丸沼高原スキー場
群馬県利根郡片品村東小川4658-58  TEL 0278-58-2211   公式サイト
基本データ
 規模 中規模
 コース数/リフト数 コース13/G1、W8、S1
 Top−Baes (標高差) 2000m-1390m(610m)
 最大滑走距離/最大斜度 4000m/32度
 主体コース 中斜面
当日データ 2008/12/13(土)
 天候 晴れ
 積雪量 80cm
 雪質 アイスバーン
 混雑/リフト待ち 全コース混雑/ゴンドラ30分
 アクセス道路状況 ほぼ全行程ドライ
スキー場ミシュラン (1〜40★・41〜50★★・51〜60★★★・61〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 リフト代 アクセス 駐車場 キャスト 合計
面積
(8)
急斜面
(8)
中斜面
(8)
緩斜面
(8)
コース幅
(7)
連続
滑走
(7)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(7)
配置

(3)
待ち
時間
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
1日券
(3)
ICの距離
除雪状況
(5)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
100
6 6 6 7 6 5 5 3 1 5 2 1 3 1 2 1 2 2 2 68

どんなスキー場?
群馬県北部、栃木県との県境にある中規模スキー場です。
このスキー場の特徴は何と言ってもゲレンデトップの標高が2000mという高さにあると思います。その高さの恩恵でサラサラの粉雪が降ってくれることにつきるでしょう。っとまぁ〜ここまではよくあるゲレンデガイド等の一般的なコメントですね。
じゃ〜実際は?
このスキー場の特徴はシーズン初めの雪作りの定評なんです。
他のスキー場はオープンの速さやゲレンデ滑走距離の長さばかり競いがちなんですが一旦その競争も終わると自然降雪があるまで雪づくりの手を休めちゃうんですよね。しかしながらこの丸沼は一本オープンさせてまた次のコースへと着手するスタンスには頭が下がります。
よって暖冬のシーズン当初でも圧倒的な規模での営業が続けられる訳ですね。
筆者も今回の来場先に色々と悩んだんですが、昨今とんと降雪がないので結局ここ丸沼行きに決定したわけです。
但しいいことばかりではありません。そんな定評があるスキー場ですからシーズン当初はその混雑もかなりひどい状態です。
今回も朝のリフト券購入の列はスキーセンターを飛び出しゲレンデ方面へ伸びており、ゴンドラ待ちの列も最長はセンターハウス正面まで到達する大混雑でした。
この混雑は他のスキー場から見れば非常に羨ましい光景何でしょうね。
不景気とは無縁の丸沼を垣間見たしだいです。

道路状況
スキー場到着は午前8時頃です。
アクセスの国道120号線はほぼドライ状態で運転には全く気を使うところはありませんでした。
但し標高の高いスキー場に来ると片側の路面はカチカチに凍りついていて朝の早い時間はスリップに注意が必要な状況となっていました。

一旦溶けても再度凍りつくので滑りどめは必携ですね。
確認したところ、来場している車のほぼ全てがスタッドレスタイヤを装着していてその辺の対応は完璧だったようです。

 チケット売り場
さてさて冒頭にも書かさせていただきましたが、朝のセンターハウスは大変な混雑です。
あまり見かけないんですが今回はその列が外にまで出てきてしまっていました。
現金で購入する客には自販機のようなものがあれば効率は上がるんですけどね。

また今回思ったのが来場者の数に対してスキーセンターが小さいですね。
あまりお金はかけられないと思うけど、ゴンドラ駅舎との連結する増設が望まれますね。

 イエローコース
 最大斜度15度 平均斜度11度 距離400m
さてようやくリフト券を購入してゲレンデに出てきました。
左写真はベースのイエローコースとなります。
リフトの右側は芝生が出ていて滑走することはできません(毎年のことですが)
滑走コースの幅は十分であり人工降雪機特有の硬めの雪は高速コースへと仕上がっていました。
夏場にはサマーゲレンデとなるこのコースは無論石や土の露出もなくマテリアルの傷をきにすることなく滑走を楽しめるコースです。

気になるリフト待ちは長くて10分程度と、予想していたほどではありませんでした。

 バイオレットコース
 最大斜度17度 平均斜度13度 距離621m
イエローコースを2、3本滑った後はメインとなるここバイオレットコースに上がってきました。
写真は午後の撮影ですが、朝方は分厚いガスに覆われていてとても大回りできる状態ではありませんでしたが、徐々にそのガスも晴れてご覧のような青空が広がった次第です。
こちらも雪質は硬めですね〜
両サイドにはパサパサのザラメ状の雪が溜まっていて足を取られる状況となっていました。

しかしながら午後気温も上がり始めそんな雪が少し解けれてくれたので幾分エッジのかかりが良くなったようです。

人気コースとあってコース的には一番混雑していたかな?

 コバルトコース
 最大斜度15度 平均斜度10度 距離325m
続いてこちらはコバルトコースです。
距離は極々短いんですが、基礎系スキーヤーの講習会が盛んに行われているエリアです。

このエリアは比較的にスキーヤーの数が多いんですが、ゴンドラの最上部や下部のイエローコースはボーダーが多いんですね。
なんとなく住みわけができてるのかな?

何本か滑った後早めのお昼としました。
上の写真は下部レストラン「プラトー」のメニューです。
カレーのトッピングで工夫していますね。
確かお味は普通のゲレ食カレーだったかな?
プラトーがかなり混んでいたので食事は中間部にある「とんふぁん」で取りました。
チャーシュウメンとラーメンの値段が同じとは納得できんな〜(笑)
やや高めの値段設定ですね。
こちらは今期初導入のオートゲートです。
今までより感度がかなり高くICカードをセンサーにぴったりつけなくても反応してくれます。でもゲートの先が混んでいるとき近づくとセンサーが反応してしまい開いてしまうことがありました。またこのゲートの導入には不正防止の意味もかなりあるようです。

 ゴールドコース
 最大斜度28度 平均斜度24度 距離420m
さぁお昼も済んだことだし上部のコースへと移動したいと思います。

やってきたのはここゴールドコースです。
丸沼唯一のシングルリフトに乗って来た場所は他のコースと違い明らかに雪質がいいんですね。これは天然雪です。
まら柔らかい分小さなコブが育っています。
滑走者も少ないんでかなり滑りやすい場所となっていました。
今回のベストコンディションはここゴールドコースに間違いなしです。

但し積雪量自体は決して多くはないのでコブの底がやや怪しい場所もありましたのでニューマテリアルでの滑走は控えた方がいいでしょう。

 グリーンコース
 最大斜度17度 平均斜度12度 距離669m
コバルトコースから下部に広がるグリーンコースです。
基本的に関斜面ですが、滑走者も程度な多さで納まっているのでおおまわりでの滑走が楽しめるコースです。

雪質は日当たりがいい分午後からは柔らかい状態となりエッジの利きも気持ちいいものになっていました。

人工降雪機のコースではありますがコース幅も十分にあり石や土の露出もありませんでした。

 からくらコース
 最大斜度23度 平均斜度9度 距離1100m
さてゴンドラの列をちょくちょく確認しに下部まで下りて来るんですがなかなか短くならないんですよね。でもそんな中お昼頃にやや短くなったので間髪入れず乗っちゃいました。
ここゴンドラから滑走できるコースは1本(コース名は2つです)
今日からオープンしたばかりで雪の確保が大変だったんでしょうね。
林間のからくらコースはほとんどがボードの滑走者ばかりです。斜度が非常に緩いんでスピードは出にくいんですがみんなのんびり滑っていますね。
でも注意しないといけないのが石が所々転がっていることなんです。
筆者もやってしまいました。急にブレーキがかかる嫌な感じ。
ストップしてソールを見たとたんガーン!!!
深くはありませんがしっかりと長〜い傷が入ってるじゃありませんか!
あれほど注意していたのに(泣)
やっぱり去年の板で来れば良かったと今になっては無意味な反省・・・。

 ローズコース
 最大斜度33度 平均斜度15度 距離1240m
板の傷でややブルーな気持ちでここローズコースに入ってきました。
ここは左写真にもあるように谷戸(やと)のような切り開いたコースで常に日陰になるコースです。
いつもアイスバーンなっているイメージしかありませんが今回もアイスバーンが待ち受けていました。
ゴンドラに何気なく乗ってしまった初心者も下山するのはここしかなくかなり立ち止っている方の姿が見受けられましたが危険な状態ですね。
ゴンドラの乗車口に何か初心者下山コースはありません的な案内が必要でしょうね。

 ブルーコース
 最大斜度13度 平均斜度9度 距離648m
さて最後に残されたのはこのブルーコースです。
専用のペアリフトが架かった緩斜面で他のコースとは完全に分離されていて初級者が安心して滑走できる場所となっていました。
ハイシーズンはスキー専用となるコースもこの時期はボードの滑走もOK
となっておりました。

このコースは混雑もなく、その意味ではストレスを感じさせないエリアです。

今回の丸沼は期待通りの広いエリアと混雑でしたが、人気という点ではやっぱりこのシーズンナンバーワンでしょうね。

駐車場・その他
今回の来場は朝8時でしたが、その時点ではセンターハウス前のスペースは満車となっていました。
遅くとも7時前に着かないと停められないようですね。
8時台では第二駐車場の8列目あたりでした。また遅くに到着するとかなり離れた第三駐車場に案内されていて無料ではありますが、シャトルバスの利用を余儀なくされてしまいます。
やはり到着は8時までにしたいですね。
一方駐車場は無料となっています。私のように1人での来場者には非常にありがたいです。
栃木方面からの金精峠は12/25まで通行が可能のようで東北道が近い方にはそちらからのアクセスも考えてもいいかもしれませんね。但し標高の高い山岳路ですので降雪があった場合は関越道廻りでアクセスした方がいいでしょう。