奥中山高原スキー場
I岩手県二戸郡一戸町奥中山西田子662-1 TEL 0195-35-3131  公式サイト
基本データ
 規模 中規模
 コース数/リフト数 コース10/W5
 Top−Baes (標高差) 1018m-650m(368m)
 最大滑走距離/最大斜度 2000m/30度
 主体コース 中緩斜面
当日データ 2008/12/29(月)
 天候 曇り時々晴れ
 積雪量 80cm
 雪質 パウダー
 混雑/リフト待ち 特に無し/待ちなし
 アクセス道路状況 一部圧雪
スキー場ミシュラン (1〜40★・41〜50★★・51〜60★★★・61〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 リフト代 アクセス 駐車場 キャスト 合計
面積
(8)
急斜面
(8)
中斜面
(8)
緩斜面
(8)
コース幅
(7)
連続
滑走
(7)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(7)
配置

(3)
待ち
時間
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
1日券
(3)
ICの距離
除雪状況
(5)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
100
3 4 6 6 5 3 5 2 4 3 2 5 3 2 3 3 2 2 3 66

どんなスキー場?
岩手県の北部、盛岡から二戸へ抜ける国道4号線から少し入った位置にある中規模スキー場です。
来場までの知識がほとんどなく小さなロコスキー場だと決めつけて足を踏み入れた途端その思いは大きく違っていたことに驚かされます。
きちんとしたスキーセンターの存在、またコースが10コース、リフトも5本という内容は首都圏エリアにあれば間違いなくメジャー級規模。
またスキー場自体が空いてるんですね〜
このエリアは安比高原を筆頭に八幡平や岩手高原、ちょっと足を伸ばせば雫石やたざわ湖なんかも十分に日帰り圏内なんでスキーヤー、ボーダーともにそちらへ流れてしまうんでしょうね。
でもここ奥中山高原はリフト1日券3000円、半日券はなんと1500円(1日券の半額なんて今では考えられないです)で楽しめるんでこれは地元民の強い味方になるスキー場なんですけどね。なぜか来場者が少ない。

またコースバランスが非常に多彩なのもこのスキー場を評価できるポイントではないでしょうか?
深雪急斜面のつばめコース、フラット中斜面の山彦コース、ワイドな一枚バーンの緩斜面こぐまコースとどんな滑走者も受け入れてくれる懐の広さを感じてしまいます。
北東北にはまだまだこんないいスキー場が残されているなんて侮れないですね〜

 スキー場全景
朝一のスキー場ベースからの眺めです。
そらはどんよりとして今にもゆきが落ちてきそうな雰囲気ですね。
初めて来場したこのスキー場はご覧のように奥に適度な斜度をもったコースが控えています。

あさが早いとはいえ営業中のゲレンデ内には人の姿が見えませんね。
流石にロコスキー場、出だしは皆さんゆっくりです。

 こぐまコース
 最大斜度10度 平均斜度8度 距離600m
リフト運行は下部からスタートしてますので、足慣らしにベースのこぐまコースから滑り始めます。
微妙なウエーブをもった一枚バーンです。
斜度は緩いものの板が完全に止まるようなコースではなく、初心者でも練習になる斜度感だと思います。
コース幅もワイドであり、沢山の滑走者がいても危険感が出るようなコースではありません。
初級者にはお勧めできる緩斜面ですね。

※ 動画は写真をクリック

 はやぶさコース
 最大斜度28度 平均斜度20度 距離1200m
時間が経過して上部リフトが運行されましたのでスキー場のトップに上がってきました。
眺望がすこぶるいいコースですね〜
しばし下界の街並みを眺めてしまいます。

さてコ^−スは前半がややタイトな尾根コース、滑走者が多い時には確実にコブ斜面に代わる内容です。
中間から未圧雪コースと圧雪コースの二手に分かれる中斜面、そして下部で合流して第4リフトまで至る1200mとなっています。
変化に富んでおり雪質バツグンのコースは上級者のみならず中級者でも満足度の高いコースといえるでしょう。

※ 動画は写真をクリック

 つばめコース
 最大斜度30度 平均斜度25度 距離300m
こちらははやぶさコース途中から枝分かれして入り込む未圧雪の急斜面です。
圧雪は常に行われず降雪後はパウダージャンキーがこぞって突入しるコースです。
来場時の前日も降雪がありフカフカの新雪を官能できる状態となっていました。
ご覧のように非常に素直なバーンであり、距離こそ短いものの中級者にも是非チャレンジしてもらいたいコースですね。

 こなゆきコース
 最大斜度28度 平均斜度13度 距離1000m
こちらはいっそう滑走者が少ない「こなゆきコース」です。
第六リフトに沿った約1000mのコースは適度なコース幅もありロング滑走には最適なコースといえるでしょう。
やや斜度が緩いのが難点かな?(決してタラタラの緩斜面ではありません)

※ 動画は写真をクリック

到着時このセンターハウスが見えた時「あれ?ロコじゃない」と即ピンときました。
決して大きな建物ではありませんが機能的ですね。
ゲレ食は麺類が充実しています。
「塩ゆずラーメン」と「カツカレー定食」どちらも他のスキー場ではあまりお目にかからない食べ物ですね。
特にカツカレーを定食にするなんて普通考えないですね。
本日は先に向かうスキー場が一ヶ所だけなんで食事をしてから向かうことにしました。
なぜか注文したのが和牛チャーシュー麺700円。
塩ゆずラーメンにしとけば良かった〜
お味は普通のチャーシュー麺でした。
お値段は安めです。

 やまばとコース
 最大斜度30度 平均斜度18度 距離500m
こちらのコースは中斜面の未圧雪コース「やまばとコース」です。
さらさらの雪でさほど深くはないので中級者でも十分にオフピステが楽しめるコースとなっています。
全体的に雪の量がもう一息でしょうか、所々木の枝が出ている部分がありますが、滑走にはほとんど影響はありません。
第六リフトを使って整地のこなゆきコースと交互に滑るとアクセントになって一層楽しめることでしょう。

 ぶなの木コース
 最大斜度25度 平均斜度20度 距離200m
こちら「ぶなの木コース」は本来コースと呼べるかが疑問なんですが、ここも未圧雪の深雪コースとなっています。
但しスキー場最上部にあたるコースなんで雪質は最高であり本来は繰り返して滑走したいところですね。
但し、リフトは長い第四リフトを利用しないと行けないので何本もというわけにはいかないでしょう。

立ち木の霧氷が綺麗ですね〜

 山彦コース
 最大斜度20度 平均斜度15度 距離1000m
ここ奥中山高原のメインコースとも言える「山彦コース」です。
第三リフト降車後はやや細めの中斜面、中間からグッとワイドなコース幅になりリフト乗り場手前ではその幅もさらにワイドとなります。
滑っていて本当に気持ちがいいコースです。

前半の細い部分は小回りで他の滑走者を避けながら、ワイドバーンに変化した後は大回りで滑る、そんな滑り方が適しているのかな?

筆者お気に入りのコースとなりました。

※ 動画は写真をクリック

 しらかばコース
 最大斜度27度 平均斜度13度 距離700m
山彦コースから途中枝分かれするコースですが、はやぶさコース下部への連絡的役割しかもっていないコースです。
迂回なのかとも思うのですが、ご覧のように前半は未圧雪であり初級者にはかなり辛い部分でコースの存在があまりないのではないでしょうか?

山彦の最後の急な部分を迂回するのであればもう少し斜度を考えたコースにすべきでありきちんと圧雪することをお願いしたいですね。

 かもしかコース
 最大斜度20度 平均斜度12度 距離900m
ベース付近の緩斜面です。
林を隔ててこぐまコースと分かれていますが内容はほとんど一緒です。
但しこぐまコースのようなウエーブはなくほぼフラットな状態が900m続く初心者にはうれしいコースではないでしょうか?

なぜか左の林を境に空いてるんですよね。

※ 動画は写真をクリック

 ビギナーコース
 最大斜度10度 平均斜度10度 距離600m
いや〜もったいないというか、なぜ誰も滑っていないのかが疑問のビギナーコースです。
写真の撮影は11:00を回っていたと思うんですが、左写真のような状態が続いていました。
また最下部でありながら新雪が降ったせいか非常に雪質も良く北東北、岩手の底力を感じますね〜(なんのこっちゃ?)

駐車場・その他
駐車場は大型のものがあり満車の心配はないでしょう。
左写真は帰りの時ですが結構な数が停まっていた割に滑走者が少ないんですね。なんでだろう?

また第一リフト下には「朝朱の湯」、センターハウスには「煌星の湯」もありアフタースキーも楽しめるところなんです。
こんないいスキー場がロコとはもったいないですね。