大鰐温泉スキー場
青森県南津軽郡大鰐町大字虹貝字清川48-1 TEL 0172-47-6800   公式サイト
基本データ
 規模 大規模
 コース数/リフト数 コース20/G1,W6,S1
 Top−Baes (標高差) 709m-100m(609m)
 最大滑走距離/最大斜度 6500m/34度 (神沢バーン)
 主体コース オールラウンド
当日データ 2008/2/10(日)
 天候 曇り
 積雪量 130cm
 雪質 重い湿雪
 混雑/リフト待ち ラバーズラインに混雑/ゴンドラに最大10分
 アクセス道路状況 全行程圧雪
スキー場ミシュラン (1〜40★・41〜50★★・51〜60★★★・61〜80★★★★・81〜100★★★★★)  ★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 リフト代 アクセス 駐車場 キャスト 合計
面積
(8)
急斜面
(8)
中斜面
(8)
緩斜面
(8)
コース幅
(7)
連続
滑走
(7)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(7)
配置

(3)
待ち
時間
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
1日券
(3)
ICの距離
除雪状況
(5)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
100
6 6 4 6 5 5 3 2 3 4 2 2 2 3 2 2 4 3 2 66

どんなスキー場?
青森県最大級のスキー場であり、各レベルにあったコースが揃った滑走充実感の高いスキー場です。
2008シーズンはギリギリまで営業するかできないかが市議会で大もめし、ようやくオープンにこぎつけた経緯がある。
比較的滑走者も多いあじゃらエリアと閑散としてちょっと雰囲気が暗い国際エリアが上部コースで繋がっていて一日居ても飽きの来ないコース数の多さはツアー的雰囲気さえ味わえます。
青森という立地でかなり損をしているスキー場であるが、首都圏エリアにこのスキー場があったら間違いなくメジャー級。
なんとか来期も全面での営業を続けてもらいたいものである。
足跡
昨日七戸町民スキー場から戻ったのが20:00過ぎであったがホテルの場所も比較的に簡単に分り夜行バスとスキーの疲れで早々に寝てしまった。
本日の第1ヶ所目はここ大鰐スキー場です。青森市内からは東北道を利用し小一時間で到着できました。ただスキー場の案内がやや不明瞭で本来あじゃら高原側に駐車しようと思っていたらなぜか高原エリアについてしまいました。
まぁ〜同じスキー場だからいいかな?おかげで駐車場はガラガラ本当に日曜日のスキー場かな?と思わせる車の数ですね。あまりに少ない来場なのでリフトが部分的に運休してるんじゃないかと思ったぐらいです。

 キャラ

なんていうキャラか分からないけど国際エリアの駐車場でお迎えしてくれるワニです。

ぴ〜す!!!

 I 神沢バーン
 最大斜度34度 平均斜度25度 距離500m

朝一の滑走は国際エリアの神沢バーンからスタートです。
誰も滑っていないんでちょっと不安でしたが、目の前の急斜面をほっぽっといて緩斜面を滑るにはもったいなさ過ぎるので入り込んでみました。

斜面はコブのない未圧雪の急斜面です。雪が重い分難易度はかなり高く滑走性は悪いですね。
それと積雪量が非常に少ないエリアと見えて写真のように『タラの木』が斜面からいきなり飛び出しています。
バラのように鋭いトゲがあってウエアーのパンツなんか一発で切り裂いてくれるのでかなり怖い存在でした。

もう少々雪が多く軽ければ優良なパウダーゾーン間違いないんですが今回はそのような場面には出くわしませんでした。

 K 滝ノ沢ゲレンデ
 最大斜度32度 平均斜度20度 距離350m
 (数値は体感)

次は神沢バーンとはリフトを挟んで反対側となるここ滝ノ沢ゲレンデにやって来ました。
こちらのゲレンデも基本的にオフピステバーンとなっていますが斜度は神沢バーンに比べワンランク緩く、滑走者の滑った後もあり適度な荒れ方でゆとりをもった滑走ができますね。
但しこちらのコースも写真でお分かりのように積雪量は少なめであり、暖冬時期にはどうなってしまうのか少々心配です。

今回は天気がいまいちでありこのコースからの眺望は望めなかったのが残念でした。

 J 前平バーン
 最大斜度34度 平均斜度22度 距離300m
 (数値は体感)

こちらは神沢バーンの上部で枝分かれするコースです。
非常に斜度感があり、滑走後も少なく、降雪後はパウダーゾーンになること間違いなしです。
今回は比較的に気温が高く、完全な湿雪状態であり非常に滑りにくいバーンでした。

国際ファミリーリフト中間駅から乗車でき繰り返しての滑走も楽しめます。
しかしながら国際エリアはほとんど人が居ないですね。

 L ファミリーゲレンデ
 最大斜度12度 平均斜度10度 距離450m
 (数値は体感)

前平バーンの下部に広がる一大緩斜面です。
単なる一枚バーンではなく、適度なウネリをもったコースなので緩斜面ながら一辺倒な滑りだけではなく変化が楽しめるコースです。リフトは国際ファミリーリフトを中間駅で降車することにより、この緩斜面のみを楽しむことができます。

来場時の朝方は誰も滑っていませんでしたが、時間が経つにつれて滑走者も増えてきました。

 L左 大谷バーン
 最大斜度20度 平均斜度12度 距離450m

国際ファミリーリフトを挟んでファミリーゲレンデとはお隣のコースとなります。
基本的にはファミリーゲレンデと大差がない内容であり、あえてコース名を別にする意味が?と感じるのは筆者だけであろうか?
まぁセパレートされているのでポールを張るには好都合かもしれないですね。(但し緩斜面すぎる)

コースはやや右側に傾く片斜面であるが、ターンの強弱を意識するほどではないです。
コース整備もキチンとはいっていて初級者には滑りやすいコースとなっています。

 G ジャイアントスクリーン
 最大斜度34度 平均斜度18度 距離900m

今度は国際エリアからあじゃら高原エリアとやって来ました。
大鰐のメインゲレンデはこのあじゃら高原エリアのようですね。国際エリアとは格段に客数が違いにぎやかなようです。

とはいってもここはジャイアントスクーリーンの最上部です。
このコースは樋状態の未圧雪急斜面。必然と中央にラインができて真中に溝コブが発生しています。
コブが嫌でもどうしてもコブに戻されちゃうのがこのコースの特徴なんでしょうね。
完全にエキスパート専用コースとなっています。

スキーセンターと右のゴンドラ乗り場です。
センターは十分な機能をもっていて必要なものは全てそろっている。
こちらはセンターハウス内のレストランです。
ややすわり心地の悪い丸い椅子と丸テーブル。明るい雰囲気とギチギチに詰め込んでいないスペースはいいですね。
レストランメニューです。
お値段はまぁ〜普通かな?
「大鰐産自然薯とろろ定食」は数量限定!800円

 H ワンダーフィールド
 最大斜度15度 平均斜度12度 距離500m

ジャイアントスクリーンの下部に広がる緩斜面です。
あじゃらエリアのメインコースとなっていて初級者のレッスンも盛んに行われています。
立木をうまく残していてアクセントを作っていて単純になる緩斜面に上手く変化をつけていますね。
第五高速リフトは中間駅でも降車できるようになっていてこの緩斜面のみを滑ることも可能となっています。
質の高い緩斜面ですね。

 B キングスバレー
 最大斜度28度 平均斜度14度 距離3000m

あじゃら高原エリアにはホワイトエンジェルという6人乗りゴンドラが架かっています。
このゴンドラのメインコースがここキングスバレーコースです。
尾根から谷に変化する中斜面でコブも比較的に少なく、中級者には非常に楽しいロングコースとなっています。
また風が強くゴンドラが運休していても2本のリフトがそのコ−スをカバーしていてクローズになることは少なそうですね。
ただ人気コースとなっていてやや滑走者が多いのが難点かな?

 D クイーンズバレー
 最大斜度23度 平均斜度13度 距離1000m
 (数値は体感)

残念ながらガスが濃くなってしまいコースの把握は難しいものになってしまいました。
ややタイトなすり鉢状の中斜面で途中に気楽に休める部分はないと思います。
決して難斜面ではないんですが、後方の滑走者が気になって追いかけられるようなコースであり、気が休まらないコースです。中間より下は緩斜面でありキングスバレーと合流する地点はコース幅も広がり安堵感がありますね。

 C ラバーズライン
 最大斜度15度 平均斜度10度 距離800m

第7ペアリフトを専用で利用できる緩斜面です。
コース幅も適度に広く他のコースとも独立していて上級者の滑走もなくまさに初級者天国となっているコースですね。
コース自体も妙なウネリや落ち込みも無く非常に素直な斜面です。
欲をいえばもう少し斜度があってもいいかな?
なんて思うほどの緩斜面です。
チビッコの姿が多く元気なコースでした。

 A スカイバレー
 最大斜度25度 平均斜度13度 距離400m

山頂ツアーコースからキングスバレーに滑り込むコースです。
距離は短いものの滑走者もあまりいない中斜面であり快適に飛ばすことができます。またスキー場上部に位置するこのコースは雪質も非常によく降雪後はコースサイドに遅くまでパウダーエリアが残されているようです。
但しあまりに快適だからと言ってストレートにキングスバレーに突っ込むと見通しが悪いため事故の危険もあるため注意してください。
中級者に適したコースです。

 M 雨池国際コース
 最大斜度28度 平均斜度17度 距離2100m

結構楽しいスキー場で本日一カ所目ということも忘れて楽しんでしまいました。
後が控えているためあじゃら高原エリアを離れ、また国際エリアへと戻って来ました。
この雨池国際コースは名前の通り、FIS公認の大回転コースとなっています。
難易度はやや低いものの2100mものロングコースは滑走満足度万点の内容です。
コース整備も整っていてまさにハイスピードコースの仕上げとなっていました。
あじゃらエリアに基礎系スキーヤーが少ないと思っていたらこちらに集まっていたんですね。

 P チャンピオンコース
 最大斜度25度 平均斜度15度 距離600m
 (数値は体感)

雨池国際コース下部には、オフピステの馬の背コース、緩斜面のユートピアコース、それと左写真のチャンピオンコースがミツマタに分かれています。
ここチャンピオンコースは大きなウネリをもった整地のコースであり雨池国際コースからストレートに滑りこめる中斜面となっています。
残念ながら専用リフトはかかっておらず数本のリフトを乗り継がなければ滑走することができないため混雑もあまり無いゲレンデとなっています。

駐車場・その他
駐車場はあじゃら高原側に1500台、高原エリア側に1000台のスペースがありキャパは十分です。
アクセスも急激なアップダウンが無く、スキー場までの車の運転は比較的に容易でした。
但し冒頭にも記入しましたが、スキー場案内が不親切であり、行きたい場所に行くのに分かりづらいところは改善する余地はありそうですね。
また今季はなんとか国際アリア、あじゃらエリアで営業にこぎつけたが、市議会では人の多いあじゃらエリアの閉鎖を考えていて国際エリアだけの営業だけになると来場者数は現在の半数以下となることは避けられない見通しですね。
(ゴンドラや大型施設の営業を中止にすることにより経費が大幅に削減できるようです)
来期以降どうなるのか注目しておきたいスキー場です。