但し左写真はコースの中間のほとんど斜度の無い部分ですがこの平らな部分がなければかなり快適なコースなんですが残念ですね。

またこのコースにボーダーの方々が入り込んだ場合は徒歩での移動を強要されてしまうので避けた方が無難でしょう。

スキー場側には何とか改善していただきたいコースとなっています。

※ 動画は画像をクリック

 初心者コース
 最大斜度8度 平均斜度6度 距離800m
越水ゲレンデ側の緩斜面といったらこの名前もズバリ初心者コースです。

コース難易度はギリギリ滑走感の味わえる緩斜面であり、初心者や小さな子供にはうってつけのコースとなっています。

また専用のペアリフトもコースにそって併設されていて利用価値は高いコースですね。

ベースには無料の休憩所や仮眠所もあり滑り疲れた時や悪天候の時などには頼りになる施設でいっぱいです。

尚、この無料仮眠所は朝4:00〜8:30まで無料で利用でき暖房も完備していますので早朝到着の際には是非利用しましょう。

※日中は託児所となりますので利用はできません。

駐車場・その他
駐車場はゲレンデ下部に数ヶ所点在しています。
真っ先に埋まるのは左写真の越水ゲレンデ真下の部分ですが、筆者はゲストハウス下の駐車場をお勧めします。
センター機能を兼ね備えたこのゲストハウスの利用は是非ともはずせないところですね。
また日中遅い時間の到着ではやや奥の駐車スペースへ誘導されてしまうので是非早めの到着をお勧めします。

アクセスでやや難のあるこのエリアですが、基本的に長野方面からは2通り、黒姫側から1通りの方法がありますがどのアクセスも厳しい山岳路となりますので滑り止めは必携ですね。特に善光寺からの最短コース「七曲り」を通るバードラインは雪よけの屋根さえあるものの、道幅も狭くヘアピンカーブの連続となります。路線バスも通るため慎重な運転を心がけたいものです。