ウイングヒルズ白鳥リゾート
岐阜県郡上市白鳥町石徹白峠山1-1  TEL 0575-86-3518   公式サイト
基本データ
 規模 中規模
 コース数/リフト数 コース9/G1、Q2、W1、Tバー1
 Top−Baes (標高差) 1350m-870m(480m)
 最大滑走距離/最大斜度 3500m/35度
 主体コース 中緩斜面
当日データ 2009/1/10(土)
 天候 雪→晴れ
 積雪量 140cm
 雪質 軽めの湿雪
 混雑/リフト待ち アトリウムGに混雑/ゴンドラ最大15分待ち
 アクセス道路状況 高速インターから全面圧雪
スキー場ミシュラン (1〜40★・41〜50★★・51〜60★★★・61〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 リフト代 アクセス 駐車場 キャスト 合計
面積
(8)
急斜面
(8)
中斜面
(8)
緩斜面
(8)
コース幅
(7)
連続
滑走
(7)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(7)
配置

(3)
待ち
時間
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
1日券
(3)
ICの距離
除雪状況
(5)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
100
4 3 5 4 3 5 5 3 3 3 2 2 3 3 2 1 1 1 2 55

どんなスキー場?

岐阜県は奥美濃で白鳥インターを利用するスキー場のメインとなるのがここウイングヒルズ白鳥です。

ゴンドラの架かるゲレンデはエリア唯一であり、中規模スキー場ながら機動力は抜群ですね。

ゲレンデ構成は中緩斜面がメインです。しかしながら部分的には急斜面も存在しバランスの取れたゲレンデはレベルを問わず滑走者を楽しませてくれます。

トップの標高は1350mでさほど高い位置にはありませんが、内陸部のスキー場でありハイシーズンの雪質は折り紙つきです。

ロングコースの多いスキー場ですのでクルージング派向けのスキー場といえるでしょう。

尚、アクセスの道路は山岳道路でヘアピンカーブの連続です。たとえスタッドレスを履いていても4WD以外はチェーン必携ですので注意してください。

 タワーリングダウンヒル
 最大斜度30度 平均斜度9度 距離2800m
来場時の朝はガスが立ち込めていて視界はかなり悪くレポートには不向きな天気かな?と思っていました。
ベースのアトリウムゲレンデで数本滑走していましたが、時間が経つにつれてそんなガスも晴れて青空が広がってきました。

そうなるとやっぱりゲレンデトップに向かいたくなるのが性分。まだ列も短いゴンドラに乗り込み左写真のタワーリングダウンヒルに入り込みました。

いや〜ご覧の通り昨日までの降雪でパウダーコースと化していました。
スネ程度の新雪ですがそれでも軽い雪、そして舞い上がる雪煙には自然に気分もハイテンション!

コースは上部が尾根の急斜面、中間部より林間コースに移り斜度も緩みます。
パウダーゾーンはそんな上部の300m程度でしょうか?
但しこの上部のみを滑走することはできず一端ベースまで降りてゴンドラを廻す事となります。
混雑が激しい時期に何度も楽しむのが困難なコースとなります。
やはり狙い目は朝一かな?

※ 動画は画像をクリック

 ビアンコガーデン
 最大斜度23度 平均斜度18度 距離350m
 
山頂からのスカイフロントコースからタワーリングダウンヒルに枝分かれする中斜面です。

パウダーゾーンってどのスキー場も急斜面が多いんですが、ここビアンコガーデンはまさに中斜面のオフピステ。
斜度が急すぎてなかなか入り込めなかった中級者もこんなコースなら恐怖心もなくドンドンパウダーエリアに入り込むこともできますね。

スキー場の公表積雪量は140cmとのことでしたが、実際はやや少なめで当日は部分的にブッシュなんかも出ていたのでコース取りにはやや注意が必要でした。

きもちのいい中斜面でしたよ〜

※ 動画は画像をクリック

 ダイビングコース
 最大斜度35度 平均斜度17度 距離500m
 
オフピステ三連発の最後は左写真のダイビングコースです。
名前の通りベースに向かって飛び込むような落下を楽しむ急斜面のオフピステとなっています。

このコースは入り口この中斜面のビアンコガーデンに近いのですが、その斜度で入り込む滑走者は格段に少ないですので荒れ方も抑えられていますね。

また嬉しい事にこのコース沿いにペアリフトも架かっていて繰り返しの滑走も容易ですよ〜

ズバリ!タワーリングダウンヒルを攻めた後はこのコースが狙い目!

 クルージングコース
 最大斜度23度 平均斜度13度 距離2000m
 
ゴンドラを利用して山頂から滑る中緩斜面です。
出だしは左写真のように細い尾根のコースとなっています。

雪付が悪いコースなんでしょうか?画像でもお分かりのように土やブッシュが顔を覗かせてますね。

このコースの特徴は一端滑り出すと他からのコース流入が無い事。
それとは逆にエスケープコースも無い独立したコースとなっています。
もう少々コース幅が広ければこちらのコース名をダウンヒルとした方がいいかもしれません。

風の影響を受けやすいコースと見ます。雪質も他のコースよりやや硬め。
コースコンディションも荒れていてバンピーでした。
左側の立ち木を残しているのでこちらからの風の影響なんでしょうね。

何度も繰返す滑走にはやや満足度が得にくいコースでした。

※ 動画は画像をクリック

 グリーンシェードの小径
 最大斜度12度 平均斜度9度 距離1000m
 
ちょっとコース名の由来が意味不明なコースです(笑)

ベースのクワッドから大きく回り込むコースです。
メインの滑走部分まで来るのに複数のコースを横切ることになり、快適に繰返して滑るにはちょっと不向きかな。
少数のリフトでコースをカバーしようとしたときにやや無理を生ずる内容でした。

コース自体は林間の緩斜面、斜度もかなり緩く初級者向けとなっています。
のんびり滑走したい方にはお勧めといえるコースでしょう。

できれば平行してリフトを設置したいコースではないでしょうか?


機能的なセンターハウスです。
フロント部分がやや狭いのが難点ではありますが、必要十二分な内容です。
中心的な施設があるということはスキー場の統一感やいざという時の頼れる場所として大変助かる存在です。
センターハウスの中には定番のレストランや上部写真のハンバーガー屋もあり気軽に食事を取る事ができました。
ちょっとお値段は高めかな?
こちらは定番のレストランメンニューの一部です。
1000円以下のカレーが無いのもちょっと驚き!
もうちょっとリーズナブルなものはないのかな?

 スカイフロントコース
 最大斜度15度 平均斜度9度 距離2400m
紹介が遅くなりましたが、山頂から滑り出すメインコースのスカイフロントコースです。

尾根の中緩斜面であり初級者でもゴンドラを使っての滑走ができるコースとなっています。

眺望もいい緩斜面ですのでその分滑走者も多いんですね。上級者、初級者、ファミリー、ボーダー入り乱れての滑走となります。

やはり週末ではスピードを出しての滑走は厳しいと言わざる得ないんでできれば朝の滑走者が少ないうちに滑るか、枝分かれするコースに逃げるかの利用がいいのかもしれませんね。

 ロンドサーキット
 最大斜度32度 平均斜度20度 距離400m
スカイフロントコースからストレートに延びる急斜面です。
コース入り口が判り辛く筆者も1回目はスカイフロントからベースまで降りてしまいました。

このコースはベースの急斜面、無論未圧雪のコースとなっていて入り込む滑走者は非常に少ないです。

標高が違うのか上部コースとは明らかに雪質で異なりやや重めの湿雪となっていてコースの荒れもあって滑走し辛いコンディションでした。

また雪が少ないコースでもありこちらも土の露出があったので急斜面を滑走したい場合は上部のコースがお勧めですね。

 シャンデリアの丘
 最大斜度25度 平均斜度18度 距離400m
こちらのコースはスカイフロントコース中間部からベースに降りる中斜面です。

来場時は新雪が積もったオフピステとなっていましたが、雪が軽くまた比較的浅い新雪でしたのでレベルを問わず歓声を上げながら滑る滑走者が多かったです。

今回の来場時は本当にコンディションが良かったので滑りやすいコースが目白押しでありコース難易度もランクダウンしていましたが、このようなコンディションばかりでは無論ありませんので状況に合わせてのコース選択が必要なことはご承知いただきたいと思います。

※ 動画は画像をクリック

 アトリウムゲレンデ
 最大斜度15度 平均斜度12度 距離1000m
ベースの緩斜面の紹介が一番最後となりました。
朝一番から滑走できるコースであり、また日中は初級者の姿が目立つ非常に賑やかなコースです。

人工降雪機も配備されたコースであり、ベースといえども雪不足とは無縁のゲレンデですね。

コースは単なるタラタラ斜面ではなく多少うねりがある適度な斜度感のあるコースです。

出だしがやや急でしょうか?リフト降車後、ストレートに滑る方よりも大きく回りこんで滑り出す滑走者が多いですね。

よってリフト沿いについては滑走者も少なくそのラインを取れば混雑も避けられることでしょう。

人工降雪と自然降雪のミックスゲレンデのためか雪の変わり目で板を取られたりアイスバーン化しているところもありましたので注意しましょう。

※ 動画は画像をクリック

駐車場・その他
奥美濃で多いのがこの立体駐車場です。悪天候の時には非常にありがたい存在だと思います。
但し遅い来場の場合屋外のエリアしかスペースが残っていない事もありますので早めの到着を心掛けたいですね。

快適なゲレンデという反面冒頭でも書きましたがアクセスの難易度が高いのでスノードライブが苦手な方はなかなか行き難いスキー場なのかもしれません。

また隣接に日帰り温泉の施設もあり滑走の疲れを癒して帰路につくもいいでしょう。