ナクア白神スキーリゾート
青森県西津軽郡鰺ヶ沢町鰺ヶ沢高原  TEL 0173-72-1011   公式サイト
基本データ
 規模 大規模
 コース数/リフト数 コース11/G1,Q2,W2
 Top−Baes (標高差) 921m-396m(525m)
 最大滑走距離/最大斜度 3400m/30度
 主体コース 緩斜面
当日データ 2008/2/22(金)
 天候 曇り
 積雪量 190cm
 雪質 パウダー
 混雑/リフト待ち 特に無し/ゴンドラに10分程度
 アクセス道路状況 全行程圧雪
スキー場ミシュラン (1〜40★・41〜50★★・51〜60★★★・61〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 リフト代 アクセス 駐車場 キャスト 合計
面積
(8)
急斜面
(8)
中斜面
(8)
緩斜面
(8)
コース幅
(7)
連続
滑走
(7)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(7)
配置

(3)
待ち
時間
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
1日券
(3)
ICの距離
除雪状況
(5)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
100
6 1 3 8 4 5 6 4 3 5 3 2 3 3 3 2 1 3 3 68

どんなスキー場?
青森の名峰岩木山の北斜面に広がる緩斜面主体の大規模スキー場である。2008年営業までは「鯵ヶ沢スキー場」としてプリンスでの経営となっていたが、シーズンオフから「ナクア白神スキーリゾート」として再スタートをきった。営業的には今までのプリンスの流れを引き継ぐようになっていてホテル経営、スキー場の経営が一体となっておりコンセプトはリゾートとしての資質は非常に買うがいかんせ、地理的問題が大きく、首都圏からの利用客を呼び辛い経営は今後も続くであろう。
一方コース的には緩斜面の線的要素のコースが非常に多く、ファミリー向けスキー場と言えるであろう。ガツガツ滑るのではなく優雅な休日を過ごすのには最適なスキー場ではないであろうか?
足跡
百沢スキー場を後に今回ラストの来場となる鯵ヶ沢スキー場に向けて車を出発させた。ここで今回の一番のトラブルが発生。 百沢スキー場を出た後、岩木山周回道路を本来左側に進むところカーナビは右へ誘導している。 ここで変だと気付くべきであったが筆者は何の懸念も抱かずカーナビ通りに車を走らせてしまった。始めは道路の除雪状況も良く、アップダウンもなく快適な運転であったが行けども行けどもスキー場が見えない。そのうち道は冬季通行止めとなってしまった。元へ戻るにも相当な距離を走ってしまい引き返すのは困難。今度は鯵ヶ沢市街地まで一端出てそれからスキー場へと車を走らせました。到着はなんとリフトが止まる1時間前でした。 小さなスキー場ならこの残り時間でも全コースを回ることは可能ですが、全11コースで殆どがロングコースのこのスキー場,もう主要コースのみの滑走で諦めた次第です。残念!やはり頼りになるのは紙の地図なのかな?

 フォレストコース
 最大斜度18度 平均斜度10度 距離1170m

時間がないので先ずはメインのゴンドラに乗車。しかしながら乗車までが意外に混雑していてすんなり乗り込めない。この期に及んでまだ手間取るとは・・・
なんとか乗車して3000m弱を一気にトップまで駆け上がった。
コースを選んでいる暇もなくフォレストコースを一気に下る。
コース内容は一部中斜面はあるものの緩斜面主体であり本来ならばのんびり大回りで滑走するに適したコースと言えよう。
初級者でもスキー場トップからの滑走が十分に可能でありロング滑走の醍醐味が味わえるコースとなっている。

 パノラマコース
 最大斜度17度 平均斜度13度 距離500m
 (数値は体感)

2本目のゴンドラで次はパノラマコースを滑走してみました。
出だしは片斜面のやや滑りにくい中斜面。
ネジレの部分もやや長い距離であり滑走しても一定のリズムでターンができず楽しい内容のコースではなかった。
途中よりパラダイスコースへと枝分かれしておりそちらに逃げる方が得策かもしれない。
繰り返し滑走するコースと言うよりも連絡路的要素の強いコースである。

 シーライン
 最大斜度13度 平均斜度10度 距離600m
 (数値は体感)

ゲレンデ下部に位置するこのコースはゴンドラ側のゲレンデから第一高速リフト側への移動の際に必ず利用するコースである。
専用リフトが無く繰り返しての滑走は困難を極めるがコースからの眺望は非常に優れていて日本海も眺められるビューポイントにはしばし見とれるほどでありました。

コース内容は緩斜面の林間コースであり難易度も高くなくどんなレベルの滑走者にも行き来は楽です。

 パラダイスコース
 最大斜度24度 平均斜度11度 距離1800m

第1高速リフトを利用するメインゲレンデ中緩斜面のミックスであり雪質が非常に良いことに驚かされました。
滑走者も非常に少なく思い通りのラインで大回りが堪能できるコースです。
当スキー場では一押しのコースではないでしょうか?

 サンセットライン
 最大斜度23度 平均斜度12度 距離2000m

眺望の良いロングな中斜面です。
このコース上部に掛る第一ロマンスリフトは団体や大会が開催されるときに運航するようで普段は停止されていてこのコースを滑走するにはゴンドラを利用する以外に滑り込むことができない。緩急のコース変化があり楽しいコースなのであるが、非常勿体ない内容であります。

経営がプリンスからナクアに移ったことにより是非とも運航していただきたいものである。


 リゾートホテル

来場時は鰺ヶ沢プリンスホテルでしたが、現在はナクアリゾートホテルという名前に変更されています。
決して苗場のような巨大なホテルではありませんが機能的なリゾートホテルであり、ギスギスしていないところは好感が持てます。
サービス内容は経営が変わってしまっているので全くの未知数ではあるが、それなりの期待は十分に抱いて構わないでしょうね。

 ホテル内

こちらはホテルの内部です。
やはりスキーブーツでの歩行はやめた方がよさそうです。

結局17:00ギリギリまで滑ってしまい、レンターカーの返却時間19:00まで2時間余りとなってしまいました。
それからは猛スピードで車を走らせたのですがここでまた地方には珍しい渋滞に捕まってしまいヒヤヒヤはらはら、なんとか19:00ジャストで青森駅まで戻ってくることができました。
やはり事前の下調べは非常に重要だということをつくづく思い知らされたツアーでした。

今回の青森スキーツアーでの収穫は好天に恵まれたことと、やはり北上することによって標高は低いものの雪質が非常に良好であることが実感できたことでしょうか?
北東北は穴場ですし、利用の仕方によっては非常に安価で来場することができます。(高速バスは往復1万円)是非ともお勧めしたいスキー場ばかりでした。