夏油高原スキー場
岩手県北上市和賀町岩崎新田  TEL 0197-65-9000   公式サイト
基本データ
 規模 大規模
 コース数/リフト数 コース14/G2、Q1、W2
 Top−Baes (標高差) 1070m-640m(430m)
 最大滑走距離/最大斜度 2980m/36度
 主体コース 中急斜面
当日データ 2008/12/31(水)
 天候 雪1
 積雪量 187cm
 雪質 湿雪
 混雑/リフト待ち A,Bエリアやや混雑/第一ゴンドラ5分
 アクセス道路状況 全行程圧雪
スキー場ミシュラン (1〜40★・41〜50★★・51〜60★★★・61〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 リフト代 アクセス 駐車場 キャスト 合計
面積
(8)
急斜面
(8)
中斜面
(8)
緩斜面
(8)
コース幅
(7)
連続
滑走
(7)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(7)
配置

(3)
待ち
時間
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
1日券
(3)
ICの距離
除雪状況
(5)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
100
6 7 5 4 4 4 3 4 3 3 2 3 3 3 3 1 1 3 2 64

どんなスキー場?
岩手県南部の北上市に位置する大規模スキー場です。
ゲレンデはセンターハウスを中心に扇方に広がっておりどのコースを滑ってもセンターハウスに戻ってくる配置となっています。
このスキー場の特徴は近代的なスキー場の施設と中急斜面が充実したゲレンデ構成ではないでしょうか?
また贅沢にもゴンドラが二本掛っておりこの二本のゴンドラで全てのコースが滑走でき無駄なリフトが少ないのもうれしいですね。
滑走コースは十分な長さをもったコースも多く、きちんと初級者に対しての配慮もあるのも嬉しいですね。

しかしながらこのスキー場をお勧めできるのはズバリ上級者です。
深雪エリア、コブ斜面、カービングバーンどれをとってもレベルの高い斜面が用意されていますので滑走充実度はかなり高いと言えるでしょう。ぜひともB-3コースやC-1コースにチャレンジしていただきたいです。

駐車場からの全景
東北道は北上江刺インターから25Km。パンフレットには30分で到着とのことだがどう考えてもアベレージ50kmで雪の山道は走れない。
40〜50分かかると思った方がいいだろう。

さてこのスキー場には初来場であるが、来場前は地方の中規模スキー場かと思っていたがこれがどうして堂々たる規模なんですね。
ベースの駐車場から見える部分だけでもそう判断できました。

また新幹線を利用しても便利なスキー場ですね。朝東京を6:00に出発すればスキー場に10:00に到着できます。
これなら日帰りも楽かな?

でもやけに横に広いですね〜

 A-1
 最大斜度18度 平均斜度11度 距離2120m
 
どこから攻めていいのやら見当もつかずとりあえず第一ゴンドラに乗車して端のコースから滑ってみましょう。

左写真はナイターでも滑走が可能なA-1コースです。
尾根の緩斜面ですが、その距離が2000mオーバーということで緩斜面とは言いながらかなりの滑りごたえがありますね。

初級者ならずとも結構足に来ますぞ〜

 A-3
 最大斜度25度 平均斜度11度 距離620m
 
雪質はやや重めで、深々と雪が降っている天気です。
コースの状況はやや荒れ気味でしょうか?

そんな中A-1コース中間部から枝分かれするA-3コースです。
非圧雪のこのコースはコブができやすい斜度です。
来場時はさほどの滑走者がいなかったため荒れた斜面でしかありませんでした。

足を取られやすい雪質のため板を振り回すには難しい状況でした。

 A-4
 最大斜度25度 平均斜度13度 距離1400m
 
A-1コースとは谷を挟んで向かい合うコースとなっています。

こちらは圧雪もされた尾根コースであり中上級者は第一ゴンドラを利用して滑るにはこちらのコースが適しているでしょう。

急斜面部分は無く、斜度はほぼ均一で滑走者の状況を見ながら大回りで滑走するのが楽しいコースとなります。

ベースに見えているのがセンターハウスですのでダイレクトに標高差を体感できるコースとなっています。

※ 動画は写真をクリック

 A-6
 最大斜度15度 平均斜度2度 距離1410m
 
第一ゴンドラから第二ゴンドラへ至る連絡路的なコースです。

このA-6からC-4とコースをつなげば初級者でも3000m近いロング滑走が楽しめる内容です。

天気がいい日には鳥海山や岩手山も見えるということで、景色を眺めながらのんびり滑るには最適なコースではないでしょうか?

生憎来場時は悪天候でその雄大な姿は眺めることはできませんでした。

ボーダーはこのコース要注意です。
平均斜度が示す通り平らな部分もありますので板を外さなくてはいけないこともあります。

施設面が非常に充実しているスキー場でした。
真ん中の丸い部分がスキーセンターとなっています。
機能的な施設です。
センターハウス内の様子です。
関東近辺のスキー場よりも近代的な施設ですね。
温泉もあります。
ゲーセンまで揃っているのは驚き!
隣接するホテルがないのがおかしいですね?
それほどの充実度でした。
尚、スキーヤーズベットは用意されています。(簡易宿泊施設)

レストランメニューです。
品数は極々平均的な内容でした。
ただ珍しい、海鮮丼なんてのもありましたよ〜
来場の際は食べてみてください。
定番メニューの値段は少し安めかな?
施設が充実しているといろんなものが高くなるんですがこれは嬉しいですね。
今回お昼に食べたのはこの牛タンカレー800円なり〜

牛タンのイメージって歯ごたえがあるものと思ってましたが、この牛タンスプーンでも切れてしまうほど柔らかい肉でした。かなり美味しかったのでこれもお勧め!

 B-1
 最大斜度24度 平均斜度17度 距離1390m
 
さて続いて第二ゴンドラのエリアにやってきました。
ここまで結構な時間を費やしていたのでこの先まだまだコースが沢山あるので回りきれるかな??

ここB-1コースは何故か雪質が違うんですね。Aコースエリアはやや重かったんですがこちらに移ってきたら軽いんです。ちょっとビックリ!

B-1コースは尾根の中斜面です。
コース幅もワイドでありかなり飛ばすことができました。また眼下には北上市内も眺めることができ圧迫感がない快適なコースとなっています。

コース終点が第二ゴンドラであり、繰り返して滑るには最適なコースです。

朝一で第一ゴンドラを利用し、日中は第二ゴンドラを中心に利用するのがベストでしょう。
第一に比べて待ち時間もかなり少ないです。

※ 動画は写真をクリック

 B-2
 最大斜度33度 平均斜度17度 距離720m
B-1コースの中間部分から枝分かれするのが非圧雪バーンのこのB-2コースです。

滑走距離は720mとなっていますが、急斜面の部分は左写真の距離だけであり意外と短いです。

但し難易度は高く短くとも気が抜けないコースとなっています。

こちらも滑走者が少ないのでコブ斜面とはなっていません。

 B-3
 最大斜度36度 平均斜度13度 距離600m
夏油高原において最大斜度を誇るB-3コースです。

林間の急斜面。滑走者はほとんどおらず荒れっぱなしのコースとなっています。

やはり急斜面部分は比較的短い距離でありチャレンジングバーンとはちょっと違うコースですね。

コース終盤でC-1とC-2コースも枝分かれしており技量によって使い分けるといいでしょう。

 C-4
 最大斜度20度 平均斜度11度 距離1570m
第二ゴンドラ降車後に大きく回り込む尾根の緩斜面です。

林間の緩斜面は緩急を繰り返し単なる緩斜面でもないので意外に楽しめるコースとなっています。

但し最下部になると急激に斜度がなくなってしまうのでスケーティングを要求されてしまうのがこのコースの最大の難点ではないでしょうか?


 C-2
 最大斜度22度 平均斜度18度 距離970m
ここ夏油高原はリフトの数が非常に少ないスキー場なんですね。

ゴンドラ2基にクワッド1、ペア2のみなんですね。逆にいうと非常に効率のいいリフト配置となっているスキー場なんです。

ここC-2コースはその唯一のクワッドリフトを利用して滑る中急斜面です。
SAJ公認のGS、SLコースでもあり適度な距離と斜度は何度滑っても飽きが来ないコースですね。

またコースが素直でありほぼストレート。ネジレや棚もないので本気で滑りこむには最適なコースといえるでしょう。

※ 動画は写真をクリック

 C-3
 最大斜度25度 平均斜度17度 距離1000m
C-2コース同様の尾根の中急斜面です。

こちらのコースはやや荒れ気味でした。
C-2コースに比べ片斜面部分もあり違う意味で変化を楽しむコースではないでしょうか?

またコース幅はワイドであり滑走者も少なめですね。

 C-5
 最大斜度34度 平均斜度21度 距離330m
C-4コースから枝分かれする急斜面です。
斜度こそB-3コースに劣るものの難易度はこちらの方が上手ではないでしょうか?

ほぼ均一な斜度は一度転ぶとかなりの距離を滑落する恐れもあります。

また標高はやや低いため雪質も上部に比べ重めであり、それも難易度を増しているようです。

夏油高原のチャレンジングバーンはこのC-5となります。

駐車場・その他
駐車場は珍しく、センター前のみが土日祝500円
それ以外の場所は無料となっています。
頻繁に車に行き来する以外は無料の駐車場を利用しましょう。
また冒頭でも書きましたが、意外と市街地から奥に入ったスキー場です。運転に不安がある来場者北上駅からシャトルバス(大人300円)もありますのでこちらを利用するのもいいかもしれませんね。