阿仁スキー場
秋田県北秋田市阿仁高津森    TEL 0186-82-3311   公式サイト
基本データ
 規模 中規模
 コース数/リフト数 コース4/G1、W2
 Top−Baes (標高差) 1200m-537m(663m)
 最大滑走距離/最大斜度 4400m/28度
 主体コース 中斜面
当日データ 2008/12/30(火)
 天候 曇り
 積雪量 110cm
 雪質 パウダー
 混雑/リフト待ち 特に無し/待ちなし
 アクセス道路状況 全行程圧雪
スキー場ミシュラン (1〜40★・41〜50★★・51〜60★★★・61〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 リフト代 アクセス 駐車場 キャスト 合計
面積
(8)
急斜面
(8)
中斜面
(8)
緩斜面
(8)
コース幅
(7)
連続
滑走
(7)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(7)
配置

(3)
待ち
時間
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
1日券
(3)
ICの距離
除雪状況
(5)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
100
4 2 8 4 4 6 7 4 4 4 2 4 2 2 2 2 1 3 2 67

どんなスキー場?
かつてはスキー王国西武グループの一員でしたが、現在は「ウインターガーデン・リゾーツ」が運営しているスキー場です。
しかしながらこの運営も順調とはいかず同社から地元に対し撤退したいとの打診が入っているようであるが税金を注入して2009年度の営業はなんとか保ったようである。
今回筆者が来場した時も「なんでこんな山の奥にスキー場を作るのか?」と思ったぐらいであり通常のスキー客は先ず近寄らないエリアでしょう。
またその反面ゲレンデはそんな距離を通い詰めたものだけが味わえる素晴らしい景色と滑走充実度の高いコースが待っています。
山形蔵王でも有名な樹氷は規模こそ小さいものの厳冬期にはその姿を現してくれ、いくつ物表情で来場者を楽しませてくれる事でしょう。
また滑走コースは中斜面が主体。どのコースについても整備が整っておりロング滑走の醍醐味が十分に楽しめる内容です。
また特記したいのがその雪質の良さではないでしょうか?
北東北の内陸部に位置したこのスキー場はサラサラのパウダースノーが降るエリアでありその恩恵に遭遇する事もそう珍しいことではないでしょう。
ともあれこの先の動向に注目したいスキー場です。

 樹氷の間からゴンドラ
阿仁スキー場の売りの一つに樹氷があります。
樹氷と言えば山形蔵王がやはり有名ですが、ここ阿仁でも規模こそ小さいもののその奇妙なアイスモンスターを見ることができます。

来場は12月でありまだまだその姿はやせ細っていましたが、1月中旬からは大きくなった樹氷を見ることができるでしょう。

 サンシャインコース
 最大斜度18度 平均斜度14度 距離1100m
 

先ずは見て下さい。

素晴らしい景色と素直な中斜面。雪質は最高であり滑走者が少ない。こんな斜面と環境はそう有るもんじゃないです。

このコースはゴンドラ降車後からスタートする上部のコースですが、ここ阿仁スキー場の看板コースとなっています。コース整備も非常に丁寧であり気を遣うところもありませんね。

小回りなんてしてはいけません、大回りでドーンと飛ばしましょう。(笑)

レベルと問わず本当に滑走する楽しみを与えてくれるコースです。

*動画は画像をクリック


 第2ロマンスリフト
サンシャインコースに架かるペアリフトです。
ほぼ真っすぐに伸びたペアリフトは993mありこの距離の標高差をダイレクトに滑ることができます。

またこのペアリフトは霧氷の木々の間を通過するリフトであり乗っているだけで雪の花が咲いた林を進むかのような錯覚を覚えるリフトですね。
これだけの内容なのに、また年末の休暇中なのに筆者の前にボーダー2名。
それ以外の乗客は居ないなんて信じられない光景ですね。

 パラダイスコース
 最大斜度25度 平均斜度12度 距離2800m
 

ゴンドラからの下山コースとなります。

コース前半は中斜面、後半は斜度がなくなってしまう緩斜面であり再度中斜面へと変化するコースです。

途中未圧雪のチャレンジコースと分岐しますが、レベルに応じてコースを選択できるので安心です。

またこのコース上部には蔵王で有名な樹氷を見ることもできますので景色を堪能してから滑り出すのもいいですね。

ガツガツしないでのんびり滑るにはまさにうってつけのコースと言えるでしょう。

*動画は画像をクリック


 チャレンジコース
 最大斜度28度 平均斜度12度 距離850m
 

パノラマコースから途中枝分かれしている未圧雪の急斜面です。

急斜面と言っても極端な斜度ではありませんので中級レベルの滑走者でも十分に滑る事はできます。

コースは一端パノラマコースと合流しますが、再度分岐しています。

未圧雪のコースではありますが、滑走者もさほど多くなく、コブ斜面になることはあまり考えられないです。

降雪後はまさに深雪ゾーンとなる部分なのでパウダー大好き滑走者は朝一このコースを目指すことをお勧めします。


スキー場のセンターハウスはゴンドラの建屋と同居しています。
ゴンドラ乗り場は2階、センター機能は1階に集約されています。

プリンス時代の名残でしょうか?「レストランアリエスカ」で利用されている座席の配置ですね。

何故か安心してしまうのは私だけ?

画像が小さいので。
カレー700円、カツカレー900円、みそラーメン900円
しょうが焼定食1000円などなど。目新しいメニューは無かったかな?
秋田だから「マタギ丼」とか「キリタンポ鍋」とかあってもよさそう〜

 パラダイスコースに架かるロープトウ 

パラダイスコース中間部に設置されているロープトウです。

このパラダイスコースは中間部で全く斜度がなくなってしまい特にスノーボーダーの難所となっています。

そこでこのシュレップリフトの設置により徒歩での移動を最小限にしています。

蔵王の樹氷原コースでも欲しいですね。


 らくらくコース
 最大斜度28度 平均斜度12度 距離850m
 
パラダイスコースの下部、月の輪コースを迂回する細いコースとなっています。

このコースがあるために初級者でもゴンドラ山頂からの滑走ができるわけですね。

林間のやや幅の狭いコースとなっていますが斜度はかなり緩く危険度合いもすくないですね。

 月の輪コース
 最大斜度28度 平均斜度12度 距離1200m
 

スキー場ベースに位置するややきつめの中斜面です。

上部に比べやや雪質は劣るものの、複雑な地形を滑走するコースなのでコース取りが多彩であり楽しめる部分であります。

また専用のペアリフトも架かっていますので山頂で十分滑走した後最後の締めで滑るのがいいですね。

尚、スキー場最大斜度を持つコースでもあります。


駐車場・その他
駐車スペースは800台。
料金は無料となっています。除雪状況は問題がなく気軽に車を停めることができます。またよほどのことが無い限り満車になることはないと思われます。

アクセスについては冒頭でも書きかましたが、秋田駅からは93kmも離れており2時間以上は掛る距離ですね。
また国道105号線以降の道は山岳路となっていて勾配もきつく気軽な運転で到着とはいかないです。

ともあれアクセス面で非常に厄介な場所にあるため行きづらいスキー場となってしまっています。